060医療裁判(刑事)の最近のブログ記事

司法解剖の遅い開示が医療訴訟の一因 法医学学会で報告(asahi.com 2008年04月27日10時25分 ウェブ魚拓

 その間に、過失の有無を知りたいと強く望む遺族が次第に増え、解剖結果の説明を求めて警察への開示要求や弁護士相談などを試みていた。また解剖経験遺族の54%が「死因について納得できる説明があれば訴訟をしなかった」と答えるなど、開示の遅れが不信を招き、医療訴訟が増える原因となっていた。

 調査を指導した吉田謙一教授は「司法解剖の結果を早く開示することは、類似事故の再発予防など社会的にも極めて重要なのに、貴重な情報が医療現場に還元されずに埋もれ、紛争を促進する結果さえ招いている」としている。

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厚生省の松村元課長、上告棄却 有罪確定へ 薬害エイズ(asahi.com 2008年03月04日17時13分)

 これで、薬害エイズ事件の刑事裁判が全て確定するようです。

 薬害エイズ事件をめぐっては、ミドリ十字の元社長2人の有罪が確定し、別の元社長1人が一審有罪の後に死亡して公訴棄却となった。帝京大の安部英元副学長は一審無罪の後、死亡により公訴が棄却された。今回の決定で、起訴されたすべての被告の司法判断が出そろった。

追記
 No.11 guriさんが判決文サイトを紹介してくれています。

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和歌山県立医大の患者死亡、呼吸器外した医師を不起訴に(2007年12月6日19時41分 読売新聞)

 和歌山県立医科大付属病院紀北分院(和歌山県かつらぎ町妙寺)で男性医師(55)が延命措置中の女性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして、殺人容疑で書類送検された事件で、和歌山地検は6日、「呼吸器を外したことと患者の死亡に因果関係を立証できない」として、医師を嫌疑不十分で不起訴処分にした。
 地検は、専門家の鑑定などから、患者の病状は回復が難しく、呼吸器を外さなくても死亡していた可能性があると判断。加藤朋寛次席検事は「終末期医療の問題ではなく、具体的な事実関係から、殺人の構成要件とはならない」と述べた。

 死期が早まった可能性も理論的には問題になると思いますが、その点を検討したのかどうかは必ずしも明らかではありません。

 検察の消極姿勢の表れと見てよいかと思います。

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医療事故:検事が現場学ぶ研修制度本格化(毎日新聞 2007年9月4日 3時00分 ウェブ魚拓

 検察の医療事故に対するスタンスの一つの表れとして紹介します。

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 場外乱闘掲示板からの転記です。

 場外乱闘に「結果が悪ければ所詮過失じゃないの?」というスレッドが立っています。
 以下は、そのNo.16の私のカキコの転記です。

 大前提を確認します。
 裁判官や検察官は、医療に関する問題について、裁判官や検察官独自の判断だけで結論を出すことはありません。
 傷害罪においても医師の診断書がなければ傷害の存在の認定をしません。
 医療過誤業過事件においても、被疑者または被告人たる医師がやるべきことをやらなかった又はやってはいけないことをした、という別の医師の見解がなければ過失を認定できません。
 民事でも被告医師敗訴のための立証の程度は違うかも知れませんが本質的には同じです。

 つまり、医療事故訴訟は、実質的には医師対医師の争いなのです。

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 こういうことはこそこそとやるから問題になるのです。
 どうせ問題になるのなら思いっきり大きくしてしまったらどうかという提案です。
 まじめな提案ととるか不真面目な提案ととるかはお任せします。

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「死亡と因果関係」と県警が判断 射水病院の呼吸器外し(asahi.com 2007年03月29日11時59分 キャッシュ

 県警は殺人容疑で調べを進め、取り外しの経緯などに関する捜査を事実上終えた。ただ、延命治療中止に関する明確な国の規定や指針はなく、県警と警察庁との協議では「今は捜査が医療現場に立ち入るべきではないのではないか」との意見も出ており、慎重に立件の可否を検討している。
 一方、この問題を契機に、厚生労働省による延命治療中止の指針作りが進み、日本救急医学会が具体的な手順を定めたガイドライン案をまとめるなど、終末期医療のあり方のルール作りが広がっている。

 このあたりがこのニュースのポイントだと思いますが、そうだとするとこのニュースの見出しはポイントを外している気がします。

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筋弛緩剤事件、元主治医の須田セツ子被告が上告(2007年3月9日19時35分 読売新聞)

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懲役1年6カ月に減刑 川崎協同病院事件控訴審判決(asahi.com 2007年02月28日14時01分 キャッシュ
川崎・筋弛緩剤事件、1審を破棄し減刑…東京高裁(2007年2月28日13時56分 読売新聞 キャッシュ
川崎協同病院:筋弛緩剤事件、医師に2審も有罪(毎日新聞 2007年2月28日 13時45分 キャッシュ

 朝日・読売と毎日の見出しのつけ方が逆なのが興味深いところです。

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4歳男児死亡の医療過誤で、金沢大名誉教授に禁固の判決(asahi.com 2007年02月07日11時17分 キャッシュ

 判決によると、村上被告は01年2月、当時非常勤で麻酔科医をしていたこの病院で、男児の右足の整形外科手術後に麻酔をさます際、のどに分泌物がたまっていたことから、気道確保のために気管チューブを挿管。この際、誤って食道に入れたうえ、正しく挿管できたかを確認するなどの注意義務を怠ったため、男児は無酸素脳症に陥り、1週間後に急性呼吸障害で死亡した。
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無資格助産事件、院長ら不起訴へ 横浜地検、影響考慮か(asahi.com 2007年02月01日03時13分 キャッシュ
無資格助産:書類送検の院長を起訴猶予処分 横浜地検方針(毎日新聞 2007年2月1日 3時00分 http://megalodon.jp/?url=http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070201k0000m040135000c.html&date=20070201081642)
無資格助産の院長ら11人起訴猶予へ…現場の実情考慮(2007年2月1日3時7分 読売新聞 キャッシュ


追記(2/2)
 検察の不起訴処分に関する参考ブログ
 嫌疑不十分と起訴猶予(落合弁護士の「日々是好日」)


モトケンのコメント
 No.21

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福島産科事故 被告産婦人科医、起訴事実を否認 初公判で(ヤフーニュース 1月26日17時14分配信 毎日新聞 キャッシュ

 既にコメント欄で紹介していただいてますが、毎日の報道姿勢の確認という視点込みで全文を紹介します。
 読みやすいように分割しています。

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医療過誤:腹腔鏡手術死亡、執刀医に有罪判決 横浜地裁(毎日新聞 2006年12月1日 12時33分)

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旭川赤十字病院の医療過誤:副部長医師ら略式起訴−−旭川地検 /北海道(ヤフーニュース(毎日新聞) - 11月16日11時2分更新)

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歯科女児麻酔死:医師不起訴は不当 さいたま検察審査会(毎日新聞 2006年10月19日 13時35分)

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