110死刑の最近のブログ記事

 最近はこういういんたびゅー記事が出るようになったんですね。

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終身刑創設に否定的=成人年齢下げは政治判断で−保岡法相(ヤフーニュース 8月2日15時22分配信 時事通信)

 保岡興治新法務大臣の記者会見での発言が報じられています。

 終身刑創設について「世界的に一般的な制度ではない。日本は、恥の文化を基礎として、死をもって償うことを多くの国民が支持している。終身刑みたいな残酷な刑は日本の文化になじまない」と否定的な考えを示した。

 終身刑の議論は横におきまして、死刑に関する「日本は、恥の文化を基礎として、死をもって償うことを多くの国民が支持している。」という発言にちょっと反応。

 多くの国民が死刑存置を支持していると思いますが、それが「恥の文化」を基礎としたものかどうかについては、「ほんまかいな?」というのが正直な印象です。
 「恥の文化」を基礎として死刑存置に賛成している人ももちろんいらっしゃると思いますが、より多くの人は、もっとシンプルな素朴な応報感情で死刑を求めているように思われます。

 もっとも「恥の文化」をどう理解するかで、議論は異なってくるとは思いますが。

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埼玉保険金殺人:八木被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却(毎日新聞 2008年7月17日 15時17分(最終更新 7月17日 19時28分))
本庄保険金殺人 八木茂被告の死刑確定へ 有料会見200回以上(産経ニュース)

 被告人の特異な言動が目立つ事件でしたが、殺害方法も特異で、警察もかなり苦労した事件のようです。

 事件の内容としては、「埼玉県本庄市保険金殺人事件」と同サイトが関連サイトとして紹介している「埼玉保険金殺人事件を読み解く」が参考になりそうです。

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 死刑ないし死刑制度については、これまで若干意見を述べたことがありますが、刑事司法における最も深刻なテーマの一つですし、裁判員制度が実施されれば、一般市民の方が死刑判決に関与する機会も生じますので、何度でもまた継続して議論されるべきテーマのように思います。

 ただし、死刑は究極の応報感情が問題にされる場面であり、応報感情を無視して議論することは困難だろうと思いますが、制度論として死刑を議論する場合は、あくまでも理性的に議論されるべきであると思いますのでよろしくお願いします。

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朝日「死に神」報道、あすの会が抗議(産経ニュース)

 「全国犯罪被害者の会」(あすの会)は25日、「犯罪被害者や遺族をも侮辱する内容」だとして、朝日新聞社に「抗議および質問」と題する文書を送付した。

 文書は「確定死刑囚の1日も早い死刑執行を待ち望んできた犯罪被害者遺族は、法相と同様に死に神ということになり、死刑を望むことすら悪いことだというメッセージを国民に与えかねない」などとしている。また、死刑執行の数がどうして問題になるのか−など4項目の質問に、1週間以内に回答するよう求めた。

 私の感覚によれば、こういう反応がでてきて当然だと思います。
 素粒子の筆者(及び編集者)に想像力が欠落しているのだと思います。政治家としての鳩山法相しか見えていなかったのでしょう。
 制度論については一通りの知識があるのかも知れませんが、1件の死刑の執行をめぐる多くの関係者の思いとその思いの重さ、深刻さというものを全く考えてなかったのでしょうか。

 要するに、命の重さを考えていなかったと言わざるを得ません。
 殺人事件や死刑の執行をニュースのネタ程度にしか考えていなかったのではないかとさえ思えます。

 朝日新聞社広報部は「いただいた『抗議および質問』を真摯(しんし)に受け止め、速やかにお答えする」とコメントを出した。

 コメントを待つことにします。

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 元エントリの「死刑に対する朝日の見識」でcuriousjudgeさんが紹介したブログエントリですが

 −法相を「死に神」と言ってなぜ悪い−橋本勝の政治漫画再生計画第127回
 (情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊))

 というのがあります。

 橋本勝氏というのは風刺漫画家とのことです(橋本勝の「20世紀の366日」

 橋本氏のコメントとして紹介されている

 凶悪な犯罪のもつ「毒」、そして国家が殺人をするという「毒」、この相反しぶつかりあう二つの「毒」が投げかける重くて深い問いに対しては、風刺のもつ「毒」こそが必要とされる、と切に思うのである。

というのが死刑存廃論に妥当するのかどうかはよくわかりませんが、少なくとも朝日の例の素粒子は、そのようなものではなかったと思います。

 死刑問題を、単に鳩山法相の資質の問題に矮小化し、死刑とその執行を揶揄しただけ、もっとはっきり言えば、ネタにしただけ、という感じです。

 橋本氏の言う

「死刑執行の多さをチクリと刺した」という次元

ですらないよう思います。

 ヤメ蚊先生は

 執行しないという判断も法務大臣としての職務だともいえる。

と言っていますが、元エントリでハスカップさんが紹介してくださった

刑事訴訟法第四百七十五条  死刑の執行は、法務大臣の命令による。  前項の命令は、判決確定の日から六箇月以内にこれをしなければならない。但し、上訴権回復若しくは再審の請求、非常上告又は恩赦の出願若しくは申出がされその手続が終了するまでの期間及び共同被告人であつた者に対する判決が確定するまでの期間は、これをその期間に算入しない。

からすると、ともいえるとは言えないでしょう。
 
 死刑執行命令を嫌がっていた法相がいるから、そのしわ寄せが鳩山法相に来ているという面はあると思います。
 鳩山法相のベルトコンベヤー発言も見識の低さでは劣るとも勝らないと思いますが(参考ブログ

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朝日新聞夕刊素粒子欄「死に神」の表現、鳩山法相が抗議(ヤフーニュース6月20日11時43分配信 読売新聞 落合ブログ経由)

 朝日新聞は「永世死刑執行人 鳩山法相」「2カ月間隔でゴーサイン出して新記録達成。またの名、死に神」などと報じた。

 鳩山法相はなにかとアレな発言が目に付きますので、個人的にはそれほど高く評価しているわけではありませんが、この朝日の文章は、鳩山法相を侮辱するものであることは間違いないと思います。
 
 そして、鳩山法相を侮辱するだけでなく、死刑とその執行を揶揄するものになっています。

 その意味では、執行された死刑囚に対する冒涜というのも、全くの的外れではないかも知れません。

 死刑の執行は、法相の一存で決まるものではありません。
 法相に執行指揮の決裁を仰ぐ前に、法務省の局付検事による徹底的な確認調査があると聞いています。
 執行の際には、関与するすべての人が命をすり減らす思いで執行しているのではないかと想像します。
 朝日の素粒子の筆者はそれらのことをどう考えていたのでしょう。

 いずれにしても、天下の朝日は最低の見識を示してくれました。

関連報道
 以下のニュースは、ヤフーニュースのエンターテインメントカテゴリの日刊ゲンダイ配信のニュースですので、取り上げるのを躊躇しましたが、死刑の執行が慎重になされていないのではないかと指摘したり、心理学の専門家らしき人がコメントしてますので一言コメントしておきます。

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000009-gen-ent

  鳩山は法相就任時に、「法相が署名しなくても自動的に死刑が執行できる方法はないか」と言い放ち、“ベルトコンベヤー発言”と批判された。が、そんな外野の声は一切、意に介さない。実際、ほぼ2カ月に1回のスピード執行が続いている。本人は「慎重にも慎重な検討をした結果」と言っていたが、どう考えたって「慎重」には見えない。
 明大講師の関修氏(心理学)はこう分析する。 「チョウのコレクションが趣味の鳩山法相は、生命を尊重するという意識がやや希薄なのだと思います。整然と並んだチョウの標本を見てウットリする。整然としたものが好きなのです。そんな法相にとって、確定した死刑を執行しないのは“ルール違反”。死刑執行で職務を全うし、ルールを守った自分を美しいと思っているのではないか」

 この記事は、鳩山法相が自分の判断で片っ端から死刑の執行を指揮しているという認識が前提になっているような内容ですが、私に認識では(執行実務に携わってないので伝聞ですが)、上に述べたように、死刑の執行については、局付検事らがすべての裁判記録を細心の注意をはらって一言一句まで読み込んで、慎重の上にも慎重な調査を行った上で法務大臣に執行指揮の決裁を受けているのであり、法務大臣には事実上の拒否権(判子を押さないという意味)があるだけです。

 そして、歴代の法相の中には死刑の執行指揮書に判子を押すのを拒否した人が何人かいますし、いやいやしぶしぶ最低限の判子だけ押した法相もいるはずです。
 その結果として、調査済みの事件がかなりあることが想像されます。
 鳩山法相はそれらの事件について死刑を執行していると思われ、鳩山法相は死刑の執行について抵抗感がない人なんだろうとは思いますが、死刑の執行が慎重になされていないのではないかという指摘は失当だと思います。

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長崎市長射殺:死刑判決の要旨(毎日新聞 2008年5月26日 19時21分)

 予想したとおり、社会的影響の重大性と一般予防(同種事犯の発生防止)の必要性の大きさを強調した判決です。

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死刑賛成派も反対派も「終身刑を」 超党派で議連発足へ(asahi.com 2008年05月03日03時04分)

 平沢議員は議連の意義について「死刑廃止論とは相いれないが、終身刑の創設の部分では一致している。平行線の存廃論議と切り離し、裁判員制度で市民が悩むことになる前に解決しなければいけない」と強調する。

 現行の無期懲役と死刑とのギャップを埋めるというだけの問題ではないとは思いますが、裁判員制度を見据えますと、裁判員にかかるプレッシャーを軽減する効果はあるだろうとは思います。

 でも、仮釈放を認めない終身刑を導入すると、死刑の寛刑化ではなくて、無期懲役の厳罰化になる場合のほうが多いかも知れません。

 終身刑は終身刑なりにいろいろ問題がありますから、拙速はまずいと思いますよ。
 

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 光市母子殺害事件の死刑判決に関連して永山判決の死刑基準というものが問題にされています。

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「選挙テロだ」―長崎市長銃撃、検察は死刑求刑(asahi.com 2008年03月19日22時44分)

 被害者は1人でも、選挙期間中の候補者を狙った「選挙テロ」の重大さを考えれば死刑を選択すべきだ――。19日、長崎市長銃撃殺害事件の論告求刑公判で、長崎地検は元暴力団幹部、城尾哲弥被告(60)への死刑求刑に踏み切った。

 たしかに「踏み切った。」という感じの求刑だと思います。

 日本弁護士連合会のまとめによると、永山事件判決後、確定した死刑判決は163件。このうち死亡被害者が1人の殺人事件は25件で、多くは金銭や性犯罪目的の事件か、被告に殺人の前科があるケースとされる。

 たしかに「今回の事件はいずれにも該当しない。」という感じです。

 九州大の内田博文教授(刑事法学)は「最近は下級審で死刑求刑が退けられても、控訴、上告して死刑を求め続ける検察の強い意思がある。今回の論告も、その流れが特徴的に出ている」と指摘し、こう話した。

 「暴力団の銃使用犯罪ということで、世論の支持も得やすいと判断したのではないか。永山事件判決とは異なる基準での求刑のように感じる」

 永山判決も、つきつめれば死刑に値する犯罪には死刑が許容されると言っているわけで、「永山事件判決とは異なる基準での求刑」かどうかはよく分かりませんが、永山判決に反しているとは言えないように思います。

 地裁が求刑ついてくるかどうかについては5割以下かなという気がしますが、検察としては他の死刑求刑事件以上に強い意思を示してくると思いますので、上告までいく事件だろうと思われます。

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「選挙テロだ」―長崎市長銃撃、検察は死刑求刑(asahi.com 2008年03月19日22時44分)

 被害者は1人でも、選挙期間中の候補者を狙った「選挙テロ」の重大さを考えれば死刑を選択すべきだ――。19日、長崎市長銃撃殺害事件の論告求刑公判で、長崎地検は元暴力団幹部、城尾哲弥被告(60)への死刑求刑に踏み切った。

 たしかに「踏み切った。」という感じの求刑だと思います。

 日本弁護士連合会のまとめによると、永山事件判決後、確定した死刑判決は163件。このうち死亡被害者が1人の殺人事件は25件で、多くは金銭や性犯罪目的の事件か、被告に殺人の前科があるケースとされる。

 たしかに「今回の事件はいずれにも該当しない。」という感じです。

 九州大の内田博文教授(刑事法学)は「最近は下級審で死刑求刑が退けられても、控訴、上告して死刑を求め続ける検察の強い意思がある。今回の論告も、その流れが特徴的に出ている」と指摘し、こう話した。

 「暴力団の銃使用犯罪ということで、世論の支持も得やすいと判断したのではないか。永山事件判決とは異なる基準での求刑のように感じる」

 永山判決も、つきつめれば死刑に値する犯罪には死刑が許容されると言っているわけで、「永山事件判決とは異なる基準での求刑」かどうかはよく分かりませんが、永山判決に反しているとは言えないように思います。

 地裁が求刑ついてくるかどうかについては5割以下かなという気がしますが、検察としては他の死刑求刑事件以上に強い意思を示してくると思いますので、上告までいく事件だろうと思われます。

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「人殺しは当然」 身勝手な主張重ねた松村被告(産経ニュース)

 弁護人は、強盗目的を争っていたようですが、強盗殺人か単なる殺人かは、この被告人に関する限り、あんまり関係ないみたいです。

 京都地裁の3人の裁判官も、慎重に審理したとは思いますが、それほど悩まなかったかも知れません。

 さて、この被告人は控訴するのでしょうか。

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2人強殺事件で異例の反対意見 最高裁「更生可能性見いだせない」(産経ニュース)

 1、2審判決によると、岡田被告らは平成15年、福島県いわき市内の事務所で、同じ暴力団組員2人を射殺し、現金約30万円の入ったバッグを奪った上、遺体を山中に埋めた。

 もう少し詳しい事情の説明(計画性の有無・程度など)が欲しいところですが、けん銃を使った被害者二人の強盗殺人共犯事件というだけで、当然死刑が視野に入る事件だと思います。

 第1小法廷の多数意見は、暴力団員同士の犯行だったことや、岡田被告らが若いことなどを有利な事情と判断し、2審判決を是認した。

 これに対して、検察官出身の甲斐中辰夫裁判官だけでなく弁護士出身の才口千晴裁判官も反対意見を述べているところが興味深いです。

 甲斐中辰夫裁判官(検察官出身)は、「被害者が暴力団員であるということは酌量すべき事情と評価できない」などと指摘。その上で、「多数意見が岡田被告の酌量すべき事情と述べているところは、量刑考慮の重要要素でなく、同調できない」とした。

 才口千晴裁判官(弁護士出身)も「同情すべき事情を見いだすことはできない」と判断。

 「被害者が暴力団員であるということは酌量すべき事情と評価できない」という甲斐中裁判官の意見に強く同意します。
 暴力団が加害者側に立った場合の「暴力団だから悪質」というステレオタイプの裏返しとしての短絡的情状判断(被害者側に立った場合の「殺されてもたいしたことはない」)としか思えません。

 別の見方としては、多数意見は暴力団の世界は治外法権だと考えているのではないか、という見方もありえますが、裁判官が仮にそんなことを考えたとしたら、日本の治安はオワタです。

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米で唯一の電気いす死刑、最高裁「禁止」 ネブラスカ州(asahi.com 2008年02月09日18時44分)

 米ネブラスカ州の最高裁判所は8日、電気いすによる死刑執行は残酷で異常な刑罰だとして、禁止を命じる決定を言い渡した。AP通信が伝えた。同州は死刑執行に電気いすだけを使う全米唯一の州。最高裁は「感電死は激痛をもたらすという証拠がある」とした。

 全然死なない静電気のショック(あれも感電のはずですが)でもかなり痛い思いをしますから、「感電死した人間から話を聞いたのか。」という反論は成立しないと思います。

 銭湯には「電気風呂」という弱電流を流すお風呂がありましたが(今もあると思いますが久しく見たことも入ったこともありません)、廃止反対派の人たちはあの程度だと思ってるんでしょうか?

 「グリーンマイル」という映画(ウィキペディアアマゾン)に、かなりショッキングな電気椅子による死刑シーンがありましたが、あのシーンが裁判に影響しているのかな、と想像したりしています。

 廃止反対派の人たちは、「電気椅子は苦痛を与えない」と思っているのでしょうか、それとも「死刑囚には執行の際に苦痛を与えるべきだ」と思っているのでしょうか?

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3女性殺害で死刑判決の被告、控訴棄却される 福岡高裁(asahi.com 2008年02月07日13時45分)

 弁護側は控訴審で、被告は事件当時、妄想性障害の影響で責任能力が喪失あるいは著しく減退していたと主張。いずれも性欲を満たそうとした事件で、強制わいせつ致死罪などが成立するにすぎず、現金などを奪う目的も認定して強盗殺人罪を適用した一審判決には事実誤認があると訴えたが、判決は「責任能力は認められ、被告の主張には理由がない」と退けた。

 本件でも、弁護人は被告人の責任能力を争っており、当然精神鑑定請求をしているはずです。
 記事では、精神鑑定が行われたのかどうかはっきりしませんが、採用されていないのではないでしょうか。
 いずれにしても、弁護人の主張は排斥されています。

 弁護人は殺意と犯行動機を争っているようですが

 一審判決によると、鈴木被告は強盗や強姦の目的で、福岡県飯塚市の専門学校生久保田奈々さん(当時18)、北九州市小倉南区の主婦大中敏子さん(同62)、福岡市東区の会社員福島啓子さん(同23)を包丁で刺すなどして殺害し、現金などを奪った。

 包丁で刺し殺して殺意を否定するのはかなり困難ですし、被害者に落ち度は全くなさそうですので3人に対する殺人を認める以上は、殺害の動機・目的がどうあれ、つまり仮に強盗殺人ではなくて単純殺人罪3件であったとしても、結論は変わらないと思います。

読売の記事を追記
福岡の女性3人連続殺人、高裁も1審の死刑判決を支持(2008年2月7日13時46分 読売新聞)

 こっちのほうがずっと詳しかったですね。

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京都・神奈川連続殺人事件、被告に死刑求刑 京都地検(asahi.com 2008年01月30日11時19分)

 弁護側はこれまでの公判で、被告は自らの「破滅」を望む気持ちから殺人に踏み切ったと指摘。「刑罰を重くするため、殺害後にあえて現金を奪った」などとして、殺人罪は成立しても、強盗殺人罪にはあたらないとした。さらに、松村被告がこのような犯行に至った精神状態を明らかにするため、精神鑑定と心理鑑定を求めていたが、地裁側は却下していた。

 事件としては死刑求刑事案だと思いますが、ここで取り上げた趣旨は、弁護人が被告人の精神鑑定を求めても、裁判所がそれを採用するとは限らないということを示すためです。

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死刑、初の氏名公表 法務省、3人執行と発表(asahi.com 2007年12月07日12時09分)
執行された死刑囚3人の確定判決の認定事実要旨(産経ニュース)

 死刑の是非を考える上で、このような情報がきちんと開示されることはよいことだと思っていますが、

「斎戒沐浴してサイン」 死刑執行で鳩山法相(asahi.com 2007年12月07日16時29分)

 鳩山法相は7日昼、衆院法務委員会で、委員からの質問に答える形で死刑を執行したことを明らかにした。そのうえで「国家権力によって人の命を絶つわけで、斎戒沐浴(さいかいもくよく)して(執行命令書に)サインをさせていただいた。大きな心の痛みを感じるが、法に基づいて粛々と実行しなければいけないということで、逃げることのできない責務と思って執行させていただいた」と話した。

 この法務大臣は余計なことを話しているように感じます。
 何が余計と感じるか自問自答してみたのですが、
 最も峻厳かつ冷徹であるべき場面において、無用の情緒を持ち込んでいるように思えるのです。
 要するに、言い訳がましい印象を受けます。

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執行された死刑囚の氏名、法務省が公表を検討(2007年11月30日23時16分 読売新聞)

 同省は従来、死刑執行の事実と人数だけを公表している。法相はこれまでの同省の対応について、「遺族やほかの死刑確定者の心情から公表しなかった理由は分かるが、刑罰権の行使が適正に行われているかどうかは国民に理解してもらう必要がある」と説明した。
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仮釈放中に交際女性絞殺、死刑確定へ 最高裁が上告棄却(asahi.com 2007年11月30日20時12分)

 一、二審判決によると、宇井被告は岡山市内の自宅で女性を殺害し、遺体を市内の竹やぶに捨てた。第二小法廷は「女性2人の殺人などで無期懲役刑となり、20年近く服役したのに仮釈放されて約1年9カ月で類似の犯行に及んだ。犯罪性は根強く、死刑はやむを得ない」と述べた。

 前刑の事件の内容がくわしくわからないのですが、なぜ前刑で死刑にならなかったのか、と考える人は多いと思います。

 こういう事件というか、こういう人間が現実に存在するということを考えますと、死刑廃止論に賛成することができません。

 責任を取れとは言いませんが、前回の裁判で死刑を回避した裁判官(たぶん求刑は死刑だったと思いますので)は、今回の被害者のことを考えて欲しいと思います。
 結果論と言えば結果論かも知れませんが、それだけ裁判官の職責は重いと言うべきです。

 それにつけても、裁判員裁判で死刑求刑事件を担当することになった裁判員の皆さんの苦悩が思いやられます。

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一審の死刑判決支持、被告の控訴棄却 熊本・男女殺害(asahi.com 2007年10月03日13時34分)

 被告側は一審と同様、「強盗殺人の目的はなく、殺人と盗みの罪にあたる」などと主張し、一審判決は事実誤認だと訴えていた。

 一審判決によると、松田被告は03年10月16日午前11時20分ごろ、木下啓子さん(当時54)方に押し入り、木下さんと内縁の夫の貸金業三浦隆雄さん(同54)を、持参した包丁で刺殺し、現金約8万円や腕時計などを奪ったとされる。

 このニュースだけを見て言えば、貸金業者の家に押し入って現金を奪っているのだから、強盗殺人の目的はなかったという弁解は荒唐無稽と言えなくもない。

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 今日のスーパーモーニングで、女性司会者(名前は忘れた)が、いまだに弁護団の弁護方針と死刑廃止論を結びつけているのにあきれた。

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緒方被告は無期懲役に減刑 北九州監禁殺人 控訴審判決(asahi.com 2007年09月26日15時35分)
緒方被告に無期、松永被告は死刑…北九州監禁・殺人控訴審(2007年9月26日20時12分 読売新聞)
北九州監禁殺人:1審破棄、緒方被告に無期懲役 福岡高裁(毎日新聞 2007年9月26日 15時35分 (最終更新時間 9月26日 19時31分))

 被害の大きさでいうと光市の事件よりこちらのほうがはるかに大きいですが、共犯者の一人が無期懲役になってます。
 これだけの数の被害者の事件(殺人6件、傷害致死1件)で実行者が無期懲役というのはかなり異例だと思います。事件自体が異例ですが。

 死刑を維持された松永被告人は上告するでしょうから、検察も上告するのではないでしょうか。
 検察としては背景事情を認めたとしても、共犯事件における共犯者の整合性を図った判決のためにも上告すべきだと思います。

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女性を拉致殺害 岐阜の山林に埋める 男3人逮捕へ(asahi.com 2007年08月26日01時50分)

 何が目的だったのか、まだはっきりしない事件ですが、

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 場外乱闘経由のウェブサイトの紹介です。

 光市母子殺害事件にも触れていますが、連続殺人事件を犯した勝田清孝(事件内容はこちら)との交流が記されています。

 勝田清孝と来栖宥子の世界

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山地被告、控訴取り下げで死刑確定 浪速・姉妹殺害事件(asahi.com 2007年06月01日21時24分)

 弁護団の一人の橋口玲弁護士によると、被告は以前から控訴取り下げを望み、月2回ほどの接見でも「生まれてこない方がよかった」「年内(07年)には死刑執行される」などと口にしていた。

 「生まれてこない方がよかった」


 哀しい言葉です。。。


 (弁護人は)「初めから自分で(取り下げを)決めていたのだと思う。被害者には『何もありません』としか話しておらず、力不足を感じる」と話した。

 刑事司法の無力さも感じますね。。。

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小林被告に死刑判決 岡山の集団暴行殺人事件 大阪地裁(asahi.com 2007年05月22日12時14分 ウェブ魚拓

 大阪府東大阪市の大学生ら2人が岡山市内で生き埋めにされた集団暴行・殺人事件で、大阪地裁(和田真裁判長)は22日、主犯格の一人で殺人などの罪に問われた無職小林竜司被告(22)に対し、求刑通り死刑判決を言い渡した。和田裁判長は「反省や更生の可能性は認められるが、冷酷残虐な犯行や結果の重大性から極刑を選択するほかない」と述べた。
 弁護側は公判で「更生は十分期待できる」として、死刑の回避を求めていた。弁護側は判決後、「更生の可能性があると認定しながら、死刑とされたことは承服できない」とコメントした。

 あえて更生の可能性を認めながら死刑に処した判決はめずらしい(私の記憶にはない)と思いますし、弁護人のコメントは弁護士として当然であると思います。

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渋谷駅発砲:熊谷被告に死刑 東京高裁・無期の1審破棄(毎日新聞 2007年4月25日 11時45分 (最終更新時間 4月25日 12時44分))

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武富士放火殺人:小林被告の死刑確定へ 最高裁が上告棄却(毎日新聞 2007年3月27日 19時22分 (最終更新時間 3月27日 19時32分))

 上告審で弁護側は「支店長を脅そうとしただけで殺意はなく、他の従業員は逃げたと思っていた」と主張したが、第3小法廷は「(確定的な殺意ではなく)未必の殺意にとどまることを考慮しても、死刑は是認せざるを得ない」と指摘した。

 未必の殺意で死刑というのは珍しいと思いますが、本件の放火行為の危険性の桁外れの大きさかとその結果として5人もの死者が出たことを考えますと、妥当な判決だと思います。

 以前にも指摘したことですが、「未必の殺意」という概念の必要性はほとんどないように思います。

 しかし、最近、「死刑求刑」、「死刑判決」、「死刑確定」というニュースがやたらと多いように感じます。

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米で死刑判決急減 06年の件数、30年ぶりの低さ(asahi.com 2007年01月09日16時18分)

 米国で死刑判決が減り続け、06年は推計で114件と30年ぶりの低さになったことが、死刑に関する情報を収集、分析している非営利団体の「死刑情報センター」のまとめでわかった。06年は執行も53件で10年ぶりの低さだった。薬物を注入する手法に関し合衆国憲法の禁止する残虐な刑罰にあたるとする訴訟が各地で起き、DNA鑑定で死刑判決が覆るケースもあることなどが、死刑に慎重になる背景にあるという。
 死刑情報センターのリチャード・ディーター代表は死刑判決が減った理由の一つとして、死刑制度のある州のほとんどで仮出獄のない終身刑が導入され、死刑に代わりうる刑として認知され始めていることが背景にあるとみている。

関連ニュース
フランス、死刑禁止を憲法で規定へ 大統領が方針(asahi.com 2007年01月04日10時58分)

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死刑判決:今年は44件 厳罰化で80年以降最多(毎日新聞 2006年12月29日 3時00分)

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3拘置所で4人に死刑執行(2006年12月25日14時17分 読売新聞)

法務省は25日、執行の事実と人数だけを発表した。

 法務省の正式発表は執行の事実と人数だけのようです。
 たしか以前は執行の事実も正式には発表していなかったのではないかと思います。
 ところが関係者の話として誰が執行されたのかが報じられます。
 これはおかしいと思います。

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死刑求刑事案に対する控訴審判決を二つ紹介します。

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妻と元同僚を殺害「矯正は不可能」と死刑求刑…静岡(2006年12月11日15時15分 読売新聞)

 論告によると、大倉被告は04年9月16日、交際していた女性の上司だった生協職員蒔田晃さん(当時37歳)が女性を中傷したことに腹を立て、自分のワゴン車内で蒔田さんの胸や腹を文化包丁で刺して殺害、翌17日、静岡市葵区の茶畑に遺体を埋めた。

 さらに、05年9月9日、焼津市の自宅で、不倫が発覚して離婚を迫っていた妻(同36歳)の首をネクタイで絞めて殺害し、翌10日、遺体を切断して同県由比町などの山林に捨てた。

 検察官は「矯正は不可能」と断じています。

 その根拠をどこに求めるかですが、約1年間の間をあけて確定的殺意に基づくと認められる2件の殺人行為を行ったという事実は、死刑の求刑根拠として十分であると考えます。
 
 最も私的には、矯正の可能性というより人格的危険性を強調します。
 言っていることは実質的には同じですが。

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5人目殺害供述は「うそでした」 西本被告が福島県警に(asahi.com 2006年11月22日20時07分)

 県警によると、西本被告は「人を殺したと言えば大騒ぎになり、うそをつき通せたとしても、うそがばれたとしても、(いずれにせよ)世間や親族は自分を相手にしなくなるだろう。世間や親族から縁を絶たれることで、現実を受け入れて死にたいと思った」などと話している。

 このようなことを考えたとしても不思議はないな、と思います。

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奈良女児事件の小林薫・死刑囚、遺族あてに謝罪の手紙(2006年11月4日3時4分 読売新聞)

奈良市立富雄北小1年、有山楓(かえで)ちゃん(当時7歳)が誘拐、殺害された事件で、元新聞販売所従業員小林薫・死刑囚(37)が弁護士に、遺族あての手紙を送っていたことが、わかった。

 「刑の執行で罪を償う」「お嬢さんに会えたら、心から謝りたい」など、公判で最後まで聞かれなかった謝罪の言葉がつづられていた。

 私は、この謝罪は真摯な謝罪であると信じます。

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連続4件殺人:被告が前にも殺人犯したと述べる 東京高裁(毎日新聞 2006年10月11日 13時41分)

 長野、愛知両県で04年に起きた連続4件の殺人事件で強盗殺人罪などに問われ、1審で死刑判決を受けた住所不定、無職、西本正二郎被告(29)の控訴審初公判が11日、東京高裁(原田国男裁判長)であった。西本被告は、一連の殺人事件の前にも人を殺したと述べた。

 1審が死刑判決ということは被告人側の控訴のはずですが、わざわざさらに死刑になるようなことを供述しています。
 どういう意図か今のところよくわかりませんが、
 
 性善説に立てば、死刑になる前に全ての罪を明らかにして清算したいと思ったのか?

 性悪説に立てば、別件の殺人事件の捜査・公判で時間稼ぎをして死刑になるのを遅らせようとしたのか?

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 三紙の報道です。
 朝日新聞
 毎日新聞
 読売新聞

 わいせつ目的に絡む殺人事件で被害者が一人の事案についての死刑判決で、10年前なら死刑にはならなかったかも知れません。

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石川被告の上告棄却、死刑確定へ 宮崎・2女性殺害事件(asahi.com 2006年09月21日12時43分)

 判決によると、石川被告は96年8月、同市のホテル従業員日野静子さん(当時55)にうそを言って自宅から誘い出し、睡眠導入剤入りの缶コーヒーを飲ませた上で絞殺。財布などが入ったバッグを奪った。遺体は畑の中に埋めて隠した。さらに97年6月には、知人の古相洋子さん(当時63)に借金を断られて口論となり、古相さんの首を手で絞めて殺害し、遺体を山林に捨てた。
 一連の公判では、「責任能力がある」とする検察側に対し、弁護側は「心神耗弱状態だった」とする精神鑑定を提出。犯行当時の精神状態が争われたが、一、二審とも被告の完全責任能力を認めていた。

 一部には、弁護士が責任能力を争って心神喪失を主張するとそれが認められてしまうというような意見が見られますが、そんなものではないという一つの例です。

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教団、ぬぐえぬ影響 松本被告死刑確定(asahi.com 2006年09月15日23時00分)

 この記事の前半部分はあまり関心がないのですが

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北九州監禁殺人、「逆らえず」緒方被告が無罪主張へ(2006年9月1日3時5分 読売新聞)

 最近、ニュースの見出しだけではどんな事件だったかわからなくなりました。

 以下のページが読売のこれまでの報道をまとめています。

北九州市の監禁・殺人事件

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 笑月というサイトの管理人さんから、リンクの承認の求める丁寧なメールをいただきました。
 かなり歴史のあるサイトの管理人さんからのメールでしたので、こちらが恐縮してしまいました。
 以前からときどき見させていただいていたサイトですが、死刑関係の情報が相当充実しています。

 私のほうも、右サイドバーの「相互リンク」メニューにリンクを貼らせていただきました。


 なお、私のブログもリンクフリーを基本としておりますので、ご自由にリンクを貼っていただいてけっこうですが、ご連絡をいただければ、私からもリンクを貼らせていただきます。

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 私は、「控訴審判決はなぜ破棄されたのか。」において

 まず、被害者の数についてですが、一人の場合ははずみということもあろうかと思いますので(実際多いです)、私も原則的には死刑を躊躇しますが、被害者が二人ということは殺害機会が2回あったということであり、強度の危険性を感じさせます。  つまり、被害者が1人と2人以上とは決定的に違う場合が多いと思うのです。

と書きましたが、他方、「広島女児殺害事件地裁判決続報」において

 しかし、命のかけがえのなさ、一人の命の重さを考えますと、被害者の数が一人であるということは決定的な理由にはならないと思います。

と書きました。

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福岡の3女性殺害事件、被告に死刑求刑(asahi.com 2006年06月29日13時32分)

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仮出所中に2人殺害 中山被告の死刑確定へ(asahi.com 2006年06月13日17時05分)

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 小倉弁護士からトラックバックをいただきました。
 「究極の選択」を迫られる弁護士です。

 安田弁護士の受任から口頭弁論欠席までの経緯について、最大限安田弁護士に好意的に推測するとこうなるというもののように思われます。
 
 ところで、小倉弁護士は、

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 言うまでもなく私の想像です。
 浜田裁判長とは、光市母子殺害事件上告審の裁判長のことです。
 極めて遺憾(光市母子殺害事件上告審)のan_accused さんのコメント欄での質問に答える形で書かせていただきます。

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 これはPINE先生のブログのエントリーにコメントしたものですが、

 訴訟遅延テクニックというのは、私も使う場合があります。
 例えば執行猶予期間切れ間近の被告人で、控訴すれば期間経過が確実な場合などです。
 しかし、それも限度があるものでして、私としては少なくとも裁判所のひんしゅくを買わないようにしています。

 ある程度の訴訟遅延行為は許容されると思っていますが、、方法論的に見て国民の支持を得られれないやり方、特に、脱法的と見られるようなやり方をしますと、弁護人の権限や自由を制約するような制度論、端的に言って制度改悪論を誘発することを危惧しています。
 具体的には、弁護人抜き裁判法案が問題になります。

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弁護人不出頭で弁論開けず=「極めて遺憾」異例の見解−光市母子殺害・最高裁(ヤフーニュース (時事通信) - 3月14日16時0分更新)

山口県光市の民家で1999年、母子を殺害したとして、殺人などの罪に問われ、一、二審で無期懲役判決を受けた当時18歳の少年で元会社員の被告(24)に対し、検察側が上告していた事件で、被告の弁護人が14日、最高裁の法廷に出頭せず、弁論は開かれなかった。  事件を審理する第3小法廷(浜田邦夫裁判長)は「正当な理由に基づかない不出頭で極めて遺憾」とする見解を表明し、弁論期日を改めて4月18日に指定した。

 最高裁による死刑判決が濃厚に予想されることから、明らかに審理の引き延ばしを図った(と見られても当然)ものと思われます(これは明らかに訴訟遅延行為ですね。末尾の決定的追記参照)。

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大阪の連続殺人、元右翼の上告棄却…死刑確定へ(2006年2月14日20時3分 読売新聞)

 2審判決によると、田中被告は知人の男(無期懲役が確定)ら3人と共謀し、92年2月、借金問題などでもめていた自動車販売会社社長の男性(当時29歳)を守口市内で絞殺。94年4月にも同じ男ら2人と共謀し、右翼団体幹部(同54歳)を河内長野市内で絞殺して、現金1000万円などを奪った。

 1審・大阪地裁堺支部は、「2件目の犯行には積極的でなかった」として無期懲役にとどめたが、2審・大阪高裁はこれを破棄して死刑を言い渡していた。

 上告審で弁護側は、「犯行を主導した共犯者が無期懲役になったのに比べ、刑のバランスを欠いている」と主張していた。

 バランスを欠いているという弁護人の主張にはうなづけるところがありますが、

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「犯行ごとに計画性」最高裁指摘 宮崎被告の判決理由で(asahi.com 2006年01月18日01時09分)

最高裁第三小法廷(藤田宙靖(ときやす)裁判長)は、判決理由で「被告は犯行を重ねるたびに計画性を強めた」と指摘した。

 最高裁が宮崎被告人の完全責任能力を是認した理由の一つだろうと思います。

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宮崎勤被告に死刑 連続幼女殺害事件で最高裁が上告棄却(asahi.com 2006年01月17日13時40分)

 予想通りの判決です。
 採用されなかった二度目の精神鑑定ですが、理由は分かれたものの二つの鑑定意見はいずれも限定責任能力と判断しています。
 しかし、報道で読む限りですが、いずれの鑑定意見も宮崎被告人の将来的危険性を示唆しているように読めます。

 誤解のないように補足しますが、

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 今朝のスーパーモーニングで死刑についての特集を放映していました。
 時間がありませんでしたので一部しか見ていませんが、30年ほど昔の死刑囚の死刑執行直前の言動を録音したテープと称してイメージ映像とともに流していました。
 たしかナレーションでは秘密録音であると言っていましたが、ものの言い方から考えて信憑性について疑問を感じざるをえません。
 それはともかくとしても、私が見た範囲の放映された内容の印象としては、非常に人間的な死刑囚が描かれており、その後のコメントでは死刑に対する批判的な意見が述べられたのではないかと想像しています。
 見てはいませんので、あくまで想像です。
 ですから、これ以上、スーパーモーニングの特集についてはコメントできないのですが、見た範囲の印象に,基づいて思い出したことがあります。

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 広島や栃木のような事件が連続して起こると死刑に関する議論が目に付きます。
 広島小1女児殺害事件の犯人が死刑になるかどうかは別として、死刑制度の問題を少し書いてみます。
 私はどうかといいますと、死刑存置論者です。
 その理由はといいますと、最近トラックバックしてくださった「ブログ界の正論」のそのまたトラックバック元のダイスケさんの「自分のために時間を使う!」の「死刑制度について。」で述べられている理由とほぼ同じです。

 死刑廃止論者の方からは、よく「人の命はかけがえのないものだから、どんな残虐非道な殺人事件を起こした犯人でもその命を奪うことは許されない。」という意見を聞きます。

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 裁判員法第2条1項によれば、裁判員制度の対象となる事件は

一 死刑又は無期の懲役若しくは禁錮(こ)に当たる罪に係る事件 二 裁判所法第二十六条第二項第二号に掲げる事件であって、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係るもの(前号に該当するものを除く。)

とされており、当然、数人を殺害した殺人事件など現在の裁判所の量刑相場からいっても(市民感覚はもっと厳罰傾向だと思いますが)有罪となれば死刑が予想される事件が対象に入ってきます。

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 現在の死刑の量刑の基準と言われているのが昭和58年7月8日の永山判決です。

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4人リンチ死「犯行時少年」3被告とも死刑判決

 犯行時少年であった3名に対し、名古屋高裁が1審の1人死刑、2人無期懲役の判決を覆して、3人とも死刑を言い渡しました。

 報道によると事件の経過は

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