検事に転勤はつきもの。
私の地検ごとの平均赴任期間は2年ちょっとくらいだったでしょうか。
まだ仕事に慣れたとはいえない2月ころ、上司に呼ばれた。
初めての異動の内示というやつです。
上司が、なぜか申し訳なさそうに「Y君、ヒロサキへ行ってくれるか。」と言った。
ヒ ロ サ キ ?
昔から地理が苦手な私はピンとこない(^^;
「は? ヒロサキですか?」
と明らかに疑問符付きと分かる間の抜けた返事をした私に上司は
「青森地検の弘前支部だよ。あそこはいいところだよ。私は行ったことがないけど。」
と曰う。
行ったことがないのにどうしていいところかどうか分かるんだ、などという突っ込みを入れる勇気はさすがになかった(^^;
青森地検弘前支部というところは、検事は支部長検事と平検事(つまり私)の二人しかおらず、他に副検事が3人、事務官が10数名くらいの小さな支部で、新任検事の異動先としてはミニマムと言っていいところでした。
検事によっては左遷された感じてくさるかも知れないと思って、上司は申し訳なさそうに言ったのかもしれないが(その上司が赴任を命じられたらくさったかも知れないが^^)、私にとっては若い時期に小さな支部を経験できたことはその後の大きな財産になった。
続きはまた後ほど
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