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捜査と裁判を同一検事で…東京地検、裁判員制度に備え(全文後記)
 地方では、捜査と裁判を同一検事が担当するのが原則なんですが、それはともかくニュースの中に

「しかし、一般市民が加わる裁判員制度では数日間で公判を終えなければならない。」

という記述があるんですが、ほんとにそんなことができるんでしょうか???

 自白事件なら1〜2日で終わらせることは十分可能だと思いますが、自白事件は量刑を別にすれば裁判員制度にする意味はありませんから、裁判員制度が機能するのは否認事件のはずです。
 しかも、裁判員制度が適用されるのは殺人や強盗致死傷の重大事件のはず。
 そのような重大事件の否認事件の裁判を数日間で終わらせる、なんてことがどうやったらできるのか。


Yahoo!ニュース(記事全文)
 2009年に導入される裁判員制度に備え、東京地検は22日、殺人や強盗殺人など制度の対象となる重大事件について、捜査から裁判まで同じ検察官が担当できるよう、来月1日に組織改編すると発表した。

 これまでは、捜査担当の刑事部などと裁判担当の公判部に分かれていたが、双方の役割を一部統合した部署を設ける。大阪地検も同日から刑事部内に同様の部署を置く予定で、検察全体で準備が進むことになる。

 東京地検では従来、殺人など凶悪事件の捜査指揮は、刑事部の一部検事が担当。起訴後、公判部の検事が事件記録を引き継ぎ、公判に当たっていた。しかし、一般市民が加わる裁判員制度では数日間で公判を終えなければならない。同地検では、捜査の流れや証拠の全体を把握している検事が、公判まで取り組む体制が必要と判断。特捜部が摘発した経済事件などの裁判を担当していた特別公判部を衣替えし、これに当てる。

 新特別公判部の検察官は12人。当面、裁判員制度対象のうち殺人、強盗殺人、同未遂事件などを扱う。同地検の伊藤鉄男次席検事は「裁判員制度に向けて人材を育成し、必要な体制を見極めたい」としている。
(読売新聞) - 9月23日0時59分更新

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