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8人死傷ひき逃げ事件、運転者に懲役20年判決 千葉(asahi.com 2006年02月14日12時47分)

 危険運転致死傷罪などを適用して、2件目の懲役20年の判決です。
 適用された罪名は、危険運転致死傷・道交法違反(無免許、ひき逃げ)、窃盗とのことですが、

弁護側は裁判で、「被告は酒は飲んだが、酩酊(めいてい)状態ではなかった」として、最高刑が懲役5年の業務上過失致死傷罪の適用を主張。「人をはねた認識もなかった」としてひき逃げについても否認していた。

ということであります。

 しかし、この弁護側の主張はちょっと無理があるようです。

 どこが無理かといいますと、「酩酊(めいてい)状態ではなかった」という主張と「人をはねた認識もなかった」という主張は、本件では矛盾してしまうと思うからです。

 事故自体は、被告人が軽自動車を運転して歩いていた男女8人をはねて4人を死亡させたというものであり、どう考えても「人をはねた認識もなかった」というのは通用しない事案です。

 もし本当に「人をはねた認識もなかった」というのであれば、「人をはねたことにも気がつかないくらいひどく酩酊していた」ということになってしまいます。

 その意味で、矛盾してしまいます。
 その結果、全体としての説得力を失ってしまっているように思います。

 事案としては、ひき逃げは認めざるを得なかったように思いますが、弁護人としては被告人がそう言えば仕方がなかったかもしれません。

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