メール疑惑 民主党の信用が問われる(asahi.comの社説)
2月18日付・読売社説(2)
民主党の永田寿康議員が、ライブドアの堀江前社長と武部自民党幹事長の二男との間に、昨年9月の衆院選に絡んで金銭の授受があったことを示すメールに関する社説ですが、概ね永田議員に批判的な意見です。
現時点の情報に基づく限り、同意見です。
第一印象としては、永田議員(及び同議員の質問を許した民主党)は三手先も読めないのか、という感じです。
永田議員曰く
永田氏自身は、17日の予算委で、「当事者が事実無根と言っただけで、犯罪がなかったことを証明したことにはならない」と繰り返している。(読売社説)
とのことですが、これは噴飯物です。
これは論理のすり替えである。「確度の高い情報を得ている」と言っている永田氏がまず、「疑惑」を真実と信じる具体的な根拠を明らかにすべきだ。(読売社説)
別の報道によれば、永田議員が証拠として示したメールのプリントアウトでは、送信者アドレスまで黒塗りされているわけですが、そもそもプリントアウト自体が信憑性がほとんどないことに加え、送信者アドレスも黒塗りしなければならないようでは、証拠にも何もならないでしょう。
永田議員の論理は、検察官が薄弱な証拠で人を起訴しておいて、「無罪だというなら被告人のほうで無罪を立証しろ。」と言っているようなものです。
もし永田議員や民主党が、このような黒塗りコピーで世間を納得させられると考えていたとしたら、ほとんど思考停止状態です。
与謝野経済財政相は予算委で、こう指摘している。 「この世で一番難しい証明は『ない』ということを証明することだ」(読売社説)
そのとおりです。
「ない」ことの証明を、「悪魔の証明」と呼んでいます。
永田氏には、「ある」と信じた根拠を示す責任がある。(読売社説)
そう思います。
追記
参考記事
「堀江メール」の真贋鑑定(404 Blog Not Found)
「堀江メール」疑惑の危うさ(山川草一郎ジャーナル)
>永田議員(及び同議員の質問を許した民主党)は三手先も読めないのか
全く、同感です。
証明責任は、追及する側にあります。
たまに法律相談で、「何で損害賠償請求をするのに、被害者のこっちが証拠を揃えて証明しなくちゃならないんだ。」って苦情を述べる方に出会いますが、国会議員なのに同じレベルです。
「Best Evidence」で臨まなきゃならんのに、何かお粗末です。
「デジタルフォレンジックというのがありまして・・・・・・」なんてことをシンポジウムで聞いている身として「プリントなんて全く意味無い」と怒鳴りたい気分です。
しかも出所が「危険があるから出てこない」なんてのは「UFOは・・・・」といったトンデモ本ではおなじみの展開だ。
はっきり言って国会をコメディーにしてしまったとしか言いようがない。
かつて、福島社民党党首はこの写真
http://photoimg.enjoyjapan.naver.com/view/enjoybbs/viewphoto/pmilitary/12000/20060213113983165234451900.jpg
を見て「B52は空母から発進する」と国会で発言したとか言われています。
全くこれと同程度のひどい話だと思う。
どうするんだ?
PINEさん
TBありがとうございます。
法律家的視点から見ると、政治家というのはなんて※※なんだろうと思うときがありますが、今回は極めつけです。
酔うぞさん
福島党首が何を言おうと驚きませんが、民主党もそれに近くなってきている感じがします。
「(情報の)ネタ元になっている方が身の危険を感じながらおびえている」などということが免罪符になると考えていたとしたら、もう※※としか言いようがないです。
例のコピー以上の証拠または根拠が示せないならば、ほんとに笑い事ではすまないと思います。