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グループ送迎は当面中止 長浜の神照幼稚園(asahi.com 2006年02月18日23時14分)

 学校内に第三者が侵入して事件を起こせば学校を要塞化する。
 通学途中に生徒が通り魔的犯行の被害に遭えば集団登校やグループ送迎を行う。
 グループ送迎の親が他人の子供を殺せばグループ送迎をやめる。

 気持ちはとてもよく分かるのですが、ものすごく場当たり的な対応に終始しているのではないかと危惧します。

 「場当たり的」というのは、「表面的」、「皮相的」、「その場しのぎ的」、「感情論的」などと言い換えることもできます。
 このような対応は、社会に存在するリスクから「逃げよう」という姿勢のように感じられます。

  世の中には、あちらを立てればこちらが立たず、ということが多い、というかそういうことばっかりだと思いますので、あらゆるリスクを想定して、社会に存在する多様なリスクの実態、本質を考え、それらのリスクをできる限り減少させ、コントロールする総合的な対策が必要だと思います。

 実の親ですら子供を殺すのですから。

参考記事
 落合弁護士の「日々是好日」

追記(GREEの日記からの転載)

小さな子供が被害者になる事件はほんとにやりきれません。

ブログでコミュニティという言葉を使いましたが、地域社会の住民がお互いに仲良く理解しあっているということが最も強力な犯罪抑止力の一つではないかと考えています。

犯罪の原因はいろいろありますが、犯罪者側の問題としては自己中心性、社会的要因としては阻害というものが大きいように思います。

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【前書き】  一括りにすれば「凶悪事件」・・・。再び狙われた幼い子どもの命。今回は、凶悪犯罪について「これだけは言わせて!!」。 続きを読む

コメント(5)

はじめまして!
「場当たり的な対応」私も同じことを思いました。池田小学校の事件の時、息子の中学校のPTAをしていました。事件後、体育祭・文化祭・懇談会等のとき受付を設置し、来訪者をチェックしていたのですが、その次の年からは、それはなくなりました。(事件が起こったときだけの対応に何か釈然としませんでした)
そして、今回の滋賀県の事件ですが、犯人が精神的に不安定になっている信号を幼稚園側がもっと深刻に受け取れば、防げたのではないかと思います。

私は「場当たり的な対応」であることは同意しますが、それを非難する気にはちょっとなれません。
想定外の事件に何か行動しなければ気が収まらなかったのでしょう。
その場しのぎでも、とりあえず、何もしないよりは関係者の心が落ち着くのであれば、それで良いと思います。
つまり、期待可能性無しでは?ってとこです。

中村さん
 はじめまして
 コメントありがとうございます。

>犯人が精神的に不安定になっている信号を幼稚園側がもっと深刻に受け取れば、防げたのではないかと思います。

 私もそう思います。
 幼稚園側だけでなく、地域社会が犯人の悩みに対処できなかったところが残念です。
 心を許せる友達が一人でもいれば、家族の対応はどうだったのだろうか、と考えるべき点は多いと思います。

k_penguinさん
 こんばんは
 非難しているわけではないのです。
 何もしないよりはましだと思いますが、実効的な犯罪抑止という観点では不十分だという認識です。
 私は地域社会を問題にしていますが、伝統的な地域社会が変容しつつある現代においては、国が刑事政策として主導すべき部分が多いと考えています。

 こんばんは。

 失礼とは思いましたが、TBだけ返させてもらいました。その後にコメントいただけたので、改めてご挨拶に伺いました。

>気持ちはとてもよく分かるのですが、ものすごく場当たり的な対応に終始しているのではないかと危惧します。

 後手の対応を繰り返しても、事件を起こすのは人間ですからね。的確な対応ができないにしろ、「不安を取り去る」という点で有効なこともあると思います。言い換えれば「気休め程度」という言葉になってしまいますが、今回の事件も加害者が周囲と打ち解けてないという不安が犯行に繋がっているようです。周囲から何かアプローチしたのか?など考えれば、もしかしたら防ぐことができたかもしれない。加害者は、過剰に集団送迎を拒んでいたとも言われ、慣れない日本の暮らしが被害妄想的な部分を生んだのかもしれません。そういう不安を取り去る場所(相談所的な)や人(旦那など)の協力が必要でしょうね。短絡的な対応は「気休め」に終始すると思うので、もっと「まだ犯人ではない」人と向き合うことから考えてほしいですね。私事の見解ですので参考にはならないと思いますが、今後ともよろしくお願いします。

こんばんは
>もっと「まだ犯人ではない」人と向き合うことから考えてほしいですね。

 この指摘は極めて重要だと思います。
 多くの方の感覚では、殺人者というのは普通とは違う特別な人間である、つまり自分たちとは違う人間である、という感覚があるように思われるのですが、実際に何人もの殺人犯と接してきた私としましては、

誰でも殺人を犯す可能性がある

と思っています。
 その原因はいろいろですが、その根本原因を考え、対策を講じていかないと殺人事件は減らないと思っています。

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