エントリ

Heimweh nach der Zukunftさんのブログ経由で下野新聞の特集記事を読みました。

誤認逮捕・起訴

 重度知的障害者を強盗の被疑者として誤認逮捕し、起訴したが、判決前に真犯人が逮捕され、無罪になったという、宇和島誤認逮捕事件とよく似た事件の検証記事です。

 警察・検察の捜査にかなりの問題があったことが窺われます。
 特に検察は被疑者が重度知的障害者であり、そのことによって不起訴になった前歴があることを把握していながら虚偽自白を看過しています。
 地検捜査の問題性を検討した以下の記事は、正鵠を射ていると思います。

宇都宮地検の誤認起訴/疑問解消しない検証結果

つまり容疑者の特性に応じて自白の信用性を点検する基本動作が不完全だったわけで、重度知的障害に関する知識がなかったためのミスよりも、問題はむしろ大きいといえる。
「証拠物が発見されたと軽信」したことも、誤認起訴の要因に挙げられている。証拠物とは男性宅から押収されたサングラスと包丁だった。物証があれば間違いないと考えることは自然なことだ。しかし、この場合は、裁判開始前にそれらの物証が事件と無関係であることが分かった。地検は裁判での証拠申請を見送っているが、それよりもなぜサングラスと包丁に証拠価値がないことが判明した時点で、男性が真犯人かどうかを疑わなかったのか。ここにも疑問は残ったままだ。

 いずれも指摘の通りであり、腑に落ちないところばかりです。

 国家賠償請求訴訟が提起されているようですので、その推移も注目に値します。

| コメント(1) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

コメント(1)

知的障がい者の人は本当に親身になって世話をしてくれる人が居ないと、ヤクザや悪質な詐欺の餌食になったりするんだよなぁ。人に何か言われると「はいはい」って言っちゃうから、今度は警察の餌食になってしまった。      
検察や警察は真犯人かどうかはどうでもよくて、裁判で有罪に出来さえすればどうでもいい
のではないかと思ってしまう。

法律相談へ

ブログタイムズ

このエントリのコメント