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 底なし状態になっていまして、調べれば調べるほど流出が明らかになっていくと思います。
 今日までに報道されているのは、氷山のほんの一角でしょう。

 この問題について開発者の意見を聞いてみたいと思っていましたが、出ました。

「逮捕されなければ対処できた」 公判でウィニー開発者(asahi.com 2006年03月10日00時22分)

弁護側は「流出問題の対応策を取れるのか」と質問。金子被告は「問題を防ぐように改良することは比較的容易にできるし、積極的に対処したいが、改良を問題視されて、罪に問われた。今改良すれば、また幇助に問われることになる」と述べた。
「私が逮捕されていなければ対処ができ、初めから問題は起きなかった」と述べた。

 まことにごもっともな意見です。

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3月8日付の「ウィニーからの天罰」では警察官の使用目的をこう読んでいた。 >違法性を充分承知しながらも、現場の警察官はことのほかウィニーがお好きのよ... 続きを読む

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摘発する側が積極的にwinnyを使っていたということ。一体警察とは何なのか。法律を無理やりに解釈して、著作権法違反の幇助で逮捕する。検察も起訴する。覚せい剤を製造し、流通させた人間を逮捕した人間が、実は覚せい剤の常習者だった。それと同じことなのではないかと,,,,,。教育上非常に良くないし、金子氏はこんな人たちに逮捕される筋合いが何処にあるのでしょうか。金子氏の警察や検察に対する憎悪が伝わってきます。

 この間zenkamanさんが擁護していた泥酔者放置事件と同じ京都府警ですが…
 主犯が見ず知らずで意思の疎通もないのに幇助って成立しうるのでしょうか。

 幇助についてですが、
 意思の疎通がなくても幇助は成立します。
 片面的幇助と呼ばれています。
 問題は、主犯が見ず知らずで、しかも不特定でもいいかと言う点ですが、概括的故意を考えますと、成立し得るのかな、と思います。
 もちろん、金子氏に幇助犯が成立すると断言するものではありません。

 winnyは用法上の凶器(包丁など)に例えられる場合がありますが、幇助と言うためには、何らかの客観的なメルクマールが必要だと感じています。

 私としましては、金子氏がwinnyが著作権侵害的に使用されることは当然予想していたと思いますが、それを刑事裁判の問題とすべきだったのかどうかについては疑問があります。
 つまり、よく分かりません。
 しかし、科学者や技術者のモラルの問題があることは間違いないと思っています。


よく言われるように、金子氏を著作権法違反の幇助として責任を問えるなら、yahoo メッセや msnのメッセを作った企業も責任が問われいいはずです。不特定多数に送信可能だから違法性がある。と言われても、直接、デジタル化された著作物を流通させたわけじゃないんです。結局、自分の身内がwinny使ってしまい、その結果、捜査資料などがばら撒かれてしまった警察の八つ当たり逮捕だったんじゃないかと思いました。パチンコは容認しても、その他の賭博(3点方式かどうか関わりなく)は一切許さない警察らしい恣意的な逮捕でした。

>winnyは用法上の凶器(包丁など)に例えられる場合がありますが、幇助と言うためには、何らかの客観的なメルクマールが必要だと感じています。
 私としましては、金子氏がwinnyが著作権侵害的に使用されることは当然予想していたと思いますが、それを刑事裁判の問題とすべきだったのかどうかについては疑問があります。つまり、よく分かりません。しかし、科学者や技術者のモラルの問題があることは間違いないと思っています。

技術者倫理の考え方からしても、正直わかりにくいのですが、金子氏が著作権についての侵害云々について、実践的な知識をお持ちになっていたかはいささか疑問なところがあります。
コンピュータプログラム自体は特許権主張をしていない以上、全体の意匠などの概念以外は一意性(つまり同じ論理構成をとろうとする限りはプログラムの構成は一つしかとりえない)があると考えられます。(注:ある種のプログラムソースにこれが極めて薄いのがありまして、そのためそのコーディング手法は最近はあまり使われません)
したがってビジネスモデル的な捕らえ方をすれば、技術的データ交換が不自由なために(例:実際CADデータが重くて動かせないので困るということ)このようなデータ交換に有効なプログラムを「創作」したところ、著作権の実効性のあるものに使われてしまったというところであって、それは、実験データの数値の羅列とかいうものだったりしたら、おおよそ創作物とはなりえない状態のものです。注意不足などの倫理的側面や民事的案件ではありうると思いますが、本件刑事事件として扱っていることは、幇助という文言が付いていたとしても、それがフリーウエアでかつ、契約文面をつけていない(要するにプログラムインストールのときに何やら色々出てきますね。同意する/しない・・というあれです)という状態では、それこそ未必の故意というレベルが精一杯だと考えます。
もっとも専門家として技術者倫理的に予知できなかったことは憂慮すべきとはいえますが、ぶっちゃけていえばその様な概念を、企業人でない研究者に期待するのは、現実のところ困難ですね(苦笑)。これからはそれを言わせないような規範を設ける倫理的指標を提示するしかないでしょうし、その動きはあります。

 この事件については、判決が出てからコメントしようかな、と思っています。
 審理の流れを追っていないもので(^^;

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