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 佐賀県唐津市厳木(きゅうらぎ)町で小学5年の家原毅(つよし)君(11)がはねられ、山林に放置された事件で、佐賀地検は15日、土木作業員、坂口三之治(さのじ)容疑者(53)=同市船宮町=を殺人未遂罪で佐賀地裁に起訴した。

 殺人未遂で起訴しましたね。
 外形的事実関係に争いがない限り、裁判所も不作為による殺人未遂を認定する可能性が高いのではないかと想像しています。
 想像通りの判決が出ますと、不真正不作為犯の裁判例が一つ積み重なることになります。

 ところで

 地検は坂口容疑者が毅君の自転車を隠したことなどから、助ける意思はなく、連れ去ろうと決意した時点で確定的な殺意が生じたと判断した。

 これは次席検事の記者会見の内容だと思いますが、証拠を見ずに報道された情報だけからの印象で言いますと、けっこう強気だなという感じです。
 私としましては、殺意を確定的殺意と未必の作為に二分する発想には反対なのですが、放置場所の状況次第ではかなり強い殺意が認められることはあると思います。
 逆に言いますと、状況次第では未必的な殺意すら認められない場合もあります。

 弁護人としては、当然殺意を争ってくるものと思われます。

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