エントリ

 5日午前8時ごろ、堺市南区和田東の路上で、盗難車が止まっていると、警備会社から110番通報があった。

 大阪府警泉北署のパトカーが駆けつけると、男2人が乗った盗難車は急発進して逃走。道路を逆走するなどしながら通行中の車6、7台に衝突して逃げ続け、約2キロ先の同市中区東八田の府道交差点で停車。追跡してきたパトカーにバックで計4回体当たりした。

 さらに盗難車は、パトカーから降りた巡査部長(32)と、巡査長(30)にもバックで向かってきたため、警官2人は拳銃を計5発、発砲した。弾は運転していた男の腹部に当たり、男は病院に運ばれたが、間もなく死亡した。助手席の男は車から降りて走って逃走、同署は行方を追っている。

 こういう状況だと運転者に対する発砲は正当だと思うのですが

 発砲現場の交差点で信号待ち中に後ろから盗難車に衝突された同市内の女性(29)は「目の前で警官が盗難車に向かって拳銃を構えたので、流れ弾が当たるのではと、とっさにシートに身を伏せた。銃声が数回聞こえ、本当に怖かった」と声を震わせた。

 また、堺市美原区の自営業男性(43)は、妻と小学生の子供2人、知人の2家族と3台に分乗し、キャンプに行く途中で、3台とも盗難車に追突された。男性は「左前輪がとれたRV車が、ガガガという擦過音を立てながら、一方通行を逆走してきた。思わず子供を抱いて車外に避難すると、パン、パン、パンという連続した発砲音が聞こえた。自分たちに弾が当たってもおかしくない状況だった」と青ざめていた。

ということであり、心配していた状況が起こってきたな、という感じです。

 まかり間違っても無関係の市民に流れ弾が当たることのないように、警察官には適切な状況判断が求められます。

 遅かれ早かれ流れ弾事故は起こると思っていますが。
 その場合に、警察官に対する基本的な信頼感が問題になると思うのですが、今回の初期の報道でどこの社かわからなくなりましたが、警察官が相手の足を狙って撃った、という報道がなされた記憶があります。
 今回のような状況で、つまり相手が車に乗っている状態で、相手の足を狙って、つまり足以外には当たらないように狙って撃つことが可能だったのか疑問に思った記憶があるのです。
 撃った警察官から相手の足が見えていたのか疑問があるからです。

 発砲時の状況については、できる限り正確な説明責任を果たしほしいと思います。
 そうでないと信頼を得られませんから。

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コメント(8)

そんな状況下で、バックで迫ってくる、車高の高いRV車に乗っている人の脚を狙ったというのは、いくらなんでも信憑性に欠けますよね。後部の窓ガラスを狙いたまたま運転手に当たったというところでは?

状況を考えると、放っておけばさらに被害が拡大したかもしれませんし、止むを得ないのかもしれませんが、果たして周辺の市民のことまで頭に入っていたかどうか。RVだから、セダンなどに比べて、後ろから撃っての跳弾の可能性は低いかもしれませんが、0ではないですし、撃ちそこないもあるかもしれませんしね。そこまで言ってしまっては銃の使用は難しくなりますが。

とりあえず、遺体の尿から覚醒剤反応が出たようですね。まぁ状況から最初から疑われるところではありますが、府警関係者は内心ホっとしてはいるでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000101-kyodo-soci

日本の警察で使用されている拳銃では車を撃って止めるってことはできませんからねえ。

多分マグナム弾でもRV車の後部からでは、人に当てずに車だけを撃ってとめるには、タイヤを壊すしかないように思いますが(前からならエンジンを壊せるでしょう)、タイヤは的が小さいので、切迫した場面で不慣れな日本人警官が撃つと外しそうで怖いですね。

>道路を逆走するなどしながら通行中の車6、7台に衝突して逃げ続け

正面衝突していたら、多数の死傷者がでた可能性もあるわけですね。

>遅かれ早かれ流れ弾事故は起こると思っていますが。

このことが、最も懸念されることだと思います。

そこで、
>女性(29)は「目の前で警官が盗難車に向かって拳銃を構えたので、流れ弾が当たるのではと、とっさにシートに身を伏せた。
とのことですが、

警察庁広報あたりが、TVで「発砲時、現場に居合わせた場合の対処の仕方」のようなメッセージをながすべきだと思います。

>警察官が相手の足を狙って撃った

体幹を狙って撃っても、誰も文句言わないんじゃないでしょうか。警察には、堂々とした断固たる態度をとっていただきたい。
中途半端に発砲し、やけくそになった犯人がたまたま居合わせた車に乗り込み、乗員を殺傷する可能性を考えれば。(むしろ、この事態の方が警察に非難殺到するでしょうね。)

それにしても、ある新聞の見出しに「・・・発砲、死なす」と書いてありましたが、「死なす」とはなにごとぞ。まるで警察が悪いことをした表現ではないかと、ひとり憤慨しました。


タイミングが遅いですが、一言述べさせていただきます。
この男、「道路を逆走するなどしながら通行中の車6、7台に衝突して逃げ続け、・・・」によれば、今回はたまたま、市民に怪我はなかったのでしょうが、一般的には、市民に怪我人や死人が出ることは十分予想されることです。
警察官は何故自分に危険が及ぶまで拳銃を使用しなかったのか。市民感情としては「警官の命の防護が優先で、市民の命はどうでも良いのか。市民を守るという観点からいえば、拳銃発砲は遅すぎる。警察官の市民防護の職務に対する不作為じゃないのか」という皮肉の一つも言いたくなってしまいます。

警察官の拳銃使用について法令集で調べてみましたが、「警察官等けん銃使用及び取扱い規範」の第八条に規定されていました。同八条によれば、警察官職務執行法第七条(武器の使用) のただし書に規定する場合には、相手に向けてけん銃を撃つことができる。と規定されています。
この、警職法第七条の但し書きは、刑法 第三十六条 (正当防衛)若しくは第三十七条 (緊急避難)の場合。
そして死刑又は無期若しくは長期三年以上の懲役若しくは禁こにあたる兇悪な罪を現に犯したものが、警察官に向かってきた時か若しくは逃亡しようとするとき。(すみません、この当たり、専門家には釈迦に説法で)
ということは、警察官が打てなかったのは、自分に向かってくるまで正当防衛を適用できるか、緊急避難を適用できるか判断できなかったということなのでしょうか。
とすれば、今回のような悪質な窃盗罪(十年以下)及び危険運転致死傷罪(十五年以下)で巻き添えをくらって殺されちゃったら市民は殺され損になってしまいます。
なんとなくしっくりしません。警職法の改正って必要じゃないんでしょうか。
かくいう私も数年前、除夜の鐘を撞きにいった帰りに信号無視の暴走族に轢かれそうになったことがあります。横断歩道につっこんでくるんでぞっとしました。

警察は駐車違反の民間委託で天下り先を確保するばかりが仕事じゃないとおもいますよ。

ヤメケンさん、私の言ってることは暴論でしょうか。
法律家の立場からどう思いますか。

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>BULLBEAR さん

 諸般の事情でレスが遅れてすいません。

>ヤメケンさん

 えーっと、一応ハンドルはモトケンですのでよろしくおねがいします。

>ヤメケンさん、私の言ってることは暴論でしょうか。

 正当防衛は、「他人の権利」つまり市民の生命身体を防衛するためにも許されますので、論としては暴論とは思いません。

 しかし、警察官の拳銃使用はかなり慎重に考えられており、後で批判を受けないようなやむを得ないと思われる状況に限って使用すべきとされているようです。
 発砲がやむを得ないかどうかは、警察官自身が攻撃の対象にされている場合は比較的わかりやすいですが、本件のようなパターンで一般市民の安全が脅かされているかどうかの状況判断は難しいと思われますので、このような場合の一般市民を守るための発砲というのは、かなり限定された状況で行われるのではないでしょうか。

 簡単ですがとりあえずのお返事とさせていただきます。

モトケンさん、(HN間違えるなんて失礼しました)
お忙しいのにレス有難うございました。

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