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 秋田県藤里町の小学4年畠山彩香さん(当時9歳)殺害事件で、母親の無職畠山鈴香被告(33)が「(彩香さんを)欄干に座らせて後ろから両手で押して落とした」と犯行状況を詳細に供述していることが21日、わかった。
 その後、彩香さんがどうなったかを一切確認せず、そのまま立ち去ったという。能代署捜査本部は、衝動的な犯行との見方をさらに強め、畠山被告の感情の起伏の激しさにも注目している。

 いうまでもなく警察情報による記事だと思いますが、ニュースソースはどのレベルの警察官だろうか、と思ってしまいました。

 「犯行状況を詳細に供述している」
 「能代署捜査本部は、衝動的な犯行との見方をさらに強め」

にひっかかりました。

 以下、直感に基づく憶測ですが
 
 かなり上のレベルだと思います。
 それも、あまり有能ではない。
 これまでの供述の変遷に照らして、現在の被疑者の供述を信用できる根拠がありません。
 最後まで供述内容に疑いを持ちつつ、さまざまな可能性を考慮すべき被疑者です。
 今の段階で、「衝動的な犯行との見方をさらに強め」るのは軽率だと思います。

 穿った見方をすれば、弁護人やマスコミを攪乱するための虚偽リークかもしれませんが、もしそうだとすると、警察ではなくてリーク情報を鵜呑みにするマスコミが無能ということになりますが、上記の読売の記事を読んだ印象では、情報の出所は明言しないまでも、読めばわかる警察情報を淡々と記述するという姿勢が感じられ、鵜呑みというわけではなさそうです

 警察との距離が感じられるというと、読売をほめすぎでしょうか。

 そうなると、やっぱりリークした警察官はあまり有能とは言えません。
 空気が読めていないことになります。

 2〜3日前のワイドショーで某ヤメ検弁護士のコメンテイターが、秋田県警上層部の判断能力に疑問を呈していましたが、私もますますその感を深めています。

 関連ブログ
 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」

秋田県警が、誤りの上塗りをしていなければ良いが、と危惧されます。

 私も、同じ危惧を共有しています。

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赤尾晃一の知的排泄物処理場(わかば日記) - 秋田県警・能代署に捜査能力はあるのか? (2006年7月23日 13:36)

「能代署捜査本部は、衝動的な犯行との見方をさらに強め、畠山被告の感情の起伏の激しさにも注目している」。 えーっ? 普通は「計画的犯行」の線でギリギリ... 続きを読む

コメント(12)

犯罪を犯すなら秋田県がねらい目
ということが益々明らかになってきましたねw

 私は一般的に警察情報を信用していないのですが、だからこそ、鵜呑みにしないのはもちろんのこと、淡々と報道するだけの姿勢ではいけない、疑いを示して報道すべきである、と思います。なぜなら、一般の表現の受け手は報道された内容を鵜呑みにしがちだからです。たとえマスメディアが鵜呑みにしなくても、視聴者が鵜呑みにしたら、情報の発信者の狙い通りです。マスメディアの存在意義はなくなってしまいます。

>秋田県警が、誤りの上塗りをしていなければ良いが、と危惧されます。
確かに正論なんですが、逆に、このような現象を想定する能力が秋田県警になかったということは、今までの世帯の環境が、如何に長閑としていたのかという証左でもあるのではないでしょうか。したがって(いまとなっては・・・ですが)これを真摯に受け止めるという活動に振り替えを行わないと、むしろよくないという風に前向きに論旨を持っていくしかすべがない気もするのです。
確かに秋田県の場合、男鹿沖で津波がおきて子供が流された時も、副知事が知らずにパチンコをしていたとかいう話もあったように思いましたが、緊急管理という面が比較的甘いのかも知れませんし、それが県民性を作ってるのかもしれません。
至近にしなければならないのは、断罪ではなく、むしろその背景などの精査な分析をする土壌つくりと当方は考えますが、理想論に過ぎますかねえ。

ご存知の方も多いでしょうが
この事件でしばしばワイドショーに出ている
元警察官の北芝健氏が3週間前に人気番組
「たかじんのそこまで言って委員会」
で話した内容が面白かった

「秋田県警は刑事警察の県警ではないということです」
(日本海に面しているので公安がメインということらしい)

「彩香ちゃん事件の発生当時は県警の人事異動期でもあった
初動捜査に手抜きが有ったのではないか」

「これは作家としての私のファンタジーなのだが、
ある貧しい母子家庭があったとする。別れた夫の
血を引いて娘があまりかわいくない。
保険外交員をしたことがあるので保険の知識があり
犯罪被害者となれば給付金が降りる。
と おもって殺害したが、事故として処理されてしまった
それでは給付が無いので子供を殺害して回るモンスターの存在を
でっち上げるために隣の子も殺害した…」

元ノンキャリ警察官でゴツイ顔されてるのでお堅い人なのかと
おもいきや 著書多数の作家でもありホントにおもろい人でした

いづれにせよ子供が不憫です

警察官は、犯罪を犯さない人ばかりでしょうか。
警察官が、殺人を起こす事などありえないでしょうか。
警察官は、重要参考人には、なりえないでしょうか。

>オルフェウスは振り返る さん

>警察官は、犯罪を犯さない人ばかりでしょうか。

 罪名を問わなければ、警察官による犯罪は珍しくないです。

>警察官が、殺人を起こす事などありえないでしょうか。

 殺人事件となると実例が思い浮かびませんが、警察官も人間ですから、ありえないということはありえない。

>警察官は、重要参考人には、なりえないでしょうか。

 重要参考人というのは、嫌疑濃厚な被疑者候補者のことですから、当然、なりえますね。

日本のマスコミについて思うのはニュース・ソースに言及しないことです。

秋田県警の発表によればなんて見たことも、聞いたことも、その覚えが無いんです。個人名を出せるなら、その方がよい場合もあるし、個人を特定できない表現で書いたり、言ったりすることも可能なのだから。

でも、新聞のような活字は未だ救われる。自分で読むスピードを調節したり、元に戻ったりして、この内容だったら秋田県警しかないと自分で判断ができる。そして、それであればこのようなバイアスがかかっている可能性を考慮すべきだと頭の中で浮かぶ。

これがTVだと、そう簡単ではない。表現がおかしいとか、これは何だとか思ってしまうと次のことが頭に入らなくなったりする。

正確な報道とは、ニュース源についてもキチンと報道することであると思う。場合によっては、「信頼すべきニュース・ソースによれば」と報道してもよいのである。

あんのーー。父親(元旦那)が全く出てこないのには何か訳があるんでしょうか?
ワイドショーあたりが取材に行ってもおかしくないと思いますが。

 う〜ん、なんか素人目にも、この事件をめぐる情報のやり取りって、何かうさんくさいんですよね。

 それに…自供ですか?明らかに正常な判断能力を喪失している状態の人からだったら、どんな発言も引き出せるような気がします。

 真偽はどうであれ、警察もマスコミも、みんな悪役を仕立て上げたがっていて、この事件に幕を引きたいのは事実なのでしょう。

>>警察官が、殺人を起こす事などありえないでしょうか。

>殺人事件となると実例が思い浮かびませんが、警察官も人間ですから、ありえないということはありえない。

警察官が殺されるケースに比べれば少ないですが、昭和63年の大阪のシンナー少年暴行致死事件(殺人ではないですが)、昭和53年の東京の制服警察官による女子大生殺し、他にもずいぶん昔に数件射殺事件があったような。元警官なら京都の連続強盗殺人事件がありましたが。

父親もどこかの局に匿名で出てたらしいですよ
たぶん この事件は母親のキャラクターで受けてるので
父親を出しても視聴率が盛り上がらないから
ちょっと言い訳程度に出しただけになったんでしょう

こんな記事を見つけました。

宮崎学責任編集「直言」
2006年8月18日 (金) 第4回「秋田県警は自供せよ!」
http://web.chokugen.jp/kuroki/2006/08/post_cf7e.htm

ぜひ読んでください。

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