すぐには変わりそうもありませんが、
杉浦法相、保釈制度改善に意欲(asahi.com 2006年07月24日21時28分)
杉浦法相は24日、日本記者クラブで会見し、現在の保釈制度について「刑事訴訟法上、保釈は(被告の)権利だが、裁判所はなかなか(拘置所の外に)出したがらない。例外と原則が逆転している」と批判。「人質司法と言われた雪を溶かすためにも、体制整備が必要だ」と述べた。
珍しくいいことを言う法務大臣です(^^)
ちなみに、「人質司法」という言葉は、
逮捕、勾留(こうりゅう)によって自白を得ようとし、否認すれば長期間、保釈を認めない今の司法のあり方を批判する意味で使われる。
と書いてありますが、検察官に対して自白してても裁判官の前で認めるまではだめ、という裁判官がとても多いです。
法相は26日の法制審議会に、こうした保釈制度改革や、社会奉仕命令など「代替刑」の創設などを諮問する。
裁判所に対して明確な意見を突きつけてほしいものです。
追記
ろーやーずくらぶさんからのトラックバックで少し突っ込みが入ってますが、全体としては、人質司法に風穴を開ける可能性としてプラス評価しています。
とはいうものの、「自宅拘禁」ていうのは具体的にはどうするつもりなのだろう、という疑問はあります。
やはり基本は、「保釈の権利性」ですね。
保釈に関しては裁判官はもっと仕事をすべきです。
裁判所も法務省に言われたくないわい,と思うのでは?
それとも弁護士出身の大臣だからフンフン適当に,という感じでしょうか。
>オジヤマ虫 さん
司法権の独立というものをはき違えている裁判官もいるかも知れない、というのが私の心配の種のひとつです。
自らの権力性についての自覚が薄い裁判官がいるのではないかと想像しています。
痴漢などの冤罪被害者がやってもいない罪を認めてしまうのは、こういう人質司法で「白状しないと帰れないぞ」とプレッシャーをかけられるからなんでしょうか。
だとすれば、こういう動きが具体化すればいいですね。
実は私としては、この問題よりも、杉浦法相が任期の最後に「あれ」にサインするのかどうかが気になっていたりします。すみません。
>モトケンさま
社会奉仕命令についてはどう思われますが?
お考えをうかがいたいです。
>みみみさん
>社会奉仕命令
私は、日本の刑罰制度は硬直していると思っていますし、犯罪者処遇にも融通が利かないところがあると感じていますので、社会奉仕命令の導入には基本的に賛成です。
ただし、実際の運用にあたっては研究すべきことが多いでしょうし、効果のほどもやってみなければわからない、というのが正直なところです。