パトカー追跡受けた車が衝突事故、3人死傷 静岡・浜松(asahi.com 2006年07月30日10時19分)
30日午前2時ごろ、静岡県浜松市佐藤3丁目の信号のある市道交差点で、パトカーの追跡を受けていた磐田市一言、コンビニ店員清水雅敏容疑者(35)の乗用車と浜松市早出町、会社員越川優さん(32)の乗用車が出合い頭に衝突、越川さんの助手席の妻亜沙美さん(25)が体を強く打って死亡、越川さんも胸を打つ重傷、後部座席の男性(39)も鎖骨を折る重傷を負った。
事故後、清水容疑者からアルコールが検出されたことから、同署は道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。
こういう事件が起こりますと、パトカーの追跡方法を批判する意見が述べられますが、圧倒的に逃げたほうが悪いと考えます。
逃走中の事故については、危険運転致死傷罪を適用できる場合があると思いますが、端的に、パトカーや白バイに追跡されている際に事故を起こした場合に対して、被追跡時運転致死傷罪ともいうべき加重処罰類型を新設して厳罰化すべきだと思います。
はじめまして。
法律とはあまり無縁の人間ですが、いつも読ませてもらっています。
> こういう事件が起こりますと、パトカーの追跡方法を批判する意見が述べられますが、圧倒的に逃げたほうが悪いと考えます。
私もどんな状況であれ、逃げる方が悪いだろうと考えています。
逃げなければこういった二次災害は起こらなかったのですから。
このあと警察が事故に巻き込まれた人達を放置して容疑者を捕まえて立ち去ったというなら話は別ですが、そういったことはないでしょうし。
> 被追跡時運転致死傷罪ともいうべき加重処罰類型を新設して厳罰化すべきだと思います。
私は危険運転致死傷罪に格上げ(こういう表現で良いのかわかりませんが)でよいかな?とも思います。
赤信号できっちり停車したり、その他交通法規を厳守したりする逃亡犯は白バイやパトカーから逃げ切れるとは思えませんし。
逃亡により二次災害が発生しようがしまいが罪は重くなって当然だと思います。
>こういう事件が起こりますと、パトカーの追跡方法を批判する意見が述べられますが、
追いかけられると逃げるのは人間だけでなく動物一般の習性ですからねw
やはり逃げる可能性を念頭に置いた追跡方法を考えるべきかと。
もっとも、警察はその道のプロなので、追跡マニュアルみたいなものは当然存在するものと思われます。
そうした追跡手法を守っていたか否かは検証されるべきではないでしょうか。
kenji47さま
>やはり逃げる可能性を念頭に置いた追跡方法を考えるべきかと。
例えば、制限速度を大きくオーバーし赤信号を無視して逃走する車両をパトカーで追跡するにあたり、二次的な事故の発生リスクを最小限に留める追跡方法とはどんなやり方が考えられるでしょうか。
動物園の枯れ枝の話ではありませんが、「追跡しない」が正解なのかな、とも思ってしまいます。
>もっとも、警察はその道のプロなので、追跡マニュアルみたいなものは当然存在するものと思われます。
そうした追跡手法を守っていたか否かは検証されるべきではないでしょうか。
守っていたとすれば、これも「どないせえっちゅうねん?」でしょうね。
ちょい悪代官さま
>例えば、制限速度を大きくオーバーし赤信号を無視して逃走する車両をパトカーで追跡するにあたり、二次的な事故の発生リスクを最小限に留める追跡方法とはどんなやり方が考えられるでしょうか。
制限速度を大きくオーバーし赤信号を無視して逃走する、という状態はパトカーが必死で追いかけた結果引き起こされたものと思います。
そんな状態になったら、もうサイレン鳴らしての追跡は断念したほうが二次災害を起こす危険は少ないのではないでしょうか。
現在は、主要街道にNシステム等設置されてますから、現行犯で捕まえなくとも検挙は可能だと思われます。
警察は逃走を引き起こさないように、まず、
「絶対に逃げても無駄だ」
という威圧感を与えるようにしているみたいですね。
スピード違反を摘発する際には背後に着けて急に赤色等を鳴らし、「前の車止まりなさい」と警告します。
普通の人はそれでビビッて観念するわけですが、精神的に不安定な人はパニックに陥って急加速して逃げ出してしまうのでしょう。
そういう人に厳しい刑罰の制裁を予告してもあまり意味があるとは思えません。
だって逃走する時には、正常な判断能力を失ってるわけですからね。
>守っていたとすれば、これも「どないせえっちゅうねん?」でしょうね。
とりあえず警察としては責任を免れるということでしょうか。
仕方ないと言っちゃなんですが、「止まれ止まれ」と言ったって止まらんものは仕方ないと思います。
ですから、無理に追跡するよりも、先回りして検問張るとか(最近は道路に設置して、逃走車にパンクを引き起こす装置なんてのもあるらしいですし)、上記のように車両のデータを押さえておいて後日の検挙に繋げるほうがベターかなとは思います。
>kenji47 さん
私は、逃げ得を許すことによって生じるモラルハザード(注)のほうが心配です。
飲酒検問を受けてパニックになって逃げようとする者は飲酒運転をしているものです。
そういう人間が追跡から容易に逃げおおせることができたならば、また飲酒運転を繰り返すでしょう。
そうなると、追跡されているときに事故を起こさなくても、遅かれ早かれ飲酒による重大事故を起こす可能性が高いと言えます。
私は、逃げ得は許さない、という毅然とした態度のほうを支持します。
そのほうが事故は減ると考えています。
(注)こういうモラルハザードという言葉の使い方は正確ではないようです。
モラル ハザード
kenji47さま
>とりあえず警察としては責任を免れるということでしょうか。
警察という組織として、また警察官という個人として、その時に施しうる手だてを尽くしている場合(本件がそうであるかはわかりませんが)にもかかわらず、「警察の追跡方法が・・・」と言われてしまうと、やっぱり本音としては「じゃあ、どないせえっちゅうねん?」と思うんじゃないでしょうか。前向きな思考とは言えませんが、あくまで本音としては。
モトケンさま
>飲酒検問を受けてパニックになって逃げようとする者は飲酒運転をしているものです。
逃げる理由はいろいろです。
以前、私の住んでいる県で、10代だか20代前半の女性が、夜中の2時頃にパトカーの停止命令を無視して一方通行の道路を逆走したあげく街路灯に激突したという事故がありましたが、逃げた理由が「家の門限に遅れて急いでいたから」だったそうです。
ニュースで飲酒運転の厳罰化がかえってひき逃げ事件を増加させている一面があると聞いたことがあります。
ひき逃げになっても後で出頭し、飲酒の事実が検知できないようにしたほうが飲酒事故よりも軽くなるとか。
>ひき逃げ事件増加
事故被害者の団体はひき逃げも危険運転同様、厳罰化しろと訴えてるようですね。そうじゃないと、逃げて酔いを覚ました方が、留まって119番とかするより軽い罪になるというアベコベの事態になっちゃうと。
http://www.ne.jp/asahi/remember/chihiro/hikinigeindex.htm
>パトカー追跡
身も蓋もないことを言っちゃえば、逃亡者が勝手に電信柱にでもぶつかって一人で事故に遭うぶんには自業自得ですむんですが、この話で問題なのは、逃走車が無関係の一般車を巻き添えに事故を起こすことが恐いんですよね。こういう事故があると当然マスコミは騒ぎますし、警察もマスコミには弱いから一時的にそこの県警が追跡のマニュアルを作ったりする。だけど80キロを超えたり、信号無視したら、もう追わないなんてルール、所詮守れるわけ無い(実際ある県警はそういうルールを一時的に作ったようですが長続きしなかったようです)。それじゃあ、逆に危険運転をすれば、パトカーから逃れられると警察が言ってるようなものですから。実はこういう自動車警ら隊の検挙実績ってのは良いんですよね。覚醒剤所持なんかは多くはここが挙げてるともいいます(後から捕まえる方式では当然ブツは発見されないでしょう)。重要手配犯の半数以上は実は私服の刑事じゃなくて自動車警ら隊や制服警官の職質から挙げてるのが現状で、ただでさえ検挙率が問題になってる昨今、警察としては難しい問題でしょうね。
>もっとも、警察はその道のプロなので、追跡マニュアルみたいなものは当然存在するものと思われます。
>一時的にそこの県警が追跡のマニュアルを作ったりする。
平成16年6月15日の参院内閣委員会の質疑で、共産党の小林議員がパトカーの追跡による事故防止をテーマに、「警察庁の違反車両追跡時の受傷事故防止チェックリスト」について質問したくだりがありました。
質問は、まあ、あれなんですけど、
政府参考人の警察庁の人見氏が、
乗務員の措置として、追跡の打切りと組織的対応が記されており
・逃走車両が信号を無視したり一時不停止を繰り返すなど、通過車両と衝突が予想され、あるいは追跡距離が長くなった場合には追跡を打ち切る。
・その車の特徴等の無線手配を的確に行いまして、組織的な検挙にのせる。
幹部の措置についても同様で、追跡を実施する場合に、追跡を打ち切る場合、打ち切るべき場合、こういったものを具体的に示している。
と答弁されています。
ということで、マニュアルというか、警察庁のチェックリストなるものが平成16年の時点ではあったようです。
距離等の具体の話については、警察業務に差し支えるとのことで答弁を拒否しておられます。
ご参考まで。
じじいさん、情報提供ありがとうございます。
ところで、
パトカーに止まるよう警告されて逃走する車ってそんなに多いんですかね?
実際は、ほとんど停車すると思います。
普通、絶対逃がさないという迫力で「止まれ」って言われたら、逃げても無駄だと思って止まると思うんですけどね。
いえ、私は止められた経験ないですけど。
kenji47 さん
>パトカーに止まるよう警告されて逃走する車ってそんなに多いんですかね?
結構多いんだと思いますよ。この記事によると、
http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000248888881325
朝日新聞が調べただけで、01年12月から3年間で全国で約60人の死亡事故が起きてるそうです。パトカー追跡による死亡事故なんて、パトカーの制止を無視して逃走するケースの極々一部でしょうから、事故を起こさず報道されないようなケースは相当数あるんじゃないかと。それによくTVで○○警察24時とかいうドキュメントがあるけど、必ず一つくらいパトカーの制止を無視して逃走する逃走車って出てくるような気がします。一ヶ月くらい同乗取材すれば確率的に必ず撮れるおいしい画なんだと思いますよ。
ちなみにこの記事は前回の「緊急走行マニュアル」を作ったけど、引っ込めちゃった県警って話の元ネタなんですが、前回はリンクを二つ張ると弾かれそうなんで省略しました。95年の話のようですから、じじいさんの情報と併せると、あるいはそれ以降、警察庁で何か指針を作ったのかもしれませんね。
今もう一度元記事確認したら、95年の時点で警察庁は危険な深追いをしないように各県警に通達を出してるようですね。
でも、追いかけられると逃げたくなるのが動物の習性なら、逃げる獲物を追いかけたくなるのも動物の習性ですから(^^現場レベルではなかなか難しいでしょうね。
アニメや映画なんかですと逃走車に発信機をつけるなんてシチュエーションなんですが、逃走の二次被害を考えてある程度余裕もって追跡する手段を真剣に考えてみてもよいかも知れないですね。
という訳で
「ナンバープレートに一発。上手いもんだろ?」