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彩香さん殺害を一転否認、畠山被告あす追起訴(2006年8月8日3時1分 読売新聞)

秋田県藤里町の小学4年畠山彩香さん(当時9歳)殺害事件で、殺人容疑で再逮捕された母親の無職畠山鈴香被告(33)(米山豪憲君殺害事件で起訴)が、彩香さん殺害について、これまでの供述を一転させ、「何で私が犯人なの」と話すなど否認していることが7日、わかった。

 いずれ否認する可能性があるな、と思っていましたが、やはりそうなったかという感じです。

秋田地検は、〈1〉殺害を認めた逮捕後の供述〈2〉事件直前に大沢橋で畠山被告と彩香さんの姿を見たという目撃情報〈3〉責任能力があるという簡易精神鑑定の結果――から、否認しても立証は可能とする。ただ、これまでの捜査で有力な物証は得られていない。

 「有力な物証は得られていない。」ということですから、変遷の中の自供、つまり否認を含む全ての供述の中から検察にとって一番都合のいい供述だけの信用性を立証しなければならないのですから、相当難しい公判維持ということになりそうです。

 秋田地検は立証可能の理由として、「〈3〉責任能力があるという簡易精神鑑定の結果」を上げていますが、責任能力があること自体は自白の信用性を認める根拠にはならないと思います。
 そんなことより鑑定の中身、つまり畠山被告の心理傾向や供述傾向の分析・把握のほうがもっと重要だと思いますが、【簡易】鑑定でどの程度明らかになっているのでしょう?(激しく疑問形)。

 それはともかく、彩香ちゃんの事件の関係では弁護人は沈黙を守っていたと思いますが、否認に転じたことを知って、胸をなでおろしていることだろうと思います。

 ところで、

 豪憲君の事件についてはどうするのでしょう?

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赤尾晃一の知的排泄物処理場(わかば日記) - 「やっぱりなー」の一転否認 (2006年8月 8日 14:42)

追起訴を控えて,畠山鈴香被告が彩香殺害容疑を一転して否認したそうだ(讀賣)。有力な物証が得られていないなかで,大沢橋の目撃証言とこれまでの供述だけで送検す... 続きを読む

ここまで供述を二転三転四転させる容疑者も珍しい。自分の娘の殺害を供述しながら、一転、今度は再び否認する供述を始めている、という。 「何で私が犯人なの... 続きを読む

コメント(6)

今日、追起訴されたと各社報じていますが、否認の話はどこにも出てません。
読売、朝日とも殺害容疑で追起訴されたってだけですし、
毎日では「畠山被告は起訴事実を認めている。」なんて書いてあります。
供述を一転させたって情報はどこから来て、どこへ行ったのでしょう?

いつも拝見させていただいております。
この事件は、9日の起訴で、取調べは終わり、被告の身柄は拘置所に移されたものと思っていたのですが、秋田魁新報のウェブニュースで、今日(21日)まで、能代署に留置されていたということでした。これは、どういう措置なのですか?っていうか、こういうことは、法律的にはありなのですか?もしお時間ありましたら教えてください。

それは日本が世界に誇る代用刑事施設制度です
http://ja.wikipedia.org/wiki/代用監獄

未だに接見禁止なのは、何故ですか?

否認していることと、証拠が薄いことが原因だと想像します。

つまり、罪を認めるまでは誰とも接触させずに、
精神がズタズタになって「はい、私がすべてやりました」
となってから、

予め用意された「公判前整理手続き」に沿ったシナリオ裁判で、一気に型に填めてしまう


そんな手合いなんですかね。


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