エントリ

 ビッグコミック系でときどき掲載されていたという印象なのですが、ビッグコミックオリジナルで連載が始まったようです。

 「岳」というタイトルの島崎三歩という山岳救助ボランティアが主人公のマンガです。
 作者は、石塚真一さん。
 山で人が死ぬ話が多いですが、なぜか癒されるマンガです。
 こういう文を書かせるとほんと下手くそで我ながら涙がでますが、ともかくモトケンはこんなマンガが好きということで。。。

 単行本が出てます。

岳 (1)

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コメント(23)

この「岳」って面白いですよね。私もいつも読んでいます。今出ている増刊号には、巻頭カラーで載ってますね。前々回だったでしょうか、遭難から半年後、腐乱した状態で見つかった息子を、思いっきり抱きしめる親が描かれていて、涙が出そうになりました。

で、ここからが本論なのですが(!)、私は、近い将来、このような山岳救助隊員が「救助過誤」で訴えられる時代が来ると予想しています。「もっと早く現地に到着していれば、助かったはず」「救助後、直ちに○○していれば、死亡は避けられたはず」「救助隊員間の連絡体制にミスが有り、救助開始が遅れた。連絡ミスがなければ助かっていたはず」などなど。

このような時代が来た場合、山岳救助隊員がいまのモチベーションを維持できるか、いまから興味をもっています。私の関わっている救急医療と良く似ているもので。

書き忘れました。

「遭難現場では、元気な状態で発見された。しかし、救助のヘリコプターに乗せる際、釣り上げるロープから落下して死亡した。ロープの結びが悪かったからである」

↑で、業務上過失致死...

モトケンさんは、救助隊員を起訴します?

お、「岳」ですね。単行本持ってますよ(というわけで残念ながらアフィリエイトには協力できませんが(^^ゞ)。
でもさすがにこの漫画から「救助過誤」はちょっと連想しませんでしたね(^^ゞ。
あえて連想するとしたら「イナズマ」の話ですか。三歩が救助したときにはすでに即死していた遭難者の父親が現場に駆けつける。父親は悲しみとショックから錯乱気味で、事情もよくわからないまま、「謝れ」とどなりながら三歩を殴り飛ばす(←多分救助のミスで息子が死んだと思った?)。三歩が何も自己弁護せず「申し訳ありませんでした」と土下座すると父親もその場に泣き崩れる。。。後で「くやしくないのか?」と問うクミに「せめてあやまりたいんだ」と答える三歩。。。ま、理屈を考え出すとよくわかんなくなる話だったりしますが、逆にそのあたりが癒されるんじゃないかと。

ビッグコミックオリジナルの作品は、ヒューマンドラマが多いので、よく映画化、ドラマ化されますね。「岳」も映画化されるかな?山岳シーンが多いので難しいかな?

私事で恐縮ですが、「じみへん」が好きです。

警察ではありますが、山好き警察官のボランティア精神に支えられている要素がありますからね。無論単身赴任で、自身も死と隣り合わせの過酷な勤務だと思います。

「岳」は読んでませんが、実際いるんでしょうね、クライマーならぬ、クレイマーさんが。そもそも危険を承知で山に入ってるわけで、遭難原因も多くはクライマーさんの方にあるのでしょうから、助けに来てくれただけでも感謝モノなんですけどね、本当は。医者の皆さんと同様、報われない仕事なんですね。

以下、まるっきりの横レスで申し訳ありません。

>遭難現場では、元気な状態で発見された。しかし、救助のヘリコプターに乗せる際、釣り上げるロープから落下して死亡した。ロープの結びが悪かったからである

遭難状況が分かりませんが、本人が元気なら、歩いて下山すればいいのでわざわざ吊って帰る必要はないですし、せいぜい安全地帯に連れて行ってやるくらいなので、怪我でもしてなければヘリは不要なのでは。

それとヘリで吊下げ救助中の要救助者の落下事故というのは、余り聞いたことがないのですが・・・。

仮定の話として、要救助者が元気ということなので、さほど切迫感のない状態での事故ですから、ハーネスの金具の掛忘れ・初歩的な確認ミス等があれば、多分許してもらえそうにないと思います。

> 「遭難現場では、元気な状態で発見された。しかし、救助のヘリコプターに乗せる際、
> 釣り上げるロープから落下して死亡した。ロープの結びが悪かったからである」

ここは、インフォームドコンセントですよ。ヘリで釣り上げる際のリスク、自分で下山する時のリスクなどを説明し、承諾の

サインをもらっておくべきです。それから、(もし、本人が希望すれば)ヘリで釣り上げを行います。

そうしないと、「釣り上げ途中で落ちると言うリスクは説明されていなかった。もし、落ちる可能性があると知らされていたら、自分で歩いて帰っていた」と説明義務違反として、相手につけ入るスキを与えてしまいます。この場合は、要救助者は死亡しているので、口頭での約束よりも書面での承諾書が必須ですね。

私が読んだ中では、山岳救助隊を題材にした紅林直の「山靴よ疾走れ」とか、村上もとかの「岳人列伝」などが好きでした。

>それから、(もし、本人が希望すれば)ヘリで釣り上げを行います。

希望してヘリで吊ってもらった場合、別料金(技術料・乗車代など)を取られるのでしょうか?

>書面での承諾書が必須ですね。

やはり、印鑑は必要なのでしょうか?要救助者が持ってなければ、とりあえず自宅まで取りに帰っていただいて、それからということになるのか、それとも拇印か自筆のサインでもいいんでしょうか?

ぼくは谷口児ローの「K]が好きでした.
山岳人材救助マンガというのがジャンルとして成立しているのが不思議

http://www.d3.dion.ne.jp/~yumeya/good-yama.html

>ぼくは谷口児ローの「K]が好きでした.

救助モノではないですが、谷口ジローはマロリーのコダックをモチーフにした「神々の山嶺」を読みました。谷口さんの絵は息苦しくなるくらい迫力があるんですよね。

確かに山岳救助がマンガがジャンルとして成立しているのは、不思議です。作者の力量が優れているのか、「岳」は毎回いっきに読んでしまいます。面白いですよ。

> やはり、印鑑は必要なのでしょうか?

印鑑は不要でしょう。自筆、拇印のいずれかでも良いでしょう。

そういえば、昔、意識障害で同意書にサインができず、さらに悪いことに、代理のサインをもらうはずの家族の到着が待てない緊急の場面で、ある先生が意識もうろうとしているその患者の指にインクを塗って、指に紙を押し付けるようにして拇印を捺し(捺させ)、承諾書(輸血するための?)を作成していたのを思い出しました。

一応、輸血の利点・欠点を患者さんの耳元でしゃべってはいたようです。ただし、患者の返事はなく、意味不明の言葉をうなっているばかりでした。これでも「承諾を得た」ことになるのかと、感心したのですが。これでいいんでしょうか。

>某救急医 さん

 ご質問の件ですが、業務上過失致死罪が成立し、起訴される公算が大です。

 ところで、三歩君が遭難者を背負って下山するシーンがけっこうありますが、その際に三歩君が足を滑らせて転倒し、遭難者(命に別状はなかったとする)が転倒によって死亡した場合はどうか、を考えてみましたが、その場合は仮に過失を認定するとしても起訴する気にならないように思います。

私のたわいもない疑問におつき合い頂き、嬉しく思います。

やっぱり、釣り上げ落下事故は事件性があり、警察の捜査、書類送検、起訴に至りそうですね。ここから先は、「緊急だったので、ロープの確認が難しい状況だった」「夜間だったので、ロープの固定を確認するのが難しかった」などとして、無罪を主張することになりそうですね。とにかく、有能な力のある弁護人さんにがんばって欲しいものです。

この書類送検や起訴によって、被告人が救助隊員として活動できなくなり、その間の山岳救助体制が維持できなくなり、かかる救助隊員がいれば助かったはずの要救助者が放置されるようになった場合、だれが責を担うのでしょうね。

いろんな疑問を持ちますが、(現場でがんばっている救助隊の方には気の毒ですが)山岳救助や海難救助のかたが「救助過誤」で実際に警察の捜査を受ける様子を、早くみたいです。その時のマスコミの対応や、新聞の見出し、それぞれの隊員のモチベーションの変化、救助体制のみなおしなどが、どのようになされるのか、興味はつきません。警察の捜査が、山岳救助体制を充実させますかね?

マンガの話題で思い出しましたが、私は、昔、宇宙飛行士になりたいと思っていました。題名は忘れましたが、なにかの本の影響を受けたんだと思います。小学生の頃だったかな(笑)。

ふと、思いましたが、日本製のロケットにのって日本人が種子島から宇宙飛行士として打ち上げられる際、仮に不幸にも打ち上げに失敗して、宇宙飛行士が死亡したりした場合、ロケット打ち上げに関係した人々は、業務上過失致死罪に問われるんでしょうか。予見可能性や、防止できたかどうかが判断の材料ですかね。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)に捜査員がいって、証拠書類を押収したりするのかな。

>山岳救助や海難救助のかたが「救助過誤」で実際に警察の捜査を受ける様子を、早くみたいです。

学問的興味は別にして、死人が出る話ですから「早くみたい」は不謹慎でしょう。死亡事故を楽しみにしてるのと勘違いされますよ。医療過誤を楽しみにされると、医師としてどうでしょうか?

打ち上げ失敗は、有人ロケットの打ち上げはそもそも安全が前提ではないので、失敗即警察沙汰ではないと思います。原因究明がされ、その中で、重大過失が判明すれば、捜査もありうるでしょうが。

そもそも山岳救助のヘリは大半が警察のもので、山岳救助は警察活動ですから、理屈はともかく現実的にはよっぽどのことがない限り、警察の捜査とは行かないと思いますがね(内部調査とかはもちろんあるでしょうが)。もっともロープの結び方が悪くて落下なんて事になったら、さすがに大問題で事件化するでしょう。最近は世論やマスコミの眼もありますし。ちなみに警察のヘリなら基本的には無料。最近は高齢者の登山者が山の上で疲れたからタクシー代わりに携帯で警察のへリ呼んで。。。みたいな話が急増で、こないだ落ちた長野のヤッシーは警察の山岳救助ヘリを有料にするとか言って話題になったけど、あれはどうなったんですかね?

ありゃ、言葉が悪かったですね。すみません。

私が楽しみにしているのは、落下死亡事故がおこることではなく、機序は問いませんが救助過誤で隊員が訴えられることです。イメージとしては、「岳」の三歩君が逮捕され、ワイドショーで「救助ミス! 家族の慟哭を衝撃取材!」などと題して、放送される感じでしょうか。この後、三歩君は同様に山岳救助に復帰するのかなどなど。

自分でもいじわるな期待と言うことはわかっていますが、医療のそれと比較してみたいのです。

救助ヘリは、今は有料ではなかったでしょうか。不確かですが...

> 父親は悲しみとショックから錯乱気味で、事情もよくわからないまま、
> 「謝れ」とどなりながら三歩を殴り飛ばす(←多分救助のミスで息子
> が死んだと思った?)。三歩が何も自己弁護せず「申し訳ありません
> でした」と土下座すると父親もその場に泣き崩れる。。。

一年後に、警察に逮捕され、「あの時、土下座しただろう? 自分に過ちがあると、罪を認めていたじゃないか?」と、取り調べを受け書類送検されるシーンも、見てみたいです。

ハハハ、ホントに意地悪だなぁ某救急医さんも(^^ゞ
でもこれから月2連載ともなればネタ切れ必至で、あるいはそういう話も出てくるかもしれませんよ。ま、もっとも元々舞台や設定にかなりきつい縛りがある話なんで、今でもネタ切れ間近の感は否めませんが。。。

すみません。やっぱりちょっとイジワルですよね。自分でもイヤになりますが、福島事件以降、考えさせられることが多く、神経質になっているんだと思います。

私は、オリジナルは定期購読していまして、ビッグコミックとモーニング、スピリッツを立ち読みしています。昔はスピリッツを定期購読していたのですが、10年ほど前からオリジナルに替えました。オリジナルのほうが面白いと思ったので... ただ、スピリッツのなかの「ボーイズ オン ザ ラン」「気まぐれコンセプト」は愛読しています。また「おいしんぼ」の長期連載は驚異的ですね。もう、20年くらい続いているのでは? 良くネタもつきないと、感心しています。登場人物もトシをとらないですね。

私のやっている救急は、忙しい時には48時間一睡もしないこともありますが(ひどい話です)、ヒマな時には全くヒマで、同僚とマンガ本を医局でゴロゴロしながら読みふけっていることも少なくありません。私がヒマだと言うことは、救急がヒマだと言うことで、住民の皆さんが安泰な証拠で、何よりです。

>一年後に、警察に逮捕され、「あの時、土下座しただろう? 自分に過ちがあると、罪を認めていたじゃないか?」

また、認めないと、謝れって、毎日のように押しかけてくるんですよね、診療の最中でも他の患者さんの迷惑も顧みずに平気でロビーで大声張り上げるし。
ただ、山岳救助隊の番所に毎日押しかけるのは、相当な体力と気力が必要ですが。途中で、また、遭難したりして・・・。

>また「おいしんぼ」の長期連載は驚異的ですね。もう、20年くらい続いているのでは? 良くネタもつきないと、感心しています。登場人物もトシをとらないですね。

あれも1巻からスタートして、コミックスでもう95巻ですから。いつまで買えばいいんだよっ!ていいたくなりますが、止められないんですよ、今さら。連載当初は読んでる自分も若かったんですけどね。

医者と警察と自衛隊は、ひまに越したことはありません。

最近、怒鳴る家族が増えてきて(証拠はありません。印象のみですが)、疲れます。「医者だろ? 何とかしろよ!」はまだ良いほうで、「助からないって? 責任逃れかよ! もっとちゃんやれよ!」などは、日常茶飯事です。

家族1人がどなってくるのを聞き流すのは慣れましたが、先日なぞは、親類縁者3,4人から怒鳴られ、手を焼きました。最近、「駅員さんに暴力をふるう乗客が増えている」ことのエントリーがありましたが、よくわかります。「どうして良いかよくわからないので、とりあえず相手を怒る」人がいますね。私を怒ったからと言って、事態が好転するとは思えない(例:蘇生に成功するとか)のですが、全く理解できません。

弁護士事務所でも、怒鳴る人、います? > モトケンさん

「岳」ですが、今回のオリジナル(19:223-244、2006)では、複数の要救護者がでて、三歩がどう対応するかで終わっていました。いわゆる「トリアージ」が必要なのですが、はてさて、次号ではどうなっているでしょうね。

他には、「弁護士のくず」が良いですね。いつも面白く読んでいますが、今回のも良かった。DVDが発売されるそうですが、買ってこなくちゃ。

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