ネット3大紙としては毎日が一番詳しかったので引用します。
松本被告:死刑確定 最高裁、特別抗告棄却を決定(毎日新聞 2006年9月15日 16時23分 (最終更新時間 9月15日 18時58分))
被告が自ら控訴や上告を取り下げて裁判が打ち切られたケースはあるが、最高裁に統計が残る66年以降、控訴棄却決定で死刑が確定するのは初めて。決定は4人の裁判官全員一致の意見。
そりゃあ初めてでしょうね、こんな終わり方は。
本件のような対応をする弁護士がこれまでも、そしてこれからもいるとは思えません。
裁判官全員一致ということをかみしめたほうがいいと思います。
特別抗告審では、東京地裁の死刑判決の是非ではなく、(1)訴訟能力の有無(2)弁護側の控訴趣意書の提出遅れに刑事訴訟規則で容認される「やむを得ない事情」があるか(3)提出遅れという弁護活動の不備による不利益を被告に負わせることの可否−−が争われた。第3小法廷は(1)について、▽高裁の依頼で今年2月に提出された精神鑑定の結果▽1審判決当時の被告の発言内容▽拘置所での日常生活の様子−−などから、被告に訴訟能力があるとした高裁決定を「正当として是認できる」と述べた。
(2)については、弁護団が趣意書を作成しながら、高裁による再三の提出勧告に対し「精神鑑定の方法に問題がある」などとして提出しなかった経緯に言及。「やむを得ない事情があるとは到底認められない」としたうえ「弁護人が被告と意思疎通できないことは、提出遅延を正当化する理由にならない」と判断した。
(3)については「弁護人の行為による効果が、被告の不利益となる場合でも被告に及ぶことは法規の定めるところ」と指摘。「被告自ら弁護人と意思疎通を図ろうとしなかったことが、裁判を打ち切るような事態に至った大きな原因。責任は弁護人だけでなく被告にもある」と批判し「高裁決定を揺るがすような事情を見いだすことはできない」と結論付けた。
私としましては、この最高裁の判断は至極まっとうな判断と思われます。
裁判上の判断については詳しいことはわかりません。
素人目には妥当と思われます。
でも例の四女ほか子どもたちにとっては、やはり彼も父です。
犯した罪を贖うためとは言え、国家権力が自分の父の命を奪う、というのは我々には考え及ばない複雑な心境でしょうね。
私自身は裁判所の判断を支持します。どこかで線を引くしかないでしょう。いずれにしても賛否両論は避けられないでしょうが。
本人の話を聞けないのは残念ですが、10年口を開かなかった被告が15年待てば口を開くとは到底思えません。佐木隆三が言ったように、真相を話すことは自分のメッキを剥がすことと同義ですから、今更宗旨替えすることはないでしょう。自らクロと吐けばオウムは崩壊しますが、グレーのまま死ねば信者は良いように解釈して教団を存続してくれるでしょうし。
むしろ、いまだに事件を直視して総括しようとしない教団に腹が立って仕方がありません。このタイミングで言い訳だか告白だかを吐いた上祐にも。
確かに前代未聞。被告が望まない死刑判決が、弁護士の戦術ミスで2審に行かなかったんですから。
そもそも誰もやりたがらない弁護をやった形ですので、弁護士会もモノをいいにくいでしょうが、これだけのミスには懲戒の検討があってもいいと思います。
ぜひ、次の法相には、与えられた使命を果たせる人になってほしいです。
素人ですが。このケース、弁護過誤で訴えられたらかなり厳しくないですか?
それとも全然そんなことないですか?
>弁護過誤
相当厳しいと思うんですが、本人からの訴訟提起の可能性は低いんじゃないでしょうか。
問題は家族だと思いますが、インフォームド・コンセントの問題があるでしょうね。
弁護団はギャンブルをやったわけですが、そのあたりの勝算についてどのような説明があったのかが気になります。
医療と一緒で、(実質的)依頼人は結果でものを見ることが多いです。
モトケンさん ありがとうございます。
弁護団が奇手に打って出たわけですね。
勝ち負けは世の常なのに、結果でものをいわれるとつらいですね。