エントリ

 16日午後9時35分ごろ、静岡県富士市厚原の市道交差点で、右折中の近くの製紙会社員稲葉彰信容疑者(46)の乗用車と、対向してきた同市天間、中国国籍の飲食店アルバイト曹海峰(ソウ・カイホウ)さん(37)の原付きバイクが衝突。曹さんは病院に運ばれたが、頭を強く打っており、まもなく死亡した。

 稲葉容疑者から呼気1リットル中0.15ミリグラムを超えるアルコールが検出されたため、県警富士署は道交法違反(酒気帯び)と業務上過失傷害の疑いで稲葉容疑者を現行犯逮捕。業務上過失傷害を同致死容疑に切り替えて調べている。

 この事故は、車の運転者から見て、バイクの速度や距離を見誤りやすいパターンの事故ですから、飲酒していなくても事故になった可能性はありますが、飲酒をしていると飲酒側が決定的に不利になることは肝に銘じておいたほうがいいでしょう。

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コメント(12)

> 呼気1リットル中0.15ミリグラムを超えるアルコールが検出されたため、
> 道交法違反(酒気帯び)と業務上過失傷害の疑いで

酒気帯び運転罪(道路交通法65条第1項、117条の4第3号)となる、アルコール保有量の基準は、以前より引き下げられて、今では0.15mg/Lになっているのですね。

道路交通法施行令
(アルコールの程度)
第44条の3 法第117条の4第3号の政令で定める身体に保有するアルコールの程度は、血液1ミリリットルにつき0.3ミリグラム又は呼気1リットルにつき0.15ミリグラムとする。

しかも、調べてみたら、改正されたのは最近どころか、平成14年(2002年)6月。
免許更新の時でもなければ法改正を読まないので、4年間も知りませんでした。。。
(ゴールド免許なのは、運転が上手いからではなくて、あまり運転しないため)

別のエントリ(9/12ひき逃げの厳罰化)でトボケたことを書いてしまい、大変失礼いたしまた。お許しください。m( _ _ )m

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> 飲酒をしていると飲酒側が決定的に不利になる

民事の損害賠償責任の過失割合において考慮されることはもとより、
刑事事件としては飲酒の事実があれば、起訴基準以下の量であっても、不利な情状に働くと思います。

以前に、交通事故ではない、単なる道交法違反の無免許運転の事案で、
飲酒の点は(当時の)基準以下のため不問とされたものの、証拠請求されて、不同意にするかどうか、悩みました。
不同意にしても、被告人質問で絶対に聞かれるだろうなーと思って、結局、同意しましたが・・・

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例の福岡の事件を受けて、酒気帯びの基準を更に厳しくし、0.1mg/Lにすることが検討されているそうです。
しかし福岡の事件は0.25mg/Lといいますから、私の個人的な印象としては、そんなにすごく飲んでいたという気がしません。事故の主要因は酒より、スピードの出し過ぎでは?と思ったりもします。

それにしても、0.25だの0.15だのと言いますが、具体的に、例えばビールなら何mLくらい飲んだらそうなるかは、あまり言われませんね。
個体差の問題があることは当然としても、
具体的な量を公表すると、逆に、「それ以内なら飲んでもよい」という気持ちにさせるからでしょうか。

>YUNYUN さん

 司法修習生のときに、検察修習でどの程度飲めばどの程度呼気アルコール濃度が上るのかというのをビールを飲みながら実験(実験にかこつけて酒を飲んだだけという噂もある^^;)したことがありますが、私の感覚では、0.25mg/lの数値が出たときには、かなり酔った気分だったのを覚えています。

 コップを重ねながら風船を膨らますという異常な状態でしたから、呼気アルコール濃度が脳への影響の程度についていっていなかった可能性がありますが、0.25mg/lという数値は運転への影響がないわけはないと、体験的に思っています。

> 0.25mg/lという数値は運転への影響がないわけはないと、体験的に思っています。

おっしゃる通り、
たとえ少量でも、体内にアルコールが入ると、注意力や判断力や反射運動力が、確実に低下します。
運転の作業は、認知→判断→行動 の繰り返しですから、この全ての過程において能力が低下したのでは、正常な運転ができるはずがありません。

自分自身ではビール小瓶1本でもマトモな運転はできないだろうと思うので、
現行の酒気帯び運転の起訴基準0.15mLには、納得しています。

ただ、私の言いたかったことは、
最近は飲酒問題がクローズアップされていますが、飲酒だけが交通事故の原因ではない、ということです。
事故原因を飲酒運転だけに収斂させてしまうことは、非科学的な思考停止の態度であり、真の原因究明の妨げになるのではないか。
事故の再発防止のためには、原因をきちんと分析して、もちろん、行為者にも相応の責任を取らせることが必要であると思います。

>飲酒だけが交通事故の原因ではない

 業務上過失致死傷罪の起訴にあたっては、飲酒運転事故の場合でも飲酒行為自体(またはそれと直接関連する運転避止義務など)を過失の内容として起訴することはまれだと思います。

 起訴にあたっては、求刑の問題もありますから、加害者・被害者双方の原因や落ち度を具体的に検討して、事故の原因を見極めて起訴しているはずです。

ちょっと話がずれますが

    しかし福岡の事件は0.25mg/Lといいますから、
    私の個人的な印象としては、そんなにすごく飲んでいた
    という気がしません。
    事故の主要因は酒より、スピードの出し過ぎでは?
    と思ったりもします。

この点ですが、120キロで13秒間のよそ見、といった話が出てきました。
13秒間はとにかく、2トンある大型RV車を海に放り込むほどのエネルギーとなると、120キロで走行したというのはありそう、のあの片側一車線で自動車専用道路の片鱗もないところを120キロで走ったことに驚いています。

こんな運転を日常で気にしているのでは、酔っぱらって無くてもいつかは同じような事故になったでしょう。

最近話題の飲酒運転事故の話ですが、私の守備範囲の救急医療では、救急車で運ばれてきた患者(運転者)が飲酒していた所見(アルコールくさい)を、誰に

私の守備範囲の救急医療では、救急車で運ばれてきた患者(運転者)が飲酒していた所見(アルコールくさい)を、最初にだれにどのように伝えるかが、大きな問題です。

たとえば、飲酒運転中に歩行者をはねて、自分も電柱にぶつかって大けがをして、意識不明の状態で救急治療をうけている例を考えます。現場検証をおえた警察官が病院に来て、この治療中の加害者の容体を聞くことがあります。昔は私も若く世間を知りませんでしたので、救急部の廊下で、警察官にケガの程度、治療の見通し、アルコール臭の有無などを説明したものでした。場合によっては、電話での問い合わせに対しても、同じように説明していました。

いまでは、問い合わせ身元の確認が出来ない電話はもちろんのこと、病院に訪れてきた警察官にも、いっさい病状の説明をしません。基本は、「ご本人もしくはご家族の方にお尋ねください」です。

これはいうまでもなく、「診療上知り得た患者の秘密を漏らさない」という、医師として大変基本的なことだと思っています。中には、「ちょっと教えてくださいよ」などという警察の方もいますが、「ダメです」と突っぱねています。始めの頃はギクシャクすることもありましたが、最近では警察から聞かれることもなくなりました。

自損自爆事故の場合も難しく、後日、保険会社からの問い合わせで、「救急搬入時、患者の呼気にアルコール臭はありましたか?」などときかれることがあります。患者本人の委任状を確認した後にお話しをしますが、支払われる保険金がちがうのかな? ここら辺はよくわかりません。

新聞報道で、「加害者の体からアルコールが検出された」など書かれていますが、誰がどのようにマスコミに伝えたのか、興味があります。報じられることはありませんがね。

No.7某救急医さま

> いまでは、問い合わせ身元の確認が出来ない電話はもちろんのこと、病院に訪れてきた警察官にも、いっさい病状の説明をしません。
その態度は正しいと思います。

> 支払われる保険金がちがうのかな? 
金額が違うどころか、全然払われないことになるかもしれません。
自動車保険では、免責事由(保険金が払われない場合)が定められており、「自ら招いた事故」については保険金は払われません。
酒酔い運転による自損事故ならば、それに当たる可能性があります。
つまり、保険会社は支払拒絶できるケースかどうかを調べるために、お医者様に照会してくるのです。

> 誰がどのようにマスコミに伝えたのか
新聞記者が本人から委任状を取って調べているわけはありませんから、報道がなされたということは、誰かがしゃべったに違いありません。
医療関係者か、それとも医療関係者から聞いた警察か。
新聞記者としては、職務上の倫理として、ニュースソースを漏らすことはできないでしょう。

 余談です。普段から車を運転しますが、運転の危険度としては38度以上の熱を出している場合も運転を禁止するべきだと思います。飲酒運転同様に危険です。

飲酒運転も困ったものですが、最近では薬物を内服して意識状態が悪いといのも、少なくありません。

処方薬を大量に内服しているばあいもありますし、よくわからない(由来不明の)薬を飲んでいる場合もあります。飲酒運転が良くないのと同じように、正常な判断を鈍らせる薬の内服にも、何らかの歯止めが必要と思います。

医師は、「飲んだら眠くなることがありますから、車を運転しないでくださいね」などとひと言断って処方しているとはおもいますが、実際にそれが原因で事故ったりすることもあるわけです。

また、禁止薬物や非合法薬物の内服(使用)がわかった場合に、どのように司法に伝えるかと言うのも、悩ましいです。麻薬中毒に関しては、保健所長に届け出ることになっていますし、覚せい剤は都道府県知事だったかな? いずれも、届け出先は司法ではなく行政ですね。結局は何らかの形で、「警察沙汰」になるのですが、じゃあ、どの段階で誰が警察に言うかで、またまた悩ましいです。

診察にあたった医師が警察に言うのか、届け出を受けた行政(保健所長や知事)が司法に連絡するのか....診療上知り得た秘密を守るのか、それとも法律を犯したものを警察に通報する国民の良識が優先するのか....

救急医療とは、医療そのものよりも行政や司法との接点の多い診療科ですから、気苦労が絶えません。

数日前に運転免許証の更新に行ってきましたが、講習担当官は 0.15mg/l がどれくらいなのかの目安を語っていました。ビールでコップ2〜3杯だそうです。それと、アルコールが回るのに時間がかかるので、飲んだ直後よりも飲んで30分ぐらいが濃度が高くなるとも言っていました。

ところで、脇筋の話ですが、リットルは l (小文字のエル)が正式であり国際標準です。そう表記くださるよう、ご協力お願いします。単位は原則小文字(m (メートル)、g (グラム)、など)ただし、人名由来のものは例外的に最初の文字だけ大文字(Hz (ヘルツ)、Pa (パスカル)、など)となっているからです。

ところが、米国が「リットルは大文字で L と書くこと」と世界標準を無視した法律を作りやがったため、米国からの輸入食品のラベルには L や mL が跋扈しています。こんなところにも、あの国の世界標準無視体質が表れています。彼らは、小文字の l は数字の 1 とまぎらわしいからとほざいていますが、そういう時は l を筆記体で書いて紛らわしさを避けるのが大昔からの慣習で、米国以外の工業国は一世紀以上も前からそれで困っていません。

われわれ日本の住民は、世界標準のほうの l を使いましょう。

> 飲んだ直後よりも飲んで30分ぐらいが濃度が高くなる(No.11 wdさま)

これがため、飲酒検問は飲み屋のある市中よりも、やや郊外に設置するほうが捕獲率が高いのだと、警察の人が言っていました。

> リットルは l (小文字のエル)が正式であり国際標準です。
> 小文字の l は数字の 1 とまぎらわしいからとほざいていますが、そういう時は l を筆記体で書いて紛らわしさを避けるのが大昔からの慣習で、米国以外の工業国は一世紀以上も前からそれで困っていません。

ご指摘の通り、小文字が正式であり、私もペンと紙を使っては筆記体で書いて不自由しません。
しかしながら、この画面上では、「l」(小文字のエル)は「|」(縦棒)と、少なくともぱっと見では、大変紛らわしいのではないかと慮りまして、あえて大文字で入力した次第です。
お気に障ったのならやめます。

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