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 福岡県筑前町で、教師が加わったいじめで中学生が自殺したことなどを受け、東京都教育委員会は26日、いじめに関与した教職員の懲戒処分の基準を明確化することを決めた。教職員も加わったいじめで子どもが不登校になったり、いじめを知りながら上司に隠したり、といった悪質な行為は免職か停職。いじめられた子どもの相談を放置した場合も「いじめの助長」とみなし、減給や戒告にする。

 こんな基準を定めなければいけないこと自体が嘆かわしいことだということを自覚してもらいたいと思います。
 ところで
 「上司に隠したり」ということですが、この場合の上司というのは誰のことなんでしょう?
 部下教員を主たる対象にしているように見えますが、上が直視しないから下が隠そうとするんじゃないでしょうか。

いじめへの不適切な対応を「教師の非行」の一項目とすることで、「いじめを必ず報告する体制をつくる」ことが狙い。

 「いじめ」を「いじめ」と認識しなければ報告もへったくれもないでしょう。
 
 いじめを報告した教職員をどう評価するかという基準をまず定めるべきだと思われます。

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コメント(7)

何をもって「いじめ」とするのか、「いじめ」と「犯罪」をどう区別するのか、とかその辺の基礎研究が足りないように思いました。

参考になるかわかりませんが、

文部科学省の定義によると「いじめ」とは
 「(1)自分より弱い者に対して一方的に、(2)身体的・心理的な攻撃を継続的に加え、(3)相手が深刻な苦痛を感じているもの。」です。

裁判例の中では、
「学校及びその周辺において、生徒の間で、一定の者から特定の者に対し、集中的、継続的に繰り返される心理的、物理的、暴力的な苦痛を与える行為を総称するものであり、具体的には、心理的なものとして、『仲間はずれ』、『無視』、『悪口』等が、物理的なものとして『物を 隠す』、『物を壊す』等が、暴力的なものとして『殴る』、『蹴る』などが考えられる」(東京地裁八王子支部平成3年9月26日判決)とされています。


>上が直視しないから下が隠そうとするんじゃないでしょうか。

>いじめを報告した教職員をどう評価するかという基準をまず定めるべきだと思われます。

現状では「担当するクラスでいじめが発生している」という事実は、その教師がクラス運営ができていないと評価されてしまう可能性も高そうです。「クラス」の部分を「学校」に置き換えると校長についても同じになりますね。報告があがりにくい理由はこのあたりにあるのかもしれません。

教育委員会って教職員ではなく普通の公務員なんでしょうね???
専門職の世界を組織としてしか見られない???
ところで、生徒や親が悪用するかも・・・

> No.3 オジヤマ虫 様

 教育委員会の職員=教員だ,と思ってましたが(少なくとも,私の住んでる市ではそうです)。
 委員は,非常勤の嘱託かもしれませんが。

癸灰ジヤマ虫様、癸kobito様

>教育委員会って教職員ではなく普通の公務員なんでしょうね???
>教育委員会の職員=教員だ,と思ってましたが(少なくとも,私の住んでる市ではそうです)。
 委員は,非常勤の嘱託かもしれませんが。


東京都の教育委員会(6人)は以下の方々だそうです。教育長以外は多分非常勤です。

教育委員長  木村 孟   (東工大元学長)
委員長代理  鳥海 巌   (丸紅元会長)
委員長代理  米長 邦雄  (日本将棋連盟会長)
委員       内館 牧子 (作家)
委員       高坂 節三 (実業家)
教育長     中村 正彦 (都職員)

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/gaiyo/shikumi.html

彼ら教育委員会と教育長を筆頭とする事務局からなっており、一般にニュースなどで言う「教育委員会」(頭を下げてる人たち)とは教育長以下の事務局の方を指しています。

で、事務局の方は、主に行政職員と指導主事(教頭試験に通った教員、教頭・校長経験者など)で構成されています。

mackeyと申します。はじめまして。
私は勤務医ですが、家内が教職員なので、教育界の内部事情を聞いている中でのコメントしてみます。

生徒間の「いじめ」も問題ですが、教師の間の「いじめ」の構造も問題でしょう。福岡の一件では先生から生徒に対するいじめがあったとの報道がありましたが、教師はけしからんとの論調でしたが、ではどうしてそう言った行動に至ったのかの分析がありません。校長が上を向いてばかり仕事をしていれば、部下の教職員にストレスが加わる事は、容易に想像できます。教職員の鬱病での病欠は、今では普通です。自殺の比率も他の職種に比較して高かったと思います。

教育界と医療界は,似たような構図で崩壊が起こっています。


国家財政、地方財政の悪化→教育・医療財政削除→教育・医療の崩壊
教育への投資の減少により、合理化と称し人員削除が行われました。
教員の削除は、生徒数によって規定されており、削除できないため、校務員など雑務をしてくれる人員が削除されました。そのため、あらゆる雑務を教師がしなければならなくなり、本来の仕事ができなくなっています。また、教師も同じく残業が数値となって記録されにくい職業で、もし残業代が増加すれば、校務員に比較し労働コストが高い教師に仕事をさせない方が良くなるのですが、サービス残業になりコストが削減され、いつまでたっても改善されない。


過剰な市民の要求
対応の困難な生徒が増加しているのは、確かです。分かりやすく紹介しますと、30年ほど前、中学生時代、片親の同級生はわずかでしたが、家内の勤務する中学校の生徒の半数は、片親でした。一般に、片親である家庭は、生活困窮している事が多い事は事実でしょう。そう言った家庭の環境は良いとは言えません。そう言った中で、手のかかる生徒が増加する中で、旧態然の教員配置基準、裁量権の狭い校長の権限など、資金を注入すべきところにされない事が、医療界と似ていると思われます。


マスコミの攻撃
これは、言うまでもないでしょうね。


話は変わって東京都教育委員会のメンバーは、都知事が指名しているのだと思いますが、右に行き過ぎて困ったもんですね。米長 邦雄氏は、園遊会で陛下に釘を刺された事件もありましたが、バランスの取れた人選とは思えません。教育委員会のメンバーの選定については、Wikipediaのリンクを張っておきましょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/教育委員会

mackey先生、コメントありがとうございます。
「バカ教師」の記事にコメントした後、先生の書き込みを読みました。
「バカ教師」という表題を見ると、「バカ医師」とかぶり、心が痛みます。

いつも思うのですが、こういうところに3人も交通整備はいらんだろ、というように、ほとんど役に立たず道路や駐車場に立っている人達が目立つ世の中になっていますが、なぜ、もっと人手を必要としているところで働いてもらえないのでしょうね。

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