エントリ

福島県前知事、収賄容疑認める 土地取引「受注の謝礼」(asahi.com 2006年11月02日03時02分)
福島汚職:佐藤前知事が一転、容疑認める供述(毎日新聞 2006年11月2日 3時00分)
福島ダム汚職、佐藤前知事が収賄認める供述(2006年11月2日1時33分 読売新聞)

 リーク情報ですが

 関係者によると、栄佐久容疑者は逮捕当初、「一切関与していない。逮捕には納得がいかない」などと容疑を強く否認していた。しかし、祐二被告が最近になって「土地取引は受注調整の謝礼だった」とわいろ性を認めた上で、「経緯は前知事にも報告しており、謝礼と認識していたと思う」と容疑を認めたことなどから、栄佐久容疑者も同様に容疑を認め始めたという。(読売)

 弁護士と入念な相談をした上で自白に転じたと思われますので、公判でひっくり返す可能性は低いと思いますが、前知事の自白の動機が弟の自白ということになりますと、弟の自白とワンセットで争う余地は残されています。
 しかし弁護士と相談の上の自白で客観状況に基本的に符合していて自白はそう簡単にはひっくり返せない(争っても勝てない)と思います

 栄佐久容疑者は9月27日に辞職を表明した際、「潔白です」と言い切っていた。(読売)

 まあ、その時点ではそう言わざるをえないでしょうね。

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コメント(3)

「佐藤前知事が収賄認める」の報道と「和歌山談合事件での木村知事が辞職」が、ほぼ同時でした。佐藤前知事は収賄で、和歌山談合事件の元出納長は競売入札妨害罪(刑法96条の3?)で起訴との報道でした。

モトケン先生;
和歌山談合事件の元出納長は収賄で起訴にならなかった理由は、何か考えられるでしょうか?
(福島県事件のエントリーで和歌山県事件の質問をしていますが)

質問の理由は、私にとっては、似たような犯罪と思えるのに、なぜ罪が違うのかと思ったからです。

このAsahicomの記事によれば、ゴルフ場役員、井山義一容疑者には受注謝礼金1億1800万円はゼネコンから渡っている。しかし、前出納長に井山義一容疑者から渡っているか証拠が得られていないからでしょうか。前出納長の収賄が確実視できたら収賄でも起訴をするということでしょうか?

再発予防の観点から比較すると
いわゆる談合の場合は一般競争入札が有効です
業者を限定するから談合が可能になる
実績の無い業者は保険会社に有料で保障させる等の
制度整備で補完すればいいとおもいます.
ところが土地取引の場合,競売では地域開発に
支障を来たす可能性が相当有る
どうしても相対取引にならざるを得ないケースもままあり
その結果こういう不正の下地になってしまいます
有名な例では渡辺恒雄氏が社内で頭角を現した一因に
政治家とのコネを利用した本社建設予定地払い下げ
だったと言われている
土地取引汚職の有効な予防策は私には思いつきません
政府や自治体が土地を持ちすぎても経済によくない

>いのげさん
>政治家とのコネを利用した本社建設予定地払い下げ
>だったと言われている

渡辺氏にそこまでの権力はなかったみたいですよ。佐藤首相に伝言を頼まれただけというのが真相みたいです。「渡辺君、きみのワシントン行きの餞別にあの土地を払い下げます」という冗談はあったみたいですが。

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