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パラリンピック:女子円盤投げ「銀」の佐藤さんが北京断念(毎日新聞 2006年12月11日 15時21分 (最終更新時間 12月11日 15時28分))

 かなり激しい憤りとやりきれなさを覚えたニュースです。

 憤りのもって行き場がどこなのか考え中です。

 佐藤さんは、高校時代に脊髄(せきずい)を損傷。車いすを使うようになったが、元来スポーツ好きだったため「打ち込めるものが欲しい」と陸上競技を始めた。93年、区役所に就職。介護保険の仕事をしていた。つえで歩くことも可能だったが、03年3月に職場の配線コードに足を引っかけ転倒。入院、リハビリに7カ月かかる労災事故に遭い、以来車いす生活になった。

 しかし、佐藤さんはけがを克服してアテネ大会に出場。ドーピングの恐れがあるため、普段使っている治療薬が使えず、痛みに耐えながらも、砲丸投げで4位、円盤投げで銀メダルの好成績をあげた。その後、「苦労をかけた両親に一つずつ金メダルをプレゼントしたい」と、北京大会を目指し訓練を重ねていた。

 佐藤さんは「役所は障害を持つ人も働き、障害を持つ市民も来る場所。それなのになぜ、職場で2度もけがをしなければならないのか」と悔しがる。
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コメント(21)

これは運・不運の問題では、ありませんね。
1度、怪我をしたのに、2度も怪我をするなんて、改善の検討がなされておらず、ほっておいたかのようにとれますが。
「申し訳ない」では済まない。
お役所の人間でありながら、どうして障害者について、もっと、考えることが出来なかったのでしょうか?
私は「該当お役所」に怒りをぶつけたいです。
佐藤さんは障害を持ちながらも仕事をし、そして、陸上競技という、やりがいのあるものをみつけ、頑張っている佐藤さんは、素敵だと思いますし、感心します。
応援したい方ですね。
ですから、「おバカな役所に怒りを感じます。」

これはお役所だけの問題でなく、日本のシステムすべての問題だと思う。日本はほんとうにバリアフリーではない。
子供をもってベビーカーと使うようになって、いかに日本の街があるけないか、身をもって感じましたよ。
ベビーカーくらいで普通の道をあるくのも不便なんだから、
車椅子の方はもっと不便であるに違いありません。

だいたい、4階から3階の車椅子様のトイレに行く途中だったとありますが、
なぜ各階にそれがないのか?
アメリカではどこにでもあるけどなあ。

日本は狭いから仕方ないのかもしれないけれど、
もっとバリアフリーを勧めるべきだと思います。

そうですね。日本って、おかしいですよね。
国も役所もお金のことになると、フットワークは軽いけど、他のことにはお尻が重いんですよ。
バリアフリーにしよう!と意気込んだ時期もありますが、尻つぼみのようになってしまうし。
私個人的にも、バリアフリー・障害を持つ方についての必須な対応がノロノロだと思っています。

『改善の検討がされておらず』というのは的を得てないと思います。
2回とも配線コードに引っかかったわけじゃないんですから。

この事故では停止階で隙間があいて止まったので緊急停止とはちょっと違うと思いますが、
・異常停止を警告する機構がなかった
・後方を確認できない体勢で乗ってしまった
ための、いつかは起こったかもしれないが「不幸な事故」にあたると思います。

8月というと、ちょうとシンドラー製エレベータの話題がホットだった時期です。
シンドラー製以外に、どんなエレベータでも隙間が開いて止まってしまうことが多く報道され、注意喚起が行われていました。
おそらくその理由もあって当年にリニューアルが予定されていたと思うのですが。

この事故ではエレベータ側と利用者側、どっちにもちょっとずつは責任が存在するので、その意味も含めて『憤りの持って行き場がない』のだと思います。

あと、記事で労災について触れられていますが、公務員は労災じゃなくて公務災害と呼ぶのでは。
公務災害は認定されるまで随分時間がかかるそうですが、早く認定の決定が出るといいですね。

書き忘れてましたが、不運や不幸で済ませていいわけではなく、しっかり今後の対策は採るべきだと思います。(怪我したほうも、施設側も)
ただ、実際はどんな場面で事故が起こるかというものは起こってみないと分からないという難しい側面もあります。(怪我する方も、施設側も)
オフィス内で『ヒヤっとした』事例を集めて対策が実行できる組織か委員会みたいなものが必要になってくると思います。

そして、こういう対策を行ってることをマスコミはもっと宣伝して、対策を行う側のモチベーションを上げてもらいたいです。

日本人の考え方が、閉鎖的な部分があるので、なかなかノーマライゼーションが進まないのだと、思います。ハンディキャップを持つ人や、その他大勢とちょっと違う人を、隔離してきた歴史があるので、なかなかそこから抜け出せないのが現状と考えます。

都市部には、色んなハンディキャップを持つ人が街に出ていて、普通に生活して、自分の生活圏内にもいましたが、転勤族なのでちょっと都心から離れると、高齢者以外で麻痺がある人、自閉症、ダウン症などの、ある一定の割合でいるはずの人々と、街で会うことがないので、彼らはいったいどこにいるのだろうと、思うことがありました。

それと、役所の肩を持つ訳ではないですが、彼らのほとんどは、障害者と接したことがないと思われます。申請などの事務手続きで接する程度で、自分の生活圏内にいたり、学校で一緒に生活したりすることなく、来ているので、何が不便なのか、想像すらできないのが現状なのかなと思います。教科書で習った程度の知識です。
私は、県庁で健康福祉の分野でバイトしていますが、専門職(医師・保健師・薬剤師・検査技師など)はいますが、少数派で、事務方が多いです。これは、しょうがないことと思いますが、お金を握っている事務方は専門職を蔑ろにしている雰囲気があります。また、この専門職の方達も、臨床経験が乏しく、事務方を説得するだけのプレゼンができていないのも原因かと思います。
役所すべてが、こうだとは思いませんが、似たり寄ったりだから、福祉・医療分野が衰退しているように感じます。

No.4bgさま
>後方を確認できない体勢で乗ってしまった

通常、1人で車椅子でエレベーターに乗るときは、扉側は背中になります。なので、降りる時には、バックで降りることになるので、後方確認のため、大きな鏡が、扉側の正面に付いています。なので、佐藤さんとしての責任はないと思うのですが、どうでしょうか?

悲しい事故ですね。

>エレベーターの扉に何らかの外圧がかかり3ミリのすき間があいたまま降下。
>このため緊急停止

>エレベーターが3階の床面より11センチ高い位置で止まり、
>バックで降りようとした佐藤さんはそれに気づかず、
>後ろ向きに車いすごと転倒、頚椎(けいつい)損傷の大けがを負った

>エレベーターは65年ごろの設置で、今年度リニューアルの予算が組まれていた

今回の事故は予測できる事ではなく、誰かに責任のあるような事故ではないと思います。だから誰かに責任を探す事自体が間違っていると思います。必要なのはこれからの佐藤さん(更に言えば障害を持つ人)を支援する体制ではないでしょうか。
佐藤さんが少しでもお元気になれる事を祈っています。

> nsiku 様
まず、鏡があったかどうかがわからないのですが(古いエレベータですし)、あったと仮定して。
正面に鏡があったとしても、鏡を見て確認できるのは後ろ側の正面で足元はかなり確認しづらいのではないでしょうか。
これを床(設置面)は鏡で確認できないので『利用者が確認する必要がある』のか『エレベータの機能としての欠陥』なのかは意見が分かれるのではないでしょうか。

また、車椅子でも後ろを振り向けば少なくとも足元くらいは確認できると思うのですが、後ろを振り向いたくらいでは段差があるかどうか分からないものなのでしょうか。

どちらに責任があるかないかよりも事故防止に向けて双方気をつけていけたらと思います。

bgさま
>どちらに責任があるかないかよりも事故防止に向けて双方気をつけていけたらと思います。

同意です。車椅子用のエレベーターは、公共の建物であれば、床まであれば素晴らしいと思いますが、実際は、車椅子に座って鏡の正面に来て、視線を下に下ろすと、厳密には床まで鏡がなくても、(かごの奥行きや車椅子の停止位置や本人の目線の高さも関係しますが)後方確認は可能だと思います。人間工学が専門の人がいると、もっときちんと説明ができると思います。私の言葉で伝わるのか、かなり不安です。
鏡での段差確認は、遠近感が分かりずらいと思います。両目で直接見ることで、距離感が分かるので、鏡だと1枚の平面を通してみていることになるので、劣ると思われます。

マンションや一部の公共機関は、そこの利用者がストレッチャーや棺での水平移動が必要な時のために、エレベーターのかごの内部に扉があると、鏡は途中で切れていることが多いと思います。(鏡の切れている高さによっては、バリアフリーとしては、不備ですね)

役所として、車椅子利用者が就労する場合、エレベーターに鏡がないとすれば、準備不足としか言いようがないです。予算の関係なのか、意識の差なのかは分かりませんが。
それと、佐藤さんは、高校時代に脊髄損傷しているので、損傷箇所に因っては首を捻っての後方確認は厳しいかなとも思います。(03年の転倒で、杖から車椅子に変わったことを考慮しても)

段差が生じるエレベーターの交換時期が遅すぎたのかもしれません。赤ちゃんを乗せてベビーカーを押している人や、高齢者が、その段差で、転倒などしていた可能性もあるので。

お金をかける所を間違えているのでしょうかね。職場は、安全第一です。

>鏡での段差確認は、遠近感が分かりずらいと思います。両目で直接見ることで、距離感が分かるので、鏡だと1枚の平面を通してみていることになるので、劣ると思われます。

鏡は平面ですが、鏡を反射して目に入る光はやはり両眼の視差を産みますので、それ自体は片目で見るような遠近感のわからなさは無いと思います。
それよりも反射したものを見るということで遠いところを見るの同じですから、直接見るよりも視差は小さくなって遠近感はわかりにくくはなるでしょうし、鏡の反射率が100%ではないことで暗くなりやはりわかりにくくはなると思います。

>段差が生じるエレベーターの交換時期が遅すぎたのかもしれません。

事故の常習犯のエレベータだったとか、事故の可能性が予見されていたのなら、遅すぎたのかも知れませんが、リニューアルの予定も入っていたことですし、不運や不幸で済ませざるを得ない事故だったのではないかと思います。

> それと、佐藤さんは、高校時代に脊髄損傷しているので、損傷箇所に因っては首を捻っての後方確認は厳しいかなとも思います。
その可能性は考えていませんでした。
こういう後ろを振り向けない方は後方確認はどうやっているのでしょう。
車椅子にバックミラーをつけたりするんでしょうか?

私は、1回だけ電動式の車椅子で手元にバックミラーがついている人を見たことがあります。ほとんどの人は、ついていないのが標準仕様の車椅子だと、思われます。
鏡の見方とか、車椅子の操作は、その人の経験で体得していくので、その人の勘だよりというか、感覚によるところが大きいと思われます。

街で見かけたら、ちょっとだけ気にかける気持ちでいることが、事故防止に繋がると思います。本人ができることは、本人がする、できないこと・できなさそうなことがあれば、私は自分のできることを協力しています。
エレベーターに車椅子の方が同乗したら、降りる時に、こちらが車椅子操作を申し出るか、自力で車椅子操作する人なら、こちらが先に降りて、段差がないか等、確認するのも、いいのではないでしょうか。

No.12 nsiku さん

>街で見かけたら、ちょっとだけ気にかける気持ちでいることが、事故防止に繋がると思います。本人ができることは、本人がする、できないこと・できなさそうなことがあれば、私は自分のできることを協力しています。

社会全体がそう心がけたいものですね。
反面、濫訴社会になるとちょっとした善意が思わぬ仇になることも考えられます。
ここでは医療の問題について議論されていますが、一般人であっても段差を通過するのに難儀している車椅子の方に手を貸して、やはり上手く行かずこの事故のような転倒と大怪我をした場合、私も過失ということで損害賠償請求されるのではないかという危惧です。
現にボランティア保険なんてのがありますし、触らぬ神に祟りなしを決め込んでしまいがちです。

クルンテープさま
ハンディキャップのある人の介助は、介助する側は無理をしないことが1番です。車椅子を触ったことがない人が、街中で初対面の人の車椅子を操作することは、危険です。(訴えられなくても、怪我や道具の破損があっては、大変です)まずは、知人や施設内での体験がお勧めかと、思います。
「やったことはないけれど、何か手伝えることありますか?」なんて、声をかけるだけでも、いいと思います。すると、「これこれ、こうしてくれ」というように、指示がでますから、その通りやってみる、もしくは、自分に無理だと判断したら、断ることも、大切です。

自分でできることで、いいと思います。直接の介助はできなくても、転倒したら、手を差し伸べる、連絡先があるならお手伝いする。これでもいいと思いますよ。

>ちょっとした善意が思わぬ仇になることも考えられます

そうですね、なんだか殺伐とした世の中です。不況のせいなのか、心に余裕がないのか、自分以外はどうでもいいのか、何だかよくわかりません。
図書館の件でも出ていましたが、ここ5年ぐらいで、特にそう感じます。10年前は、そんなに感じなかったような、気がするのですが。 (当時は、私が若く、『今時の〜』を言われる側で、今は、言う側に回っただけなのか…う〜ん、ビミョーです) 

即刻障害者対応バリアフリー庁舎を建設して
書類等の運搬要員も確保
各フロアに障害者用トイレ二ヶ所
大型エレベーター8基
玄関前に障害者専用駐車場10台くらいは
対応していただきたいです
財源は消費税増税でいいでしょう

エレベーターの出入りの問題は難しいことが多いですね。
前から出て 前から出られるように 前にも後にも出入り口があるような構造になれば 良いのかも知れませんが 3−4階以上の階に止まる構造であると難しいですね。。。

外出で一人で電動車椅子を使用している患者さんには バックミラーとかいろいろ工夫している患者さんが多いと思いますが、すべてえおカバーは出来ませんし、
どうしても注意力が散漫になりがちな患者さんもすくなくないので、
安全確保は どうしても容易ではありません。

古いエレベータは結構 段差ができることがあり、某医科大学のエレベータでは 頻繁であったと 同僚の医師も言っています。
最新式のものは 大丈夫になっているんでしょうか。
段差が出来たときに どのように安全を確保できるのか。。。

バスや電車での乗降でも 車椅子の転倒事例があります。
バスですと ワンマンで運転手さんしかいないので 対応が不十分になりがちです。

いのげさんのに便乗。

バリアフリー庁舎というのは 段差を解消し、平面で すべて1階で対応可能、なおかつ遠くまで行かないで済む というのが理想的ですね。
スロープも エレベータも エスカレーターもそれぞれ問題があるので。。。

緊急時の避難も考えれば 高層階は無理ですし、なんと言っても平屋で1階です。

配線コードなどのバリア排除専従職員も
各フロアに配置

今回、初めて書きこみいたします。法律は素人なので、こちらのblogはいつも参考にしています。

このニュース、痛ましい事故です。
個人的には、佐藤さん対お役所という構図は適当ではないと考えます。
市役所に就職しているからには、佐藤さんもお役所の一員であり、また、介護保険担当者ということを考えれば、来庁する市民のためにも、バリアフリーを積極的に推し進める立場にあります。私が利用する市役所にも、福祉課に車椅子の職員がいますが、おそらく、障害者の立場で改善を図るという期待を受けて、その部署に配属されているのではないでしょうか。
そんな佐藤さんでも、危険性に気づかず、エレベーターを利用した、というところが、やるせないです。エレベーターの異常動作が原因である以上、製造業者、点検業者との契約内容が、安全への配慮の面で適正であったか、点検は正しく行なわれていたか、が問われることになるのでしょう。なんらかの外圧、というのも気になります。しかし、古いエレベーターということもあって、結果どこにも憤りのもっていきようがない、ということになるのではないでしょうか。
公務災害が認められて、充分な補償を受けられるのが、この場合望ましい(やむをえない)結末ではないでしょうか。

一般論として、バリアフリー化を進めるためには、国や自治体の乏しい財源にだけ頼ることはできないと考えています。こういったニュースを流す新聞社などが、率先して**をバリアフリー化するための寄付、を受け付けるようにすればどうでしょうか。

>車椅子を触ったことがない人が、街中で初対面の人の車椅子を操作することは、危険です。

危険でしたか・・・。エレベーターのない駅の階段を、頼まれて車椅子を持ち上げて上ったことが何度かありました。(駅の外なので駅員は手伝わない。)もちろん、力が有り余ってた若い頃ですが。今にして思えば、地雷源の中を歩いてたなあ、というか当時(四半世紀前)は何でも賠償・訴訟という空気はなかったです。

>バリアフリー庁舎というのは 段差を解消し、平面で すべて1階で対応可能、なおかつ遠くまで行かないで済む というのが理想的ですね。
スロープも エレベータも エスカレーターもそれぞれ問題があるので。。。

>緊急時の避難も考えれば 高層階は無理ですし、なんと言っても平屋で1階です。

やはり職員はどこかに折りたたんで入れておくんでしょうか。私のようなかさばるデブ系は収納効率が悪いから、きっと不採用なんでしょうなあ(^^)

じゃあ 身体障害者と同様にデブ採用枠を設置していただきませう

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