エントリ

図書館の本、傷だらけ…「切り抜き」「線引き」横行(2006年12月12日15時34分 読売新聞)

 各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、専門書に蛍光ペンで線を引いたりするなど、図書を傷つける行為が増加している。
 越後さんには忘れられない“事件”がある。3年ほど前、館内で若い女性が最新号のファッション雑誌からヘアスタイルの写真をカッターで切り抜いていた。驚いて注意すると、女性は悪びれる様子もなく「どうしていけないんですか」と言い放ったという。

 信じられないです。

 本を傷つける行為は刑法の器物損壊罪にあたる恐れがある。

 この記述は間違いです。
 「恐れがある」なんてものじゃありません。
 明白に器物損壊罪です。
 監視カメラをつけて、現場を録画して、片っ端から告訴して逮捕しちゃいましょう。

 と激しく憤ってしまったのですが、我ながらなぜこれほど憤るのか自己分析してみましたところ、

 図書館利用者というのは知的好奇心旺盛な人のはずであり、知的好奇心が旺盛な人は倫理観や道徳観もそこそこある人なのではないか、そんな人がこんな自己中なことをするなんて、シンジランナイ

 という思いがあるのではなかろうかとブンセキした次第ですが、よく考えると知的好奇心の有無と自己中かどうかや倫理観の有無は関係ないのかもしれませんね。
 さらに考えると、最初から知的好奇心からではなくて、切り抜き目的で来る人もいますね。
 (考えるまでもない、と陰の声^^;)

 しかし

 東京都世田谷区の区立中央図書館(同区弦巻)で被害が目立ち始めたのは5年ほど前から。徐々に悪化し、資料係の越後信子係長は「最近では1日2、3件のペースで切り取りや書き込みが見つかる」と話す。

 というのはとても気になります。

 目立ち始めたということは件数が多くなってきたということですが、5年前からとそれ以前とで何が変わってきたのでしょう?

| コメント(33) | トラックバック(1) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

トラックバック(1)

公立図書館で、書き込まれたり、傷つけられたりした本を見たことがありますか?(実施期間:2006年12月12日~2006年12月18日)傷つけられた本に怒りと嘆き 続きを読む

コメント(33)

モトケンさん

鋭い分析ですね。「5年前からとそれ以前とで何が変わってきたのでしょう。」
何か変わってきているのではないかとの気がしますが。その先が、どうなるのかよく分からないのですが。

おそらく5年ほど前は被害自体はあったものの、目立たなかっただけで。
ある閾値を境として目に付くようになったのではないでしょうか。

体重増加もある地点から突然気になりだしますし(例えが良くないかも)

「図書館の本が公共の物である。」という意識が全然無いですね。
しかも、高齢の方までやっているとは。
気になる本があるのなら、買えばいいことなのに、わざわざ図書館の
本を傷つける理由は何なのでしょう?
怒られない・見つからないとでも思っていたのでしょうか?
女性が「何が悪いんですか?」と言うことから、親御さんにどんな躾を
されてきたんだろう?
親の顔が見てみたいと思います。
だから、今の大人も若者も信じられないことを平気で出来るのだと思います。
大人らしい大人が居ない。
「子供じみた大人が目立つ」というのが私の私見です。

約30年前、中学生の頃は市立図書館に毎週通って一般書を片端から読んでいました。その頃は、本に食べかすが挟まっているとか書き込みがあることは滅多になかったように思います。

大人になり、妻帯して本を気軽に買えなくなったので図書館の利用を再開したのですが、
「食べかすが挟まっている」
「鼻毛が植えてある」
「線が引いてある」
「勝手なコメントが書き込んである」
本が目立って増えたという印象があります。

図書館の本を汚損する者が増えたのか、子供の私が単に鈍感だったのか。皆さんはいかがですか?

最近、自己中心的な性格の人が、幾何級数的に増えていると感じます。
お医者さまたちが、DQN患者に悩まされるようになったという話とも、軌を一にしているように思います。

社会全体のモラルが、どうしようもなく低下している。
かつては、社会に出たら他人の目を気にして取り繕うものとされ、見つかったら恥ずかしいという感覚がありましたが、
最近では、本音丸出し他人の迷惑顧みず、やったもん勝ち、という考え方が蔓延しています。
老人の「今時の若い者は」という繰り言は聞き飽きましたが、現況は、そのような生易しいレベルはとっくに超えて、老いも若きも一億総ジコチューです。

こんなナサケナイ国はそのうち滅びるだろうなーと思いつつ、その日が、私の寿命より1日後に到来することを祈って、手をこまねいているジコチューな私。。。。orz

No.4 roots さま

>「鼻毛が植えてある」

被害者は私ひとりではなかっんだと知り、溢れる涙を禁じ得ません。

モラル。
卑近な例では、ここ数年で、降車→乗車の順序を守らない人の割合が急増した感が。
老若男女でのばらつきが少ないように感じられるのが恐怖です。
電車に限らず、先日エレベーターでも先に乗ってくる人がいてびっくりしました。

このような事はモラルに期待しても無駄なので、貸し出し禁止期間を設けるとか、本の購入金額の二倍を支払うとか、ルールでペナルティを設けた方がよろしいかと存じます。


>本の鼻毛
十五年ほど前、はじめて古本を買ったのですが、ほとんどのページに髭だか鼻毛だか挟まっていたのを思い出します。その時の本は、ハヤカワSFシリーズの「宇宙の小石」でした。まだ持っていますorz

私はタイトルだけ見たとき、てっきり「船橋焚書事件」と、街頭職員に対する刑事告発の話だと思いました。
最近は図書館を利用していませんが、ずいぶん荒れているんですね。そういえば、マナーで思い出しまたが、列車から降りる時、ホーム上でドアの前に立ちはだかっている人(それも、ご年配の方)が増えてきて、降りるのに苦労することが多くなりました。

ここまでモラルが崩れてくると回復が困難ですね。

悪いことをしているという認識がない人に注意しても、
そもそも何が悪いのかわからないんですからね。

>kenji47さん
私はいつも「常識がない」と怒られています。それはまあ、どうでも良いのですが、みんなが同じ事を考える、均質化された社会でしたら常識で済むのでしょうが、日本社会の均質化が崩壊しているように思います。

「自分と相手とは同じ事を考える」事を前提として来たのが日本社会だと思いますが、そろそろ「自分と相手とは違う考えを持っている」と言う事を前提とする必要があると思います。平たく言えば、モラルよりルール、以心伝心より明確な主張という事なのですが。

>館内で若い女性が最新号のファッション雑誌からヘアスタイルの写真をカッターで切り抜いていた。驚いて注意すると、女性は悪びれる様子もなく「どうしていけないんですか」と言い放ったという。

それまでの人生で躾というものに全く無縁だったのか、善悪の区別が全くつかないほど人格が破綻しているのか、自分が何をしているかすら認識できないのか・・・。

赤信号を全く無視して横断しながら、びっくりして急ブレーキで停車した我々に対して、謝るどころか、「危ないなあ!」と言わんばかりに、すごい目で睨みつけたOLさんも何人か出会いましたので、最近、その種の「壊れた人間」が増えてきているのかもしれません。

彼女らの行動原理は、
「公共のものは自分のもの。社会のルールを守るのは大嫌い。でも自分以外の人間はきちんとルール(ていうか私)を守るべき。世の人々は自分に尽くすためにのみ存在する。」

No.10しま さま
>そろそろ「自分と相手とは違う考えを持っている」と言う事を前提とする必要があると思います。

頭では、同意します。
実践ということになると、なかなか骨の髄まで染みこんだ日本人気質から離れられず、現状、せめて意識としては置いてるつもり、という程度と思いますが。

ルール破りに対しては相応のペナルティを、という方針にはまったくもって賛成なのですが、
実際に適用・執行しようとすると、確信犯的or無自覚な自己中さん連中が逆ギレするばかりで、対応する図書館職員さん達がかえって疲弊してしまいそう、という懸念がぬぐえませんです。

ご参考までに「ハイコンテクスト文化とローコンテクスト文化」
http://www.pan-nations.co.jp/column_001_005.html

4−5年前まで、週一回世田谷中央図書館に通っていました。
当時の話をすこし。

当時もアニメ、ファッション系の雑誌は入荷(?)しても書架に出していませんでしたし(理由:入荷したその日の夕方までに一冊丸ごと盗まれる、切り刻まれる[切り抜かれると言うレベルでなく]から)
ですので私は閲覧するために図書カードを提示しなければいけませんでした。

人気のある本の盗難も目立ちました(予約すると、後日電話で「貸し出すことが出来ない」と断られます)

閉架の十数年分の保管がある月刊雑誌(ぱふ[月刊漫画評論誌])があるのですが、急激に切り抜き増える時期がよく見える形で現れていました。

切り抜かれたイラストの傾向からごく少数だが常習的な犯罪者が利用していると感じました。

対策については関係者の努力を願っております。

しまさん

>「自分と相手とは同じ事を考える」事を前提として来たのが日本社会だと思いますが、そろそろ「自分と相手とは違う考えを持っている」と言う事を前提とする必要があると思います。平たく言えば、モラルよりルール、以心伝心より明確な主張という事なのですが。

まったくもってそのとおりだと思います。
規範意識の無い人に対しては、それを植え付けることから始めないといけないようです。
家庭の教育機能にはもはや期待できないので、学校の道徳の時間に「図書館の本を切り抜いてはいけません」ということを、その理由から具体的に教え込むことが必要ではないでしょうか。

モラルの低下が甚だしいのは皆が認める所です。
昔も、列に割り込む人はいましたし、多くの人は「恥ずかしいこと」と捉えていましたが、自動車運転中の割り込みやトラブルは昔から頻発していました。

「他人様に迷惑をかけない」ことを出発点に、社会生活を円滑に運営していく視点や、自己の誇りや美的感覚に基づいてマナーやモラルが形成されていくわけですが、現在では「他人に迷惑をかけなければ、何をしてもよい」と堕落しています。
ロッキード事件で「記憶にない」と嘘をつく人々を散々みて、バブルの時代に拝金主義を経験し、行きすぎた個人主義から、みな自己中になっています。

それでも、「自分は正しい」と思いたいので、「正しくない人」を見つけたいのです。ファミレスでスープが熱いと従業員に因縁をつけ、コンビニで会計順が違うとクレームをつけ、「悪人」を見つけ溜飲を下げているのです。
つまり不具合が生じたら、誰かに責任を取ってもらいたい人が増えています。医療でもそれ以外の業界でもクレーマーとして目立つようになっています。

万引きがゲーム化した出発点は「親」だと思います。核家族となり物質的に豊かで自由に我が侭に育った世代が親となり、その子たちは規律を学ぶことなく、社会に出てきました。万引きをゲーム感覚でやってきました。行く末は厳罰化しかないでしょう。

>消化器内科医先生

>行く末は厳罰化しかないでしょう。

 行き着くところは厳罰化でしょうが、効果はないでしょうねぇ・・・(ため息)
 解決する基本は教育しかあり得ないんですが、その教育を出来る人間がどんどん減ってきている状況では・・・。YUNYUN様じゃありませんが、もう日本の滅びは近い、目前まで来ていると思います。

またまた脱線しちゃいますが
じゃあ公立図書館は他人の迷惑というものを考えているのか。
人の振り見てわが振り直せです
図書館の使命とは文化とか公共性にあるはずなのに
(私は大学以外の図書館は久しく使ってないのですが)
効くところによるとベストセラー小説ならまだしも
タレント本とか流行歌CD等を大量に購入して貸し出しているとか。
これこそwinny作成以上に直接的著作権侵害です
ファッション雑誌やマンガ本なんて後世の風俗学のために保存するならまだしも
発売直後のものなんて書店にまかせておけばいい
文化を推進するべき図書館が文化を創造する人たちの権利を
ないがしろにするのは消耗品に近いような本の読者に
迎合する方針だからでしょう
図書館利用者のモラルが悪化したという一面の裏返しは
モラルの低い客層を招いているからでもある。

>>17
「公共図書館は出版後**を経過しない本は貸し出さない」とするべきですね。

図書館の問題は色々面倒ですよね。実証データも少ないですし。(たとえば図書館の有無と本の売れ行きの相関関係とか)

No.18のrootsさんの意見には反対。高額の学術書は金持ち以外は一定期間読むな、というのとおなじことになります。

いくらまでが高額か、何が学術なのか、の線引きは事実上不可能ですよね。

>>19
「本を発売直後に読むのは著者と出版社にカネを払う金持ちの権利」
で如何ですか?

No.20のrootsさま

図書館法を読む限り、金持ち限定という意見は受け入れがたいです。

個人的にもいやですね。苦学生は最新の学術成果にアクセスする権利はない、ということになりますので。

>>21
最新の学術成果には大学図書館でアクセスしてください。

No.22のrootsさま

大学の図書館にはいわゆる一般文芸書がおいてあるところも少なくありません。少なくともわたしのいた大学にはありました。

公共図書館はだめで、大学の図書館ならよい、という区別をする意味がわかりません。

No.21 一般人さん、

>個人的にもいやですね。苦学生は最新の学術成果にアクセスする権利はない、ということになりますので。

高価な本は現在でも館内閲覧に限定していていますよ。 閲覧不可ではありませんが。
rootsさんが全ての書籍を対象におっしゃったのかは図りかねますが主として購入が容易なものなのではなかったかと。

私もいのげさん同様、図書館の書籍収集の優先順位は個人購入しにくいものからやって欲しいと思っています。
ベストセラーなら、後々でも古本屋で見つけることが容易ですが、売れていないものは図書館に置いてなければ後から読むことは難しいです。

>>23
苦学生が最新の学術成果にアクセス云々のお話が「大学の図書館にはいわゆる一般文芸書がおいてあるところも少なくありません。少なくともわたしのいた大学にはありました」とどう結びつくのでしょう?論点をずらさないで下さい。

No.25のrootsさま

No.19のわたしの意見をお読みください。

結局 図書館運営者以上に 役所上層部や議員の問題
図書館の理念にビジョンがない
図書の数をみて質を見ないから
屁の様な蔵書が増えても平気で
利用者数が増えたと言ってよろこぶわけです

図書を参考資料として図書館で閲覧することは現行通りで良いと思いますが、流行本(売れ筋小説等)を貸し出すのはビデオレンタルと同様、著作権侵害です。改めるべきでしょう。
雑誌に関しては、あまり売れない雑誌は公立図書館がお得意さんってこともあるでしょう。ジュリストとか。

出版社が図書館での貸出の可否を選択できる制度がいいような気がします。

>消化器内科医さん
図書館に関しては貸与権の適用除外になっているみたいです。

----------
4  公表された著作物(映画の著作物を除く。)は、営利を目的とせず、かつ、その複製物の貸与を受ける者から料金を受けない場合には、その複製物(映画の著作物において複製されている著作物にあつては、当該映画の著作物の複製物を除く。)の貸与により公衆に提供することができる。
----------

合法か否かではなくって
著作権者への影響を考えんとイカンですな
「官業による民業の圧迫」という問題意識を
持つかどうかという問題です

素人目には著作権38条は「上演等」とあり
図書館の大量貸し出しを前提としていない印象があります
http://www.cric.or.jp/db/article/a1.html
ファイル交換ソフトだって利益目的ではないんじゃないのという気もする
さらにいうとホリエモンのような「法の抜け道」をお上が率先して
やっててどないすんじゃ と思いますです

No.29 しまさん、御指摘有り難うございます。

言いたいことはNo.30 いのげさんと同意でした。

>いのげさん
>消化器内科医さん

それに関しても、色々な方法が考えられているみたいですね。

1.図書館用に定価の数倍ほどの専用書籍を用意する。
2.税金から補填する

出版業界は2の方法が望ましいと思っているようですが

法律相談へ

ブログタイムズ

このエントリのコメント