産婦人科医療:緊急搬送30分内に対応 学会報告書案(毎日新聞 2007年2月7日 3時00分)
産婦人科医不足への対応を目指し、日本産科婦人科学会(日産婦、武谷雄二理事長)の検討委員会は、産婦人科医療の望ましい将来像を盛り込んだ報告書案をまとめた。地域の中核病院と診療所・助産所の連携や、患者の緊急搬送先を30分以内に決める体制の構築、医療紛争の解決制度導入などを提言。24時間態勢の救急対応や全国どこでも専門家の下で出産できる環境作りを目指すとした。4月の総会で正式決定し、国や自治体、現場の医師に実現を働きかける。
報告書案は、望ましい産婦人科医療の将来像を実現する具体策として、30万〜100万人か出生数3000〜1万人ごとに地域産婦人科センターを設置▽救急搬送に対応できる病院の紹介システムの構築▽勤務内容・量に応じた給与体系▽医療事故の原因究明機関の整備−−などを掲げた。
全般的に非常にしっかりした報告書だと思いますが、私の関心を引いたのは以下の所です。
きちんとしたプロセスを踏んで紛争解決を行おうとしている部分と、ADR機関と原因究明機関を明確に分離しているところ、最終的には行政や司法を利用するという所が目を引きました。
「患者の緊急搬送先を30分以内に決める体制の構築、医療紛争の解決制度導入などを提言。」だと。
こんなことが出来る分けないだろう。産科が消滅して行くのに、一体産婦人科学会の幹部は現状把握が出来ていない。現場無視。これを考えた学会幹部はどうせ現場の実態なんか把握できていない。まして産科医がいなくなった北海道なんか想像など出来ない。北海道では病院へ行くだけで2時間だ。どうしろというのだ。学会幹部は馬鹿としか言い様がない。
> きちんとしたプロセスを踏んで紛争解決を行おうとしている部分(No.1 しま様)
私としては、お題目だけで、具体的でないのが気になりました。
とっかかりとしてはこの程度かもしれませんが、
もう一歩進んで、医事紛争解決スキームの構築に向けて、医療側関係者と法曹三者に協議を呼びかける、というところまで言ってほしかったです。
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> どうしろというのだ。学会幹部は馬鹿としか言い様がない(No.2 1医師さま)
まあまあ、素人が愚考いたしますに、
30分以内に「決める」、というところがミソではありますまいか?
救急情報センターをつくり、各高次施設の空きベッド数と医師の手すきの具合をこまめに把握しておけば、どこへ送るかは、わりとすぐ決まるのでは。
送り出した後、先方に到着するまでに何時間かかるかは、わからんけど。
具体的で新鮮な情報を集約することは困難、とも言われてきましたが、
産科施設自体が減っている今、集約するまでもなく、直接に2〜3箇所問い合わせれば済む話かもしれん。orz
>1医師さん
報告書案によれば
ですので、帝王切開出来る体制が整っている施設以外では分娩を取り扱うなと言う解釈もできるかと存じますが。
>YUNYUNさん
協議を呼びかけるのは次の段階でしょうね。この報告書を元に検討されていくでしょうし、とっかかりとしてはこの程度ではないでしょうか。
> 分娩を取り扱うすべての施設で、急変時に30分以内に帝王切開による児の娩出が可能な体制が整備されていること(30分ルール)
> 帝王切開出来る体制が整っている施設以外では分娩を取り扱うなと(No.4 しま様)
はい、そう解釈できます。
町の産婦人科医院(開業医)では、以前から帝王切開手術自体は普通に行ってきたことと思います。
予定手術でなく、「急変時対応を30分以内に」というところが、今回厳しくなった点か。
しかしこちらは努力すれば何とかなるでしょう。
この波をもろかぶるのは、助産院のほうだと思います。
30分以内に手術が出来るように、産科病院へ搬送しなければならない。病院のすぐ近所に立地しなければダメということになりますね。
助産師さんから、「対応できない」と異議が出たりしませんか?
産科医学会の意見は、助産院を拘束するものではない(もともと法的拘束力はない)、ということになるかな?
しかし、医療過誤訴訟では、権威ある学会が定めたガイドラインを守れなかったら、「過失あり」との推定が働くという主張が出そうです。
院外から転送はもとより、院内でも、現実に(執刀開始まで)30分以内に救急手術が可能なところはほとんどないと思います。(産科以外でも)ムンテラ、院内移動、麻酔だけでもこのくらいはかかってしまいそうです。
原則とありますが、実際に現在の施設でデータなどとっているのでしょうか。このような不可能に近い条件を原則とするのならば、ますます逃散が進むと思いますが。また帝王切開まで30分以上かかった時に問題が生じた場合にこれを楯にして、訴訟上不利になる気もします。
No.5 YUNYUN さん
何か政治闘争のような感じになりつつありますねー。
ある産婦人科医のひとりごと: 開業助産所、3割ピンチ 嘱託医義務化に確保厳しく (朝日新聞)