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 裁判では死因となった子宮頸(けい)管裂傷の有無が争点となったが、伊藤新一郎裁判長は判決で、「証人の医師の『裂傷の存在が分からなかった』という証言もあり、裂傷が生じていたと認めるには疑いがある」と指摘。大量出血後、高度の医療機関へ転送しなかった点については「転送したとしても確実に救命出来たとは言えず、刑法上の注意義務を怠った過失は認められない」と述べた。

 桑山被告は00年8月31日、福田さんが男児を出産する際、子宮頚管に裂傷を負ったことを見落とし、さらに設備の整った病院に搬送しなかった過失から、同日夜に出血性ショックで死亡させたとして起訴された。同被告は01年11月に書類送検され、名古屋区検は03年8月、略式起訴としたが、同被告は略式命令を不服として、正式裁判を請求していた。

 とりあえず、検察が控訴するかどうかが注目されます。


 一方、福田さんの遺族が桑山被告らに損害賠償を求めた民事訴訟で、名古屋地裁は昨年9月、子宮頚管裂傷は認められないとしたが、高度医療機関への転送義務を怠ったなどとして、桑山被告に約7700万円の支払いを命じ、被告側が控訴している。

 こっちも問題です。
 たしかに医療事故における損害賠償額の算定のあり方についてもっと議論が必要な気がします。

 このエントリのコメントとしては、刑事事件に限定していただいたほうが議論がわかりやすいと思います。

 民事としても議論の必要があるということであれば、別エントリを立てます。

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コメント(1)

遺族のコメントは本当に相変わらず。「過失がないというのならなぜ亡くなったのか、妻に報告できない」みたいな。過失がなくても人は死ぬことがあるんですがね。「助産院は安全?」というブログでも書いたのですが、「お産は命がけ」という事実を最近の若い人は「知らされていない」って言うんですよ。私の産まれた頃はまだ常識だったのにね。
 被告については以前に書いたとおり内情をある程度知る立場にあるので、コメントを避けます。

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