宇治学習塾女児殺害事件、被告に懲役18年 京都地裁(asahi.com 2007年03月06日11時06分 キャッシュ)
私の理解が十分でない事柄が影響しているかなり微妙な問題を含んでいる事件です。
アスペルガー症候群について詳しい方のSNSへの参加を希望します。
続報
父「うそつき。娘を返せ」 京都塾女児殺害判決(asahi.com 2007年03月06日12時59分 キャッシュ)
宇治学習塾女児殺害事件、被告に懲役18年 京都地裁(asahi.com 2007年03月06日11時06分 キャッシュ)
私の理解が十分でない事柄が影響しているかなり微妙な問題を含んでいる事件です。
アスペルガー症候群について詳しい方のSNSへの参加を希望します。
続報
父「うそつき。娘を返せ」 京都塾女児殺害判決(asahi.com 2007年03月06日12時59分 キャッシュ)
トラックバックURL: http://www.yabelab.net/mt4/mt-tb.cgi/2300
専門外ですが、高機能自閉症については若干調べたことがあります。
そのリンクとテレビニュースでしか事件を知りませんし、「幻を見た」というのがどういう状態かわかりませんが、幻聴みたいな症状なら、高機能自閉症としては教科書的ではありませんね。破瓜型統合失調症があったのかな。
アスペルガー障害が確定とすると、学習塾の先生のように子供をたくさん相手にする仕事はストレスフルだったでしょう(先生でも大学の先生のように学生放置モードに入り込めるなら別ですが)。もちろんアスペルガーだからといっても責任能力がないわけではなく懲役は妥当、ニュースでは障害によるストレスを斟酌して減刑したと言っていましたから、妥当な配慮ではなかったかと思います。
高機能自閉症の場合障害はどうしようもないので、二次障害を防ぐことに重点を置くわけですが、その必要性がまた明らかになったわけですね。
残念ながら、アスペルガー症候群が大きく報道されるときは犯罪がらみのことが多いですね。
リンクの記事の状態はちょっとアスペルガーや高機能自閉の像とは異なる印象を受けます。リンクの記事や以前の報道からはアスペルガーというより人格障害や統合失調を連想したのですが、報道はどうしてもエピソードのつまみ食いになるので全体像はつかめませんし。
アスペルガー症候群の場合責任能力を認められるのは当然と思いますが、
それが減刑の理由となるとなるとしたら、犯罪の背景に影響があろうが無かろうが弁護人は必ず裁判の時には減刑を求めるでしょうし、それまで診断がついていなかったとしても、可能性があるならあらためて診断をつけてもらってでも申し立てるでしょうね。
それが弁護側の仕事であることは理解していますし、
汲むべき事情があるならそれを量刑に反映させるのは当然だとは思うのですが、
アスペルガー症候群と犯罪が等号で結ばれかねない状況でニュースに流れるのは発達障害児の保護者としては複雑な心境です。
(もちろん報道側にも報道の自由があるわけですし、センセーショナルな事件でしたから
報道するな、というわけには行かないのですが)
繰言になりますが、早くから診断がつき、仕事を選ぶ際に「塾の講師は荷が重いのでは」と助言してくれる人や犯行を実行する前に様子がおかしい、と病院に引っ張っていったり塾をやめさせたり、といった人が身近に居たなら悲劇は避けられたかもしれないと思うとやりきれないですね。
タイトルが「宇治学習塾女児殺害事件判決」と判決について書かれているので、このニュースの問題点についてはあえて触れなかった(という態度から、私もかなりアスペルガーであることが推測されるでしょう)のですが、統合失調症や人格障害とアスペルガーの区別がついていない雰囲気がただよっていますね。
アスペルガーを含んだ高機能自閉症は極めてありふれた障害ですから、犯罪者の中に高機能自閉症をもった人はいてあたりまえ。それどころか、アスペルガーなんて「自分の中の基準を律儀に守りたい」性格なのですから、奇矯ではあるかもしれませんが、二次障害がなければむしろ平和で信頼できるタイプなわけなんですよ(自分の趣味や技術や研究に黙々と打ち込むタイプですね)。
まあニュースは「正しいこと」ではなく「売れること」を目的にしているというのは、福島事件や奈良事件で散々思い知らされたことですね。高機能自閉症はそれ以前からマスゴミの餌食になっていましたから、「今更何を」と思う反面、「今もこんな状態なのか」と思わないでもいられません。ニュースも2ちゃんと同じだということですよ。最初から信頼性が期待されていなく文句を言えるだけ2ちゃんのほうがまし。結局地上波テレビ放送なんて、貴重な帯域幅の無駄遣いだからさっさと免許全部召し上げて欲しいくらいです(ニュースはもっぱらTBSのCS放送ですね。キャスターが美じ(r)
裁判のときには様々な要素を斟酌するので(ですよね→管理人様)、アスペルガーをかかえて社会生活を送る一般的なつらさが法曹界でも理解されるようになったと、私は積極的に評価しました。例えて言えば歌が苦手で絵画の方が得意な人が無理矢理歌手として生きていかなければならないようなつらさです。
本来アスペルガーを含んだ高機能自閉症は幼少期から学童期に診断がつくもので、大人になってからの後だしじゃんけん的診断は不要であることが望ましく、文部省もそれを狙っているのでしょう。しかし例によって口は出してもリソースは何一つ出さない(どころか減らす一方の)やり方ですから、実効は上がっていそうもありません。となると、今の所高機能自閉症の診断を受けることはあまり行政的なメリットがないんですね。ADDやADHDのように薬物療法がかなり有効な場合は別ですし、親への教育といった点では極めて有効ですが。