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 東京女子医科大学病院(東京都新宿区)は18日、同病院で95〜04年に心臓手術などを受けた後に死亡したり、重い後遺障害が残ったりした患者8人について、患者・遺族側と示談が成立したと発表した。病院の事故調査委員会に患者側も参加して原因究明を進めた点が特徴的で、医療紛争が増えるなか、民事訴訟などによらず解決を探る一つの先例となりそうだ。
 病院側は7家族に解決金を支払ったが、金額は明らかにしていない。1家族は辞退したという。

 次男(当時18)を亡くした横浜市の上西富美子さん(54)は、この日開いた記者会見で「苦渋の決断だった。病院は現場教育を徹底して、本気で再発防止に取り組んでほしい」などと話した。

 永井厚志院長は「医師の説明不足など診療態勢に不備があったことは大変申し訳ない」と謝罪した一方、「患者側も交えた医療事故の検証制度は画期的だ。医療界に広めていきたい」と述べた。

 会見に同席した平柳さんの父、利明さん(56)は「民事訴訟では患者側に事故原因の立証責任があり、負担は計り知れない。家族や外部からも人を入れて病院が事故原因を究明する仕組みは評価できる」と話した。

 紛争解決のノウハウというのはいろいろあって、まだまだ創意工夫の余地が大きいと思われます。

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コメント(6)

日経メディカルにも取り上げられていましたね。

「病院側の説明不足は率直に認める」

このあたりが重要なんでしょうね

 こうした難しい治療だからこそ、インフォームドコンセントが重要になるが、「医師は説明したつもり、患者は分かったものと思っても、そうでないことが多い。医療にはおのずから限界があるが、それが医師と患者の共通認識にはなっていなかった」(黒澤氏)。その結果、トラブルに発展したのが今回のケースだ。

コミュニケーション不足が焦点だとは思いますが、コミュニケーションというのは話し手と受け手のキャッチボールだと思います。患者が理解していなかったとして、病院側が一方的に責任を問われるのは問題ではないかと思いつつあります。

何を持って「十分な説明」とするのか
事後的ではなく事前に分別する方法を明示していただきたいもんです

言った言わない、わかった理解できなかったの食い違いは元よりですが、結局のところこれだけ説明と同意に手間暇かかる時代となっているのにも関わらずそのコストが全く反映されていない診療報酬体系が一番の問題という気がします。

うがった見方をすれば医者の人件費もスタッフのマンパワーも病院の赤字も最初から気にしないで良い大学病院だから出来ることなのかも知れません。

医師は労働基準法も守られていない環境で働き
慢性のサービス残業状態です。

医師数が充足され、環境(時間・収入など)が整備
されれば説明不足は無くなるんじゃないかと
説明がしっかりなされていれば信頼関係の構築もなされ
訴訟まで発展する現状がかなり改善する気がします

>患者側も調査委に(医療事故)
と言うのは、患者側に十分な説明とはどのようなものか、一緒に考える趣旨なのでしょうね。

入ってから何をするのかがまた大事なんですけどな

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