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<富山冤罪事件>「取調官恨まない」地検が男性から調書落合ブログ経由 5月28日20時17分配信 毎日新聞)

 富山県警が男性の誤認逮捕を発表したのは、今年1月19日。弁護団によると、その後の同24日、男性は富山地検で、検察官から無罪を証明するための調書を取ると説明を受けた。検察官は県警の捜査員や同地検支部の副検事の実名を挙げ、男性に「恨むか、恨まないか」と質問。男性は無実の強姦事件で取り調べを受けた際の威圧的な態度を思い出し、「恨みません」と答えた。検察官は、その言葉を盛り込んだ調書を朗読し、男性は調書に押印、署名したという。

 こういう姑息なことを、平検事の独断でするとは思えません。

 なんでこんな調書を作ったのかよく分かりませんが、いや大体分かりますので「姑息」と書いたのですが、まったく恥知らずなことです。

 落合弁護士は捜査当時の取り調べについて問題にされているようですが、私は問題発覚後にこのような調書を作成する富山地検の浅はかさを問題にしたいです(落合弁護士のコメントにもそれは滲んでいますが)。

 落合弁護士が指摘した国家賠償請求についての思惑はもちろん、言い訳、保身、体面の取り繕いなどの意図が思い浮かんできます。

 しかし、こんな調書で言い訳、保身、体面の取り繕いになると思っていること自体、どうしようもなく浅はかです。
 自らの恥の上塗りだけでなく、冤罪に苦しんだ男性をさらに傷つけることになることが分からないのでしょうか。
 結局、富山地検は現在なお反省していない、と言わざるを得ません。

 こんな調書の作成を指示したのが誰かは知りませんが、即刻検察から去っていただきたい。

 このニュースの情報ソースは冤罪男性の話のようですが、地検の次席が否定しないところからすると、事実と考えられます。
 もしそんな調書を取った事実がないならば、検察の名誉と信頼のために明確に否定すべきだからです。

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コメント(15)

ガセネタが元凶だった可能性があると思われますが、どうしてこの点を問題にする人がいないのでしょう。
 報道によれば、単純な面割りの思い違いだったような解説もありましたが、面割りだけの情報で検察が起訴に踏み切ったとも考えにくいような、。
 3年ほど前でしょうか、突然、金沢東署から電話がありました。形態に着信履歴があり、掛け直した先が東署だったのかもしれません。
 担当者が不在とか、曖昧な対応のあと、電話を掛けた本人と思われる職員から電話が掛かりました。
 当時乗っていた軽四のことについて質問を受けたのですが、ひき逃げ死亡事件の捜査だと知りました。その事件はたまたま報道で知っていたので、すぐにピーンと来たのですが、私が住んでいた場所は現場からおよそ50キロほど離れており、目撃車両の情報とは、車種も色も異なると確認しました(引っかけだったのかもしれません)。
 現場は金沢市粟崎で、その日時に金沢に行っていないことがはっきりしていたのですが、それでも疑われているようで、妙な気分になりました。
 車を見せて欲しいと言われ、夜勤で昼は車が駐車してあるはずなので、勝手に見に来た上で、不審があれば、再度連絡して欲しいと伝えましたが、適当のような対応で、実際に見に来たのかわかりません。
 結局、犯人は見つからなかったようです。もう少し的を絞った捜査を的確に行っていれば、初動の段階で有力情報に行き着けていたのかもしれません。
 当時、よく見ていた石川県警察本部のホームページには、漫画のような(さながらスーパーマン)とても優秀な人員が揃っていると紹介されていて、違和感を感じたものです。
 捜査というのはそれだけ難しいものだとは思いますが、どんなものでしょう。
 また、平成2年頃でしょうか、故意に反則金の納付を怠り、金沢地方検察庁の呼び出しも無視していたところ、当時務めていた、運送会社の事務所に、スーツを着た金沢地方検察庁の職員が、5,6人で入ってきて、単刀直入に、私のことを尋ねたのです。
 ご丁寧に、玄関先からの問い掛けで、側にいた私はすぐに気がつき、その場で、社長夫人に耳打ちをして、「いない」と答えてもらったのです。
 夫人は、かなり困ったような苦笑いで、私の頼み通りに、答えてくれたのですが、一行は、即座にそのまま立ち去っていきました。
 私は、すぐに金沢地方検察庁に駆けつけ、検察官の部屋に行き、反則金を払いに来たと申し出たのですが、「ずいぶんおかしな顔で、こちらも苦笑い気味の様子」でした。
 あるいは、このことが「とんでもないやつ」という印象と記憶を金沢地方検察庁に与え、予想外の代償を払うはめになったのかもしれません。
 たぶん、検察官の指図で差し向けられ、逮捕しに来たんでしょうね。
 さらに平成3年の11月頃、アパートの前に大型トラックを駐車していて、駐車違反の大きな腕章のようなものを括り付けられ、入江派出所に行ったのですが、警官がものぐさに、腕章を取り外すやいなや、トラックに飛び乗り、「もうせんし!(もうしません。)」と一言いって、走り去りました。
 そして翌平成4年の一月頃、これもアパートの近くで、軽い追突事故を受け、呼んで来たパトカーの警官の一人が、その時の警官でした。
 一度、派出所に来るように、何度も説得されましたが、職業運転手の生命である免許の点数を守るため、確約はせず、そのまま放置しました。
 これも災いがあったのでしょうか。お灸を据えるために働いたとか。
 ちなみに、昭和60年頃、金沢市内北安江という大きな交差点の側にあるバス停に、4トントラックを駐車させ、朝から、夜7時ぐらいまで放置したまま寝ていました。起きて戻るとトラックがない、会社に電話をすると「七つ屋交番」にいくように言われ、行って謝ると、愛想良く簡単に許してくれました。
 当時、運転手間の話しでは、日本で交通の取り締まりが一番厳しいのは、お隣富山県か、山口県だと言われていました。
 土地柄とか、時代背景というのもいろいろ関係がありそうですね。
 ちなみに、平成4年の2月以来、交通違反は、3年ほど前、夜間の取り締まりで18キロオーバーで捕まっただけです。若気の至りというやつで、今は交通法規もしっかり遵守しています。
 もう一つ、ちなみをいうと、平成3年ぐらいだったと思いますが、交通違反の取り締まりで、石川県警の警官に暴行を受けた男性が死亡。何度も裁判が繰り返され、最後は、付審判で有罪になったそうです。
 その頃から、数年の長い間は警官が身の危険で銃を使用しても、マスコミは大騒ぎをしていたものですが、相場も大きく変わったようです。
 さらに、同じ頃、石川県には山中事件という大きな冤罪事件がありました。大失態の大敗北を喫したのは、金沢地方検察庁で。平成3年頃にも、小松市で保険金目的の殺人事件の逮捕があり、金沢地方検察庁が不起訴にしたという報道があり、印象に残っていました。
 その後、無罪判例集のような書籍を読み、山中事件について、詳しく知ったのですが、手の届くところにいそうな真犯人に行き着けず、核心を握る軽愚者とも言われる被疑者一人に翻弄されて終わったそうです。
 正直者が方向違いの、とばっちりを受けるのはねえ…。
 この富山の冤罪事件の元受刑者、テレビに顔にマスク(モザイクの薄いようなやつ)を掛けて出ていましたが、声とか物腰とか、印象があの野球の「ハンカチ王子」によく似ているという印象でした。人一倍、大人しくて真面目そうな人。取り調べた警官との電話の会話も、放映されていましたが、これも驚きでした。
 おまけに加えると、富山長野連続殺人事件(確か映画にもなったほど有名な事件)というのがあり、女性の共犯者の自白で、無罪になった男性の例もありました。死刑判決を受けた女性は、今でも無罪を訴え、上告中なのかもしれません。昨年あたりにも一度報道があったように思いますが、よく覚えていません。

ちょっと訂正。
 検察官の態度ですが、苦笑いではなく、戸惑ったというか、軽く呆然としたような、対応でした。私が駆け込むように部屋に入ってきて、急いだ手続きを頼んだせいもあるのかもしれません。会社に来た一行は、控え室にいた(なぜか控え室の玄関から一行は訪れました)私の顔も目の前で見ているはずなので、鉢合わせになってはまずいと、勢い込んでいたからです。
 愚弄するつもりなどまるでなかったのですが、予想外にお迎えが来たので、これはまずいと思っていました。人数からして、直接徴収にだけ来たような雰囲気でもなかったからです。

 朝日テレビが、冤罪事件として大々的に取り上げ、信憑性も高いと思われていた事件で有罪判決が下されたようです。今、知ったところですが、驚きました。
 裁判がおかしいのか、マスコミがおかしいのか、ますますわからなくなってきました。マスコミの報道自体は、トーンダウンしていたようですが。
 再審開始にあたる少年審判も開始されていたような、2,3ヶ月前ぐらいでしょうか、長野智子さんのブログで見た憶えがありますが、これも小さな報道の扱いだったようです。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/54170/

ハイ!  (挙手)
私に推理させてください。
この調書、国賠訴訟には何の役にも立ちません(誰でも分かります)。
おそらく・・・内部処分の関係ではないでしょうか。
担当が副検事とは初めて知りました(これまで報道ありました?)

副検事は法曹資格がなく、退官すれば仕事なし(天下りとも無縁の世界)。
検事が、何かできることはないかと考えたのでしょうかね。
副検事だけではおかしいので、警察も加えて表現したのかも。

それにしても(事実なら)先の読めない人が増えたとしか思えません。

No.3 廣野秀樹さん

いわゆる御殿場事件ですね。
別の被告のことですが、このサイトのまとめを読むと、被告達は罪を犯していないことは、「一般人が疑いを差し挟まない程度に真実性の確信を持ちうる」と思うんですけど…
http://f13.aaa.livedoor.jp/~hiroppe/gotenba/gotenba.htm

長野さんの記述は、
http://yaplog.jp/nagano/monthly/200510/
10月28日分と10月31日分
あと、こちらですね
http://yaplog.jp/nagano/archive/232

>psq法曹さん

>おそらく・・・内部処分の関係ではないでしょうか。

 なるほど〜、その可能性が一番高いですね。
 とすると文面から考えて、主任の副検事の処分を少しでも軽くしようと考えたのでしょうか?
 そうだとしても結論的評価は変わりませんが。

>それにしても(事実なら)先の読めない人が増えたとしか思えません。

 禿同
 さらに言えば、
 人の心が読めない人が増えたとしか思えません。

 的確な事件の見通しもできず関係者の心も読めない検事が捜査を指揮し、決裁をしているとすれば、検察の未来はないですよ。

恥の上塗りという感覚はないと思います。 多分麻痺をしていると思う。 頻繁に同様のことが行われているのでしょう。 そしてそれで上手く行くのでしょう。

御殿場事件を今知りました。
 女子高生は9月16日の自分の行動をごまかすために、その日に暴行被害受けたと訴えた。 しかし、本当は9月9日にその被害を受けていたと裁判途中に告白する。 それが裁判所に認められて、有罪判決がでる。

信じられない話ですね! 他の冤罪事件では、うその自白を金科玉条のごとく捉えられ、何十年もの刑務所暮らし。 有罪に有利な証拠であれば、あっさりと変更が認められる・・・

しかし、9月9日の犯行が、9月16日の犯罪として、犯人が逮捕され起訴されている。 これはアバウトな一般人でも不思議な話。 誰でも犯人に出来ることの証明でしょう。 つまり、でたらめな捜査を証明しているようなものだが、検事も裁判官も別に気にとめなかったのでしょう。(有罪になっているのだから)

>本当は9月9日にその被害を受けていたと
警察の取調べの段階で、9/9の犯行だと言う事は分かっていて少年の側も
そう言っていたという話もあります。
何にしてもマスコミから漏れ聞こえてくる情報と冤罪派の主張だけでは
どうこう言うべきじゃないのかもしれません。

No.8 at.さん

何にしてもマスコミから漏れ聞こえてくる情報と冤罪派の主張だけではどうこう言うべきじゃないのかもしれません。
うーんしかし発生日の訴因変更なんてこと自体が狂ってるように思うんですが、法曹からすれば至極まっとうな話なのかしらん?

ま、No.3 廣野秀樹 さんが紹介された今回の地裁判決は、2005年10月の判決と同じ裁判長なので、同じように有罪判決になるのは見えていたという気もしますがどうです?

医者の医療行為も、全てをつまびらかにすれば埃だらけだと思いますが、判決文も全てを読み下していけば埃だらけだろうなー、って思います。

>法曹からすれば至極まっとうな話なのかしらん?

 とんでもない。空恐ろしい話です。

 私が検事として公判を引き継いだときに、証拠を見る前に「犯行日を訴因変更してます」なんて聞いたら、「どっひゃー、こりゃ無罪覚悟かな、つーか裁判所がよく訴因変更を認めたな。認めたんだからそれなりの証拠があるのかな」と思いつつ、おっかなびっくりで証拠の検討を始めたことでしょう。

>No.5 峰村健司(眼)さん
 情報、ありがとうございます。全部は読み切れないかもしれませんが、できるだけ読んでおこうと思っています。
 なお、一昨年になると思いますが、12月頃、テレビでやっていましたね。朝日テレビの。番組名が思い出せませんが、そのホームページでは、収録ビデオが観れていました。
 (ちなみに、その頃は、長野さんのブログで、トラックバックやコメントを受けつけていました。)
 臨時で確か日曜日の午後に、放送される番組で、たまたま観る機会があったのですが、他に鹿児島の選挙違反事件や、佐賀県で検事が被疑者に、「ぶっ殺してやる」と言って、確か無罪になったような事件も取り上げられていました。
 ところで、皆様にご質問があるのですが、「朝日テレビ」、「週刊朝日」、「朝日新聞」とはどのような関係があるのでしょうか? お教え頂ければ、幸いです。

失礼しました。
No.5 峰村健司(眼)さんんいご紹介頂いた長野さんのブログにリンクが張ってありました。「ザ・スクープ・スペシャル」という番組ですね。
 私の住む石川県では朝日新聞の購読は少ないようで、話題を聞くことも皆無です。一応、コンビニには売っているようですが。詳しくは知らないのですが、独自のスタンスというか性格を持つ報道機関で、何かと取り沙汰されることも多いようです。さかのぼれば、戦前からいろいろあったことを仄聞したこともありますし、以前はよく右翼の攻撃も受けたいたようですね。
 反権力を標榜しているのか、よく検察、警察批判も行っているようです。
 金沢地方検察庁の元検察事務官の告発で、石川県内片山津温泉で、女体盛りの宴会を行っていたのを、週刊朝日が記事にしたそうです。
 一般的に、「酒池肉林」という言葉を想像しそうですが、いったい、どういう神経で、そんなことをやったのでしょう?
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/20061031/1162306638
 「秋霜烈日」とはミスマッチですよね。それとも社会通念の許容範囲なのでしょうか。これも問題発覚で内部処分になったのでしょうか? これも不可解です。
 直接聞いても教えてくれないでしょうね。この疑問。

廣野秀樹 さんの投稿につられて話がそれます。

だいぶ前ですわ。 深夜の番組で、坂東栄二が、「なぜ、訂正記事は小さいのか?」と尋ねたら、傍の記者が「大きく書いたら、他の重要な記事が書けなくなる」と答えた。

猛烈に腹が立ちましたが、どうすることも I can not。

そのころに比べると、訂正記事は知らず、新聞の文字の何と大きくなったことか! 重要な記事は少なくなったんでしょうね。

鳥越俊太郎のザ・スクープか何かの番組で、「・・・、この質問状に未だ警察からの回答はありません。」とか言った翌週に、「質問状は出していませんでした。」!!!

ブッシュの父がイラクを攻めたころ、大橋巨泉が質問した。
「あの英語は多国籍軍ではなく、アメリカ同盟軍とかに訳すべきでは?」
筑紫哲也が答えて曰く、
「いやー、それでは癪に障るから・・・」

癪に障ったら、事実を曲げて報道するのか!

モトケン先生

ごぶさたしております。

GREE日記で,この件に,触れております。

ご笑覧いただければ幸いです。

忠実なる番犬より

はじめまして、時折医療問題や社会問題でのエントリーを覗かせていただいております。
世間では消えそうな話題になりつつありますが、個人的には非常に大きな興味を抱いております。


asahi.com:「裁判官に五寸釘打ちこみたい」 冤罪の男性が怒り - 社会
asahi.com-2007年06月20日19時27分

富山地裁高岡支部で再審初公判があった20日午後、服役後に冤罪が判明した男性は富山市で記者会見に臨んだ。男性を取り調べた警察官の証人尋問が却下されたことについて、男性は「裁判官の頭に五寸くぎを打ちこみたい気分」と激しい怒りを表した。そして「残念な裁判だった」と繰り返した。

 藤井輝明弁護士は「このままでは、男性がやってもいない犯行を、強引な取り調べもなしに、任意に自白したということが記録上残ったままになる。『(捜査当局に)言わされた』ということをどうして無視できるのか」と、裁判所が証人尋問の申請を却下したことに強く抗議した。

裁判所がどのような判断をして却下になったのか、非常に興味を持ちました。
ご考察をお願いできないでしょうか。

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