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「最大限の努力した」 立てこもり事件で愛知県警本部長(asahi.com 2007年05月30日19時06分 ウェブ魚拓

 山本本部長は、殺人未遂容疑で逮捕された大林久人容疑者(50)の自宅玄関前に撃たれて倒れていた木本明史巡査部長の救出に、約5時間かかったことについて、「国民から県警の対応についていろいろなご意見が出ていることは承知している」と言及。そのうえで、「犯人は人質を取って立てこもり、いつでも(木本巡査部長に)とどめをさせる状況だった。通路は狭く、厳しい条件が重なった。最大限の努力は尽くしたつもりだ」と釈明した。

 ほんとに「犯人は人質を取って立てこもり、いつでも(木本巡査部長に)とどめをさせる状況だった。」というような緊迫した状況の認識であったとすれば、林巡査部長(当時)が撃たれて死ぬこともなかったと思います。

 警察官1人の命の重さを考えたら、こんな言い訳しないで辞めるべきではないのでしょうか。
 県警の本部長はそれほどの重責だからこそ強大な権限が認められているはずです。

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警視庁機動隊は、もともと治安警備、災害警備等を主任務として活動してきました。 しかし、警察を取り巻く社会・治安情勢が著しく変化していることなどから任務も... 続きを読む

コメント(25)

その後の報道をみると、SATは手足への被弾はある程度仕方がないと考えているそうですが、殉職された警官の被弾場所は想定外であったようですね。改めてやりきれない話です。しかし、本部長は辞めるべきかどうか・・・、確かに責任をとるための立場(トップ)のような気もします。モトケン様のおっしゃるように、殉職者が出ている時点で結果責任を取る必要があるというご意見もわかりますが、この情報だけでは本部長が、どの時点で、どのような辞職に値する判断ミスをしたのかがよくわからない気もします。
ところで、アメリカではどう報道されているのかと気になり、事件当日にUSATODAYを調べてみたところ、まったく触れられていませんでした。長崎の銃撃事件ではinternational欄で結構大きな扱いであったので、少し意外な感じでしたが、よく考えると、アメリカではこんな家庭内の問題で発砲などは日常茶飯事なので、ニュース性はないとのことでしょう。ところで、こういった場合、アメリカではどうするんでしょうか。(あさま山荘事件の佐々氏は突入するに決まっていると断定していましたが。)ちょっと気になります。
追記)前回立てこもり事件の時の話題であった射殺の是非と関連して、殉職1名、重症1名、軽症3名のこのケースで犯人に極刑がありうるか少し気になっておりました。その筋の専門家にお聞きしたところ、発砲の状況しだい(土下座していたところに発砲した場合など)では結構ありうるみたいですね。(情状酌量の余地なし。)なるほど。

>ほんとに「犯人は人質を取って立てこもり、いつでも(木本巡査部長に)とどめをさせる状況だった。」というような緊迫した状況の認識であったとすれば、林巡査部長(当時)が撃たれて死ぬこともなかったと思います。

負傷した警官や救出に行く警官の命が危険な状況に晒されるという認識がなければ、負傷した警官を5時間も放置しておくことはありえないでしょう。目の前に助けを求める瀕死の同僚がいるのに助けにいけない状況は、外部の人間には想像もつかないほど苦しく辛い状況だったと推察します。

銃を持った犯人に狙われ、間に遮蔽物がない状況では、全ての警官(負傷警官も含む)が撃たれて死ぬようなことのない状況は作り出しえないのではないか。今回は、不幸にも防弾されていない肩の部分に当たりお亡くなりになられましたが、足や手でも大血管に当たれば死ぬことはありますし、AP弾なら防弾チョッキ自体が役に立ちません。人体の全てを防弾生地で覆うことは事実上不可能でしょう。

銃を持って暴れている暴力団を破門になった男のところに、警官一人を防弾チョッキも着せずに行かせたことは愛知県警の大きなミスですし、それが最後まで尾を引いたような気はします。

また、SATを投入しながら、最後まで突入指示を出さず、5時間もたってから負傷者の救出という専門外の作業をさせ結果死者を出すなど、今回の指揮官には全体に何をしたかったのか良く分からないところがあります。というか、そういう緊迫した状況での指揮をしたことがなく、どうしたらいいのかわからなかったのかもしれませんが。

今回の事態が、本部長の引責辞任に値するのかどうかは私には分りません。しかし、装備の充実はもちろん、捜査指揮官の指揮訓練から始めた方がいいのは確かなようです。

林警部のご冥福を改めてお祈りします。

今回の事件ですが、すでに世間では話題に上らなくなっていますね。

まさに警察幹部が期待した方向に、流れているのではないでしょうか。
仮に突入や応戦して、犯人が死亡、人質が重傷といった事態になれば、警察幹部への追究は、こんなものではすまなかったと思います。

お亡くなりになった警察官や、怪我を負った皆様は、本当にお気の毒ですが、「踊る大捜査線」のような内部構造になっているような気がしてなりません。

>成田の近くの住人さん

 仮に、犯人が倒れている警察官にとどめをさそうとしたりその警察官を救出しようとした警察官に対して発砲した際に、警察が犯人を射殺した場合において、マスコミが警察の射殺行為を非難するならば、私はこのブログで全面的に警察を支持するつもりでした。

被疑者や人質の生命や権利は優先すべき
  ↓
現場の警察官が殉職するのはやむを得ない


患者は安い医療費で安全な医療を受ける権利がある
  ↓
過失がなくても医療の結果が悪ければ賠償を求められるのはやむを得ない

は,未熟な国民性に根ざす同根の問題と思います.

>No.3 成田の近くの住人さんのコメント
を拝見してうなずかされました。

この事件は医師の目でみると「トリアージ」の問題と置き換えることができます。緊急事態下で救命の優先順位を決定するには生命の価値の順位付け判断をおこなわなければならない。これは倫理判断そのものです。公式発表や報道ではNo.3 成田の近くの住人さんのコメントにみられるような倫理面からの問題に触れることは意図的か偶然か両者とも避けているようですが(笑)。

そういう目でみると、事件評価におけるこういう展開は東京都のトリアージ試験導入がどういう結果になり、役所やマスコミがどういう評価をしてくるだろうかを予測するのに大いに参考になりそうですね(笑)。

倫理の問題も以前はよく論じられていたと思うのですが、ここ20年くらいのうちにとんと論じられなくなったように思います。形而上とか形而下とかね(笑)。パソコンで変換だけはできますけど(笑)。

みなさん愛知県警に厳しいのですね。
初動は,とりあえず置いといて。
木本巡査部長救出前の状況です。間違いがあったら指摘してください。

・犯人は,「倒れている木本巡査部長に近づいたら殺す」と言っていた。
・犯人がいる建物の窓と木本巡査部長の距離は3m
 →犯人が撃とうと思ったら何時でも撃って当る距離。
・ブラインドを閉めたまま,すき間から銃口
 →ブラインドの向こうに犯人は1人か,人質を抱えているのか不明。
・庭に一匹,室内に二匹の犬。
 →人の気配を感じると,激しく吼えたようです。
・乗り捨てた捜査車両が2台あり,装甲車等で近づけない。

この状態でなら,説得しつつ夜まで待つも,有りなんではないでしょうか。
SATは,ブラインドに向けては,撃てないでしょう。犯人目視が最低条件では。

それより,犯人がまだろう城しているのに,警視庁がSATを途中で引き揚げ
させたことの方が,問題ではないでしょうか。指揮本部が残って欲しいと頼
んでいるのにですよ。狙撃隊をもぎ取られた愛知県警は,ぼろぼろでした。

個人的な見解でお許しください。

恐らく、多くの国民は、今回の場合、「警察官を撃った段階で、犯人の射殺やむなし」という考えに賛同すると思います。

問題は、マスコミ各社の反応です。日本のマスコミは、何を勘違いしているのか、自分たちの力で世論形成ができると思っているフシがあります。

これが、もし、警察幹部の判断を鈍らせたとしたら、残念でなりません。

ところで、SATは元々、「テロリストの排除」を主たる目的とした攻撃部隊のはずです(ワールドカップ日韓大会前に公開された映像では、隊員が突入後、サブマシンガンを撃ちまくっていましたからね)。それに対して、SITは、人質事件などで、原則犯人確保を目的とした部門だと聞いたことがあります(そのため、SITは突入は最後まで行わず、基本的にネゴシエーションで事態を解決することが基本方針のようです)。

この性格が違う部隊を、明確な方針を明示しないまま、混成で運用したため、このような結果になったように思います。とくに夜間、負傷した警察官を救出した時に映像を見ると、とても十分な訓練や事前シミュレーションを積んだ特殊部隊の動きとはかけ離れたものだったとの専門家からの指摘もあります。

>hatty さん

 ブラインドの件ですが、犯人が林巡査部長(当時)に向けて発砲したときもブラインドの陰から発砲したのでしょうか?

> ブラインドの陰から発砲したのでしょうか?

http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007052202017928.html

救出作戦に気づいた大林容疑者は、窓を開けて、ブラインドを閉めたまま、すき間から銃口を突き出して四発を発射、うち一発がSATの林一歩警部(23)に命中した。

どの程度突き出していたかは,わかりませんが,私なら,銃口の先端くらいでしょう。

私は現場指揮官の裁量の結果責任を外野から追及すべきでないと思うものですが、No.7 hatty さん、No.8 成田の近くの住人さん、を読んで新たに湧いた疑問は、あの時現場を一手に仕切る裁量権を持ったリーダーは本当にいたのだろうか、ということです。決断を要する部隊作戦行動上考えにくいことですが、もしかしていなかったゆえの混乱だったのでしょうか。

>No.10 hatty さん

 情報提供ありがとうございます。
 ご紹介の中日新聞の記事は読んでいませんでした。
 犯人射殺が困難な状況であったことはわかりました。

 そうすると、犯人がブラインドの陰から撃ってくること、つまり救出部隊に狙撃部隊の援護ができない可能性が予測可能だったのか、予測可能な場合はそのような可能性を織り込んで救出計画を立てたのかが問題になると思います。

>ぼつでおk(医)さん

 裁量権のある現場指揮官がいない状況など考えられません。
 いなかったとしたら、それだけで大問題です。

度々失礼します。

例えば、窓を開けてブラインド越しに撃ってくることが予想される場合、警察側は装備として暗視装置などを持っているはずなので、狙撃できる位置を確保していれば、状況は把握できると思います。

その際、実際に銃撃犯の射殺が難しい場合でも、威嚇射撃は可能だと考えられます。ただし、今回の場合、マスコミ監視下の元での「長期戦」になってしまったため、現場の警察官判断で銃撃や反撃ができなかったと思われます。

恐らく、犯人が応戦してきたら、現場指揮官に報告し、それから反撃許可を下すといった「浅間山荘事件」当時と変わらない状況だったのではないかと思っています(いずれも自分の予測ですが)。

例えば、最近でも茨城県の住宅展示場で、鉄パイプを持って暴れている男に対して、警察官が拳銃を発射していますが、これは、回りにマスコミがいません。

どうも大騒ぎになってしまった場合、警察は後のことを考えて、私たちが考える以上に慎重になってしまうと思われます。

この本部長が引責辞任すべきか否かは、不見識な私にはわかりませんが、次に同じようなシチュエーションに遭遇した時には同じ不幸を繰り返さないよう、警察にはがんばってもらいたいです。私がわざわざ言うまでもなく、警察の方々も当然強くそう思われているでしょうけど…

人質の人命救助が大事だとしても、救命に努力したプロの命が危なくなったらプロの命を優先するのが当然なのでは?

雪山遭難であっても、遭難者の救助による二次被害を防ぐために、撤退ラインを決めているはず

今回のような人質事件で、警察官の命を防ぐためには、人質の命と比較衡量しても許されるのではと思う。同じ人、ひとり。
究極の選択ではあるが、しなければならない選択もある

プロとは職業としてリスクに遭う頻度が高いだけに、個々のリスク許容度を低くして保護しないといけない
単発のリスクと、複数のリスクでは取りかたが異なる

これは医療も同じ。患者の命と医師の命。もし患者の救命のために医師の命が危ないということになれば、原則、医師の医療撤退を許すべき(SIRSの例を思い出そう)
過労死水準にある過酷で違法な労働環境も、勤務医が撤退すべき危険水準に達している
もちろん、危険を省みず救命にあたる医師は賞賛されて良い。ただし、SIRSなどの致死的感染症や、殺人的勤務のため救命活動を断念した医師を責めることは許されない。

自命の犠牲を強制されることは、軍隊を持たない日本国ではありえない(はずですよね)

犯人がブラインドの陰から撃ってくることは当然予測可能だったと思います。
ただ,そうなった場合でも安全に救出する計画を立てることは,不可能だった。
しかし,木本巡査部長を,あのままにして置くのは,マスコミ的にも,また,
巡査部長自身の生命のためにも,できなかった。

だから,無茶苦茶な救出劇をしなければならなかった。

でも,犯人が救出初期に木本巡査部長を撃てば,終わりです。

じゃあどうするか。SATが大声を出すなり,犯人の気をSATに向かわせるのです。
その甲斐あって,犯人は,木本巡査部長を撃たずに,SATの方を撃ってきたでしょ。
無茶苦茶な救出劇は,99%以上成功したのです。

 確か、警察官というのは緊急避難が認められていないのですね。
 コメントを読みながら、素人の頭に浮かんだことですが、犯人宅の電気を切り、強烈な閃光弾と共に鼻がひん曲がり、強烈な嘔吐を催す催涙弾など撃ち込めば、突入がしやすかったかも。
 パレンバン石油精製基地への落下傘部隊のように、屋根の上に降り立ち、スパイダーマンのように突入するとか、要するに人質の生命に致命がない程度の打撃を与え、ひるませる。強力な電磁波を浴びせるとか、送風機でサリン並みの(死なない程度)ガスを送り込むとか。死なない程度の人工的稲妻を落とすとか。
 専門家の精鋭部隊であれば、色々想像もでき、高度な科学技術もありそうですが。竹槍、突貫玉砕攻撃程度の発想しかないのでしょうか。
 ちなみに、富山県の人で、隣の家の気にくわない人物を殺そうと、物干し竿の先に包丁を括り付け、実行した人がいたそうです(殺人未遂)。
 ちなみに、3,4年ほど前、石川県警察本部に電話を掛け、サーバの防衛方法、被害届を出すときの準備等について質問したのですが、ずいぶん時間がかかって、連絡を下さった。専門の担当者のような人は(貴重な存在という感じでした。)、scpを知らなかったようです。
 FTPについて説明をしてくれたので、個人的にはscpで十分なので使うことはありませんと言ったところ、まったく何の話しかわからないようでした。
 なお、不特定多数向けのファイルのダウンロード公開では、個人的にFTPを使うまでもなく、HTTPで十分だと考えています。
 まさか、信じられないという思いが強かったのですが、惚けた演技だとすれば、超一流と評価できる対応でした。私が、未熟なだけなのかもしれませんが。
 浅間山荘事件というのは30年以上前ですね、当時とあまり進歩はしていないということになるのでしょうか。まるで、命を犠牲にした特攻隊員のようですね。一将功なりて万骨かる、とは言いますけど。上が無能だと、成長にリミッターをつけたようなもので、救いようがないですね。
 専門外の平民だから、言える発想かとも思いますが。
 次のブログなんかもずいぶん参考になりました。
 無断引用になりますが、お許し下さいね。
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一度駆り出されたら親の死に目にも会えないのかねぇ

忙しい身の上を下らん裁判に手間を費やすなんてのも
真っ平御免だねぇ・・・。

ウチの近所に裁判官の成りそこねがいますがね・・・
挨拶もロクに返せないほど、勉強ボケしちまってますわぃ

ありゃ・・・使いモンにならんだろうけど、成りそこねでその程度だから
ホンモノの裁判官なんて『モノ』は・・・人間が務まってるのかね。
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 弁護士の方が、風当たりが強そうですが。
 「とんでも弁護団」もいるようで。

 すいません。ご紹介したリンク先のアドレスを入れるのを忘れていました。
http://toriten.iza.ne.jp/blog/entry/184082
 話が変わりますが、本当に近頃、談合の摘発が多いですね。境界線が非常に曖昧な犯罪のように思えますし。「饅頭怖い」の深謀遠慮などあるのでしょうか。

>廣野秀樹 さん
適当に検索してみると、youtubeで以下のような訓練風景が閲覧できるようですね
http://www.youtube.com/watch?v=i__wBR0FdRg

 >しまさん
 資料のご紹介、ありがとうございます。正直、軍事関係に余り関心はないのですが、華々しい活動の披露が、厳しい結果になったのは残念です。しかし、犠牲を無駄にすることなく、日本の警察は飛躍することでしょう。そうであってもらいたいところです。
 ところで、N.o.17のscpのことですが、この事実を他言したのは、これが初めてでした。自分自身、不利益を受ける可能性も考えられ、今まで黙っていましたが、進歩向上していることでしょう。
 自分でブラウザ(ホームページの閲覧)を扱えないようなベテラン刑事もいるようですが、「若い衆にやってもらう」などと軽く言っていましたがね。「猿でもなんとか」という本も沢山出ていたようですが、ブラウザとなれば、もっと初歩的ですよね。
 単に時代錯誤なのかもしれませんが。
 なお、scpについてはそのままキーワードを入れて、Googleで検索を掛ければ、すぐに情報が見つかると思いますが、暗号化されたファイル転送を行うことが出来るコマンドです。暗号化されないFTPはパスワードも平文で流れるそうですが、そちらの方がはるかに危険ですよね。シェルを持ったユーザでパスワードが漏れれば、不正侵入されてしまいます。
 scpはsshの機能ですが、sshはセキュアシェルの略。あるいはシェル自体について、理解をお持ちでなかったのかもしれません。信じがたいことですが。
 参考までにシェルについては、次のホームページに詳しく丁寧に解説がありました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB

>それより,犯人がまだろう城しているのに,警視庁がSATを途中で引き揚げ
させたことの方が,問題ではないでしょうか。指揮本部が残って欲しいと頼
んでいるのにですよ。狙撃隊をもぎ取られた愛知県警は,ぼろぼろでした。

現場指揮官が要求したといいますが、突入させるつもりもないのに、SATに何をさせようとしたのでしょうか。人質もなく、既に突入のタイミングは逸しています。流れ弾に当たる人はいませんから、精密狙撃はなくても、通常射撃で十分対処できるシチュエーションであろうかと思います。多分、現場にいたであろう武装警官の多くは、相応のレベルで拳銃を取り扱えると思います。

ただの拳銃立て籠もり犯にすら対処できない「ボロボロ」の機動隊は、何のために存在するのでしょうか?

現場の指揮官がどういった考えの下にSATの撤退を拒んだのかは分りません。しかし、既に人質もない単なる気弱な立て籠もり犯でしかない状況ですから、警視庁ではなく、警察庁だったと思うのですが、SATを撤退させた判断が直ちに問題であったという点は、今一理解できません。

それとも、危険場所はどこでも出向き、他の警官を危険に晒さないため犠牲を一身に引き受け、現場指揮官の精神安定のためには、所管していない「雑用」まで全て引き受けるのがSATでしょうか。それでは、SATのモチベーションは保たれないような気がします。

ヘリからの実況放送が作戦を困難にするのなら、テレビ局に直ちに放映を中止させるくらいの現場指揮官の強いリーダーシップが発揮できるようであって欲しかったように思います。

が、反省すべき問題点を洗い出したらいまさら責任追及するより、今後の体制の立て直しに役立てるほうがよいと思います。

あと、首相が顕彰したのは亡くなった警察官だけですが、重傷を負った警察官は精神的にも身体的にも大きな後遺症に苦しむことになってしまっており、彼もまた業務に尽くしたために傷を受けたのですから首相はともに顕彰すべきではなかったかと、政府の事件後対応については大いに疑問を抱かざるを得ません。

これが日本の治安組織の実力ってことです。

それよりも、この国になぜSATのような組織があるのかが不思議。「対テロ用急襲部隊」ですが、実際突入してサブマシンガンを犯人に向かっていきなり撃つ、なんてことは無理でしょう、法規的に。相手がバズーカでも持ってて乱射してるのなら別ですけど。いつ、どこで運用するつもりなんでしょうかね。

私達より余程制約が多いように思いますが・・・(-_-;)

専門家ではありませんので的外れの意見かもしれませんが。

ここに自衛隊の市街地戦闘訓練のビデオがあります。自衛隊員が変電所にたてこもったテロリストを攻撃するというシナリオのようです。イラクから帰ってきたばかりのアメリカ兵が陸上自衛隊を指導するのですが、訓練のみならず実践をしてのみ言えるアドバイスが、数少ない指導のシーンにあふれています。

http://www.youtube.com/watch?v=s2cPWkS8Hjk
He killed himself... he killed himself, that's important, that's why he died, he didn't have no noise discipline by himself, and he comunicated in wrong when he had a radio in his hand. (この小隊長は自分で命を絶ったようなものだ。無線機を使わず大声を出したから敵に見つかり死んだのだ。)

これはアメリカ軍の兵士から、自衛隊員へのアドバイスですが、「音を立てない(no noise discipline)」が、優先権のある注意事項であることを的確に伝えています。おそらく、日本では相当訓練している自衛隊員も、日本では市街地戦闘の訓練を積んだプロでしょうが、アメリカ軍から見ると、隊長ですら、まだまだ無駄、無理が多いということでしょう。
これからは銃器を使った犯罪が増えるでしょうから、警察も発砲事件の(かなりの)先進国のアメリカで勉強してきてはどうでしょうか。ちなみにこのビデオでは120人ほどの自衛隊員が、日本の兵器を(装甲車も含めて)輸送し、アメリカで練習しているようです。
医療の世界でも、(腎移植の万場医師のように)、日本に技術がなかった時代はアメリカにいき、技術を習ってくるということが盛んに行われておりました。
これを機会に警察もパトカーを含めて輸送し、銃器を使った人質事件の解決について、パトカーの乗り付け方、銃の構え方など、実力行使のノウハウのみならず、犯人との交渉法などソフト面のノウハウも含めて吸収するよう実践的な訓練をつまれてはいかがでしょうか。(もうやっているのかもしれませんが。)

>この国になぜSATのような組織があるのかが不思議。
ワールドカップ日韓大会前に、訓練ビデオが公開された意図は、恐らく、「日本にも、いざというときには実力で排除できる部隊が存在する」ということを内外にPRすることで、テロに対する抑止効果をねらったものと推察されます。

そのため、ある程度、部隊の実力や詳細を明らかにしないことで、相手側に脅威と感じさせようとしているという話を聞いたことがあります。

実際、函館のハイジャック、高速バスジャックなども、SATは戦術のアドバイスと機材の貸与にとどまっていたようです(表舞台には出さないようにしたようです)。

恐らく、これ以上、テレビに露出されると困るため、状況を鑑み(人質がいなくなった等)、SATの引き上げを決めたのだと思います。

なお、称「陸自隊員」さんがコメントされているように、実際にSATがテロリスト殲滅のため、実力行使をするためには、ものすごくハードルが高いと思います(「宣戦布告」という小説に、このあたりの意志決定過程が興味深く紹介されています)。
残念なことですが、相当数の国民が殺害されないと、「脅威を排除する」という指示は出ないと思います。

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