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「裏取りしないから」と、自白迫る 鹿児島・無罪事件(asahi.com 2007年06月15日09時26分 ウェブ魚拓

 被告全員の無罪が確定した03年の鹿児島県議選をめぐる「公職選挙法違反事件」の捜査で、県警の捜査員が元被告らに対し、「裏取りはしないから」と約束するなどして虚偽の自白をさせていたことが14日、明らかになった。朝日新聞が入手した供述調書のもとになる「取調小票(こひょう)」から浮上した。それによると、捜査の早い段階から、複数の捜査員が虚偽の自白をもとに捜査を進めていることを認識していたことになる。

 これは故意です。

 一方、県警は「コメントしない」としている。

 もうそれでは通用しないでしょう。

 警察庁長官の引責も視野に入ると思います。

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コメント(13)

これはもう『犯罪』じゃないんですかねえ。
どんな罰条が適切なのかわかりませんが。有印公文書偽装・同行使?そんなもんじゃすまないかな。

警察庁長官の引責も視野に入ると思います。

引責があるにせよどのレベルでの責任の取り方をするのかは、また別問題ですね。減給まで行くかなあ。いずれにせよ県警本部長の首は飛ばさないとマズイ気がします。
流石に本部長の首が飛べば、しばらくの間は現場にも「教育効果」が出るでしょうし。

まあそれにしても裏取りしないからと言われた程度でこんなすぐばれる嘘を平気で供述する元被告のほうもどうかしてるし、まだなにかあるんじゃないかって気もしてきますね。

記事の後半に出てくる以下の部分もかなり気になりました。


>また、当時の捜査幹部によると、山下さんの取調官は捜査会議で「(山下さんが)こんなにもらったと言っているが、裏を取らないでほしい。うそをついているから」などと打ち明けていたが、捜査はそのまま進められたという。


これが事実なら、その会議に出ていた捜査員は全員クビにしないと、山下さんはじめ被害者たちは納得できないだろうという気がします。


ぼつでおk(医)先生

>まあそれにしても裏取りしないからと言われた程度でこんなすぐばれる嘘を平気で供述する元被告

でも、そうしたデッチ上げを平気で警察ができるということは、もし警官の言うことを聞かなければ、自分がモット酷い濡れ衣をデッチ上げられる可能性が高いと思うのでが普通でしょう。ただでさえ、覚えの無いことで、逮捕されてるのに。

一応、鹿児島県議会の19年第1回定例会(2/28)でされた県警本部長の「説明」です。
(長文引用失礼します。)

「◯警察本部長(久我英一君) 平成十五年県議会議員選挙における公職選挙法違反事件の判決の受けとめ方や対応等につきましては、現在検察庁において、判決に対する対応が検討されているものと承知しており、依然として裁判が継続している現段階でのお答えは基本的には差し控えるべきと考えておりますが、県警察といたしましては大変厳しい判決と受けとめており、判決内容を十分検討の上、今後の捜査に生かすべき点は生かしてまいりたいと考えております。
 なお、先般の国家賠償訴訟の確定を受けて、適正捜査に関する通達を発したところでありますが、このたびの判決を検討の上、指導・教養を徹底してまいりたいと考えております。
 当時の本部長の責任等につきましては、先ほど申し上げたとおり、先日の判決を受けて、現在検察庁において判決に対する対応を検討されているものと承知しており、県警察といたしましては、基本的には現段階でのお答えは差し控えたい、差し控えるべきと考えております。
 ただし、判決の中で追及的・強圧的な取り調べがあったことをうかがわせるなどとの指摘もあるものの、捜査そのものが違法であるとか、取り調べが違法であるとされたものではなく、また裁判においては、供述調書の任意性に疑いがあるとして証拠として採用されなかったものではないと承知しております。
 いずれにいたしましても、先ほど申し上げたとおり、先般の国家賠償訴訟の確定を受けて適正捜査に関する通達を発したところであり、このたびの判決を十分検討の上、指導・教養を徹底してまいりたいと考えております。
 次に、早期解決についてのお尋ねですが、起訴や控訴は検察官という国家機関によりなされる行為であり、県警察といたしましては、その判断に関与する立場にないことを御理解いただきたいと思います。
 最後に、取り調べの録音・録画に関するお尋ねですが、警察における取り調べの録音・録画は、基本的には全国的な制度運用の問題として認識しております。また、県警察といたしましては、取り調べの録音・録画は取り調べの機能が大きく阻害され、事案の真相解明を困難にし、犯罪の検挙活動自体に支障を来すおそれがあることから、極めて慎重な検討が必要であると考えております。
 いずれにいたしましても、取り調べにつきましては、言動に注意しながら、相手方の心情を理解して行うべきと考えており、今後とも適切妥当な方法により行われるよう指導・教養に努めてまいりたいと考えております。」

ま、親方の認識がこんな感じです。対応は推して知るべし。

>No.4 じじい(患)さん
コメントありがとうございます。(でも先生付けは何卒ご勘弁(笑)ください、ビックリしちゃうんで)

おっしゃるとおりだとは思うんですが、なにぶんなぜ警察が土下座までして嘘の自白を集めたのか、その目的と動機がいかなるものだったのか腑に落ちないことが多すぎる事件なものですから、ついあんなこと書いちまったです、すみませんタワゴト(笑)連投ですね。

 実際に担当検察官を告訴したことがあるのですが、わざわざ拘置所まで、来てくれた検察官は調書の作成時に、該当しそうなものは「職権濫用」以外はありません、と説明してくれました。

「取調小票」は公開して良い公文書なのですか?

朝日に渡った経路に興味が。

No.5 じじい(患)さんのコメントから県警本部長の「説明」の一部を抜粋

また、県警察といたしましては、取り調べの録音・録画は取り調べの機能が大きく阻害され、事案の真相解明を困難にし、犯罪の検挙活動自体に支障を来すおそれがあることから、極めて慎重な検討が必要であると考えております。

取り調べの機能というのは何を指しているのでしょうか?
まさか「「裏取りはしないから」と約束するなどして虚偽の自白をさせ」ることができなくなるという意味でしょうか?
県議会でよくこんな発言ができるものだと思います。

取り調べの録音・録画は、容疑者の依頼を受けた弁護士立会いのもとで、やって貰ったほうが良いですね。行政と司法には、公平であることを忘れないでほしいと願います。

No.9
納得するかどうかは別として、取調べは本人の犯罪事実はもちろん、関連する他人の犯罪や他人の行為にも及び、その上で裏づけが必要になる場合があります(本件は違いますけど)。
そうやって明らかにしていくという「機能」もあるかもしれませんし、ネットだってハンドルネームで自由な意見が出てきます。(もちろん場面は違いますが・・・)
なお、これも参照(http://www.yabelab.net/blog/2007/05/15-171253.php#c54960

>「機能」
答弁で出てきたら、このような質問をします。

たとえ事件の容疑者が数人いて。
容疑者A『私はやっていない』
刑事『あちらでは認めているぞ、今認めれば悪いようにはしないから・・・』
といったことですか?

可視化すると共に或る程度の取引を認めれば、アメリカ式になっていくみたいな。

> No.10 psq法曹さん
なるほど、そういう事情もあるのですね。

機械的に全てを記録してしまう訳にはゆかない、そうであれば、録音・録画よりも弁護士の立会いを認めたほうが、虚偽自白を強要するような取調べを抑制し、同時に、捜査取調べ時点で浮かび上がってしまった他者のプライバシーを保護する上で有効なのではないかと思います。

問題は、弁護士さんのタイム・チャージかな (^^; 経済的に負担できない容疑者だと辛くなりそうですが、。

 警察、検察の捜査、取調べの在り方についての問題提起を含め、上申書を作成中のところ、ご関心をお持ちの方々にご案内をさせて頂きます。

http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/20070617/1182096921

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