エントリ

  光市母子殺害事件における弁護団の弁論要旨とその根拠になっている鑑定書(結論部分)が公開されていますので、検討資料としては必ずしも十分ではありませんが、外野から無責任に考えてみようということで、場外乱闘掲示板にスレッドを立てました。

 ご意見のある方はどうぞ

 安田弁護士らの主張の検討

追記
 被害者の口を押さえた右手がずれてしまったという主張に限って言いますが、結論としてはタイトルに付記しましたように「だめだこりゃ」という感じです。

 弁論要旨では、

 そして、この4本の指の痕跡の反対側である左側頸部には、親指の圧迫痕に相当する楕円形の表皮剥脱があることからすると、被害者であるAさんは、右手の逆手で頸部を扼頚されたものであることが明らかである(資料11、15)。
 すなわち、下顎部分に対する右手の逆手による圧迫は、正に被害者の口を封じようとしたものであり、それに続く頸部に対する右手の逆手による扼頚は、下顎部分に対する右手の逆手の圧迫が被害者の動きによってそのまま頸部にずれたものと考えるのが相当であり、これ以外の解釈は存 在しないのである(資料17、18)。

と言っています。

 しかし、引用されている図面(資料15)に皆さんが自分で右手を逆手にして(資料18のように)当ててもらえればわかりますが、楕円形の表皮剥脱と親指は重なりません。
 今度は左手を順手にして図面の頚部に重ねてみてください。
 手の大きさにもよりますが、はるかにしっくりと重なります。

 こうなると、その他の主張も推して知るべしという感じです。

 これ以上論評すると名誉毀損になりそうですのでやめます。

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コメント(15)

モトケンさんはじめまして

「一審公判廷においては、一時的にしろ被害者らに対する殺意を否認するかのように、曖昧で不合理な弁解をしている」との文言を最高裁上告趣意書に盛り込んで、一審公判で少年が殺意を否定したことを最初に指摘したのは検察側のはずです。(確か去年の月間現代10月号・亀井洋志氏のレポートにもそのようなことが書いてあったはずなのですが)
なのに何故、弁護側が入れ知恵をしたから、少年が突然殺意を否定し始めたんだというようなデタラメな報道がされるのでしょうか?ちょっと理解できません。

 マスコミは、公務員と専門職叩きがお好きだからでしょう。
 特に警察検察、自衛官、教職公務員、地方公務員、医師、弁護士、パイロット。
 主婦が万引きしてニュースになりません。これらの人がすれば間違いなくニュースです(トホホ。

 追記しました。

 私も、追記しました。

 弁護側の主張にも確かに無理がありますが、検察官のそもそもの主張の方にはるかに疑問点があると思います。

>頭文字R さん

 ご挨拶が遅れて申し訳ありません。
 はじめまして。

 一応、一審でも殺意が問題になる契機はあったんですね。
 ますます、何を今更ですね。

弁論要旨の図面で、首の蒼白帯の指4本の跡と思われる図面。
顎の方から順番にいくと、1番目(3.2cm×1.0cm)と2番目(4.0cm×0.8cm)は、長さにして8mmの違い、幅は1番目が2mm太いのに、1番目の方が極端に小さく描かれているのは何故でしょう?
1番目の太さは3番目の太さと同じなのに。
まさか遠近法で描いたわけではあるまいし、何かおかしくありませんか。

検察や弁護見立ての供述云々よりも、こういう絞め跡があって現実に死亡している、赤ん坊も外傷があって死亡している、この事実だけで判断しても殺人は認定できそうですが。
そういう客観的証拠だけでは殺人は認定で来ても死刑相当ではないということであればよいのでしょう。
駄目だから傷害致死を主張しているのでしょうが、説得力に欠ける、無理があるというところでしょうか。
他の証拠が分からないので、ここまで。

元検さんは、死刑事件の弁護人をやった経験はどれくらいあるのですか?

 死刑求刑事件の弁護をしたことはありません。
 死刑求刑なら2件してますけど。

今さらですが…

母親の方はともかく、幼児の殺害に関しては、弁護側の主張の方が適切だったと思ってます。

昨年場外乱闘の方でも触れましたが、結局被告人が意図を持って幼児を殺すのに、あえて紐を持ち出した事、あえて二重巻きにした事、あえて力一杯締め付けずに蝶々結びにして放置したこと。
これらの点について、最高裁も高裁もモトケン様を含みここの常連の方々も十分な説明をする意志が欠けていたようです。
(全くの私の主観ですが)

犯行を終えた被告人は、大声で泣き喚く赤ん坊を泣き止まそうとは考えず、手間隙をかけてじわじわと殺してやろうと考えた。

この主張を裏付ける証拠が何か一つでもあったでしょうか。

犯行を終えた被告人は、大声で泣き喚く赤ん坊を泣き止まそうとは考えず、手間隙をかけてじわじわと殺してやろうと考えた。

この主張を裏付ける証拠が何か一つでもあったでしょうか。


幼児はそのように死んだかもですが、大雑把に要約すれば。
死に方が如何あれ、犯人は幼児に何かを行って、その後の状態を観察しつつ助けないで死なせた、ことは確実で殺意が認定されている。

殺意の認定にはそれ以上の事実が要る、との主張なら上げてみたらいかがでしょうか。

No.10 MultiSync様

>殺意は認定されている。

高裁、最高裁がそのように認定を下した事は承知の上です。
私は高裁最高裁の認定含めて批判している訳です。

>>何かを行って、その後の状態を観察しつつ死なせた。

被害者が通常人であればともかく、この件では生後間もない幼児です。
他の絞殺事件における推認を当てはめてよいものでしょうか。
例えば、「何か」に「赤ん坊をうつぶせに寝かせた」を当てはめても成立しますか?

また蝶々結びをした後、死にゆく幼児に対して被告人がどのような態度をとっていたかは一切不明です。

MultiSync様の仰る様に幼児の死にゆく様をじっと観察してたかもしれない。
蝶々結びをした後は幼児には目もくれず別の事をしていたかもしれない。
蝶々結びをして、色々やりながら、かつ幼児を見ていて、それでも幼児の死の兆候に気付かなかったかもしれない。

この点、直接的な証拠は何もないので可能性はいくらでも挙げられます。

そしてその中で、手間暇かけてじっくり殺してやろう、というストーリーが一番説得力があるとは思えません。
このストーリーが矛盾なく成立するとしても、このストーリーを積極的に採用するべき理由も思い当たりません。

No.10 MultiSync様

>殺意は認定されている。

高裁、最高裁がそのように認定を下した事は承知の上です。
私は高裁最高裁の認定含めて批判している訳です。

>>何かを行って、その後の状態を観察しつつ死なせた。

被害者が通常人であればともかく、この件では生後間もない幼児です。
他の絞殺事件における推認を当てはめてよいものでしょうか。
例えば、「何か」に「赤ん坊をうつぶせに寝かせた」を当てはめても成立しますか?

また蝶々結びをした後、死にゆく幼児に対して被告人がどのような態度をとっていたかは一切不明です。

MultiSync様の仰る様に幼児の死にゆく様をじっと観察してたかもしれない。
蝶々結びをした後は幼児には目もくれず別の事をしていたかもしれない。
蝶々結びをして、色々やりながら、かつ幼児を見ていて、それでも幼児の死の兆候に気付かなかったかもしれない。

この点、直接的な証拠は何もないので可能性はいくらでも挙げられます。
そしてその中で、手間暇かけてじっくり殺してやろう、というストーリーが一番説得力があるとは思えません。
このストーリーが矛盾なく成立するとしても、積極的に採用するべき理由も思い当たりません。

少年が生後間もない幼児を床にたたきつけたのかどうか、これだけは知っておきたいのですが。どうなんですか?

>No.12 ponさん

ここでは裁判内容は記事などで知るのみですが。

外目には、被告が幼児を落としたり首に紐を巻いて死なせる状況を造りそのまま死なせた事、それで裁判では殺意が認定された事には同意です。

「手間暇かけてじっくり殺してやろう」等と言うストーリーは考えてもいないし、あずかり知らないですが。
殺人の犯意に「通常人」「手間暇かけて〜」や「観察」が必要との意見なら?同意しません。

>No.9 ponさん

>昨年場外乱闘の方でも触れましたが、結局被告人が意図を持って幼児を殺すのに、あえて紐を持ち出した事、あえて二重巻きにした事、あえて力一杯締め付けずに蝶々結びにして放置したこと。
これらの点について、最高裁も高裁もモトケン様を含みここの常連の方々も十分な説明をする意志が欠けていたようです。

別にそれらの点を説明しなくとも殺意が否定されないからでしょう。
絞殺された以上、それのみで殺意は肯定されるといえます。
殺意がなければ、紐を首に蝶々結びしただけで死にませんから。

幼児を殺すのに紐を持ち出すことがさほど奇異には思えません。
テレビシーンでもよく紐で人を絞殺するシーンもありますし。
二重捲きにしたとか、力いっぱい強く締めなかったのは単に相手が抵抗できない幼児だったからであり、抵抗する大人を絞殺する場合とは訳が違い、力いっぱい締めなくても殺せたからと思います。

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