エントリ

慶大教授「軽率な行為だった」 新司法試験答案練習(asahi.com 2007年06月23日21時50分 ウェブ魚拓
新司法試験:考査委員の慶大教授、学生に勉強会や採点(毎日新聞 2007年6月23日 11時56分 (最終更新時間 6月23日 14時02分)ウェブ魚拓
新司法試験、考査委員の慶大教授が類題演習…法務省が調査(2007年6月23日3時14分 読売新聞 ウェブ魚拓

 関係者によると、植村教授は、既に問題作成を終えていた今年2〜3月、慶大法科大学院で試験対策の答案練習会を7回開き、毎回、150〜170人の学生に対し、「行政処分の執行停止」などの論点を説明した。その後も、練習会に出席した学生たちに一斉メールを送信。「試験の参考になるよう送ります」と記述した上で、「外国人の退去強制処分」などに関する6本の判例を紹介した。

 先月中旬に実施された新司法試験の論文式試験では、行政法分野で、外国人の退去強制処分の事例を基に処分の執行停止などについて論じる問題が出された。(読売)

 植村教授は23日、朝日新聞の取材に応じた。「立場を考えれば公正さを疑われても仕方がない。今となってみれば軽率な行為だった」と話した。

 実際の試験で、練習会で取り上げた「都市計画法」や「外国人の退去強制処分」などに関する問題が出たことについては「ことさらに試験に出そうな論点を外す配慮はしなかったが、問題を漏洩(ろうえい)するようなことはしていない」と説明した。(朝日)

 さて、皆さんはどう思われるでしょうか。
 「やっぱり、漏らしたんじゃないのかな。」と思う人が多いんじゃないでしょうか。
 私も、その可能性は否定できないと思います。
 少なくとも、試験問題を作成した後で、答案練習会で該当の論点を説明したときに試験問題のことが頭になかったなどとは到底考えられない。
 穿った見方をすれば、試験問題の論点だけを説明するとあからさまなので、答案練習会を7回も開いたのではないかという疑いすら生じます。

 私は以前に、裁判は公正であるだけでなく公正であるように見えることも重要だと書いた覚えがあります。
 これは試験にも妥当します。
 そして、司法試験は最も公正さを要求される裁判官を選抜する試験という意味において、最も公正さが要求され、また国民の信頼を得るためには最も公正であるように見えなければなりません。
 (念のために付言しますが、検察官や弁護士が公正でなくてもいいと言っているわけではありません。)

 この教授のやったことは、意図的な漏洩であれば万死に値する犯罪行為ですが、仮に意図的な漏洩でなかったとしても、その評価は意図的な漏洩と変わるものではありません。

 この教授は、司法試験の信頼性を著しく損ないました。


追記
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コメント(27)

この事件でずっと引っかかっていたのは「なぜ、法科大学院の教授のような、学生を教えてる立場にあるものが、司法試験の問題にアクセスできるのか」という事ですが。

この辺りは、制度的にはどのような議論が行われているのでしょうか。

でも、ある程度はしょうがないんじゃないかな。われわれの医師国家試験も出題者の教授の大学での講義ノートのコピーは全国的に国試対策委員(医学生ボランティアで組織)が各医学部に直前情報として流したりしてたし。大学入試でも「傾向と対策」とか「過去問集」とかで勉強してましたし。試験なんて世界中どこでもそんなものではないですかね(笑)。暗記ばかりじゃなく要領を覚えるのも勉強のうち、なんちったりして。

定員のある試験とない試験の差ですかねぇ
医師国家試験は全員合格ということはありうるが、司法試験はそうではない。
前者においては他人の点数が上昇することが直接自分の不利益にはつながりにくいため、受験者にとっての不公平感が少ないのでしょう。

ちがうかな

昔は知りませんが今の医師国家試験は相対評価ですよ。大体下位一割程度が落ちるようになっています。ちなみにwikiに載っている合格基準は間違っています。

しま様、禿同です。

試験の問題作成と採点をする人を、受験生を教えている立場の人がやっちゃいけません。最初から制度が矛盾しています。

学生を特訓しようとすれば、こんなことになるし、あえて試験に出そうなところを外されると学生が迷惑しますので、いずれにしても問題が生じます。採点は複数の人間でチェックすれば、何とかなるかもしれませんが、少なくとも問題作成は、裁判官や検察官などにも協力を求めるようにした方がいいかもしれません。(作成できますよね、無理っすか?)

でも、試験を課すほうとしては現在社会で実学的に大事なところを問題で出して理解度をみたい。法科大学院の教授としては普段の教育で学説的に重視している領域の講義を重点的に教えるのがプロとして当然。そしてボーダーラインの受験者が試験対策としてやらなきゃならないのは先に述べたような情報収集です。大学院で学費払って勉強している受験者が一般の学外受験者より有利なのは当然で、結果として現役と浪人の合格率の違いというものは、作為によるものではなく自然現象みたいなもので運不運も実力のうちとして慫慂として受け入れるべきですね(笑)。この教授も試験問題そのものを特訓でやらせたわけじゃないですし不正なカンニングとはおのずと違うと思いますが(笑)。

大学受験用の模擬テスト作成をやっていたことがありますが、

>少なくとも問題作成は、裁判官や検察官などにも協力を求めるようにした方がいいかもしれません。(作成できますよね、無理っすか?)

なぜそういう試験システムの部外者だけで作成するのが難しいかというと、単純に受験生のレベルをよく理解されてないからです。特に受験生のレベルより上方向に問題がずれる傾向が強いですが、すると標準偏差が著しく小さくなって、些細な差で合否を決める必要が生じ、採点者(=問題作成者)自身が大いに苦しむはめになります。もちろん大学入試と新司法試験では事情が大分異なるでしょうけど、本質的にはそう変わらないかと。

単純な話、問題作成者は一年間学生の直接的な指導から外れるべきだったと思います。慶応大学の管理体制にも疑問が。ただ、そうすると計約150人の考査委員ってあまりに多すぎのような……。150人も試験の内容に関わってて秘密を守れるとは……。医師国家試験なんかはどうなんでしょうね。

旧試験の時代から、司法試験考査委員(出題と採点をする人)は、学者と実務家が半々に選ばれています。
学者の試験委員が大学で教え、講義やゼミを持つことは構わないとされていました。
しかしながら、たぶん法規上は明確でなかったかと思いますが、
現役の試験委員が受験指導に関与すること(受験産業に関わることはもとより、大学主宰の試験対策講座なども)は、よろしくないと考えられていて、そういう下品なことをする人は居なかったようです。

これはロースクール制度からくる弊害であると考えます。
旧制度ではある意味、法学教育をする大学と、受験指導をする予備校との役割分担が明確で、大学は情報収集やら予想問題やらの試験対策について表だって関与しないしくみだったために、学者の委員が危険なことに手を染める必要性も機会もありませんでした。
しかし、ロースクールというところは、司法試験に合格させることこそが存在目的であり、受験指導が教授の評価・利害に直結するのですから、モラルだけに頼っては不正を防止しえないのはむしろ当たり前です。

漏洩が事実だとすれば,許せませんが,昔から,同じような漏洩疑惑は様々な大学で言われ続けてきたのではないでしょうか。
また,記事だけだと漏洩があったとは直ちにはいえないと思います。というのも,行政法分野で,「執行停止」「外国人の退去強制」「都市計画法」という話は,いくらでも出てきます。7回答案練習会をやったなら,当然扱うはずです。むしろ,7回やってこれらが出てこないような答案練習会は,試験対策としては無駄だとさえいえると思います。

もっとも,私は件の教授を擁護するつもりは毛頭ありません。法務省には,具体的にどの程度論点への言及があったのか,徹底的に調査してほしいと思います。

適切な試験問題を作成できる先生は、教育者としても活躍してほしい先生だと思います。兼任を認めないのは勿体無い気がします。
このケースは、類題を試験対策の答案練習会で扱っちゃったのが拙かった。普段の講義のなかで学生たちに教えてくれるぶんには問題はなかったのに。法科大学院って、答案練習会しかやらないんですか?

憶測ですので、不適切なら、削除覚悟です。
なぜ発覚したか?

新司法試験の
1 試験日が5月(短答と論述)
2 短答式合格発表が6月7日
3 今回の発覚が6月23日

慶応大学ロースクール生が義憤にかられて公表したのなら感心します。
慶應法科大学院で件(くだん)の答案練習会を受けた人が合格発表前に告発したのなら、まだ感心します。
答案練習会を受けた人で、不合格になり、かつ慶應プロパーの学生が告発したのなら、少しは慶應に見どころがあります。
答案練習会を受けた人で、不合格になり、かつ慶応大学出身ではないロースクール生が暴露したのなら、そういう形でしか出てこないことを意味し、慶應の鼎の軽重が問われます。

大学や本人のコメントを見る限り重大性を認識していないように感じられるのが心配です。
まさか暴露者を犯人探しするのではないかと思えるような軽いコメントに感じられます。

慶応大学には、直ちに教授を辞職させ、向こう3年間ロースクール生の採用(入学)禁止ぐらいの措置を望みたい(現在在学生には影響しない)。
落合さんのブログにあるように、可能なら全員の再試験、あるいは答案練習会に出た人だけの再試験などしてほしいものですが、無理ですかね。

みのもんたじゃないが・・・ほっとけない!!!

私も、司法試験が、単にロースクール生の学習の進度を測る程度のものなら別にどっちでもいいと思うんですが、人の人生や生死にも関わる、一般国民に認められない事項を取り扱うための特別な資格の元となるものでしょう。(裁判員制度が出てくるとその辺の仕切りは変わってきますが)しかも寡占の業界です。資格の有無が収入の多寡にも大きく関わってきます。

もちろん、昔の大学の教授というものは、そんなはしたないことには手を染めなかったのでしょうが、今は社会全般のモラルが下がってきていますので、大学教授が概ね品格を備えた聖人君子であるかのように制度設計することは正しいことかどうか、外野の人間的には疑問が残ります。現役法曹の方々は、実際には司法試験の成績よりも後の経験や勉強の方が大事であると思われているのかもしれませんが。

この辺、医師の皆さんなら、個の資質に頼るのではなく、システムとして再発防止をするにはどうしたらいいか考えられるところかもしれませんが、法律関係の方のコメントを読むと、なるべく現行システムを触りたがらないところが妙に対比的で、興味深いところですが。

>No.12 じじい(患)さん
現行システムを触りたがらない、とゆーよりも、
新司法試験って、新しすぎて模索中の面が多いから、
今回の件がシステムのせいと言えるかどうかよくわかんないんじゃないでしょうか。

出した本人も、同じ論点を出したつもりでは無さそうなコメントです。
試験委員の教授の学期末テストと同じ論点が司法試験に出た、という話は昔からよく聞かれることですので、
「かぶり具合」は、それと同じ程度なのかなあ、という印象を持ちました。

ただ、いろいろな方向から質問する旧試験に比べ、ほとんど具体的事例をそのままぽんと出している新試験は、問題の出し方にひねりを加えにくいっていうのはありそうな気がします。
かぶると、「もろかぶり」になる傾向はあるんじゃないでしょうか。

私としては、試験考査委員でありながら、「答案練習会」を実施するセンスに呆れます。
李下に冠をたださず、という言葉があります。

通常、司法試験予備校では、答練で同じ論点を扱えば「予想的中」と称しています。試験問題そのものを示すのでなくても、類題を扱うこと自体が、受講生を特別に有利にせしめる行為と評価されるのです。
司法試験考査委員に、いかに学問的業績があろうとも、現役の予備校講師をしている人を採用することは考えられませんよね。本件はまさにそれと同じことをしてしまったのです。

> 人の人生や生死にも関わる、一般国民に認められない事項を取り扱うための特別な資格(No.12 じじい(患)さま)

技術が水準に満たない人に資格を与えてしまうことも問題ではありますが、
それ以上に問題なのは、法律家は「社会の人々にルールを守らせる」職業である点です。
自らは掟破りをしても構わないと考える人に、そういう職を委ねてよいものでしょうか。
自分は不正に司法試験に合格して平気な人が、裁判官となって、「キミは刑法○条に違反したから、懲役10年」と言い渡されて、あなたは承服できますか?
そういう人を法曹界に送り出して良しとする教授に、法曹を育てる資格はありません。

 疑惑(?)のある教授の担当が「行政法」であったことが微妙で。
 これが、いわゆる基本6法(憲法、民法、刑法、民事訴訟法等)であったなら、試験問題の論点が「的中」したとしても、問題文の助詞一つが変わるだけで、求められている答案の内容が180度変わったりしますので、あまり関係ない場合が多かったように思います(但し、旧試験)。
 しかし、行政法は難易度からしても他の法律より落ちるし(法律が簡単という意味ではなくて、受験生のレベルが基本法律より落ちるという意味です)、問題がわかれば大きいでしょうね。行政法も事例方式なのかな?

 全体で見ると、No.8 YUNYUN(弁護士)先生の考えが、自分でもそうかなあと腑に落ちます。ロースクール制度自体がいろいろ問題点を言われていますので、焦ってしまったんでしょうね。この教授。

私が認識している限り医師の世界では、医学部に入って卒業し国試合格して医師免許を取得した時点で、完全に横並びのスタートラインにやっと並んだなという感覚ですね。
そこから血だらけ泥だらけの現場に居場所を移してそこでいかに研修医として自己研鑽するかで医師としての成熟をはかっていく。習熟には個性におうじて個人差があるでしょうが、全員が医学部入試卒試国試の関門を通過しており基本的な資質と素養は保証されてますので、先輩も現場も手加減無用でいけます。医師の技術は非常に個人的なものですので、知識の量より臨機応変の現場での技術的問題解決能力が最も重視されていると思います。それは現場経験の量を重ねて身に着けるしかないもので、そういう考え方が基本にある私のようなものから見ると、試験とはあくまで試験でしかないのでとにかくクリアして現場に出る資格取得さえしとけばオッケーなもの、社会にとって有益なのは新米が現場にでてからいかに研鑽を積んで成熟してゆけるかということだけ、というふうに見てしまいますね(笑)。

>今回の件がシステムのせいと言えるかどうかよくわかんないんじゃないでしょうか。

でも、スポーツで言えば、甲子園で出場高の監督が審判やってるようなもので、こっそりずるしようと思えばいくらでもずるできちゃう。練習試合ならある光景でも、普通本大会ではやらんでしょ。その人がいくら人格者だといっても、所詮他人には分らんわけですから。

いくら新しいシステムでも、少なくとも、現役のローの先生を講座を持たせたままで委員にしているんだから、結局その人の良心頼みなシステムとしか思えないし、こんな問題がいつか出ることは最初から分ってたと思うんですけど

仮に誰もやらなくても、受験生からみれば、「あいつ刑訴法苦手だったのに、本番ではできたようだ。そういえば、あいつ刑訴法の委員の先生に教えてもらってたな・・・もしや」みたいに、疑えちゃうわけです。

多分、150人も委員がいれば、たいていのローに分散してるでしょうから、お互い様なのかも知れんけど、少なくともローのない大学の先生にお願いするとか、ローのある大学なら、その先生には委員の間は講座を持たさないとか、その程度の配慮はあってしかるべきかと思うんですけどね。

発端は、3月に慶應ローを卒業し今年度の新司法試験を受験した卒業生のblogです。少し前から、一部では、「漏洩にあたるのではないか」と政党を巻き込んだ動きがありました。
上位ロースクールの内部は、大学の合格順位UP(少なくとも維持)が常に話題となり、熾烈な受験戦争の修羅場と化しています。学生の成績は一番から最下位まで全て発表、新司法試験合格ラインもわかっていますので、全員がライバル。この制度の当初の目的からは乖離した現実があるような気がします。

No.17 じじい(患)さん
>いくら新しいシステムでも、少なくとも、現役のローの先生を講座を持たせたままで委員にしているんだから、結局その人の良心頼みなシステムとしか思えないし、こんな問題がいつか出ることは最初から分ってたと思うんですけど

んー、「現役の法学部の先生を講座を持たせたままで試験委員にする」ことは旧試験と変わらないところですから、昔から「良心頼み」なとこはあって、で、それで少なくともうまくやってましたからねえ(問題が表面化しなかっただけかもしれんが)。
ローの先生に授業をするなっていうのも無茶な話ですし。

ただ、皆さんのコメントを読んでいると、旧と比べて、教える側も学ぶ側も予備校チックになってギスギスしてるようですね。
昔はあまり問題にならなかったことが問題化しているようです。
そういえば、研修所の中も人数が増えて、昔(丙案導入前)と比べてギスギスしてるらしいという噂を聞いたことがあります。
まあ、部外者なんで、余りよく分かってませんが。

大学入試などでは、問題作成チームと出題選定チームが分かれていて、作った人に出題が解らない、等の工夫がされていませんでしたか?

最も信頼感を勝ち得なければならない試験であるなら。
システム的にこの問題を避ける方法は有るのに、やっていないほうが不思議です。

まさか社会保険庁のような組合絡みの不作為か?と疑念が持たれるかも。

少なくとも旧試験では、あらかじめ数問が作成され、出題直前に選択されるというシステムだそうです。聞いた話ですが。

新試験でも当然そうなのだと思って、それを前提に読んでいます。
だから、試験委員の教授は出題を知っているわけではなくて、
出題されるかもしれないことを知っているだけですね。

まあ、それでも公正への信頼を害することには変わりないですけど。

>出題直前に選択される

やっぱりそうですよね。

多くの先生が問題作成に関っているなら、完全に問題から外れる例題を選ぶのは難しいし、それを徹底しすぎれば逆に「例題に出た問題は試験に出無い」と解ってしまう事も起りうる。

なので、出題が洩れたとなれば信頼を害することにはそうなんですけど、現状からしてうっかりの範囲のような気もします。

結果的に不公平が生じないシステム運営がどのように維持されているかが、みなの知りたい事ですね。

 
  法務省は考査委員による答案練習会等の開催を禁止していると聞きました(拘束力があるのかどうかは知りませんが)。そのことは当該考査委員も認識していたはずでしょう? 「うっかり」なんてレベルじゃないと思いますよ。 実際、うちのローの考査委員も答練なんて言語道断、個人的質問にも応じないという態度で、貝になってましたし。

  しかもこの教授、「重点的に学習すべき判例」だけでなく「重要度の低い判例」まで指定したうえ、行政法の教授なのになぜか憲法判例を1つ紹介し見事択一試験で的中させているようです。某掲示板発の情報ではありますが、送信メールの内容も発覚しておりほぼ確定的な情報のようです。
 
  多額の学費をなんとか工面して勉強し、5年間で3回という受験制限の重圧の中で受験カードを1枚切っている受験生の状況を全く理解していなかったんですね、この教授は。
 
  こんな不公平な試験では、来年以降受験カードを切ることに躊躇を覚える受験生がさらに増えても仕方ない。「やった者勝ち」にならないよう当該教授と当該大学に対する厳格な処分が必要ですし、漏洩防止のためには罰則の明文化程度の対策は必要かと思います(現行法でも、一般職・非常勤国家公務員として守秘義務違反にあたりうると思われますが)。

 
  法務省は考査委員による答案練習会等の開催を禁止していると聞きました(拘束力があるのかどうかは知りませんが)。そのことは当該考査委員も認識していたはずでしょう? 「うっかり」なんてレベルじゃないと思いますよ。 実際、うちのローの考査委員も答練なんて言語道断、個人的質問にも応じないという態度で、貝になってましたし。

  しかもこの教授、「重点的に学習すべき判例」だけでなく「重要度の低い判例」まで指定したうえ、行政法の教授なのになぜか憲法判例を1つ紹介し見事択一試験で的中させているようです。某掲示板発の情報ではありますが、送信メールの内容も発覚しておりほぼ確定的な情報のようです。
 
  多額の学費をなんとか工面して勉強し、5年間で3回という受験制限の重圧の中で受験カードを1枚切っている受験生の状況を全く理解していなかったんですね、この教授は。
 
  こんな不公平な試験では、来年以降受験カードを切ることに躊躇を覚える受験生がさらに増えても仕方ない。「やった者勝ち」にならないよう当該教授と当該大学に対する厳格な処分が必要ですし、漏洩防止のためには罰則の明文化程度の対策は必要かと思います(現行法でも、一般職・非常勤国家公務員として守秘義務違反にあたりうると思われますが)。

 とりまとめサイトを追記で紹介しました。
 このブログも紹介されています。

たしか、報道によれば、植村教授は、「補講をしただけで、法務省が禁じていた答案練習会に当たるという認識はなかった」というようなことを言っていたと思うが。
とりまとめサイトのブログを読むと、皆「答練」と言っている。

受けた人たちがそう言っているということは、推して知るべし。

平成19年新司法試験に対する措置について
(平成19年8月3日)法務省大臣官房人事課
> 平成19年新司法試験について,特段の措置をとらない旨全員一致で決定がなされました。
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/SHINSHIHOU/h19sochi.pdf

植村元教授が提供した情報は特に有利になるような内容ではなく、実際に得点上も慶應ロー生が特に高得点は取っていないからだそうです。
なんか、釈然としませんね。

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