エントリ

 一番詳しくまとまっているのが以下の記事のようです。
 被告人質問要旨 光母子殺害差し戻し審(中国新聞 ウェブ魚拓

 上記記事は要約ですから、細かい点を指摘してもあまり意味がないと思われますが、「被害者に実母を見た」という被告人のストーリーの根幹部分に重大な疑問を感じています。
 その根拠は、別エントリのコメントでも指摘しましたが、被告人が一審判決後に友人に宛てて出した手紙の内容と全く整合しないからです。

 手紙のニュースソースと発送時期については若干の疑問がありますが、「来栖宥子★午後のアダージオ」によりますと、被告人が

「犬がある日かわいい犬と出合った。そのまま『やっちゃった』、これは罪でしょうか」

という内容の手紙を出したことは間違いないようです。

 手紙を出した時期について上記ブログでは「1審判決の前後」と書いていますが、「ウィキペディア」は「一審の無期懲役判決後」と明記しており、「山口県光市母子殺害屍姦事件」が紹介している他の手紙の内容との関係で見ても、一審判決後、検察官控訴前の時期に出されたものと見て差し支えないと思います。

 一審判決後という時期は、検察官の死刑求刑を受けて死刑判決の恐怖感によってストレスが極限まで高められていた被告人が、無期懲役という判決によってストレスから解放され、ぎりぎりの緊張が一気に弛緩した状態と考えられます。
 つまり、被告人の本音や本心が最も表出しやすい時期の手紙であったと思われます。
 そして、被告人の手紙には他者からの干渉の可能性はありませんから、被告人自身が本音が吐露されたと見ることに何の障害もありません。

 ところで、上記の手紙の内容ですが、上記ブログで来栖宥子氏が述べているように、「犯行を犬の交尾に例える手紙」としか読めないものです。
 つまり、自分と被害者を盛りのついた雄犬と雌犬に喩えているのです。
 要するに、被害者をあからさまに性欲の対象と見ているわけです。
 私は、この手紙こそが被告人の本件の犯行動機を端的に語っていると読みます。
 被告人が本件の犯行当時に、被害者に母親の姿を見ていたならば、それを貶め汚すような手紙を出すことなど考えられないと思うわけです。

 以上の点から、私は被告質問における供述に根本的な疑問を感じています。
 
 以上は被告人の供述内容を問題にしたものですが、供述態度にも大きな問題があります。

 食い違いの指摘に動揺 被告(中国新聞 ウェブ魚拓

 一方、検察側から被告の法廷証言と昨年六月に最高裁に提出した上申書との食い違いなどを指摘されると、ほとんど検察官と目をあわせずに「分かりません」「覚えておりません」などと繰り返した。「一年間記憶を精査してきた」「ここで話したことが真実に近い」などと切り返す被告に、裁判長が「検察官の質問に答えて下さい」と強く戒める場面もあった。

 被告人には黙秘権がありますから、裁判長が被告人に対して「検察官の質問に答えて下さい」と言うのはなんだかなぁという向きもあるかもしれませんが、ここで問題なのはそんなことではなく、弁護人の質問に対しては饒舌に答えていた被告人が、検察官の質問に対してはその質問に正面から答えることをしなくなり、一転して黙秘権行使に準じるような供述拒否的な態度を取ったことです。

 黙秘権というのは、検察官からの立証に対する抵抗としては最も強力な手段です。
 つまり、被告人にとって防禦のための武器としては最強です。
 しかし、被告人の方から新たな事実を積極的に主張しようという場合には、黙秘権や供述回避的態度は無益なだけでなく、有害ですらあります。

 証人の証言の信用性を確認するための最も有効な手段は反対尋問だと考えられています。
 反対尋問による攻撃にさらされても崩れない証言は信用性が高いと評価されるわけです。
 逆に言うと、自分の証言(被告人の供述も同じ)を信用してもらいたいと思うのであれば、反対尋問に耐える覚悟がいるのです。
 そして見事耐えて見せなければいけないのです。
 しかし、本件の被告人は反対尋問から逃げ回jりました。

 これは、被告人自身が検察官の反対尋問に耐える自信がなかったことを意味します。
 つまり、被告人は自分自身で自分の話に自信がなかったのです。
 これをわかりやすく言いますと、被告人は自分の話が作り話であることを自覚していたと考えられる、ということです。
 もっとわかりやすく言えば、被告人は、検察官の反対尋問に対して下手に答えると自ら馬脚を表してしまうかも知れないことを恐れていたと考えられるのです。

 今回の被告人質問は、裁判官に対して、責任逃れのために嘘ばかりついている被告人、という印象を残して終わったのではないかと思います。


追記(関連報道)
 毎日新聞ウェブ魚拓

さらに追記
 このエントリのコメント欄にはこのエントリに対するご意見をお願いします。
 エントリそっちのけで言いたいことがある方もおられると思い、場外乱闘掲示板にスレッドを立てました。
 「光市母子殺害事件の被告人質問について言いたいことを言うスレ」にどうぞ。

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コメント(68)

個人的には、これを立件した検察官のプロファイリングの能力の確かさと正義感の強さを大いに信頼しています。

もとけんさん、こんにちは。
いつも拝見しています。
非常に冷静に見るわけですが、冷静に見れば見るほど被告人と弁護人が一方的に芝居をしているように見えます。
一般人のわれわれにさえこのように映る弁護人の言い分の信頼性は非常に厳しいように思います。
大学の教授が心理鑑定を述べたそうですが、日本福祉大学と聞いて、「ああ、なるほど」と思いました。
弁護人は身内で鑑定を行ったのですね。
これほど見苦しい裁判を私は見たことがありません。
気分の悪い裁判ですね。

モトケンさん、はじめまして。お邪魔致します。
この事件の差戻審が始まった日から、
怒りに身を震わせていた者です。

どうしようもない怒りをどこにぶつけていいか
分からず、ウロウロしていたら、昨夜この掲示板に
たどり着きました。

皆様が書き込みされたコメントを全部読みました。
そして、ようやく冷静になれました。
事件については、マスコミからの情報しかない
私は、加害者の抜粋された主張(情報)を聞いて、
感情的にならざるおえませんでした。
だから苦しかったです。

「何で他人の事に、そんなに怒れる?」と言われても、
あまりにも受け入れがたい言動に「憎しみ」の炎を
静める事は簡単ではなくなっていきました。

でも、こちらの掲示板に書き込まれている内容を
じっくり時間をかけて読んでいくと、だんだん頭が
冷静に、思考する方に変わる事ができました。

加害者や弁護人が主張している内容について、
もう「何故?」という怒りはありません。
事件の真相とは別に、あれが加害者の事件に対する
思いの全てなのだと自分の中で納得しました。

私も、弁護人が被告人をけしかけて作り話を言わせていると
思い込んでいましたが(怒りから)、そうではないのだと
思えました。
弁護人はあくまでも代理人。それを忘れていました。
人間性云々は、また別の話しなのですね。

これからは、冷静にこの事件を見つめていけます。
みなさま、本当にありがとうございました。
これからも、読ませて頂きます。
それから友人に、こちらの掲示板を勧めさせて頂きますね。

 こんばんは。
 テレビで弁護団の会見を観ました。司法のことも非難し、危機を煽っていましたが、正直なところ、ますますわけが分からなくなってしまいました。

 ところで、今朝スキャナでスキャンした書面をブログに公開しましたので、参考資料としてご紹介させて頂きたいと思います。
 内容や、問題点については、少しづつでも「はてな」のブログに書いて行くつもりでいます。
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/

 弁護人作成上告趣意書途中経過
http://blog.goo.ne.jp/hirono_2005/e/5ec5ebe4b285b45de630285086a7e132

 概要を少しだけご説明しますと、それは被告人の意思など全く無視した弁護活動でした。控訴審の私選弁護人も、判決が出た後、どれほど連絡を入れても音沙汰なし。したがって全く説明なし。手紙のみならず、電報も拘置所から出していました。
 ただ、その時、私選弁護人にお願いしていた、事件の資料、関係者の供述調書が、東京の国選弁護人から郵送されました。

はじめまして。
この事件の記事を通してこのブログに行き着き、
読ませていただきました。
私は、法律のことはまったくわからないし、
裁判の仕組みもよくわからない素人なので、
素人の意見として、言わせてもらいます。

ほんとに気分の悪くなる事件だし、
頭にきます。
と、同時に、
事件後、約8年もこの事件から
離れられないご主人の本村さんを見ていると
「どうしてもっと早く結論を出してあげないの?」
と、つらくなります。
元少年の弁護人にも納得いかないし、
元少年に反省の色がみえない気がします。
母親の自殺はつらかったと思う。
それとこれとを一緒にするなよ!
じゃあそういう環境で育った人は何してもいいのか?
と、思ってしまいます。

いろいろ意見がでる
事件ですが、
私は死刑が悪いとは思いません。
こんな人に社会復帰してほしくないです。
未成年だったから?甘すぎです。
関係ないと思います。

すみません。
ほんとに素人なので、
おもうままに書きましたが、
私の周りの人はほとんど同じ意見でした。

私が子供のころ、幼女連続誘拐事件が起きて、
それを一緒にみてた祖父が私に
「もし○○(私)が誘拐されて殺されたら、
おじいちゃんは絶対犯人を許さない。
犯人も同じ目にあわせる」と言ったのを
すごく覚えています。
きっと本村さんもそんな気持ちではないのでしょうか。
でも、できないじゃないですか?
そんなやつ殺したとしても、
自分のその後の人生が台無しになってしまう。
そんなの悲しすぎる。
だからこそ、裁判で、納得のいく結論を、
納得のいく判決を出してもらいたいです。
そして、ご主人の本村さんを
この事件から解放してあげてほしいです。

ながながすみません。
一般人の意見として聞いていただければ幸いです。
私は弁護士にはむいてないようですね。

たけしまと申します。差し出がましいコメントとなることをお許し下さい。

> しまさん
心情としては自然だと思います。
でも「わからない」と諦めないで、わからなくてもこの事件に関する今までの議論を全部読んでいきましょうよ。(私は全部読むのに2日、内容を確認して自分の中の疑問を解決するのにさらに2日を要しました)
なぜなら「被告人のしたこと」と「弁護士の業務」、それぞれへの感情を明確に分ける必要があることを法曹関係者ならぬ私達は理解しなければならない。
このブログを立ち上げたモトケンさんと議論に参加された皆さんは一銭の足しにもならないのに重要な情報を提供して下さっているんですから。(医療訴訟に関しても)

失礼、先の発言者は「たけしま」によるものです。

私も、大部分の方と同じように非常に頭にきており、死刑以外考えられないだろ と思っています。

しかし、もし、この被告人が怒り狂った誰かから刺された場合、他の患者さんと同様に患者さんとして治療を行なうのだろうな と思います。大部分の医師はそうするでしょうね。

一種の職業病ですか?そう考えると、弁護人がやっていることも同じ理屈なのかもしれません。

どうもはじめまして。
ウィーボといいます。

私も報道を観て、あまりにも悔しい思いで泣いてしまいました。
そして、感情が高ぶりすぎてどうしようもなくなったので、あれこれ調べているうち、こちらにたどり着きました。

こちらの記事を読ませていただいて、素人で何も知らない私ですが、必死に内容を咀嚼し、理解でき、冷静にこの事案を捉える事ができました。
ありがとうございます。

それで、分からない事が若干ありまして…
弁護側が『弁護団』12人も引き連れるという事は、『有志』が集まっているわけではなく、あくまで被告側が『雇っている』という事なのでしょうか?
『弁護団』となることで、やはりことが有利に運ぶ事もあるのでしょうか?

初歩的な質問で申し訳ありません。
これからも、お邪魔させていただきます。

No.9 ウィーボさん
その御質問については、こちらを参照↓
http://www.yabelab.net/blog/2007/05/26-012644.php#c56726
どこかの報道にありましたが、主任弁護人だけ報酬があり、あとはボランティアということでした。
真偽は分かりませんが、この種事件ではよくあることです。
確かYUNYUN(弁護士)さんか、fuka_fukaさんのコメントでも同様の詩的があったと思いますので、メインページの右上にある検索で探すと出てくると思います。

もはや先審の判決がどうの、被告の供述と過去の手紙との整合性がどうのという問題ではなさそうです。
弁護団は「過去の履歴を全てをリセットして戦いを始めた」ということなのでしょう。
三審制の意味って?って感じですね。

横道にそれてしまいますが、寺本さんのブログ 弁護士のため息 光市母子殺人事件とマスコミ報道2で、寺本さんがニュースキャスターの発言を批判しただけで、多くのコメントが入っており、そのコメントの内容(おそらく全てと思いますが)はマスコミ報道のみが真実であり、マスコミ報道より少しでもずれていれば、非難を行うものでした。

真実に至ることは容易ではなく、多面的な検討が必要であることを忘れてしまった人が多いのか、まさか誰かが、そのようにして利用しているのとは思いませんが、悲しい思いをします。

最初の頃、安田弁護士は、遺体の検死記録と、警察の犯行手口に整合性がないという主張をしていたように記憶しております。

たしかに、今回の事件では、被告が結果的に殺害したことは間違いないのでしょうが、犯行の手口をねつ造して良いわけではないと思います。

それだけに、安田弁護士には、事実を積み重ねた検証をしていただきたかったところです。

弁護団には、色々な考えがあるのだと思いますが、一般の人たちから見て、「奇妙きてれつな弁護」と受け取られると、今後、刑事事件の被告人に対する弁護全般が批判的に見られるようで、不安があります。

 不勉強で申し訳ありませんが、上告審の対象が憲法・法律の解釈に限られることを規定した刑事訴訟法405条の趣旨を尊重するなら、上告審からの差し戻し審においても検察官・弁護人双方が事実に関する新たな主張をすることは許されないのではないでしょうか?
 民事訴訟法でいう「時機に遅れた攻撃防御方法の提出」であり、不当であると思います。
 被告人のわがままでこんな弁護をしなければならないのなら、私が担当弁護士ならさっさと辞任を申し出ます。

初めまして。
被告人の話を弁護団が誘導することはありえない、ということについて、
思うところがあります。

私は記者です。
聞きにくいことも根掘り葉掘りインタビューして、その方の人生を記事にします。
取材対象は、著名人から一般人、中高生まで様々です。

しかしながら、聞いた話のすべてを記事にするわけではありません。
その中から、「記事に必要な話」を選び出して、一から言葉をつなぎ、
まとめてひとつの記事にします。

自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。
これは、記事だけでなく、すべての報道機関に通じるものでしょう。

今回の場合、目的は「死刑回避」です。
弁護団が、被告人から様々な話を聞き、
その経験豊かな優秀な頭脳で、言葉の取捨選択を行い、
なんとかまとめた結果があれなのでしょう。

私から見ると、今回の被告人にはその作為性を強く感じます。
弁護士による様々な質問への答えとして、
まったく違うタイミングや状況で発せられた言葉を、
順不同で無理矢理つなげて、作文したという印象です。
もちろん本人の言葉ですから、単語をとれば、ウソではありません。
しかし、本人の言葉そのもの、でもありません。
「話をまとめる」という作業は、それを担当する人間によって、
全く異なるものを生み出す力を持っています。
仮に、私が同じ話を聞いてまとめたならば、180度違う話になるでしょう。
これも当然です。しかし、聞いた話は同じです。
つまり、「本人の言葉だから弁護士(または私)の作為性はない」、
とは決して言い切れないという意味です。

目的遂行のために、周到に練られた質疑応答です。

被告人ひとりでは、あの「作文」は到底無理で、破綻しているでしょう。
弁護士が非難されるのも無理はありません。

弁護士が非難されるのも無理はありません。

敢えてどこの記者かは伺いませんが、
あまりの意識の低さに気を失いそうです。
意識も低いし知識も足りないようですね。
あなたのような記者が、大淀病院「誤報」のような
大問題を引き起こすのでしょう。

老婆心で申し上げます。
あなたに記者の適性はない。
転職なさい。
どうしても「記者」の肩書きに未練があるのなら
オーマイニュースの市民記者にでもおなりなさい。

>自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。

 たまたま見かけました。そんなこともあろうかと、ありのままの資料として、被害者の父親の告訴調書を公開しました。
http://(管理人において不適切と認め削除)
 問題のありそうな、住所まで伏せずに公開しましたが、これまでの経過から、それだけの覚悟もお持ちのことと判断しました。被害者やその家族にとって、真実とはどれほど遠くて、近いものなのか、参考にして頂ければと思います。
 裁判というものの実態も含め。
 一部の資料を先に公開しましたが、具体的説明については、追って
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/
にて書いて行きます。

>No.14 ロー生さん

>被告人のわがままでこんな弁護をしなければならないのなら、私が担当弁護士ならさっさと辞任を申し出ます。

 ロー生さんは、ロースクールの生徒さんという意味ではないかと思います。最近のロースクールの生徒さんは、弁護士志望でも刑事弁護をやらないと言っている人も多いと聞きますが、国選でなくても、私選の弁護人でも、依頼者がわがままだとかそんな理由で、依頼者の同意無く辞任することはできません。民事の場合も同様です(懲戒事由にあたりかねません)。

 

では、気絶しなさい。

というのは冗談です。
ケンカを売られたのかと思ったので。
そんなにレベルの低い方々の集まりではないと思っています。

内容が良くても悪くても、
記事にはその媒体の目指す特質があり、傾向があります。
産経新聞の皇室寄りの記事は、朝日新聞には絶対に掲載されないでしょう。
逆に、朝日の左寄りの記事も、産経には載らないでしょう。
同じ事象を扱っていても、です。
また朱に交われば赤くなるで、もともとは違う思想の持ち主だとしても、
所属する組織の傾向に染まることもあります。

※ヤフーニュースのような、事実関係をシンプルに伝えるものとは話を分けています。「○月×日 ○時○分頃、××県△町で火災が起き○さん宅一戸が全焼した。幸い怪我人はない。」という記事のことではありません。

書く人によって内容が違うのは、フリーの記者でも、サラリーマンでも同じです。
事実を伝えたい人、自分の思想を伝えたい人、反戦を訴えたい人、狙いは様々です。
今回の裁判でも、被告人寄り、原告寄り、死刑反対派、擁護派と様々な立場の人がいます。
記者の言葉一つで、読み手の印象はガラリと変わるでしょう。
作り手の視点に立てば、その狙いがわかります。
その狙いによって、事象の取り上げ方が変わってきます。

このサイトを見ても、「事実」を正しく伝えようとしているのがわかりますよね。

が、今回の弁護団の目的は、何はさておき、「死刑回避」なのでは。
被告人の殺意の否認だって、上手に質問すれば引き出せるでしょう。
両者の利害が一致している場合は、特にうまくいくでしょう。
「あなたは一審二審で殺意を認めていますが、これは判決の上で重要なポイントになります。果たしてあなたは、本当に二人を殺害しようと思っていたのでしょうか? もう一度よく考えてください」
とかね。
あくまで例え話なので、これ↑に対するレスはご勘弁を。


>No.15 abcdefg さん

>私から見ると、今回の被告人にはその作為性を強く感じます。
弁護士による様々な質問への答えとして、
まったく違うタイミングや状況で発せられた言葉を、
順不同で無理矢理つなげて、作文したという印象です。
もちろん本人の言葉ですから、単語をとれば、ウソではありません。
しかし、本人の言葉そのもの、でもありません。
「話をまとめる」という作業は、それを担当する人間によって、
全く異なるものを生み出す力を持っています。
仮に、私が同じ話を聞いてまとめたならば、180度違う話になるでしょう。
これも当然です。しかし、聞いた話は同じです。

 人の話が、構成次第で、180度違う話になること自体は、否定しません。
 ただ、それを防ぐために、裁判においては、反対尋問の制度があるのです。

 No.15 abcdefg さんがある人から、聞き取った話を報道する際、反対の立場の人が、話を聞き取りチェックするという制度が仮に合った場合、 abcdefg はそれでも180度違う話を報道することをされるのでしょうか?

 弁護士は、当然、反対尋問されることを前提に、主張を組み立てます。

>L.A.LAW(弁) さん

書いている間に、書き込みが増えてしまって。。。すみません。

> 人の話が、構成次第で、180度違う話になること自体は、否定しません。
 ただ、それを防ぐために、裁判においては、反対尋問の制度があるのです。
 No.15 abcdefg さんがある人から、聞き取った話を報道する際、反対の立場の人が、話を聞き取りチェックするという制度が仮に合った場合、 abcdefg はそれでも180度違う話を報道することをされるのでしょうか?
 弁護士は、当然、反対尋問されることを前提に、主張を組み立てます。


今回の裁判では、反対尋問に対して、どうだったでしょうか?
その結果がよく示しているのではないでしょうか。

No.17 廣野秀樹様
>自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。

という貴方の主張の根拠として告訴調書を公開することは一応理解できますが、被害者と被害者の実名や住所など個人を特定できる情報まで公開する必要はありません。被害者の父親が公開に同意しているともいえませんし、内容からいって被害者自身の同意も必要です。速やかに個人を識別できる部分は削除してください。

この時間にネットできる記者って(笑)

今回の弁護団の目的は、何はさておき、「死刑回避」なのでは

当たり前でしょ。何の裁判だと思ってるんですか?
死刑が求刑されている被告人を弁護するのに、死刑回避を目的にしない弁護活動があるなんて寡聞にして存じません。
差し戻し第二審のこの期に及んで無罪主張でもしてるなら「この弁護団はアホちゃうか」と言われても仕方ないけどね。
つーか、マジで記者?
もしかして週刊誌とかスポーツ紙?
裁判取材の経験ゼロ??

>No.15
通常の裁判の視点から見ればabcdefgさんの主張は問題にならないものと考えます。ところが今回は、弁護側が、審理前に記者会見まで開いています。こんなことをすれば、一般の人に自分たちの主張を審理してくださいといっているようなものです。弁護側の本当の意図は知りませんが、少なくとも一般人は今回そのように受け取り、自分たちが裁判所よりも先に審理して不適当だと思ったものを"平然と"裁判に提出した弁護側を非難しています。裁判官にとっては裁判の場で語られたことしか意味は無いわけですから、裁判自体に影響は無く、裁判における弁護士として非難されることではないのかもしれませんが、それならば一般人に対する働きかけをする意図が理解不能です。
 被害者側のマスコミ露出が高いので、それに対抗して自分たちもマスコミの場に出てきたという風にしか見えませんが、個々の刑事事件の判決は世論で決まるかのような誤解を与え、司法制度を誤った方向に誘導しかねない危険な行為ではないでしょうか。
 この弁護団の最大の問題は法廷以外の場所でも勝負しようとしていることです。裁判は裁判、世論は世論のはずで、そのことは弁護士ならば当然知っているはず。なのに、進行中の裁判について世論を味方につけることが、いつから被告側弁護人の仕事になったのでしょうか。少なくとも事件を直接に担当していない弁護士が行うべきで、担当している弁護士がしてよい行動では無いでしょう。

>No.18 L.A.LAW さん

>依頼者がわがままだとかそんな理由で、依頼者の同意無く辞任することはできません。>民事の場合も同様です(懲戒事由にあたりかねません)。

それは知っています。
つい最近うちのローの授業で習ったばかりです。
辞任を認めるか否かを決めるのは裁判所ですが、ただ辞任を申し出ることは自由だったはずですし、辞任を申し出る理由としては
「いままでの主張と矛盾する弁護活動をしろという無茶な被告人とは信頼関係を保てない」
と言えば足りるはずですが。

周りの人ともこの事件について話すことがありますが、やはり皆、1・2審で主張することができた事実(あれが事実といえるかどうかそもそも疑問ですが)を、最高裁の後の差し戻し審で主張することには疑問を感じたようでした。

No.15 abcdefgさまの見解が誤解されているような気がするので横から。。。

聞いた話のすべてを記事にするわけではありません。
その中から、「記事に必要な話」を選び出して、一から言葉をつなぎ、
まとめてひとつの記事にします。
自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。
これは、記事だけでなく、すべての報道機関に通じるものでしょう。

このこと自体は、不可避というよりは、当然の前提ではないかと思います。
弁護士や検察官も、陳述書や供述調書を作成する場合、同様の作業をしています。

「自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。」

という表現が反発を招きやすいのかもしれませんが、その 「都合良く拾われた部分や流れ」 が、元の供述をした人の真意に (少なくとも大筋で) 沿ったものであるかどうかが問題なのだと思います。


今回の被告人質問に即して言えば、

主質問(弁護人からの質問)の流れが、(被告人との接見で聴取した事実関係をベースに)弁護人が 「都合良く」 まとめたものであること

は、非難されるべきではないと思います。
なぜならそれはすべての刑事弁護人がやっていることだから。

非難されるべき点があるとすれば、

その 「都合良く」 まとめた内容が、被告人自身の記憶や真意から大きく逸れたものになっている(ように見える)こと

ではないでしょうか。

>廣野秀樹 さん

 このブログであなたの事件について議論するつもりはありません。

追記
 廣野秀樹 さんのいくつかのコメントを非公開にしました。
 要するに、場の空気を読んで欲しいということです。

>あっきれた!!さん

 ところであなたは何者ですか?

 これ以上同様のコメントをするのであれば、場外乱闘へどうぞ。
 スレ立ては認めますよ。

No.25のロー生さん、

国選と私選をごっちゃにしていませんか?

>最高裁の後の差し戻し審で主張することには疑問を感じたようでした。
高裁の訴訟指揮に委ねられている問題ではないでしょうか。

 管理人さんへ
 削除するなら、一言頂きたいですね。No30以降のコメントのことです。問答無用で削除する程度の問題ですか!

>廣野秀樹 さん

No.27の追記参照

補足:
 刑事司法の在り方、刑事弁護の在り方に対して、本質的に、真剣な問題提起と、資料提供をしてきたつもりですが、これはとても残念なことです。
 場の空気を読め、ということですが、刑事裁判というのは人の生き死にも直結し、人生を左右する問題のはずです。また、誰でも関わりうる問題でもあるはずです。元検事長が拘置所に入ったニュースもあるぐらいですし。
 仮想的な議論の空間という場なのであれば、確かに場違いなのでしょう。空想じみた主張を現実の裁判の場に持ち込んだような例もあり、まさにそれ典型が、このエントリで取り上げられている問題に思えるのですが。

素人質問で恐縮ですが、日本の刑事弁護で被告人質問の練習や
反対尋問の想定問答とかはやらないんでしょうか?

過去の証言との食い違いなどは当然質問されるとして答えを用意
すると思うのですが。弁護団と被告との間に意志疎通が取れているのか
非常に疑わしく思ってしまいます。

>No.33 大学教員さん

 私の認識を端的に申し上げますと、弁護団と被告人は十分な意思疎通のもとに反対尋問から逃げたのです。

 そう考える根拠は、被告人の「この法廷で言ったことがすべて」という答え方です。
 このような答え方は、被告人自身で思いつくものとは思えません。

No.34
全くもって同感です。
もちろん裁判官も分かっています。

それは、反対尋問にまともに答えると矛盾を説明できず、むしろ墓穴を掘ると危惧したからということでしょうか?

>もはさん

 ピンポン

No.37
ご回答ありがとうございました。
反対尋問の重要性を再認識できたような気がします。

すいません。私にはまだピンと来ません。
>反対尋問にまともに答えると矛盾を説明できず、むしろ墓穴を掘る
反対尋問に今回の様な受け答えでも結局墓穴を掘ってる気がします。

前者の方が墓穴のサイズは大きいんでしょうか?

モトケン先生自身も述べられておられましたが、真摯に反省した擬態を
見せる方が死刑回避の公算は高かったように思います。
実際、遺族に宛てた謝罪の手紙が証拠採用された訳で・・・。
検察がこのような手紙を証拠申請するとも思えないので、弁護側の
方針がちぐはぐな印象を拭えません。

>No.39 大学教員さん

>前者の方が墓穴のサイズは大きいんでしょうか?

 圧倒的に大きいと思います。
 主張自体の矛盾があからさまになるからです。

 でも、裁判官から信用されないという意味で、どっちに転んでも墓穴というのはご指摘のとおりだと思います。
 ということは、もともとの主張に無理があるということになります。

 結局、客観証拠との整合性ということになりますが、弁護人のほうから新たな客観証拠を提出できる可能性はないようです。
 そうすると、最高裁の事実認定を覆すことができる可能性は限りなく低いと思われます。

>弁護側の方針がちぐはぐな印象を拭えません。

 私も以前からそう思っています。

No.40 モトケン先生
丁寧に説明いただき、ありがとうございました。

横からになりますが。

廣野秀樹 さま>

エントリーに直結する資料提示とのお考えは理解できます。
でも、難しい話題を手広くと言うのは、傍目から参加しているものには解りにくいのです。

御紹介の資料だけでもどうやら難解な部分も多い、話題が乱反射又はハレーション気味になってえばコメントが追い難くなると思いますので、しばしの御辛抱を願いたいです。

abcdefg さまのコメント


「自分が求める内容に、都合の良い部分だけを拾い、そうでない部分は切り捨てるのです。」

これは、マスコミとしては当然に行っている作業を紹介されただけ、文句を言う人はそれが理解できていませんが。
「その作業で良い記事を作る」ものとされていて、一方捏造問題が多いのもこのせいです。

安田弁護団は、今まで裁判で出たいなかった争点を、最大限に主張しています。
最高裁の差し戻し事由に抵触していないと思います、たいした技量。

やはり、不可解なのがマスコミ発表の意図です、世間を敵に回すメリットは?
あるいは廣野様の資料に通じますが「裁判所の不当を訴える、あるいは厳罰傾向を押し戻す」かも。

それでも、犯人の悪質性・再犯危険性はどうしようもない、弁護側には裏目が出ると思います。

>No.10 psq法曹さん

どうも、丁寧に回答いただき、ありがとうございました。
これから、検索などをかけて、さらにある小さな疑問とかを解消すべく、探索します。

いろいろと勉強になりましたw

モトケンさま追記に関して

私の書き込みに対するコメントをいくつか頂いたので、
所感を述べたいのですが、場外乱闘掲示板のほうがよろしいでしょうか?
乱闘をするつもりは毛頭ないのですが。

今回のエントリよりも、前回エントリのコメントに対する発言をしてしまったと思います。
すみません。

少年に接見を続ける僧侶の和田隆恩さんは、26日には弁護団に少し批判めいた感想を述べていました。しかし、昨日のTBSの番組ピンポンで「ドラえもん」「魔界転生」の主張には「違和感が無い・・・ああ、自分の言葉で表現してるんだな・・・」と肯定的に捉えていました。(スタジオはびっくりという感じでしたが)

全く根拠がない主張ではなさそうですね。

>No.42 MultiSync@一市民さんのコメント

 一定の理解を示して頂き、ありがとうございます。
 刑事弁護の在り方について、自分自身の経験、立場からこの光市事件には、考えさせられるところや、奇妙な共通点もあります。間違いを犯した加害者としての視点、青天の霹靂のような理不尽な仕打ちを受けた被害者側の視点があると思いますが、被告人自身の質疑応答が行われ、一段落したのではないかという気も致しています。
 弁護団の会見もテレビで少し観ましたが、理想的な理念としては理解できるものの、社会秩序全体から見ても歪にバランスを欠いているという印象が否めません。
 ご紹介させて頂いた私のブログのことですが、一定の理解を頂いている人もいらっしゃるということが確認でき、少し安心もでき、気持ちも落ち着いてきたように思います。
 取り上げてきた事件のことですが、控訴審の私選弁護人は、私の意思などお構いなしに、心神耗弱、もしくは心神喪失の主張という方針で裁判を推し進めました。それが真意であったとは考えにくいのですが、一ヶ月間の入院で精神鑑定も受け、虚言癖や妄想障害がないということは、医学的に証明されたようです。
 もう一年以上前になるでしょうか、同じ金沢地方検察庁で、母親がノイローゼ状態で子供を殺した事件があり、起訴前の段階で精神鑑定が行われ、同地検は、鑑定の結果を踏まえ、心神耗弱として不起訴としたと報道がありました。ネットで調べましたが、全国的な報道としては伝えられていないようでした。
 警察や検察は、被告人に不利な証拠だけ集めて、論理を組み立て、起訴すればよいものでしょうか。また、一方の弁護人は、被告人の有利と思われる主張だけに専念すれば、いいものなのでしょうか。
 私の場合、奮起させる目的で、あえて不利な条件を突きつけられた気もしておりますが、戸惑いとダメージの中で、ボロボロにされてしまいました。
 いずれにせよ、この弁護団の報道会見を含めた活動は、刑事弁護や司法に対する信頼、期待を大きく損ねただけという気がしてなりません。
 当時18歳で、現在26歳の被告人ということですが、私にも平成3年から生き別れ、現在21歳になっているはずの息子がいます。
 その息子の将来も、平成14年に母親が脳梗塞で入院し命が危うかったときも、すげなく再審請求棄却の書面が届き、司法は一顧だにしてくれませんでした。一度決まってしまった裁判というのは訂正不可能なぐらいに、恐ろしいものです。いろいろと複雑な思いもありますが、整理しつつ自分のブログの方に書いて行きたいと思っています。
 なお、私の場合、上告棄却の書面が届いた直後、担当の刑務官が、六法全書を持ってきて、刑事訴訟法の再審請求のことが書いてあるページを開いて置いていったぐらいですから、審理を尽くさないままわざと確定させたとしか思えないのですが、とにかく、裁判というのは期間的にも労力的にも、大変なものだと思います。当時、集中審理というのを強く望んでいましたが、今回の裁判には適用されているようですね。
 裁判官の方から、「魔界転生」について、単行本で読んだのか、文庫本だったのかという質問まで出たそうです。発言の機会も与えられ、その点でも恵まれている気がしますが、取り返しのつかない重大性という点では、逃れようのない過酷な結果が待ち受けているような気がします。
 犯人の特異性という問題で片づけられるのかも疑問が残りますが、将来のすべてが奪われた立場で、他を顧みるゆとりもないのかもしれません。
 強盗や強姦には、致傷、致死という修正された構成要件が規定されていますが、そのような犯行に発展しやすいという特徴から設けられているそうです。ありがちな類型に当て嵌まりそうですが、赤ん坊を床に叩きつけるほど、理性を失っていたのでしょうか。
 事件後の、犯人の心を支配したのは、犯行発覚の恐怖と、死刑への恐怖心なのかもしれません。未成年だから10年もしないうちに社会に戻れると甘い考えでいたようですが、過大な期待を後押しするような、21人にも編成された弁護団の主張にも、空恐ろしいものを感じます。

No.17 廣野秀樹 さんのコメント

について自分のブログに、必要と判断した理由及び趣旨説明を書きました。
<■[上申書]告訴調書の公開について>
http://d.hatena.ne.jp/hirono_hideki/20070630

>やはり、不可解なのがマスコミ発表の意図です、世間を敵に回すメリットは?

確かにあの発表で世論が味方につくと思えませんし、むしろ敵に回すだけでしょう。(実際回しましたが)それを意図していたとしたら、ただの世間知らずとしかいいようがないですが、ただオウム裁判以来、マスコミの反応や怖さはよく知っているでしょうから、意図は別なのかとも思えます。

たとえば、率先してヒール(悪役)の親玉を演じ、世間の非難をできるだけ自身に集中させることで、鑑定医など関係者を間接的に守ろうとしたのかなと。弁護団とすれば、この一件で関係者が危害を受けることを最も怖れているでしょうから。

そういう観点からいえば、橋下氏による安田氏懲戒の煽動などは、一定国民のガス抜きにもなるし、弁護士会以外に実害はないでしょうから、安田氏の意を汲んだナイスアシストだったのかもしれません。大勢の弁護士による謎のアピールも、燃料を投下して国民の意識をそちらに向けさせるつもりだったとすれば、橋下氏の意思に機敏に反応した、奇手ではあるが好手だったともいえます。善意の勘ぐりが過ぎるかもしれませんが(^^;

意外と懲戒請求の集中を喜んでいたのは、安田氏自身だったりして。

お邪魔します。
 オウムの土谷被告の場合、被告本人は完全黙秘し、彼の弁護士は検察の主張等の
チェックに専念していると聞いています。それが「被告が黙秘権を行使」のスタイルなので
はないでしょうか。

興味深い記事があったので、読んでいただきたい。
マスコミ任せのあなたよりも遙かに信憑性の高い内容です。

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/2e857c9ed388ff2358dead4825f7640b

一見詭弁ともとれる発言…
それをしなければならない理由は、それが被告から発せられたものだからではないでしょうか。

>通りすがりさん

 「あなた」というのは私のことですか?
 私ならそのブログは既に読んでいます。
 読んだ上で、場外乱闘掲示板で意見を書いています。
 興味があるのならそこの「安田弁護士らの主張の検討」と「光市母子殺害事件の被告人質問について言いたいことを言うスレ」をお読みください。

>マスコミ任せ

 どこが?

失礼します。(結局、こっちに書いてしまいました)
フォローやご意見ありがとうございます。

私が述べているのは、「今回の弁護団の作為性」についてであって、
それが裁判にどう影響するか、という点については触れるつもりはありません。

その意味でも、私に対する意見としては、No.42 MultiSync@一市民さんが、一番的を得ていると思います。

No.3 きっしー(現在主婦)さん、No.5 しまさん、No.6 りょう(一般)さん、
のような方が、このブログを沢山ご覧になっていると思います。
以前のエントリで、(すみません、どのコメントだったかは見失いました)

1.弁護団の作り話ではないか
2.本人の言ったことしか弁護士は話さない。だから、あれは本人の言葉だ。弁護士にも業務上、様々な事情がある
3.そうか、では、今回の弁護も仕方のないことなのだ

というような議論がなされていたと思いますが、
私は弁護団の作為性は高いと思いますし、やはり、弁護団への憤りは隠せません。

自分の意見だけが正しいとは決して思いませんが、
上記のような方々に、「いわゆる“本人の言葉”」に対する別の見方もあるんだ、
ということを知って欲しかったのです。

瞬発力はないが、じわじわと社会を変えていく、
大きな力を持っているのが世論です。
少年法が改正されたのも、世論の影響は大きいでしょう。
私たち「何も知らない一般人」が、なるべく多角的な視野を持つことで、
誠実な弁護士(や記者)が増えるといいですよね。
(特に、“本人の言葉”を利用した捏造記事は減ってほしいです)

誘導的な質問など、いろいろ思うこともあったのですが、
場外乱闘にすでに書いてあったので、省きます。
ではでは。


1.死刑回避の為の弁護団の入れ知恵
 (→死刑廃止運動に利用しようとしている)
2.今になってようやく本当のことを自分で語り出したので、一見 詭弁であっても、それが真実ならば、表へ出さなくてはならない。
 (→検察の自白調書作成時のアンフェア、事件調査の怠慢)

私は2だと思います。
実際、オウム事件の時、安田弁護士は検察の怠慢を指摘した結果、お縄になったワケです。また、安田弁護士が担当しているカレー事件も、検察側の事件調査への批判がでています。このように、今まで彼が担当してきた事件は2のような事例が沢山あり、実際法廷で新たな事実がでてきたり…と、今回と同じような事例がいくつもあります。また、彼以外の弁護士の検事裁判を傍聴しに行っても、警察の捜査怠慢や自白調書のねつ造は度々問題にされています。
一方、1の死刑廃止運動に利用しようとしている、という意見の方ですが…。これは私が個人的に安田氏と討論したことのある身として、これは確実にないと思われます。上手い表現ができなく、非常に歯がゆいのですが、実際ヤメ検さんが足を運ばれたらいいと思います。(絶対しないと思いますけど)
過去に安田弁護士が死刑廃止運動に利用しようとした事例があるのなら別ですが。この事件を死刑廃止運動に利用しようとしているとして、なぜこの山口裁判で突然?そして、死刑廃止運動に利用するならば、過去に彼が担当していたオウム事件の方がよほど知名度があるので宣伝効果にはなります。
しかし実際は、山口裁判同様オウム事件でも安田弁護士の、検察の怠慢を指摘するという弁護方針は一環しています。そして実際、その姿勢はオウム事件の一部の被害者遺族からも支持されている。
この経歴を見ると、死刑廃止運動に利用しているという意見は、「山口裁判だけ突然死刑廃止運動に利用しようとした」ということになり、こっちの方が不自然な発想なのでは?と思います。

「猟奇殺人犯の、事件直後の流暢で合理的な供述が真実であり、刑事裁判の経験が豊富な弁護士20人がそろいも揃って、世論を敵にまわす入れ知恵をしている」
「事件の結論を急ぐ警察が、とりあえず世論に通用する調書をだした。しかし、弁護士が変わって刑事裁判の経験が豊富な弁護士20人が揃い、今になって、殺人者の心理や、調書の矛盾が明るみにでてきた。」
私は、検事裁判の被害者という個人的な立場から、検事はあまり信用できないという先入観があることも事実です。しかし、それをさっ引いても後者の方が信憑性が高い(不自然ではない)と思うのですが、どうでしょうか。


検察に牢屋に入れられて、「やっと休めると思った」という程過酷な活動をしている弁護士に対して、タレントをしている弁護士が「彼は懲戒に値する」とコメントする。それに対しては、やめ検さんの見解を聞いてみたいです。
安田氏が懲戒された場合、その被害はとてつもなく大きいと思います。
実際、凶悪犯の弁護を橋下弁護士が引き受けてくれるのでしょうか。それともヤメ検さんが??
そうやって、重大事件の弁護をやりたがらない(力量がない弁護士にはまわってすら来ないと思いますが)弁護士のしわ寄せがすべて彼にいっているのではないでしょうか。

私は、今の弁護団に変わるまで、この事件に真剣に向き合ってきたのは本村さんだけだと思います。
その結果、「死刑廃止に利用しようとしている」という本村さんの発言を世論が信じてしまうのも無理はないと思います。(私はそうは思いませんが)
しかし、そうだとしても、私たち世論が批判すべきは、今まで誰一人としてこの加害者に真剣に向き合ってこなかったということなのではないでしょうか。
今私たち世論が批判、問題追求すべきは、下級審に関わった弁護士、裁判官、検察だと思います。

>No.53 999さん
1.ではないから2.だ、という論法は成り立ちません。この2つは二者択一ではないので。

確かに1.ではないでしょう。死刑廃止運動とは関係が薄すぎるからです。
でも、「2.今になってようやく本当のことを自分で語り出したので、一見 詭弁であっても、それが真実ならば、表へ出さなくてはならない。」というのもちょっと違うな、と思います。

大体、法廷は被告人の脳内ワールドの説明会ではないので、「真実」であっても法律の適用と関係ない真実は別に「表へ出さなくてはならない」わけではありません。
むしろ訴訟の円滑な進行を妨げます。

儀式とか、母体回帰とか、その辺のことは、心理学的、または文学的には重要な意味を持ちえても、法律的な文脈においては余り重要ではありません。
この事件の場合、重要なのは「故意があったか無かったか」です。
そしてどういう場合に故意があったとするのかは、法律の文脈において要件が形成されています。本人が行為当時どういう感覚を抱いたか、ということとは、厳密にはさして関係ありません。
本人の感覚を余りに重視すると、単にぼーっとしてる人が得をする(故意なしとなる)ことになって、不公平だからです(責任能力あることを前提としますが)。

安田弁護士のやり方は、文学的な文脈の言葉を無理矢理法律の文脈に置き換えて語っているように思えます。


>検察に牢屋に入れられて、「やっと休めると思った」という程過酷な活動をしている弁護士に対して、タレントをしている弁護士が「彼は懲戒に値する」とコメントする。

タレントをしている弁護士は安田弁護士を批判してはいけないのでしょうか。
タレント業だって、決して楽ではありませんよ。
橋本弁護士の言うことは、「何だかなー」ってことが多いですが、家族のため、事務所の維持のため、彼の出来ることでがんばっているのだと思います。
凶悪犯の弁護に比べて、守るものは小さいですが、大切なことには変わりがないと思いますが。

この事件にしろオウムにしろカレー事件にしろ、どうしてこう安田弁護士に集中しちゃうんだろう。

>999さん
私にはあなたの意見はとうてい受け入れられませんが、それとは全く別問題として個人を名指しする場合は最低限、守るべき部分があると思います
具体的に言いますと管理人さんであるモトケン氏の名前くらいはちゃんと書きましょう

特にあなたの書かれている表現は侮蔑的表現でもあると思います

No.53 999さんのコメントはNo.50で紹介されているBlogの
2007-06-30 22:52:43と2007-07-01 18:48:29のコメントを
くっつけた物ですね。

マルチポストなのか第三者のコピペなのかわかりませんが・・・

>大学教員さん、ほか若干名の常連さん

 スルーでいいんじゃないですか

 と言いたいところなんですが(^^;
 最近、一見さんも多いので一言

 999さん
 あなたが私に向けた眼差しと同じ眼差しを検事が被疑者に向けたとしたら、冤罪の山ができるでしょうね。
 批判する前に少しは相手の言い分を確認しましょう。
 せっかく「光市母子殺害事件」というカテゴリも立ててるんですから。
 例えば、
http://www.yabelab.net/blog/2007/06/05-153223.php
とか。
 
 
 

No.57 大学教員さん

くっつけた物・・・あー、どうりで、どっかで読んだ覚えがあるのに
引用元がこのブログで見つからないと思った。

仕方ないなー、引用元のブログにレスをコピペし直そうかなー。

No.17
において、不適切として削除されたリンクのことですが、
No.22 もはさんのコメント
を参考に、住所の部分だけはマスクを掛けました。月曜日の朝、自発的に行ったことです。その他、連絡などなかったのですが、同じく月曜日の夜、gooのブログのメールを見ると、700数十件のメール送信先の一つと思われる金沢市内の運送会社から短いメールが届いていました。
 まだ、返信を差し上げていませんが、全体的なご説明を近いうちに行うつもりでいます。
 ところで、金沢西警察署警部補作成の乙号供述調書の一通を、全文そのままで公開しました。
 思えば、検察の取調べも、裁判も一審の段階では、これら第三者が作成した書面が基礎にされていたようです。検察官の具体的な質問というのも皆無に近い状況でした。
 おかぶせられた、弁護士や裁判所は、さぞや戸惑ったのかもしれません。私にしてみても、ほとんど一方的な人格攻撃のようなもので、ダメージから立ち直るのに時間も掛かり、その後も、戸惑いばかりが募りました。

 先日、このエントリの方でも、ブログの方をご紹介させて頂きましたが、一時的にある程度のアクセスはあったものの、継続してご覧くださる方というのは、少ないようです。
 警察の捜査の在り方が方向付ける、その後の影響力の大きさというものをあらためて感じているところです。
 なお、供述調書の内容は、概ね客観的事実に符合し、私自身の意もある程度は汲んでおりますが、基本的な線というのは、捜査官、あるいは警察署の判断が優先されているように思えます。
 光市事件でも、検察の描いたストーリーで捏造され、色づけられているような示唆、見方や、意見も出ているようです。
 客観的な事実を重視し、捜査を尽くしていれば、必要以上に被害者家族の感情を逆なですることもなかったように思えますし、あるいは、それらを承知の上で、長期的で変則的な捜査を行ったのかもしれません。
 富山の冤罪人違い強姦事件でも、真相は閉じられたままのようです。
 警察や、検察に対する不信や、バッシングもこのところ、とみに高まっているという印象があります。
 いずれにせよ、もう少しまともな捜査をし、まともな裁判を受けていたならば、気持ちよく、服役し、その後の道も歩めたと思っています。
 多分、これも的はずれなのだと思えるのですが、とにかく客観的な資料として、ご紹介させて頂きたいと思います。
 このエントリで紹介されていたリンク先を見ましたが、「ヤメ蚊」という人のブログでした。以前、共謀罪反対でちょくちょく見ていたブログでした。
 被害者の感情的な代弁者というのが、検察の役割であるとすれば、どれほど、抽象的で的はずれな、経過であったのか、参考にして頂ければ幸いです。
 なお、事実に対する警部補の取捨選択にも疑問というか、不満もあるので、補充する説明もいずれ加えたいと考えています。
 さらに、最悪の場合、刑事らが、関係者に籠絡され、手心を加えていたという可能性もなきにしもあらずです。
 そのような公権力のチェックも歓迎致します。
 公開の目的や趣旨は、まず、金沢地方検察庁に対する再捜査の請求に連なるものです。
 金沢地方検察庁の方でも、処理に問題のあったことはしっかり自覚されているようで、平成15年に平成4年の事件の判決謄本をもらいに行ったところ、初めに平成11年の判決謄本を渡してきました。
 あるいは、警察の怠慢や、杜撰、不適切に、より重大な問題の原点があるのかもしれません。
 自分のブログの方に書こうかと思っていたのですが、アクセス数も少ないので、問題意識もおありで、見識もお持ちの方が多いとお見受けされます、こちらでご紹介させて頂きますが、おって踏み込んだ説明を自分のブログでしていく予定です。
 光事件との共通点も、少なからずあると思われますので。

<平成4年4月9日付乙号調書>
http://blog.goo.ne.jp/hirono_2005/e/535e01a1841921d37ae00b03f391de1f

 以上よろしくお願い申し上げます。

 それと、今朝、面白いホームページを見つけたのでご紹介しておきます。
<裁判員制度はいらない大運動>
http://no-saiban-in.org/index.html
 裁判所が、死刑判決を是認しそうな人を選りすぐって、裁判をするという不信感というのか危機感までお持ちのようです。専門家であるのなら、もう少し、現実にも目を向けて頂きたいところです。
 呼びかけ人の筆頭者は、私が検事総長にご紹介した大学教授でした。安田弁護士の方は、このブログを通じて、一定の理解ができたつもりでいますが、この人物は、いまだにさっぱり分かりません。
 以前、運営されている掲示板によく書き込みもしていたのですが、私のブログに殺到しているのと同じパターンの書き込みが押し寄せ、そのうち、閉鎖されたようです。
 共謀罪反対と、裁判員制度反対が、このように通じていたとは、意外でした。どうもカトリック系の大学のようですが、理想郷の理想主義なのでしょうか。警察のいらない社会が訪れるとは考えにくいです。ちなみに、被害者の父親の誕生日は、キリストと同じ日で、被害者は、終戦記念日に生まれています。
 検察も、警察も不思議で、仕方ないと思っているのかもしれません(私のブログの経過をご覧になれば、おおよそは把握できると思ます)。
 安田弁護士も、不思議さや不可解さが解消したわけではありませんが、共通点は感じられます。


差戻審以降このブログを拝見させていただいてます。いつも分かりやすい解説ありがとうございます。

ところで、今回の記事を読ませていただく限り、私には、差戻審での「特別な事情が無い限り死刑を回避できない」という指摘を逆手にとって、中1の時に母親をなくしたという事実を、最大限「特別な事情」として強調しているように見えます。

これが弁護団の誘導か、本人の考えかはさておき、この様な弁護スタイルは普通なのでしょうか。
逆にその主張が崩れた時に、事件から8年経過してなお責任回避行動のみを取る様に、果たして、この被告が更正するのか、再犯しないのかという点に激しく疑問を感じざるを得ません。

まだ、結論を出すのは早いのかもしれませんが、素直に事実を話し、真摯に反省した上で情状酌量の余地を探ることは出来なかったのでしょうか。そうであれば、本村さんにも手紙を読んでもらえたかもしれないと思うと残念でなりません。

裁判を分かっていない素人で恐縮ですが、他の裁判もこのような見苦しい場面は多いのでしょうか。また、弁護のあり方として一般的なのでしょうか。

 本村さんにしても、マスメディア等で安田先生等を非難されているからにしても、何が真実であるのかを自分で先に決めてしまった上で、それに合致しない供述をする被告人ならびにそれを許し、それに基づく主張を構成する弁護人を非難しているに過ぎません。しかし、彼らの想定が真実と合致していない場合(本件の客観的側面に関しては、検察のストーリーが必ずしも死体の解剖結果等と合致していないとの報道もあり、また、主観面についても、家庭裁判所の調査段階では当初より殺意を否認していたとする報道もあることから、その可能性は十分にあります。)、被告人の認識に合致した主観的真実を素直に語っても、強い非難を受けることになります。
 もちろん、「素直に事実を話し、真摯に反省せよ」という論者は大抵の場合、自分たちの想定が少なくとも被告人の認識に合致した主観的真実とは食い違うと言うことを考慮には言えないため、「素直に事実を話し、真摯に反省せよ」という言葉は実際問題としては、「俺たちが真実だと信じていることを真実として認めよ」ということに往々にしてなりがちです。

性犯罪者は、一般的な性的満足とは異なる、何らかの欲求を満たすために、暴力的・搾取的な性行動を行うと言われます。怒りを発散させたい、強いという印象を与えたい、他人を服従させたいなどという欲求を満たすことと、性的な興奮とが、誤って結びつけられてしまっているということのようです。

そのため、性犯罪は、計画的といえるかはともかく、合目的的に敢行されるのが通常で、事件が発覚した後も、性犯罪者は、行為を認めようとしない、あるいは、正当化しようとする傾向が顕著です。

話は変わりますが、上訴審の弁護人は、被告人から、「原審では、細かいところを争っても、どうにもならないから、ただ反省の態度を見せるように言われた。」などと言われ、事件について原審までに明らかになっていなかった言い分を聞かされることが、珍しくないようです。そのような場合は、原審弁護人が、訴訟記録の内容を被告人に伝えていることは、まずありません。

被害者の供述内容に接して反省悔悟する機会も与えられていなければ、共犯者等の供述内容を検討して、自分の言い分と異なる事実が認められてしまうことにならないかどうか吟味する機会も与えられないことになります。

冤罪を主張するわけでもなく、重大事件を惹き起こしたこと自体は認めているという人に、遠方の拘置所まで頻繁に面会に赴いて、長い時間をかけて、意見をぶつけ合ったり、膨大な訴訟記録を隅々まで検討して緻密な打ち合わせを行ったりするのは、大変な負担です。理想論はともかくとして、その事件の報酬に見合い、他の業務に影響が出ない限度でしか取り組めない、という弁護士は、少数派とはいえないのではないでしょうか。

さて、本題の光市の事件について述べます。

手紙の内容は、思考の誤りから事件に至っていることと、反省の不十分さを、いずれも示していることは明らかであると思います。ただ、これこそが本心だとまで言ってよいかは、少々疑問を感じます。第一次控訴審までの間に、この人は、どのような弁護を受けてきたのでしょうか?そのこととの関係で、行為態様について、(第一次)上告審までの認定が100%正しかったといえるかは、慎重に検討される必要はあるように思います(殺意の認定を覆すには至らない可能性が高いでしょうし、破棄判決の拘束力との関係での問題もありますけれども)。

とはいえ、そのような状況で行われた被告人質問の内容は、この事件に関心を持っていた者としては、非常に残念だったという印象です。ただ、反対尋問への対応を弁護人が指示したという疑いについては、個人的には、そういうことを問題にされること自体にやや疑問を感じます。たとえば、弁護人が、「今の主張の8割ぐらいを撤回して、残り2割だけを真剣に主張した方が、迫力があるんだけれどなあ。」と思う事件があるとします。弁護人がそのような思いを持っている場合、接見室で弁護人が主張の一部撤回を提案する際のやりとりと、反対尋問の際のやりとりは、リハーサルの意図ではなくても、よく似たものになるかもしれません。本件がそうだと言っているわけではないんですが…。

 被告人が軽い気持ちで事件を起こしたことは間違いなさそうです。例えば、犯行後に被害者の財布を奪い、ゲームセンターでゲームに興じ、友達と遊んでいたとか。
 突発的な衝動で、意図せぬ重大な結果に動揺していたのであれば、通常考えにくい行動であり、亡母を思慕し、精神的にも煩悶していたような弁護人の主張とも相容れないと感じられます。
 報道を前提にした解釈ですが、一般人の誰もが感じそうなところです。

 ちなみに、共通点のある事件としてご紹介しています私の事件は、自首事犯です。被害者の救急搬送を依頼し、被害者は救急車内で意識を失っており、直前には刑事とも話しをしています。殴られた理由については、「わからない」と答えていたそうです。
 被害者の意識不明という状態に動揺し、まったく十分な自己弁護もできませんでした。まず、自分自身の精神状態に不安を抱いていたからで、それ故に起こした事件でもあったからです。
 まったく注目されず、迷惑がられている事件ですが。
 求刑は4年で判決も同じ、服役中の仮釈放もありませんでした。被告訴人にもした友人に話したところ、「逆らうからだ」といわれました。
 現実以上に、検察、裁判所の形成した心証に従わねばならないというのも理不尽だと思われるのですが、凄まじく他人事のようですね。同業者の弁護士さんも無視されているようです。
 刑事専門でなければ、致し方ないと諦めもつきますが。
 このブログぐらいですよ、完全ではなくなりましたが、私の書き込みを許してくれているのは。
 よくわからない反応も、あるようですが、先ほどたまたま見つけました。
<「国民保護法」ってご存知ですか?>
http://yuji.seesaa.net/article/24794471.html

初めまして
「懲戒請求が損害賠償の対象になる」と申しておられる弁護士さんのブログに質問したのですが答えが返って来ず、日弁連を含め他にも尋ねてみたのですが全く答えて頂けない事がありまして、モトケン様でしたら教えて頂けるかと思い書き込みさせて頂きました。

件の主張は最高裁判例で「懲戒請求が弁護士懲戒制度の趣旨目的に照らし相当性を欠くと認められるときには、違法な懲戒請求として不法行為を構成する」と述べられているから損害賠償の対象になるというものでした。
そこで「弁護士懲戒制度の趣旨目的とは何か書いてください」と書き込んだところ、私の書き込みは削除されました。

「弁護士懲戒制度の趣旨目的」が何なのか、教えて頂けないでしょうか。

モトケン様、ありがとうございます。
法務省の議事録で日弁連会長が「国民の信頼を確保するため」と述べていた記述がありましたが、弁護士懲戒制度の趣旨目的として公にしたものが見つからず難儀しています。
どのみち、殺到した懲戒請求が「違法」という決め手も無いことになりますが。(笑

引き続き文献を調べてみます。 ありがとうございました。

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