世界少年野球が中止 ベネズエラのビザ発給拒否に制裁(asahi.com 2007年08月16日20時27分)
月並みなタイトルにしてしまいましたが
台湾の中央通信によると、国際野球連盟(IBAF)は15日、南米ベネズエラで17日から開幕予定だった世界ユース選手権大会(16歳以下)を中止にした。親中国の同国政府が台湾チームへのビザ発給を拒否したことへの「制裁」措置。
どういう政治的効果を狙ったのか知りませんが、とても不愉快なニュースです。
品が悪いですが、○○の穴の小さい国だ、という言葉が最初に浮かびました。
ベネズエラは何のために世界ユース選手権大会を自国で開催することにしたのでしょう。
ベネズエラにとって「世界」とは仲良しの国だけなのでしょうか?
そしてそれを次の世代においても固定しようと考えているのでしょうか?
本質論からすると矛盾してますが、こんな国はあらゆる国際行事から排除すべきです。
ベネズエラが一番悪いと思いますが、国際野球連盟(IBAF)からすると想定外の事柄だったのでしょうか。何故開催地がベネズエラになったのかの経緯も知らなくて、何ですが国際野球連盟(IBAF)にも落ち度はなかったのかと、また、台湾チーム参加に向けての説得等努力はなされたのかも知りたいですね。
難しいでしょうが政治・宗教・思想とスポーツを分けては思考できないんでしょうかね。
うーん、一概にベネズエラ政府を非難していいものか、私はちょっと躊躇があります。
「ビザを発給する」と言うことは、相手先を国家として認証しているよというのと裏腹の関係ですから、『台湾』をどう扱うかと言う点で、難しいと思うのです。
日本でも北方四島の問題で、例えば旧島民が渡航するに際してロシアからビザの発給を受けるか否かが政治的には大きな意味を持ちます。
実効支配しているのがロシアであるとしても日本政府の立場からすればあの四島は日本の領土であるわけで、「法的に正式な手続きを踏んで」ロシアからビザを発給してもらった上で渡航したとなれば、ロシアが北方四島を領有していることを間接的に容認したことになってしまう。
外交上の理屈ですが、そういう側面もあるので、スポーツだから、民間の文化交流だから、とは中々いかない場合もあると思います。
ただこういう場合、特別にビザなしでの渡航を認めるとか何か、他に採りうる対応があっただろうになぁとは思います。
また同時に、制裁か何か知りませんが大会そのものを潰してしまった国際野球連盟(IBAF)のやり方にも疑問があります。
>惰眠 さん
>「ビザを発給する」と言うことは、相手先を国家として認証しているよというのと裏腹の関係ですから、『台湾』をどう扱うかと言う点で、難しいと思うのです。
この点が譲れないのであれば、最初から開催国になってはいけなかったと思います。
もっとも担当部局が違ってたんで、土壇場で横槍が入ったのかも知れませんが。
>また同時に、制裁か何か知りませんが大会そのものを潰してしまった国際野球連盟(IBAF)のやり方にも疑問があります。
私はこれでよかったと思います。
今後も何かの国際大会のたびに同じ問題が起こったらたまりません。
これもいわゆる一罰百戒です。
惰眠様
>日本でも北方四島の問題で、例えば旧島民が渡航するに際してロシアからビザの発給を受けるか否かが政治的には大きな意味を持ちます。
例としては余り関係がないのではないでしょうか?
日本と北方領土は自国の領有権の主張の関係ですが、ベネズエラが台湾との間に領土問題を抱えているという話は聞きません。全く次元の異なる話ではないでしょうか。
>また同時に、制裁か何か知りませんが大会そのものを潰してしまった国際野球連盟(IBAF)のやり方にも疑問があります。
開催国の政治介入で、参加したくともできない国が生じてしまったのですから、他の国の子どもたちには可愛そうですが、開催権の剥奪、代替開催が困難な時期に来ていることから大会の中止も止むを得ないかと。できれば、日本などでスポンサーがつけば、彼らを招待し代替開催ができればいいのですが。
ビザの問題といっても、日本は北朝鮮など国交がない相手にもスポーツ大会では、基本的に入国・滞在を認めています。それは世界大会を開催しようとする以上、当然のことではないでしょうか。ベネズエラでももちろんやる気になればできるでしょう。できない国が世界大会を開催してはいけません。
国際大会誘致時には、出場国に対するビザ発給が可能であることは当然の前提です。そんなことはベネズエラ側も百も承知のことと思います。昨日今日独立国家になった国ではありません。
今回も当然内諾は得ているとIBAFは判断していたものと思います。誘致したベネズエラの組織が内諾は得られていないのにウソをついていたか、チャベス政権が中国にゴマをするため土壇場で約束を反故にしたと考えるのが自然かと思われます。
今後、同種の横暴は認めないという毅然とした態度を見せるためにも開催権の剥奪は必要です。
今回の件で、ベネズエラにおける国際スポーツ大会の開催は事実上不可能になったのではないでしょうか。いくら誘致活動をしても、土壇場で大会を潰すようなベネズエラに、開催権を認める団体は現れないでしょう。
皆さん厳しいですね(汗)
>No.4 じじい さん
私の書き方が舌たらずだったようです。
領有問題の話ではなくて、相手の政府や統治(その「国」の主権)を認証するか否かの点で例示したつもりでした。
つまり、北方四島における「中央政府」をモスクワとするのか東京とするのか、台湾島における「中央政府」を台北市とするのか北京市とするのか。そういう相互に排他関係にある二者の内、一方を選択する効果が「ビザ発給」にはついて回ると言うような趣旨です。
モトケンさんの仰る一罰百戒論に肯う部分もあるのですが、私としてはもう少し軟着陸のさせようがあったんじゃないかと思われてなりません。
はじめまして。
>「ビザを発給する」と言うことは、相手先を国家として認証しているよというのと裏腹の関係ですから、『台湾』をどう扱うかと言う点で、難しいと思うのです。
国家承認・政府承認とビザ(査証)の発給は、一応別次元の話ではないでしょうか。無論、例えばベネズエラが台湾政府関係者に外交ビザや公用ビザを発給した場合は別ですが、そもそもビザとは(日本では)領事官が入国審査官に対して当該ビザ申請者に入国許可を与えることを一応推薦する裏書に過ぎず、
一般市民に観光ビザを与えるという主権国家の行為は直ちに国家承認・政府承認には繋がりません。現に日本も、「台湾は中国の一部」という中国の立場を「理解し、尊重する」(日中共同宣言)としつつ、領事館代わりに(財)交流協会台北事務所と高雄事務所を設置し、台湾市民に対する入国ビザを民間団体である交流協会が発給しており(ちなみに最近、観光ビザは免除になった)、かかる行動は日中共同宣言と背反しないとされています。
よって、ベネズエラがとった行動の原因は、(1)ベネズエラ自身の台湾問題に対するスタンスが大陸中国に近く、民間交流関係すら認めないとの立場なのか、(2)中国の外交圧力に屈して本来であれば問題のない一般市民へのビザ発給を止めてしまったのか、(3)ビザとは関係の無いところ(例えば台湾代表の呼称、旗、歌の扱い)で話が拗れて中国よりの立場をとるハメになったのか、のどれかだと思われます。ただ、(1)であればハナから台湾選手団の招待を検討すらしない訳で、実際は(2)か(3)のケースに該当するように思われ、故にIBAFの制裁措置も私には妥当なもののように思われます。
まあ、かの国の大統領は、反ブッシュ発言のときだけは威勢がいいですが、所詮は国内反対派を非民主的な方法で潰している単なるポピュリスト的独裁者ですから、そもそも理性的な対応なぞ期待できないでしょうけれど・・・
惰眠様、ご趣旨は理解いたしましたが、やはり日本人相手に北方領土を例示に取るのは、少し拙いような・・・。
>モトケンさんの仰る一罰百戒論に肯う部分もあるのですが、私としてはもう少し軟着陸のさせようがあったんじゃないかと思われてなりません。
ただ、軟着陸ってどんなことを想定されていますか?
まず、ビザが出ない以上、台湾チームはベネズエラで行われる大会に参加しようがありません。
今さらチャベスが心変わりすることもないでしょうし、中国がチャベスの顔を潰してまで、積極的に動くとも思えません。もし中国を動かそうとすれば、それこそ政治介入が、政治問題となり、軟着陸どころの騒ぎではなくなります。台湾問題は、中国にとってはかなりデリケートな問題です。
結局、大会を中止しないとすれば、台湾チーム抜きでやることとなり、理由はどうあれチャベスの大会への政治介入を許し、政治を大会に持ち込んだ前例となります。
それでもやれというのなら、私と惰眠様のお考えは随分違うところにあるのかなと思います。理不尽な政治圧力に屈する大人の姿を子どもたちに見せることが、教育上いいこととは私には思えません。
子どもたちには、今回の出来事の顛末と、大人として今回の出来事をどのように考え、行動し、結果こういう事態に至ったかをしっかりと話して伝えることが大事なのではないかと思います。
ほんとに、日本かどっかで代替開催できないもんですかね。
おそらく南米(ベネズエラ含む)の人にとって、中国・台湾問題なんて、日本人にとって中東問題が良く分からないのと同じか、それ以下のレベルではないでしょうかね。
チャベス政権は反米、中国は反米に近い、台湾は親米、ここは親米の台湾を拒否しとくか・・・ってな程度ではないかと憶測しておりますので、まともに議論するとアホらしいかも。
関係国には失礼な表現であることは重々承知しておりますが、そこは戯れ言として御容赦を。
当地でも野球関係者は、純粋に良かれと思って努力していた筈ですし、更に少年選手や御家族たちは気の毒です。
しかし大会の出場メンバーが、競技の選考ルールで無い政治的妨害で棄損されれば、はなから開催不可能、IBAFの処置は現実に対応しただけです。
処分であれば【ベネズエラの参加資格を一定期間停止】となるのが筋で。
それが出来ないならばIBAF自身が何らかの落ち度を認めているのかもしれません。
開催地選定に不備や代替手段が有った可能性などが考えられますが、今回を教訓に確実な運営を望みたいです。