ブログとはいえ文章を書いておりますと、やっぱりどういう読まれ方をしているのかなというのは気になるもので、はてなブックマークのコメントやリンクしてくださっているブログなどを見ています。
もちろん好意的な意見もあれば批判的な意見もありますが、反応があるというのはうれしいものです。
で、テクノラティによる最新リンクブログに「ぴっぴはもはも(湯&愚痴)記」というのがありました。
素人には、やっぱカチンコチンくる言葉も 出てきてたんで、「ど〜せ素人だけどさ、ぷんぷん」 と感じたのも事実ですが。
やっぱり(^^;
ごもっともです m(_ _)m
全部は理解できない頭はよくない私なんだけど、眺めてると そこには、何か知らなかった世界が広がってるんだと。
すごくうれしいです。
私は、裁判員制度についてはあまりの導入の拙速さにかなり批判的というか不安がいっぱいなのですが、紹介したブログの管理人さんのように司法を理解しようという人が増えてくれば、ひょっとすると何とかなるかも知れないとわずかな希望の灯を感じないわけではありません。
制度に不備があったとしても、その制度の下で裁かれるのは被告人であり、被告人に制度の不備の責任があるわけではありません。
裁判員制度が実施されても、被告人ができる限り公正・公平な裁判を受けられる必要がありますから、刑事裁判に対する理解が少しでも広がればいいと思います。
なんやかやと言っても、私のブログは結果的に裁判員制度を応援していることになっているのかな、それならそれでいいことかも知れないと思っております。
今朝(正確には日が変わっているので4日)、珍しくテレビでNHKをつけていたところ、裁判員制度についての特集が出ていました。青森県と大阪府を取り上げていたようですが、弁護士さんのなかには、裁判員制度の導入で、職務の負担が2倍に増えると不満の声を出している人もいるそうですし、おおむね迷惑がっているそうです。
また、大阪府の刑事弁護専門の法律事務所が紹介されていましたが、刑事弁護は報酬も低く、割に合わないので、年間3,4千万円、弁護士会から援助を受けているということでした。
たぶん、大阪弁護士会だと思われますが、この弁護士会は全国的にも際だって、不祥事が多いようです。たしか、落合弁護士のブログで、読んだ覚えがあります。
テレビを見ながら、ネットで検索を掛けたところ次の法律事務所だとわかりました。
http://nttbj.itp.ne.jp/0661311050/index.html?Media_cate=populer&svc=1303
関心をお持ちの方には、既知の人も少なくないかもしれませんが、参考になると思います。
裁判員をサボルと10万だか罰金なんですよね?
前の晩に軽犯罪法とかで捕まって留置場にでも泊まっておけば合法的に休める上に、安くつきません? まさか逮捕されて留置されてる人に裁判させるとか、できないですよねえ?
はじめまして、モトケン先生、そしてロムってる人や書き込みをしていらっしゃる皆様。
ぴっぴはもはもの管理人です。(恥ずかしいですね・・)
朝、いつものように、ここを訪れていたら、「あたし」の昨日の記事が取り上げられてて、びっくりしました。
トラックバックの仕方が分からなかったのですが、勝手にリンクしてしまいました。よろしかったですか?
私のブログは、日記というか、本当あまりにたわいのない冗談まじりのもので、ブログは自分のお気に入りや思ったことを貯めている貯金箱みたいなとこなんです。
ネットを通じて色んな人がこの言葉を見ることになり、言い方によって「心象」が違いもあるというか、言葉の読み方で受け取り方は違うのはあると思うんです。伝え方がうまい方は尊敬します。
というのも、個人的な話ですが、私のブログを見にくる人の中に経由が2ちゃんねるからやってくる人もいるんですね。(今は減ったかもしれないけど)
以前心無い書き込みの人がいて現在コメント欄は閉鎖してるのですが、一時、ネットマナーについて注目をあびて、私も反省があるのですが、その手の面白半分でのぞきに来た人にも、むしろそういう野次馬な気持ちを持ってる人にこそ、モトケン先生のブログまでも読んでもらえて、ひっかかりのある人がいたら、素敵かもしれないなあと。
もしかしたら、「こういう考えがある」のかもしれない、っていう独りよがりの策略でエントリーした たわいもないものです。
好きなことばかり書き込んでるブログで、司法について、勉強しないとまったく無知なのに、感想だけは、いっぱし持ってしまうというか。「勉強しなさい!」といわれる大衆の一人かも。。しれません。
世間の反応というより、私個人の反応ですが、テレビでしか受け取らない情報以外の情報は、価値があるなあと思い、毎日訪問させていただいてます。まさか、私のような「お馬鹿さん」が書き込みするきっかけを与えてくださるとは、大変恐縮です。(でも、うれしい)
現に私の職場でも、仕事で有能の人でさえも「あの弁護団」とか始まった時に、その考え方に「テレビ」のコメンテーターと同じ反応をしました。でも、ここをロムっては私は、「弁護人の仕事とは。。」等、別の視点の意見もあることを発言できて(自分の知識ではないのに、すみません)、次に持つ感想がふくらんだように、なんとなく思います(ただ、たわいのない一瞬の世間話なところが、正直なとこですが)
人間だから、感情を持つのは当たり前で、その感情だけの論点では進まないからこそ、「冷静な物事の見方」で厳しく
くくる部分もなくてはいけないのかなと、自分の生活にも大切なヒントを与えてくれた気分です。ありがとうございます。
長文、そして変な日本語になってしまい大変失礼しました。でも、一生懸命書かせていただきました。皆さんも、お体お気をつけになって、頑張ってください。
No.3 ちぇるしい様
>ここをロムっては私は、「弁護人の仕事とは。。」等、別の視点の意見もあることを発言できて(自分の知識ではないのに、すみません)、次に持つ感想がふくらんだように、なんとなく思います(ただ、たわいのない一瞬の世間話なところが、正直なとこですが)
私もまったく同じでした。ここをのぞくまでは片方向からのものの見方しかできていなくて、「被害者の立場になって考えれば」ということを思っていた一人です。しかし今枝弁護士や橋下弁護士、言っても委員会のブログ、そしてこのモトケン様のブログを見ることによって多面的なものの見方が(多少なりとも)できるようになってきたかなーなんて思っちゃってます^^;
そのうちROMってるだけじゃ物足りなくなってきてレスするようになったのですが、常連様やモトケン様には足元にもおよばず・・・スルーされるのみですが、これにこりずいつか、「なるほどLegaさん」って言われるようになろうかなーなんて野望をいだきつつ性懲りも無くレスつけてます^^;
皆様これからもよろしくおねがいいたしますm(__)m
追記^^;
ここでいろいろ勉強させてもらってるうちに、「被害者の立場になって考えろ」って人たちに、「刑事弁護人の立場になって考えろ」って言いたくなってきてます^^;
> 反応があるというのはうれしいものです。
それは、コメントする方としても同じですので、放流気味のぼくなどは、黙認か黙殺か分からなかったりします。
>Lega 様
>「刑事弁護人の立場になって考えろ」って言いたくなってきてます
それ、激しく同意します。
被害者の方の立場になってものを考えるのはとても大事なことですけれど、それだけだと片手落ちですよね。
No.7 剣三四郎様
同意ありがとうございます^^
>被害者の方の立場になってものを考えるのはとても大事なことですけれど、それだけだと片手落ちですよね。
そうですね。正しく言うなら「刑事弁護人の立場にもなって考えろ」でしょうか。言うは易しでハードルは高いかもしれませんが、片手落ちはよくないですよね。
>黙認か黙殺か分からなかったりします。
それは私も同様に…。
でも、懲戒請求騒動の件で混乱したこの状況(議論も何度もループ)が、今までブログを閲覧されていた方達のお邪魔をする形になっているのかもしれないので、一々反応されていないという事もあるのだろうと理解しています。
mash さん
> でも、懲戒請求騒動の件で…(中略)…一々反応されていないという事もあるのだろうと理解しています。
仰る通りだと思います。ご配慮ありがとうございます。
ま、でも、突拍子もない事を書いていれば、削除の対象になるでしょうから、メイン・ストリームには乗れなくても、こうやって放流気味というのも、「適当に遊んどれ」という感じでいいかも知れません。
ちょっと余談になるんですが、こちらのブログでも、AさんがBさんを説得しようとしているというシークエンスを時々見かけるんですが、人が人を説得しようと思う時は、相手の意見を相手以上に理解し、少なくても、理解する姿勢くらいは示し、相手が主張するよりも、上手に表現するくらいでないと、「説得」というのは難しいと思うんですね。
つまり、初っ端は、完全な受容をしておいて、「ふむ。自分の言おうとしている事をこの人は分かってくれてる」と思わせるのが要諦のような気もします。
で、その後で、自分の言い分を展開していく方が得策じゃないかと、傍観していて思います。
他人を真剣に説得しようと思えば思う程、過激な言葉遣いは避けようとするのが普通ではないかと。
「じゃ、言わせて貰うが…」といった論破した方が勝ちみたいな姿勢が多いので、大丈夫かなあとハラハラしてしまいます。
もっとも、説得しているのではなく、言葉で戯れているという方も居るんでしょう。と、またまた感想を書いてみました。mashさんに言っているのではなく、誰にともなく囁いているので。
最近、頻繁に八王子と京都を新幹線で往復する状況です。
新幹線の中で携帯でコメントを読んでいるのですが、コメントのつく速さも数も半端でないので見落としも多々あると思います。
私宛のコメントをいただいてお返事していない皆様、申し訳ありません。
>No.10 二代目一般人@ペンキ屋 様
「説得」の件について、仰る通りだと感じました。
仰っておられる事は、弁証法の例として挙げられるソクラテスの対話法に近いと思いました。これを力説していた高校時代の先生の弁を思い出して教科書を引っ張り出してみました(笑)。
(以下、「詳細 倫理」(一橋出版)より引用)
対話と愛
対話が真理発見の方法として役立つためには、対話者の間に協同の精神がなければならず、したがって両者の間に愛がなければならない。思想の交換はソクラテスにおいて単に知的目的のみでなく、また道徳的目的を有している。(中略)(三木清『ソクラテス』『三木清全集9』岩波書店 P.420)
(引用終わり)
ソクラテスが師弟とホモ関係にあったという説もあるのですが、協同の精神がなければ意地の張り合いで終わってしまう可能性もありますのでやはり参考になる部分が多いと思ってます。
>No.11 モトケン 様
直接質問させて頂いた件に関してはご回答頂いております。
お気遣いさせてしまったようで、すみません。
No.10 二代目一般人@ペンキ屋様
No.12 mash様
「説得」の件について、いや、これは本当に実社会でも有益ですね。なるほどなあと、ためになりました。
No.12 mash さん
まあ、ソクラテスていう人も、「人の受賞の宴会を自分のキャラを振りまいて、自分のための宴会に変えてしまい、最後まで酒を飲んだくれて、自分以外の他人がみんな眠ってしまうまで、議論を吹っかけまくって、最後まで眠らずひとりだけ勝ち誇って朝帰り」なKYで迷惑な人ですからね(「饗宴」)。
まあ、議論もたいがいにしとかないと・・・(自戒)。
>No.14 47様
よくご存知で・・・。
不可知論を持ち出して、かなり迷惑な人ではあったそうです。
ただ、対話法が個人的に好きだったので、思い出しました。
私もあまり関係ない話を持ち出して迷惑がられないように気をつけますm(_ _)m
>No.13 Lega様
ソクラテスさんには、No.14 47様ご指摘の通りの側面もございますので、対話法の押し売りには注意せねばなりません点を割り引いてお受け取り下さいませ^^;
No.4 Lega様
やっぱり、レスポンスがあると本当にうれしい。Lega様、ありがとうございます。そうなると、返事がもらえるように伝え方を考えて発言しようって気持ちになる。
ただ、コメントの返事が流れていっちゃってたとしても、ロムってる者には、その人の発言の内容を噛み砕こうとして見ているのですから、意義あるものだと感じてます。
>頻繁に八王子と京都を新幹線で往復する状況
でも、本当忙しいんですね、モトケン先生。たまに空や森をみて、リラックスできる時間が少しでもあると願っております。
話はそれますが、今日また職場で、なんともない感想なのですが「罪を犯した人は、問答無用に極刑だ」みたいな感想を聞きました。揺ぎ無い素人の感情なだけの、たわいもない日常の発言。
自分なりの言葉で、何かをいいたかった。即効帰宅して、モトケンさんのブログを読んで、噛み砕いて「自分の意見」を言えるように、「意識」を持ちたいと強く思いました。
No.15 mash さん
ソクラテスの「ほっつき歩き」に、奥さんのクサンチッペがついにキレて、水をぶっ掛けた。
ソクラテスは涼しい顔して「雷の後には夕立が来るてえもんだ」とホザく。(←これ何の本にかかれてましたっけ?)
結局、ソクラテス万歳の後の時代には、クサンチッペが「悪妻」となっちまった。まあ、奥さんはいわゆる「常識人」だったのでしょうね。現代では、こんな旦那じゃ離婚されても文句は言えない。
まるで、弁護士先生たちと「世間」との関係のような・・・(これは言いすぎ? 笑)
まあ、この世は「個人vs個人」「集団vs集団」の関係性が重要でしょうからねえ。世間なんざ、どうだっていいでしょうが、具体的な「個人」や「集団」にはさまざまな「責任」(法的or社会的or道義的)が生じるのも判る気もしますなあ。
>> 話はそれますが、今日また職場で、なんともない感想なのですが「罪を犯した人は、問答無用に極刑だ」みたいな感想を聞きました。
あなたが少し「痛み」を感じたのなら、それだけで十分と思いますよ。
僕ら「素人」は、みんなソクラテスのように、タフではないのだから。
>No.17 47 様
出典は私も分かりません。が、ソクラテスの悪妻の話として小耳にはさんだことがあります。
口煩い妻の小言を受け流すように馬耳東風になられては困りますが、相手が興味もなく煙たがっているのに説明を押し付けるのは逆効果ですよね。
>まるで、弁護士先生たちと「世間」との関係のような・・・(これは言いすぎ? 笑)
関心の薄い人達の中には、ソクラテスの妻のように「何を小難しい事を…」と感じる人もいるかもしれませんね(苦笑)。
ですが、このブログにおいては杞憂かもしれません。司法制度に懐疑的な視点を持っていたとしても、興味があってこちらのブログを訪れる方々との間では、対話は成り立ちやすいのではないかと思います。
私も過去ログ等に遡っております最中で、勉強させて頂いております。
あれ?
No.18 47様のコメントを拝見すると、
ソクラテスの妻=常識人
ソクラテス=馬耳東風な人
という意味での、『まるで、弁護士先生たちと「世間」との関係のような』というご発言でしたか?
ソクラテスさんは良いことも言ってますので…^^;
もっとも、不可知論を下記のような感じで使うのは辟易しますがね↓
議論に負けそうになる度に「でも絶対的な真理は知り得ないという意味で、自分の意見が正しいと勝ち誇ってる君が一番分かっていない」という屁理屈を言うのは好きになれませんけどね。
No.20 mash さんの
>> ソクラテスさんは良いことも言ってますので…^^;
そそ、その点は理解してネ(笑)
その点こそ、二重の意味を持つこのギャグの「キニク教徒的」なポイントですから。
>No.21 47 様
よく出来たアイロニーですこと…負けました^^
47様
mash様
お二人の博学ぶりには脱帽です・・・。ソクラテスの悪妻まではなんとなく知ってましたが、その後にはついていけず・・・。調べてなんとかわかった気が・・・します。
No.16 ちぇるしい様
>やっぱり、レスポンスがあると本当にうれしい。Lega様、ありがとうございます。そうなると、返事がもらえるように伝え方を考えて発言しようって気持ちになる。
わかりますよその気持ち^^
こうやって少しずつ知識の波紋が広がっていけば、来るべき裁判員制度にも、なんとかなるさ♪って気持ちにならないでしょうか。すいません、私は楽観主義なんで^^;
でもまさにがちでかかわるモトケンセンセはやっぱり不安は大きいですよねえ・・・。
47様のアイロニーとは下記のようなものでした。
ソクラテスは、雄弁家がいると聞けば尋ねて行き、議論をふっかける方でした…(議論の道場破りのような感じかと)。不可知論(論破不可能)を伝家の宝刀として、議論をふっかけた相手に最後は常に勝つという事をやって来たのでした。
そんな変人(?)ソクラテスに辟易していた妻は、水をぶっかけたりしていましたが、ソクラテスは懲りる様子もありません。(どれだけ叩かれても、超タフで動じない。)
47様は、モトケン様達をソクラテスの妻(悪妻としてではなく、常識人として)と見立て、一方、「一見、何度説明を聞いても理解しないように見える方」をソクラテスとして皮肉りました。
しかし皮肉るだけではなく、47様曰く「一見、何度説明を聞いても理解しないように見える方」も「良いことも言ってます」という事だと了解しました。
ソクラテスに応対する事の難儀さと同時に、ソクラテスが良い事を言っていることがある点で、上手く出来た皮肉だと降参した次第でした^^
話がずれてすみません。
一応「世間」とも引っ掛けてありますので(笑)
最後にソクラテスは、無実の罪で訴えられ、死刑の宣告を受け、毒を飲んで死にます。しかし、奥さんは最後までソクラテスに付いてきていました。これから死に行く夫を見て、泣きじゃくる奥さんを、弟子に頼んで「家に連れて帰ってあげてくれ」とも、言ったのです。(これはたしか「クリトン」のはじめのほうにありました。)
奥さんの愛は隠れて深かったと言うわけです。いうなればこれもまたアイロニーでしょう。
最後まで「喧嘩」しながらでもこの夫婦を、それでも繋ぎ止めたのは何だったのかと、ふと思った次第です。
お互いは「理解」しあうことを望んだのではなく、
(あるいは「理解」させることを望んだのではなく)
関係を求め合って、愛し合うことを望んでいたのだ、と言うことです。それが夫婦と言うものでしょう。
私たちは「責任」だなんだと軽々しくいいますけれど、われわれの社会は「個人vs個人」「集団vs集団」そして「個人vs集団」の相互関係によって成り立っています。
主体性なき幽霊のような「世間」などとは、最初から関係をもてないわけです。そもそも関係の持てない対象との間に、「責任」など生じはしませんよ。集団にしろ、個人にしろ、きちんと愛すべき対象があるときに初めて、関係が生じ、責任が生じるのです。
ソクラテスが愛したのは「世間」ではなく「人」でした。
奥さんを「人」として、愛していたのでしょう。
彼が周囲から理解されなかった点もそこにありますね。
水をかけられたソクラテスは、「雷が落ちると夕立が来るものさ」と「うそぶき」ましたが、決して「手を上げたり」していません。嘯くだけだけで怒りを静めたのです。
奥さんもその後「ぶつぶつ」言ったでしょうが、「あの人はこれだからしょうがないわ」と言ってあきらめて、許したのでしょうね。
こうして「離婚」せずに最後まで、妙な「夫婦」として添い遂げたと思います。
No.17のコメントの最後の節をよく理解してなかったのですよ。
そのような意味でしたか。
思っていた以上に奥深い意味があったのですね。
ソクラテスの最期の場面での妻の話は初耳でした。
思わず、ほろっとさせられてしまいました(T T)やられた…
ソクラテスは個人的に大好きな哲学者の1人です・・・。
(不可知論を議論に負けた際の屁理屈に使うのは嫌いですが、ソクラテスさんの場合は素でやってるので許せます。)
おおそうそう、
「クリトン」で思い出しました。
ソクラテスが死んだのは、「大衆」が扇動されたためでした。「クリトン」のはじめで、ソクラテスは逃亡の誘いをきっぱりとはねつけて、次のように言っていますね。
多少は参考になるかもしれませんね。
http://www.e-freetext.net/critoj.html
ソクラテス:だけどさ、クリトン君。なんでぼくらが大衆の意見を気にしなくちゃいけないんだい。善き人は―この人たちのことを気にかければそれでいいんだ―物事を、起こったとおりに信じてくれるはずだよ。
クリトン:でもね、ソクラテス。大衆の評判も気にかけなきゃだめなんだよ。今起こっていることを見れば、大衆は善い意見を見失ったら、どんな悪でも実行してしまうってことが明らかだろう。
ソクラテス:そうだったらうれしいんだよね。もし大衆がどんな悪でも実行できるなら、どんな善でも実行できるはずなんだよ。もしそうだったらどんなにすばらしいだろうね! だけど現実には、大衆にはどちらも実行できない。なぜなら、大衆を賢くしたり愚かにしたりすることはできないからなんだ。大衆がやることは、単に偶然の結果に過ぎないんだよ。
むむっ。
ソクラテスの不可知論は間違いでした…。無知の知の間違いですね。混乱させてしまいすみません>LEGA様
不可知論により相対主義に陥り弁論の巧みな者、ひいては詭弁が横行するようになった事を批判して、ソクラテスは「無知の知」を説いていたのでした。真逆の立場でしたが、よく混同してしまうのでした。すみませんm(_ _)m
http://members.at.infoseek.co.jp/StudiaPatristica/philosophia6.htm
No.27 47 様
その場合は、ソクラテスが弁護士業界側ですか?
ご理解したいほうでどうぞ(笑)。
現状持ち上がっている問題(光市弁護団、橋下弁護士、弁護士会、「世間」)のポイントは、皆さん「説明責任」だとお考えですが、ちょっとそれだけでは「薄い」のではないかと思ってる次第ですので・・・。
無知な大衆が「法理論」を理解するように説明することが問題であるとしたら、みんなが智者になるので、そもそも弁護士など要りません。プロ廃業です。
そうではなく、おたがいの破綻した関係の修復こそが最大の課題なんじゃないかと。まずは愛する対象を絞るべきです。たとえ「説明」するときにも、「説明」する対象が絞られるべきじゃないでしょうかね?
虚空に「説明」を放っても誰も聞きませんよ。
>No.29 47様
>ご理解したいほうでどうぞ(笑)。
なるほどです。
>おたがいの破綻した関係の修復こそが最大の課題なんじゃないかと。
こちらも、なるほど。
私も弁護士業界(橋下弁護士は例外的に含まず) vs 世間という図式は避けなければならないと思っていました。(それは弁護士業界にとって上手くない、と個人的に感じました。)
でも、すでにこのエントリ自体が立っている事からも分かるように、もうあまり心配はないのかな〜と思ったりもしています。(勝手に心配していただけですが^^;)
mashさん、Legaさん、ありがとうございました。
「ソクラテスの対話法」というのも初めて知りました。造詣の深い方が多いので、ためになります。
「説得」についてなんですが、弁護士が本気になって、説得しているのは、依頼主だと思うんですね。
裁判官相手に「説得」なんかしないでしょうし、第一、裁判官はそう簡単に「説得」はされないと思うんです。彼らにとって重要なのは、まず証拠でしょうし、また、それは正しいと思います。
依頼主の主張が、素っ頓狂なものであり、しかも結果が欲しいなどという事になると、非情な現実に、その主張をどうやって接点をもたせ、どういう風に着地させるかという事を一緒に考え、腐心しているんだと思います。
依頼主の言っている意味が分からんから、説教するとか、叱りつけるような態度はプロとは呼べないような気がします。
法廷で緻密な弁論をぶち上げているなんていうのは、いわば依頼主に対するアピールなんでしょう。過激な言葉を使えば使うほど、依頼主のカタルシスも上昇するのでは?
想像で書いているので、本当の事は分かりませんが、人を「説得」するのは、難しいなあと思う次第です。
>No.31 二代目一般人@ペンキ屋さま
誰か弁護士さんがレス付けるかと一晩待ってみましたが、どなたもお出ましにならないので、弁護士ではありませんが法律的な代理を業(社会保険労務士)とする者として僭越ながら私が…。
>「説得」についてなんですが、弁護士が本気になって、説得しているのは、依頼主だと思うんですね…(中略)…依頼主の言っている意味が分からんから、説教するとか、叱りつけるような態度はプロとは呼べないような気がします
これを読んだ直後の私の感想
「う〜む、鋭い! この人ホントにペンキ屋さん?」
私が主にお相手するのは、幾人かの従業員を使っている街の中小企業のオヤジさんとか、年金手続が必要な世間ではフツーのオッチャン・オバチャンの皆さんです。早い話が普段は法律の世界にご縁が薄い人達ばかりです。
さてこうした法律にご縁が薄い人達は、法律の中から自分に都合の良い条文や条文中の一部の文言だけを抜き出してつなぎ合わせ、自分の主張は法律的に正しいことだと主張なさるケースが良くあります。
一例としては、「ほら先生、こっちに労働時間は1日8時間以内、こっちには休日は週に1日で良いと書いてあるじゃないか、んだら俺の会社は週48時間労働なんだ。合法だろ?」
と六法全書の労働基準法のページをめくりながらノタマウ社長さん。六法全書を持ち出すならまだマシで、ほとんどはお手軽な解説本で仕入れた知識を振り回します。
こうした「自分勝手に都合良く法律をつまみ食いして解釈」する依頼人を前にすると、まず我々は依頼人のその間違った法律解釈を指摘して、法的に正しい解釈ではこうなるからアンタの主張は非合法である、と納得させなければ仕事になりません。
二代目一般人@ペンキ屋さまがおっしゃるとおり、まさしくこのブログでのモトケンさんや常連の法曹の方々、或いはたかじんの…委員会掲示板でのすちゅわーですさんが行なっている「正しい法律知識と制度の説明と啓蒙」を依頼人相手にやらなければなりません。
ただ依頼人を相手に行なうときは、このブログでのの議論の応酬のように「あなたの事実解釈には間違いがある」などと決めつける言葉は使ってはなりません。また「法第○条第△項の規定は凸凹教授の◎×概論に拠れば…」などの専門家相手の法令検討会での手法を取ることも出来ません。依頼人を説教するなど論外のモッテノホカです。
依頼人にそのような言葉遣いや態度で接したら、間違いなく「俺はお前に法律の講釈を聞きに来たのじゃない! 若造がエラそうな口をきくな!」と怒鳴り返されるのがオチです。怒鳴り返されなくても心の中では怒り心頭のはずです。その結果は依頼人は怒って帰ってしまい、最低限の報酬すら頂けない。
依頼人は大事なお客様、お客様を怒らせないように、しかも法律的な誤解と無知はそれとなく説明して納得してもらい、気持ち良く報酬を支払って頂く。
そのためにはシロートの依頼人相手に、難しい法律用語や小賢しい専門知識を並べ立てるだけではプロの法律職として半人前、いかに平易な言葉で柔らかく説明し「あ、ガッテン! 納得、さすがは専門家」と思わせるのがプロとしてウデの見せ所です。
気持ち良くお代を頂くのがプロの仕事という見方をすれば、シロート相手に法律論争を挑んでしまうのは、まだまだ若い研修生の仕事レベルと言えるかも知れません。
長文、失礼しました。
No.32 法務業の末席 さん
>> 誰か弁護士さんがレス付けるかと一晩待ってみましたが、どなたもお出ましにならないので、弁護士ではありませんが法律的な代理を業(社会保険労務士)とする者として僭越ながら私が…。
もったいないですよね、この話題って思ったより核心を突いてて面白いのに(笑)。
こういった方面の議論に慣れてないのかな・・・。でも必要だと思いますけどね。
こういった「人間くさい」側面から論じる観点は・・・。
法務業の末席さん、ご丁寧に回答していいだき、ありがとうございました。はい、ただのペンキ屋なんです(*^_^*)
法律の世界で実際に働いている方というのは、説得力がありますし、分かりやすく書いていただいたので、非情に理解しやすかったです。
> 依頼人は大事なお客様
同感です。等価交換の当事者という意味では、ぼくの世界でも同じですし、医者、魚屋、塾の講師などもそうなんでしょうね。
でも、弁護士の方というのは、事件の軽重などを考えたり、派手な事件を取り扱ってみたいという野心なども、たまには、湧き上がってきたりするものなんでしょうか。幼稚な質問ですみません。
> 気持ち良くお代を頂くのがプロの仕事
という箇所など、大きく膝を叩いて、納得した部分です。
> このブログでのの議論の応酬のように
と書いていらっしゃったので、また個人的な感想なのですが、ブログに限らず、ネットでのやりとりは、大抵の場合、文章のみでやりとりしますよね。
そして、文章は書いた時の意図がどうあれ、他人がその文章からどういう意図を汲み取るかはわからないです。
だから、例えば、あるコメントに対して書いたぼくの意図に反して不快感を持つ人も居るでしょうし、そのコメントに対して、批判や苦情で対抗するのは当然の流れだと思います。
ただ、それはコミュニケーションをするという前提での話ですから、単に、相手を叩きのめすだけのコメントというのは、ブログのコメントとしては面白くないですね。
別の言い方をすると、批判や苦情などが、司法の正しい理解の一環になるのも、このブログの行くベクトルではないかと。
ですから、ぼくはコメントする際には、書いた文章が他人に不快感を与えないか十分に吟味して、批判をする時にも、
・できれば軽〜いノリで(ただでさえ批判は文章が重く、感情的になるので)
・元のコメントの文脈や主張を把握し、論旨は本質を突く(法務業の末席さんや47さんのように周りに振り回されず、本質を突くコメントは、読んでいて気持ちいいです。本質を突かない批判や事実誤認の上での批判は、相手を感情的にさせると思うんですね)
・相手に釈明や反論の機会や逃げ場を与える(そうでないと会話にならないし)
ような文章を書くように注意しています。なかなか出来ませんが。そうであれば建設的な会話が楽しめるのではないかと思っています。
批判や苦情すら表に出てこなくなると、ブログとしては、収縮したことになり、面白くないですからね。
それと蛇足になるのですが、理解を早めようと例え話を出される方が多いのですが、例え話は分かりやすいと感じる一方、どうにでも解釈出来るという一面と言いますか、欠点があるので、話の焦点が、ますますずれてるなあ、と思ったりする事もあります。
No.34 二代目一般人@ペンキ屋 さん
>理解を早めようと例え話を出される方が多いのですが、
>例え話は分かりやすいと感じる一方、
>どうにでも解釈出来るという一面と言いますか、欠点があるので、
>話の焦点が、ますますずれてるなあ、と思ったりする事もあります。
わたしもおなじことを感じています。
そして、分かりやすく、かつ、ほぼ一義的に解釈出来るような例え話をなさる方は、ほんとうの頭のいいひとなんだろうなぁ、とも思います。
光市の事件で、「弁護団はこの訴訟を死刑廃止論のプロパガンダに利用している」という発言を見るたびに、「BSE問題を恐れて『アメリカ産牛肉輸入反対!』と主張しているひとに対して、鎖国論のプロパガンダに利用している、と決めつけるくらい、ピントのずれた非難だと思う」という例え話をしたくなるのですが、あんまりうまくない例えだなぁ、と思って、ずっと躊躇しているわたしです。(て、ここに書いちゃったけどw)
二代目一般人@ペンキ屋さんのように、書いた文章が他人に不快感を与えないか十分に吟味してから発言するように、わたしも精進していきたいとおもいます。
>No.34 二代目一般人@ペンキ屋 様
蛇足の「例え話」の件に部分に思い当たり、ドキッとしました。本当に仰る通りだと思います。
少し感情的(感傷的?)になってしまう事もあり、あとで恥ずかしくなったりもします。逆に、ご質問やご忠告等の意図を掴み損ねて的外れな回答をしていた事もございます。今更ログを遡って謝るのも躊躇われますので、お心当たりある方へ、(こちらで)ごめんなさい。
自分の文章が読み手の方に対して不快感を与えないか、投稿ボタンを押す前に今一度吟味しようと思います。
No.35 青空様の「分かりやすく、かつ、ほぼ一義的に解釈出来るような例え話」という表現自体に感心してしまいました(^^)
青空さん
> 分かりやすく、かつ、ほぼ一義的に解釈出来るような例え話をなさる方は、
> ほんとうの頭のいいひとなんだろうなぁ、とも思います。
ぼくもそう思います。納得出来なくても、理解しやすいですよね。
昔、ぼくは、例え話を乱発して、本質を突いたような事を言ったつもりでも、まったく逆のとらえ方をされたりしていました。なかなか上手く行かないものです。
文章というのは、背景が見えない分、感情がピュアな形で反映されるのかも知れません。
だから、知っている人なら、「それって違うでしょう」と言えても、掲示板やコメント欄ではちょっと同じようには言えないので、「う〜ん、ぼくの思いとは少し違んですけどねえ」と、人格変わった?と思われるような書き方なんかもしてしまいます。
BSE問題の例え話は分かりますよ(*^_^*)
あ、ふと思ったんですが、ぼくは今まで「プロパガンダ」というのは、戦争に関連する国
策の宣伝、というような意味だと思っていたんですね。でも、こちらのブログを読んでいますと、戦争に関係していなくても、使って良いみたいですね。ちょっと面白いなと思ったもので。
mashさん
他のエントリーでのご活躍読んでおりますよ。何とか相手の言い分を理解しようとしている姿勢はさすがだなと思います。
ぼくなら逃げ出すところです。ぼくは、今まで、と言いますか、こちらに参加するようになって10日程度ですが、mashさんのコメントから不快感を持った事など一度もないですよ。
と書くと、何か高い所から他人様を見ているようですね。失礼致しました。
>No.33 47さま
>No.34 二代目一般人@ペンキ屋さま
なにがしかのご参考になったのであれば嬉しいです。
ただ、私は弁護士ではありませんし、依頼人を代理して法律的な仕事はしますが、労働法令と社会保険法令などの限られた範囲の仕事です。その限られた仕事の経験から「依頼人の誤解・無理解・無知」を説得・納得させるのが大事という認識を持っているに過ぎません。
私の資格では刑事司法にはタッチ出来ませんし、刑事被告人の立場のある人と直接面談したこともありません。ですので、被告人の弁明や主張の法的な正当性の評価(被告の主張は裁判官が認めてくれるのか?その可能性の評価)や、裁判手続の認識不足や誤解について、刑事被告人の弁護人となった弁護士がどのように「説得・納得・理解」させているのかは良く知りません。
ただ、被告人の主張をそのまま法廷に伝達するだけでしたら、司法試験制度などにより豊富な法的知識を担保された「法的な助言者」としての弁護士の意義が無くなり、単なる「代弁者」になってしまいますので、「被告人の誤解・無理解・無知」についてなにがしかの「説得・納得・理解を得る」ように仕事されているとは思いますが…。
この辺のことは刑事弁護人の経験が豊富な弁護士の方(もちろんモトケンさまはその代表者のお一人でしょう)にご教示頂くしかありませんね。
それにこのテーマでコメントするなら、このエントリでは不適切でしょうし…「弁護士、弁護人、弁護団、弁護士会」のエントリ辺りが適当なんでしょうかね。
>No.37 二代目一般人@ペンキ屋様
>mashさんのコメントから不快感を持った事など一度もないですよ。
ほっと致しました。
素直に嬉しく思います(^^)
No.39 mash さん
人の言葉の裏を読むことが出来ない人が多い、というマイナスの印象も持ちましたね。
(文学部系の訓練が必要だということだけど。)
定義をするばかりが法律家のすることなのかな、と思います。
大まかにあってればそれでいいじゃないの?
と思うんですがね。
(大まかにあってないのが困る・・・)
>No.40 47様
職業柄もあるのかもしれません…。
47様は文意の分かりやすい表現をされていらっしゃると思います。
私の文章は誤字脱字も多く、読みにくいと思っております。もっと改善せねば…。
こちらのブログは、知識の浅い私には敷居が高く感じているのに拙いながらも投稿させて頂いているのは、一般人のサンプル意見として記憶の端に留めて頂ければ幸いだと思っているからでした(N=1に過ぎませんけど)。
私は個々の事件の内容や、法律の条文にはあまり関心もなく、知識もありませんのでついていくのがやっとです。
私も「世間一般」の人間です。ただ自分が語った言葉を弁明することは出来ますので。
意外にも私は誤解されてますよ。私と思考の違う人には、私の文章は、分かりやすくないのでしょう。
私の発言をつぶさに読めば、ほとんど理解できることなのにね。
(ここでの例のように、議論の流れを変えるために、矛盾を意図的に作る可能性はありますけど 笑)
そうそう、一言お断りしているから、後は好きに言っていい、というわけには行きませんよね。
先ほども、ほかでコメントを書きましたが、橋下氏が「誤判防止の観点から死刑に一定の制約をすべきであることが僕の持論」なんてわずか一行、書いてましたけど、全体から受ける印象はそういう理性的な弁護士の印象では明らかにありませんよ。
あの某「委員会」でも、ほんの少し断ってましたけどね。自分のその断りを、後の発言で完全否定していると思います。なぜなら、
「冤罪可能性」と「遺族感情」を天秤にかける
かのような発言をしたからです。これは否定できないと思います。
細かいことで騒ぐことは私はしませんが、大きく間違って居ると感じた人とは、決して相容れません。
横レス失礼します。
>No.40 47 さん
>大まかにあってればそれでいいじゃないの?
>と思うんですがね。
47さんがどういう趣旨でご発言なさっているかはわかりませんが,ここは力一杯否定しておきます。
大まかなんて有り得ない!と(真剣)
たとえば,光市母子殺害事件…差戻し審で殺人罪か傷害致死罪か…つまり,死刑になるかならないかで争っていますが,殺人罪になるか傷害致死罪になるかは「殺意」(より正確に言えば「殺人罪の故意」…死の認容ということになります)の有無によって分けられます。しかし,このときに「故意」とは何かが明確でなければ(たとえば,一瞬,死ぬかも知れないと思ったが,有り得ないと打ち消した場合は故意でしょうか過失でしょうか?),殺人罪になるか傷害致死罪になるかはどうやって決めるんだ?…という話になります。
法学というのは解釈によって定義を明らかにする作業といっても過言ではないでしょう。その意味で,法学を比定するのであれば文学ではなく神学です。
47様が、私宛のコメントで「大まかにあってればそれでいいじゃないの?」と仰っていらっしゃるのは、「弁護士の品位(その2)」のエントリにて私が「世間」という言葉を用いた事に対して、その定義を聞かれた件だと思っていました。
>No.42 47様
某エントリでは、「ちょっと過激な表現になって来ているかな?」と感じる所もありましたから、これ以上エスカレートしないように注意をしたいだけだった方もいらっしゃったのではないかと思いました。私も言うか言うまいか迷っていた時に先を越されたのですが…。
でも、私としては、別エントリにあるコメントを多少なりとも読んでいれば、その背景にあるお考えも理解できると思いましたので、注意するとしても「まぁ、そこまでは…」という柔らかい言い方をすれば良かったのではないかと感じました。良識をお持ちの方に対する注意としてはそれで十分理解してもらえるでしょうから。それを、あまりに正しく注意すると、反論も可能でしょうから、却ってややこしくなりそうです。(それも職業柄なのかも…?)
No.36 mash さん
文末に、なんだかこそばゆくなるようなことを書いて下さっていますが、ありがとうございます、と言ったものか、勘弁して下さい、と言ったものか、もじもじしております(笑)
文章って、おりこうかどうかもバレますが、人柄もそれなりにバレますよね?
mash さんのご発言からは、あたたかいお人柄が忍ばれます。
mash さんのように、素直に嬉しく思います(^^) と言えるようなひとになりたいものです^^;
No.37 二代目一般人@ペンキ屋 さん
>知っている人なら、「それって違うでしょう」と言えても、
>掲示板やコメント欄ではちょっと同じようには言えないので
そうですよね。
知っている人になら、つっこんでもだいじょーぶだし、目の前にいるひとになら、表情とか、声のトーンとか、言葉以外のものも全部使って伝えられるのに、掲示板やコメント欄では言葉だけですものね。
人格変わったみたいな書き込みになってしまうの、よくわかります。
>例え話は分かりますよ(*^_^*)
優しい対応して下さってありがとうございます^^
最後のお話ですが、言葉って、その言葉に最初に出会ったときに、どんな文脈で使われていたかによって、自分の引き出しへのしまわれかたが左右されるように思います。最初に出会ったときの意味や、自分がその言葉をよく目にするときの使われかたで、自分のなかでのイメージが定着していくというか。(て、プロパガンダなんて言葉、よく目にするわけじゃないですけどね / 笑)
ちょっと気になったのでググッてみたのですが、[三省堂辞書サイト]10分でわかる「プロパガンダ」には、こんなふうに 書かれているので、二代目一般人@ペンキ屋 さんの感覚は、本来の言葉の成り立ちに近いんだなぁ、ということになりそうですね。
>No.44 mash さん
>私宛のコメントで「大まかにあってればそれでいいじゃない
>の?」と仰っていらっしゃるのは、「弁護士の品位(その2)」
>のエントリにて私が「世間」という言葉を用いた事に対して、そ
>の定義を聞かれた件だと思っていました。
なるほど,であれば私の早とちりです。
お騒がせしてすみません。
法務業の末席さん
> 「弁護士、弁護人、弁護団、弁護士会」のエントリ辺りが適当なんでしょうかね。
ありがとうございます。ちょっと思い付いただけなので、また改めて、質問してみたいと思います。
それと別件なのですが、「死亡判定」について、質問しようと思い、適当なエントリーを探したのですが、なかったので、『場外乱闘』というところで、スレッドを立ち上げようとしたら、出来ませんでした。残念。
青空さん
> [三省堂辞書サイト]10分でわかる「プロパガンダ」
おおおおっ、こういうのがあるんですね。読み入ってしまいました。これは勉強になりました。
ぼくは、日常生活の殆どを英語でコミュニケーションするという環境に居るんですね。ですから、英語の意味と和製化してしまっている英語を区別する必要があったりするので、こういうサイトは、非常にありがたいです。お気に入りに登録です。
ところで、一部のエントリーで議論(?)が白熱していますね。しかし、(ちょっとなあ…)という方も居て、なかなか入り込めません。
何せ揚げ足を取る人が居るというのが、参加出来ない理由の一つなんです。前にも書いたんですが、揚げ足取りって、ボクシングのクリンチみたいなもの(例え話失敗?)なので、面白くないんですねえ。
ぼくの職場にも、議論が始まったら、相手がうんざりするまで、怒鳴り飛ばして、ねじ伏せようとする人が居ます。で、辟易して沈黙するんですが、その人は、それを「勝利」と思っているようです。
勝ったつもりで、寂しい人生です。
二代目一般人@ペンキ屋 さん
日常生活の殆どが英語って、大変な環境ですね(感嘆)
わたしは仕事で必要にせまられて使うことはありますが、とてもコミュニケーションのレベルに達していません^^;
機会があれば、上達法など教えていただきたいところです。
さて、クリンチってなんだろー?
右ストレートじゃないことは、伝わりましたよ♪
(↑ぜんぜんフォローになってないかな^^;)
申し訳ないので、こそこそと調べてしまったのですが、ほっほー、ボクシングって抱きついてもルール違反じゃないんですね。そういえば、そんなシーン確かに見たことあるなぁ。
なにせ、正攻法で行こうぜぃ! ていう心意気は、しっかり伝わりました。
発言するときに、怒りのボルテージが上がっちゃってるひとには近寄らない、ていうのもありだとおもいますよ。
ところで、横から差し出がましいですが、「死亡判定」についての質問でしたら、『場外乱闘』の中では、[安田弁護士らの主張の検討] か [被告人の言葉は奇麗過ぎやしないか?] あたりに問いを投げかけておいたら( ここ とか ここ )、お医者様や警察官の方が、わかりやすいお話をしてくださるかも、です。[安田弁護士らの…] の過去ログには、わりと専門的な記述も多いので、量が多いですが、遡ると参考になる発言があるかもです。
英語の上達は、人工的な環境(日本)で育ったぼくには、過酷な試練でもあります。英語圏生まれで、英語圏で育った人は、そういう意味で英才教育を受けてる訳ですね。ですから、適いませんし、いつも四苦八苦しております。
ええと、クリンチなんかは誰でも出来ますし、つまり、議論の最中に、揚げ足を取る事は容易いし、誰にでも出来そうですね。
という事で、ぼくは海外からアクセスしているんですね。そういう事もあって、『場外乱闘』にはアクセス出来ないんですよ。禁止されているみたいですから。
ここに書いても場違いですねえ…。
アクセスそのものが出来ないんですね。
状況を正確に把握しないまま発言してしまって、ごめんなさい。
『場外乱闘』はモトケン先生が使っておられるドメインの外にあるので、アクセスの可否を変更したりは出来ないとおもいます。閲覧だけでしたら、裏技(て、違法なものではないですよ)を使えば可能だとおもうのですが、書き込めないと、質問が出来ないですよね?
自分の気になってることが話題になるまで、ちょっと待つしかないのかなー?
モトケン先生に取り上げていただきたいテーマがあるときは、カテゴリーの掲示板のところのコメント欄に記載しておくと、もしかしたら採用していただけるかもしれないです。
そのうち、なにかチャンスがあるといいですね。
No.46 FB さん
法律家同士の、法律論は、至極「細かく」やっていただかないと困りますよ・・・(笑)。どんどん論争を燃え上がらせてください。
しかし、
「No.32 法務業の末席 さん」の、おっしゃってることは、その通りと思いますので、その意味で書かせていただきました。法律業の末席さんの意見ほど、分かりやすい法律家への警句はないと思っています。
>> 依頼人にそのような言葉遣いや態度で接したら、間違いなく「俺はお前に法律の講釈を聞きに来たのじゃない! 若造がエラそうな口をきくな!」と怒鳴り返されるのがオチです。怒鳴り返されなくても心の中では怒り心頭のはずです。
>> そのためにはシロートの依頼人相手に、難しい法律用語や小賢しい専門知識を並べ立てるだけではプロの法律職として半人前、いかに平易な言葉で柔らかく説明し「あ、ガッテン! 納得、さすがは専門家」と思わせるのがプロとしてウデの見せ所です。
青空さん
> アクセスそのものが出来ないんですね。
ああっと、書き方失敗です。
閲覧は出来るんですが、書き込みが出来ないんです。
そういうのは、「アクセス出来ないんですよ」とは言わないですねえ。失礼致しました。
ま、でも、気長に待ってますよ。