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「長男は殺人者」の誤解解きたかった 鑑定医が動機(asahi.com 2007年10月18日20時51分 ウェブ魚拓

草薙氏の依頼に応じた理由を「長男に明確な殺意があったわけではないことを社会に訴え、広汎性発達障害への世間の誤解もなくしたかった」と話しているという。

 これが動機とのことですが、殺意の存否の認定について明らかな越権行為だと思いますし、自分の鑑定書を見せるならともかく、供述調書を見せる理由にはならないのではないでしょうか。

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コメント(7)

報道が正確であるという前提の上での意見ですが、ここまで言っている以上、情報を提供したのは、鑑定医でまず間違いなかろうと思われますので、個人的感想を。

一言で言えば、論外ですね。
精神科を専門とする医師として残念です。

>長男に明確な殺意があったわけではないことを社会に訴え

これは、このケースに限っての意見と見るならば、法廷において行われるべきことであり、モトケン先生が仰るように、まさしく越権行為だと思われます。
社会から誤解を受けていると考え、支援したいと思うなら、法に触れない別の方法を考えるべきであり、鑑定医という立場を利用してはなりません。

>広汎性発達障害への世間の誤解もなくしたかった

これは、このような法に触れる方法ではなく、正々堂々、一般論として啓蒙を考えるべき問題でしょう。
情報を漏らした言い訳にはなりません。

精神医療に対しても、司法に対しても、社会の信頼を失わせる行為であり、理由が善意だったとしても、軽率かつ自己満足的としか思えません。

(在宅起訴でなく)逮捕の是非はわかりませんが、厳しく罰せられるべきと考えます。

…色仕掛けでも金銭でも脅迫でもなかったんですね。<当たり前だっ!

これは・・・記事を読むと問題の鑑定医の内心にそういう自発性があったように感じるんですが、実際は記事にあるような文言で草薙氏が「くすぐり」をして口説き落としたってことじゃないかなあ、なんて読んでしまったんですがどうなんでしょ。

たとえば・・・・論文で発表するとかでしょうか?でもそれすらもいまや本人の同意が必要な時代。

>崎浜医師は公表を認識していたが、具体的な出版方法は聞いていなかった。調書をコピーされたり、写真に撮られたりすることは考えておらず、「本を読んで詳細に引用されているのに驚いた。予想の範囲外だった」と話しているという。草薙氏や出版社にだまされた意識はないという。

だまされた意識はないと本当に言っているとしたら、すいぶんお人好しだなあ…という印象を受けました。
また、

>草薙氏の依頼に応じた理由を「長男に明確な殺意があったわけではないことを社会に訴え、広汎性発達障害への世間の誤解もなくしたかった」と話しているという。

 とのことですが、光市事件の野田正彰鑑定人が週刊ポストのインタビューに応じ、被告人の生育歴などをかなり詳細に語った理由も、さして変わらないものだった気がするのですが、こちらは何も問題にならなかったのでしょうかね?
 あの記事は被告人の父親が読んだら、間違いなく怒るだろうという内容でしたが、インタビューに応じることについて被告人の父親の了解を得ている旨を述べている記述は記事中になかったのですが…

この鑑定医さん、どれくらいの量刑になるんでしょう?
神戸須磨の連続児童殺人事件の調書を盗んだ人は実刑だったと記憶しますが、この人も実刑コースでしょうか?
悪意のあるなしに関わらず少年の個人情報を世間に漏らした罪は相当重いように思うのですが。
少年の更正可能性も確実に減らしたと思いますし。

>6deskさん
法定刑は,六月以下の懲役又は十万円以下の罰金ってことですから,まず罰金の可能性があります。

一方,検察側が,公判請求,つまり法廷での裁判を請求して懲役刑を求刑する場合がありうる。こちらの方が可能性が高いように思います。あくまで雰囲気ですけど。
ただ,前科がなければ,執行猶予は間違いないでしょう。
確かに,少年の更生には悪影響が相当あるでしょうけども。

神戸事件の調書を盗んだ事件は,確か別の事件も起訴されていたかしたんじゃなかろうかと思います。違ったかな。そうでなくとも,そもそも,あの事件は,いわゆる過激派のみなさんがやった事件でした。本件とはちょっとずれるかもしれません。罪名も窃盗です(当時は懲役10年以下のみ)。

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