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元少年側、改めて殺意否定…光市母子殺害・最終弁論(2007年12月4日22時35分 読売新聞)
光市母子殺害:差し戻し審が結審 弁護側は死刑回避求める(毎日新聞 2007年12月4日 21時21分 (最終更新時間 12月4日 21時55分))
光市母子殺害事件差し戻し審結審 弁護団、死刑回避主張(asahi.com 2007年12月04日21時05分)

 かなり不謹慎な言い方ですが、ギャンブルが終わった、というのが正直な感想です。
 起死回生のタッチダウンパスは通ったのでしょうか?
 勝負の結果は、判決は来年4月22日にでます。
 読み上げに約3時間かかった長文の弁論のようですが、詳細を読んでみたい気がします。産経あたりが全文掲載するのではないかと期待しています。
 しかし、ここまで来れば後は判決を待つのみという感じです。
 現時点で弁論に意見を述べても仕方がなさそうです。

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コメント(30)

お疲れ様です。

 光市事件弁護側最終弁論については、P700超の弁論書及び約3時間に及ぶ弁論書ですので、今の段階ではコメントできません。

 「刑事弁護について、言い尽くされている感がありますが、
愚問かもしれませんが、
 ご批判を頂くことを覚悟に、本ブログ上で『自称弁護士』と称された皆様にお尋ねさせてください。」
 よろしくお願いします。

刑事裁判「最善の弁護」とは、

優先順位 
↓\深袖遡魁  僻鏐陲僕益を)------↓
↓秘密保持義務(被告の利益を)   ☆広義の
↓真実義務  (公共の利益)    社会正義
↓ぜ匆饑亀繊  紛控舛亮匆饑亀繊----↑

 注:アバウトに捉えてみました。

(根拠 弁護士職務基本規程
       §5条
        ↓
    解釈適用指針(§82条1項)
        ↓
       §46条 )

 ☆ さて、本題です。

 A:傷害事件致死事件を起こし高齢、障がいあり、情状が認められ、執行猶予期間中。
 B:Aの息子。犯歴なし。年齢35歳。

 Aが再犯(傷害致死)を、執行猶中に犯してしまった。
 Bが、A犯行をしたときに連絡を受け現場に急行3分。

 B(息子)が、私が被害者を殴って、階段から転落して殺してしまいました。
 と、警察、119番に通報しました。(事情は、Aより詳しく 聞いております。)

  警察・検察では、一貫して、Bは私が、殴って殺してしまいました。と主張しています。
 (Bは、Aが高齢で、懲役に耐えられないと判断し、身代わりになることを決めています)

  弁護人に接見して、私(B)が、私がやりました。量刑だけで争ってください。
 と依頼をしました。
  しかし、弁護人はA(親)の言動で、なんとなくA(親)が犯人で あることを判断できる認識です。
 (※被告には、再三に渡り、弁護人は説得をしています。) 
 
  「身代わり出頭」案件です。3分で急行、事情共有し、証拠はABとも存在します。

 1. 被告Bの意向に沿って、意向に合わせて、量刑で判断す  るにのか。
 2. 被告Bの意向に反して真実を追求して、無罪を主張する  のか。

「最善の弁護」とは、どのような判断になるのでしょうか  、教えてください。

毎日と朝日の見出しに違和感を覚えます。
「死刑回避」が被告弁護の主眼なんですかね?
弁護側の言い分は、被疑事実が傷害致死に留まるので、畢竟死刑は有り得ないって話なんじゃありませんでしたっけかね。

>No.2 惰眠 さん

>毎日と朝日の見出しに違和感を覚えます。

 私も同感です。
 微妙な違和感なので本文で書こうかどうか迷った点です。
 回避と言えば回避なのですが、どうもその論理にバイアスを感じてしまいます。

>No.2 惰眠 さん
>No.3 モトケン さん

 中国新聞は、はっきりと「死刑の適否を最大の争点」と書いてました。

 確かに、ある意味、間違いとは言えませんが・・・。 

 でも、「比較的中立で冷静である」と認識されている新聞がこういう表現をすることが、「被告人を死刑判決から何とか逃れさせようと、常識では考えられないストーリーを練り上げて被告人にたたき込んだ」と誤解する人が続出する原因になっていると考えるのは、私だけではないと思います。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200712040278.html

昨夜のNHKニュースも、そんな感じのことを言っていました。
すかさず突っ込んだのでよく覚えています。

No.1 私の質問は、愚問でした。

 申し訳けありませんm(_ _)m

ちなみに、傍聴記録が、

にしてんま傍聴日記にUPされました。

http://fukutomim.iza.ne.jp/blog/entry/413009/

 ちなみに、「新聞」と名乗るマスコミの記事の中で、事実伝達ではなく単なる主観だけの感想文だと感じたのがツカサネット新聞

 執筆者は「小さな出版社の編集長をしている」そうですが、そういう人が怒りと正義感に任せただけで客観性も何もない記事を書くものなんですね。
 「死刑廃止を訴える弁護士たちの政治的な意図の道具」との記述に至っては、何を根拠として断言しているのか首を傾げざるを得ません。

 ちなみに、この執筆者、香川の事件についても記事を書いています

 その記事中では、「松本サリン事件で河野義行さんに謝罪を約束しながら、いまだに、謝罪していないマスコミが山下さんにいかに謝罪するかを見守りたい。」と発言しておりますが、仮に、光市事件の被告人に対して傷害致死罪が適用された判決が下されたとき、この人は、光市事件の被告人にきちんと謝罪できるのでしょうか?
 
 ・・・しかし、編集長なのに、推定無罪という原則や、被告人が事実について検察と争っていることを全く無視して「極刑を求める闘争は、当然」とは・・・。

来年の判決を注目するばかりですが、No.6 でcocoro さんが紹介された、「にしてんま傍聴日記」の弁護側弁論要旨(の要旨?)にある下記の記述が、判決(判決文)にどう影響するのか(どう扱われるのか)に関心があります。
私の理解力不足だとは思いながらも、こういう理屈が通るものなのか疑問に感じます。

『なお上告審の「各犯罪事実を揺るぎなく認めることができる」旨の上記判断は、原判決に対する消極的否定的判断を裏付ける積極的肯定的事由についての判断に過ぎないから、差し戻し審をなんら拘束するものではない。』

>No.8 素人 さん
これは最高裁自身が過去に採用した考えなので言ってる理屈に間違いはありません。

とは言っても差し戻し審で新たな事実が判明しない限り最高裁と同じ判断がされるでしょう。

素人さん

これは、八海事件の最高裁判決の判例の言い回しです。
八海事件は、高裁と最高裁を三度も行き来し、最終的には、無罪になりました。

上級審の破棄判決でのべられたことは、原判決を否定する理由については差し戻し審を拘束するが、原判決を肯定する理由については、差し戻し審に拘束力を持たない、というものです。

つまり、通る理屈かどうか以前に、判例です。

八海事件でも、第二次最高裁判決が原判決を維持した部分も、第三次高裁判決が覆し、それが第三次最高裁判決で維持された、それが上記判例なのです。

10 今枝仁さん

 土本武司教授は、産経新聞の「正論」で「審理すべき範囲は最高裁の判旨が示したところそのままに限定されるべきだ」みたいなことを八海事件について一切言及せずに語っていたのですが、どういう理屈なのか私には分かりません。

 まさか土本先生が八海事件を知らないとは思えないのですが・・・。

>No.10 今枝仁 さん
 本論とは外れますが・・・。

 第二次上告審判決の破棄差戻しを受けた八海事件第三次控訴審は有罪で、それを第三次上告審判決が覆して4人は無罪になっています。

 八海事件は「刑事弁護の技術と倫理」で取り上げられた事件の中で最も印象の強かったのでよく覚えています。

ひらのさん

ご指摘ありがとうございます。
中途半端に説明し、申し訳ありません。

>>11 風の精霊さん
 土本教授は訴因変更命令に形成力は当然あるという立場らしいですから判例など屁とも思わない稀な実務家出身教員なのかも知れません。

ひらの様、今枝様

ご教示いただき、有難うございました。

わざわざ八海事件出すのはどうなんでしょうか?
一方は完全に冤罪事件で光市は少年の殺意の認定のみなんでしょ
次元が違うように感じますし、このコメント欄を利用しての印象操作にしか思えないですね

>No.16 H さん

No.8の素人 さんの書き込みからの流れを読めばなぜ八海事件を引き合いに出しているのか理解できませんか?

まさかこんなことを言う輩がいるとは思いませんでした。

やからとは随分な言い草ですな
完全シロ物とクロの度合いを争うので同じ次元で例にするのは違うんでないかいと思っただけで、そもそも痴漢事件での判例見ると本当に裁判所が疑わしきは罰せずとか推定無罪なんかで裁判をやってるなんて信じるそれこそ輩はいないんですよ、私のような輩にはね。ひらの「様」のように人を見下げることの出来る人には分からないんでしょうな。

どうやら全然理解していないようですね。

 冤罪かどうかという事実認定の次元の話をしているのではなく、八海事件判例が示した破棄判決の拘束力という法解釈の話をしているのです。
 
 従ってこの事件は冤罪ではないという批判は的外れです。そもそもそういう話をしていませんから。

 素人さんはその点が疑問で今枝弁護士がそれに対して回答し、質問した素人さんも納得しているのになぜわざわざHさんが荒れるような書き込みをするのか私には分からないです。

H様

素人さんが提示した疑問の趣旨と今枝先生他の回答の趣旨はお分かりになっていましたか?
お分かりになっていたら,「次元が違う」という言葉は絶対に出てこないと思います。

人を見下げて輩と書いたことに対してコメント無いな
えらい人たちは
普段から人見下げて生きているから輩とか平気で書けるんだよな
まぁ「判例など屁とも思わない」なんて平気で書けるんだからさぞえらいんでしょうな
そんなこと書く人がこういう場で法律を上から目線で語るなんて「私には分からないです」。

 別に私は「えらい」人じゃありません。しがないサラリーマンです。 

 ところで八海事件が引き合いに出された経緯についてはご承知いただけましたか?

いきなり自分のことは「しがないサラリーマン」ですか?????
土本教授を「判例など屁とも思わない稀な」と書き下ろしてですか????判例を屁とも思わない人が30年も検事さん出来るんですか?????????有り得ない事書いておいてかえって開き直るんだね。
人をコメントで輩(=特に、よくない連中。)と特定できる人がですか?????????
八海事件ってのは否認事件、光の方は少なくとも否認事件じゃないですよね。引き合いに出すのは別に良いんですけど、やっぱり次元が違うよね。
えらいしがなにいサラリーマンはずっとずっと人を見下げて生きればよいですな。

H様

冤罪かどうかという事実認定の次元の話をしているのではなく、八海事件判例が示した破棄判決の拘束力という法解釈の話をしているのです。
八海事件ってのは否認事件、光の方は少なくとも否認事件じゃないですよね。引き合いに出すのは別に良いんですけど、やっぱり次元が違うよね。

今議論されていた八海事件の該当判旨は事実を認めているか認めていないかは問題としていません。。
あくまで,最高裁の判示事項のうち,差戻審で争える部分はどこで争えない部分はどこかという問題です。
ですので,事実を認めていようが認めいまいが,差戻しされ手いる限り,妥当する議論です。
ので,次元は全く同じです。

H様は結局ひらの様の何を批判したいのでしょうか。

見下げた発言云々を問題にしているのならエントリずれだと思いますし、以下の発言

>えらいしがなにい(えらいがしがない?)サラリーマンはずっとずっと人を見下げて生きればよいですな。

批判を超えて中傷になっていると思います。

「先に中傷したのは相手だ」とおっしゃりたければその部分は場外乱闘に行ってやってください。投稿マナーに関するスレがありますから。

私は学生です。八海事件云々についてはわかりませんので意見は述べられませんが、「印象操作としか思えない」とまでおっしゃられるなら片言で終わらせず自分の意見を順序立てて述べられたほうが良いと思います。「見下げている」云々の発言はわきにおいて。でないとH様の意見が正しく読み取られないうえに、議論自体が混乱してしまうと思います。

八海事件最高裁判決は、適用範囲(射程)を、犯人性がない無罪事件に限定していません。
ということは、手続きに関する最高裁判例である以上、光市事件にも当然当てはまるのであり、もしあてはまらないというのであれば、逆にその根拠が示される必要があります。
八海事件の判例の存在を認めながら、それが本件に適用されない根拠を述べている法律家は、皆無だと思います。
つまり、引き合いに出したのではなく、判例の適用を指摘、紹介したものであり、前提に誤認があると思います。

八海事件は無罪事件で、本件はそうでないから、適用がない、という意見は、独自の見解、意見としてあってもよいかもしれませんが、事実上、法律上、裁判所が採用し得ない見解というだけのことです。

>八海事件ってのは否認事件、光の方は少なくとも否認事件じゃないですよね。

 光市事件の被告人は、殺意を否定しています。
 つまり、八海事件は全面否認、光市事件は一部否認です。

 本件、弁護側は、最高裁弁論時に「傷害致死にとどまる」旨主張しましたが、最高裁は、「犯罪事実は、各犯行の動機、犯意の生じた時期、態様等も含め、第1、2審判決の認定、説示するとおり揺るぎなく認めることができる」と認定しています。

 この認定を差戻審で争うことができるかできないかは、皆さんご指摘の通り、八海事件第三次最高裁判決から導き出せます。

 すなわち;
 「破棄判決の拘束力は、破棄の直接の理由、すなわち原判決に対する消極的否定的判断についてのみ生ずるものであり、その消極的否定的利断を裏付ける積極的肯定的事由についての判断は、破棄の理由に対しては縁由的な関係に立つにとどまりなんらの拘束力を生ずるものではない」

 そして、「この判旨は、全面否認に限り適用され、一部否認には適用されない」という言及は一切ありませんし、そのように解釈すべき合理的理由もありませんから、今枝弁護士が仰る通り、「八海事件最高裁判決は、適用範囲(射程)を、犯人性がない無罪事件に限定していません。」といえます。

 よって、本件で差戻審が拘束されるのは、広島高裁の「無期懲役」という判決に対する消極的、否定的判断のみであり、積極的、肯定的判断には拘束力は及びません。

 〜以下、以前の書き込みをコピー〜

 素人の私の解釈が正しいのかどうか自信はありませんが、光市事件において差戻審が拘束されるのは、最高裁の「高裁は、被告人に対する量刑に当たって考慮すべき事実の評価を誤った」という消極的否定的判断であり、その「高裁は事実評価を誤った」との結論に至るまでの積極的肯定的判断、具体的には、最高裁判決文の第3頁〜第4頁で説示された通りに認定された動機及び犯行態様には拘束されない、ということになろうかと思います。

 ですから、最高裁が事実として認定した動機及び犯行態様を、今回の差戻控訴審において「事実ではない」と争うのは自由、ということになります。

ちなみに、橋下弁護士の答弁書でも、光市事件に八海事件判例の適用があることを肯定した上で、「でも素人はそんなこと知らないんだから、事実誤認を争うのは不当と考えたとしても落ち度無い」旨主張します。
仮にそうであっても、素人でない橋下弁護士がミスリードする理由にならないとは思いますが。

事実は争えるにしても、挙証責任はどちらにあるのかと言えば、被告側にあるように思える。

つまり、

最高裁の「犯罪事実は、各犯行の動機、犯意の生じた時期、態様等も含め、第1、2審判決の認定、説示するとおり揺るぎなく認めることができる」という認定

を、被告側が覆さないと、そのまま、殺人→死刑という構図が出てくるように思える。

本来、検察側が立証すべき殺人については、最高裁の判決までに出された証拠、主張で、立証は十分なされ、最高裁も殺人と認定している。

してみると、従前に出された証拠、主張のみでは、殺人罪を覆すのは無理と思える。

だから、今回、主張と証拠を新たにそろえたと理解している。

私見をいうと、最高裁で殺意を否定しても、それでは、被害者が死んだ後、陵辱を加えたり、遺体を押入れに隠したりした行為との整合性がとれない。さすれば、殺意がなかったということとの整合性を取るために、魔界転生、ドラえもんの話をもちだしたのではなかろうか。そういった点では弁護側の活動は、最高裁判決を十分吟味検討した上の合理的なものと思う。惜しむらくは証拠が不十分に思えることだ。証人ではなく、弁護側の鑑定書では、公平、中立性の上で説得力に欠けるように思える。

あらためて弁論要旨を読んで思ったこと・・・

「財布窃盗の故意の不存在」が全体の信憑性を著しく落としている印象が残りました。
弁論として「強姦の計画性」「殺意」などを否定することは理解できますが、それと比較して軽い窃盗罪をも納得しがたい理由により否定することが意味があったのでしょうか。
→被告人がそう言っているから仕方ないとは思いますが・・・

「パニックになっていた」ということを強調するためでしょうか。

※だからといって、「強姦の計画性の不存在」「殺意の不存在」が納得できるものではありませんが。

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