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 関西の保護観察官からこんなセリフが聞こえてきそうな記事です。

更生保護、観察官の「直接処遇」を強化へ 法務省(asahi.com 2008年01月22日16時57分)

 刑務所を仮釈放されたり、少年院を仮退院したりした人の更生保護のあり方の見直しを進めている法務省は、凶悪事件を中心に、公務員である保護観察官が保護観察の対象者とじかに接する「直接処遇」の強化に乗り出す。処遇がボランティアの保護司に頼り切りになっている現状を改め、これまで以上にしっかりと再犯を防ぐのがねらい。保護司の負担を減らすための拠点づくりも進める。

 取材した結果を羅列しただけのような記事で、問題意識があるんだかないんだかよくわからない記事です。

 更生保護のあり方を検討した有識者会議が現状を批判する、つまり問題点を指摘するのはけっこうなことですが

 保護観察の対象者は06年の数字で年間約7万人。現場で実務を担当している保護観察官は650人ほどで、1人で100人以上を担当する計算だ。
そのため、全国で計72人の保護観察官を直接処遇の担当にあてる。

 年間約7万人の保護観察対象者に対して、650人とか72人とか言っていったい何がどうなる、何をどうするつもりなのか、この記事からは全く見えてきません。

 まったく話にならない程度に人手が決定的に不足している現実があるにもかかわらず、有識者会議は保護観察官に対する批判しか提言してないのでしょうか?

 もうちょっとまともな対策があるのかないのかどうなんでしょう?

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コメント(9)

>更生保護のあり方を検討した有識者会議

ほんとうに有識者なのでしょうか。
有職者の誤植じゃないでしょうね、単におれホームレスじゃないよっていう程度の(笑)。

>ほんとうに有識者なのでしょうか。

「保護観察官」という言葉を知っているという程度の意味なんでしょう。

構成メンバーが誰なのか非常に興味があります。

見つけました。
僕にはメンバーを論評する知識はありません。 
そのままのせておきます。

更生保護のあり方を考える有識者会議
http://web.moj.go.jp/KANBOU/KOUSEIHOGO/index.html

2  構成メンバー
座  長 野沢太三
(社団法人日中科学技術文化センター会長・元法務大臣)
座長代理 金平輝子
(日本司法支援センター理事長・日本更生保護女性連盟会長・元東京都副知事)
委  員 清原慶子(三鷹市長)
      佐伯仁志(東京大学法学部教授)
      佐藤英彦(前警察庁長官)
      瀬川 晃(同志社大学法学部教授)
      田中直毅(21世紀政策研究所理事長)
      堀野 紀(弁護士)
      本江威憙(公証人・元最高検察庁公判部長)
      桝井成夫(前読売新聞東京本社論説委員)
                        (敬称略,委員は五十音順)

No.4 たこやきいもさん
ありがとうございます。

まぁ,アレですね。
現場を知らない人たちのオンパレードという趣ですね。
特に上から二人目の人の使えなさは彼女が理事長を務める組織内で
は有名ですから。

ぷり(駆け出し弁護士)さん ありがとうございます。
  てか、 やっぱりー♪

僕ら医者の世界でも、現場を知らない人にいろいろ決められて、つらい思いをしていますが、この分野もやっぱりそうなのですね。
  厚生労働省だけな訳、 ないかぁ。

・・もしかして、日本全部がこうなのか!

♪あーあ、 しあわせのー 現場よー どこへ〜
 おまえは〜 どこへ〜 飛ーんで行く〜 ♪

いくらなんでもそれぐらい分かっているでしょう。
たぶん、全部を直接指導という意味ではなく、その中でも選りすぐり(どういう意味?)ぐらい直接担当せいよ(少しは汗を流せ)、という意味ではないの?
甘い?

確かに今現在保護観察官の活動がいまいち見えにくいという問題はあるにはあります。

でも,それは保護観察官と保護司の連携をもっと深めるとか,調査官,弁護士あるいは検察官と保護観察官がもっと連携して行くとかで対応すべき問題だと思うのですよ。

そういう事を吹っ飛ばしていきなりあーゆー提言は・・・・

できたらやってる,ちゅうに。

構成メンバーが現場を知らない人たちのオンパレード。しかし、もしかしたら、事務局に現場を知っている人が入っていて、実際的な案が作成されているのかもしれない。

報道する記者は、全く分かっていないんだろう。特定の聞いたことだけを記事にして、その背景や現状、問題点等を深く掘り下げる努力はしない。

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