エントリ

法廷で刑務官殴った被告、懲役4年6カ月の実刑判決(asahi.com 2008年01月24日19時04分)

 まあ、どうしようもない被告人ですけど、このニュースで目を引いたのは裁判官の言葉です。

 判決後、横田裁判官は「腹が立っても、家族の顔を思い出すなどして踏みとどまるように。暴力ざたはこれを最後にしてほしい」と諭した。

 踏みとどまることができる被告人ならいいんですが、この被告人は全く踏みとどまれない御仁とお見受けします。

 法廷という場所は、どんな犯罪者にとっても最も自制が働く場所のはずです。

 かなり昔に聞いた話ですので不正確ですが、

 巷を歩いている暴力団は虎だが、警察に捕まると山猫か野良猫程度になる。それが検事の前では猫になり、法廷では借りてきた猫になる。

 というたとえ話があります。
 なぜそうなるかは、それぞれの立場の違い、つまり権力の大きさを考えていただければお分かりかと思います。

 ところが、この被告人は裁判官の前でも遠慮することを知りません、というかできません。
 はっきり言って、高いところから何を言っても無駄という感じです。

 報道からは法廷の空気までは読めませんので、裁判官に失礼なエントリになったかも知れませんが、私も遠慮なしに言えば、もうちょっと気の利いたことが言えんのかな、というのが第一印象でした。

 しかし、空気次第では、このようなありきたりの説諭(重ね重ね失礼)が被告人の心の琴線に触れる場合もありますので、私の第一印象は当てになりません。

 犯罪者に接する法曹というのは、犯罪者の更生に絶望してはいけないと考えていますので(たとえ死刑囚であっても)、機会をとらえて更生を願い、信じる言葉をかけることは大事なことだと思います。

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