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三田さんの次男に実刑 東京地裁「自身の力で乗り越えて」(asahi.com 2008年01月28日17時23分)

 女優の三田佳子さんの次男で、昨年11月に都内で覚せい剤を使用したとして覚せい剤取締法違反の罪に問われた高橋祐也被告(28)に、東京地裁(秋葉康弘裁判官)は28日、「覚せい剤への依存傾向はかなり根深く、再犯も懸念される」などとして、懲役1年6カ月(求刑懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

 覚せい剤事犯の判決としては何の変哲もない事案ですが、被告人が有名女優の息子ということでニュースバリューがあるようですが、覚せい剤使用に対する警鐘という意味で報道の価値はあると思います。

 ところで、

 弁護人は即日控訴の手続きを取った。

 ということなんですが、弁護人の一存で控訴するような事件ではありませんので、被告人本人かその家族が弁護士に控訴手続を依頼したものと思われます。

 理由としては量刑不当、つまり懲役1年6か月の判決は重すぎるという理由しか思い浮かびませんが、控訴審でまけてもらえるとは思えない量刑です。まして執行猶予付き判決など期待するほうが○○という感じの事件なんですが、いったい誰がなんのために控訴を考えたのだろうか、?です。

追記
高橋祐也被告、実刑判決も治療を理由に600万円で即日保釈(SANSPO.COM)

 傍聴席で判決を見守った被告の父で元NHKディレクターの高橋康夫氏(66)は、この日夜、マスコミ各社にファクスを送り、「担当医からすぐに服役することは治療上好ましくなく、しばらく治療の継続が必要だと強く指導された。入院させるためのやむを得ない申し立てだった」などと説明。祐也被告は保釈後、都内近郊の病院に直行した。

 こういうことのようですが、入院治療の具体的な内容はどういうものなんでしょう?
 一般論でけっこうですから、ご存知の医師の方のコメント希望です m(_ _)m

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執行猶予とか懲役の意味は? - 執行猶予 意味 (2008年2月 2日 12:02)

三田佳子さん二男に実刑判決まして執行猶予付き判決など期待するほうが○○という感じの事件なんですが、いったい誰がなんのために控訴を考えたのだろうか、?です... 続きを読む

コメント(23)

最近では、1年8月や1年10月を食らうことも、珍しくないんですがねぇ。

 2001年(2回目)のときは懲役2年執行猶予5年のようですね。前回は執行猶予付きとはいえ、再犯でも刑期が短くなるものなんですね。

 「獄窓記」を書いた元国会議員の山本譲司さんは、入獄する準備の時間を稼ぐために控訴したのだそうです。短い間とはいえ、収監されてしまうと、身の回りの整理ができないからです。彼には妻子がありましたし、国会議員ですから雇っていたスタッフの始末も、事務所などの整理もあって、他人ではできなかった。
 だから、準備が整った段階で、控訴は取り下げました。そういうことって珍しくないんじゃないですか?>モトケンさん

 1年6月というのは、一番短い刑期のように思われます。実刑は避けがたいはずですが、控訴などすれば、未決通算もわずかにしか(実際に勾留された期間の3分の1ぐらいでしょうか)参入されず、仮釈放の期間も短くなるはずですが、よっぽど刑務所が嫌なようですね。
 未決通算に関しては、保釈で無関係なのかもしれませんが、解決がいたずらに長引くだけと思えます。
 よほどお金に余裕でもあるのか、弁護士さんからみれば、極上のカモ、カネヅルなのかと勘ぐりたくもなります。事情を見たところ、地獄の沙汰も金次第というわけには、いきそうにない気がしますが。

今日は東京地裁で午前・午後と傍聴したので途中で松本楼に食事に往きました。

裏側から出たらあの狭い歩道を報道が山になっていましたが、あれがそうだったのでしょうね。

正直な話がそれほどのニュースなのか?と思いますわ。

1 本気で量刑不当だと思っている。
2 もう少し反省を深める期間を長くするためあえて控訴(ものすごくうまくいけば判決後の情状で短くなるかも)
もしかしたら環境調整が中途なのかもしれません
3 本気で控訴するかは不明だが、とりあえず控訴しておいた


さて、どれだ?

>No.6 ぷり(駆け出し弁護士)さん
3 に100マッカ。
っていうか、この被告人累犯(前刑から7年?)じゃないですか。
薬物事犯の厳罰化傾向がある中で、累犯者で1年半は平均以下じゃないでしょうか。
年齢(28歳)と両親の監護による更正可能性が考慮されたんですかね。
でも控訴したら下手すれば2〜3ヶ月増えるかも知れませんね(未決分)。

私が経験した、変わった控訴理由。

1.年末
正月を刑務所で過ごしたくない→正月あけに取り下げ

2.労働回避
控訴・上告して、未決勾留日数の算入をできるだけ多く獲り、懲役刑に服する期間を短くする
(逮捕勾留〜満期釈放までのトータル拘束期間はむしろ長くなる)

3.金策
懲役刑には執行猶予が付いたが、併科の罰金は支払わねばならなかった。刑が確定して払わなければ労役場留置となるため、確定を阻止しておいて金策に走った。

No.7
 えーっと、法律上「累犯」は、前刑の執行終了(又は刑の執行の免除)から5年以内に再犯した場合(実行の着手で良い)です。
 前刑は執行猶予ですから期間満了時点で法律上前科は消滅し、「執行終了」に当たらず、その「累犯」にはなりません。
 しかし事実として3回目であり常習犯とは言える(事実上の累犯)。

>No.3 Inoueさん

>だから、準備が整った段階で、控訴は取り下げました。そういうことって珍しくないんじゃないですか?>モトケンさん

 珍しくないですけど、本件ではそんな準備はとっくに終わっててしかるべきだと思いますが。

本人及びご両親のコメントを読んだのですが、
量刑に不服はなさそうな内容でした。
ただ、しばらく入院治療(多分依存症の治療だと思われます)
が必要と医師に言われたので、
弁護士に手続きをとってもらっているとのことなのですが、
控訴がその手続きなんでしょうか?
そんな理由は有りなんですか?

>No.11 四不像さん

>そんな理由は有りなんですか?

 ありでしょうね。
 どんな有罪判決にも、控訴はできますから。

 関係報道を追記しました。
 

No.11 四不像さん

珍しくはないですね。
控訴審でどういう組み立てをしてくるかはわかりませんが,考えられるのは
入院治療→薬物への依存度が減少→更生可能性の増進→判決後の情状として酌量を求める

控訴審での弁護活動としてはよくあることです。
どこまで減刑に結びつくかは微妙ですが。

ただ,治療が成功すれば,結果的に本人が更生することにつながるので,その点で意味があると思います。

ここで,「裁判しなくても治療くらいできるだろ。」という声が聞こえてきそうですが,本人の治療→更生に弁護士という監督者が必要なので,裁判を行う必要があります。
控訴しなければ,「あとは治療しといてねー」→「治療が中途半端に終わって元の木阿弥」となるのは目に見えている被告人ですから。

>No.9 psq法曹さん
そーでした。
失念してました。
この場合常習者というべきですね。
ありがとうございます。

ところで、被告人は入院治療するとのことですが、覚せい剤は精神依存性が極めて強く、短期間の治療ではほとんど効果がないと思うんですよね。
それこそ10年間かけて普通の生活を送れるようになった元常習者が、たった一回の再使用で以前よりも深刻な依存状態に陥ってしまうことも珍しくありません。

No.14 感熱紙(刑)さん

弁護側としては「治療が有効であることを見込める。」程度に治療が進めばいいと考えていると思います。

数ヶ月やそこらで薬物依存を治療できる医者がいれば,私はそのお医者さんに一生ついていきます(笑)

>>No.12 モトケン先生
>どんな有罪判決にも、控訴はできますから。
>関係報道を追記しました。

有罪判決が司法の裁量判断であり、被告人の薬物中毒を治してやりたいと世界中で誰よりも強く望んでいる親がいて、医師が疾病の治療上患者と家族の治療意欲が最も決め手となる薬物中毒症を治療するに当って収監より治療が優先するという裁量判断(診断)を行った。それをうけて弁護士が直近の収監を防ぐために控訴手続きをとった。

へぼのやぶ(笑)医者としては、このような状況解釈を試みてみまつた。

遅くなりましたが、モトケンさん 及びぷり(駆け出し弁護士)さん
ありがとうございました。
刑務所に入って(もしくは出所して)からの治療はできないものなのか とも思いますが、まあこれ以上深くつっこまないことにします。

No.17 四不像さん

刑務所に入って(もしくは出所して)からの治療はできないものなのか 
刑務所内で治療プログラムはあるそうですが,効果のほうはよくわかりません。 出所してから治療・・・・・・・・そんなことができる人ならこんなことにはなっていません。 「鉄は熱いうちに打て」という言葉もありますし。

>No.18 ぷり(駆け出し弁護士)さん
>「鉄は熱いうちに打て」という言葉もありますし。
三回目の逮捕で、医師に「服役は好ましくない」などと言われる状況では、もう早いも遅いも関係ありません。
今の彼に必要なのは、「覚せい剤を絶対に入手出来ない環境」と「家族の愛情」が出来る限り長期間維持出来る環境です。
できれば、10年単位で維持出来るのがベスト。
とりあえず絶対覚せい剤が入手出来ず、規則正しい生活を送ることの出来る刑務所で体をつくり、その後娑婆の空気になれる前に、北海道の牧場とか、沖縄の離島とかそういった物理的に外部との接触が困難な所へ家族揃って移住するのが効果的だと思います。

>No.19

う〜む。感熱紙せんぱいのほうが、うわ手のようでござりますな(笑)

No.20訂正(毎度毎度すみま笑)

感熱紙せんぱいの診立てのほうが、へぼやぶ医者よりうわ手のようでござりますな(笑)

>No.21 ぼつでおk(医)先生
過剰な評価をいただき恐縮です。
正直なところ、この被告人の場合、執行猶予の獲得は難しいのですから、下手に裁判を長引かせるよりも、一日も早く刑期を終え自身の再生(更正ではなく)に注力した方が良いと思います。
今回の控訴が彼と、彼の家族の未来に暗い影を落とさないことを祈るばかりです。

 私が取り調べた覚せい剤常習者の多くは、逮捕直後はかなりひどい顔をしていますが、逮捕・勾留されてから1〜2か月しますと(つまり第1回公判のころ)、顔色も顔つきもよくなり、体重も増えてかなり健康的な感じになります。特に覚せい剤依存症の治療をしなくてもです。

 そういう例と比較しますと、現時点でなお入院治療の必要性があるというのはかなり重度の依存症である、つまり相当派手に使っていたのではないかと思えてしまいます。

参考サイト
[ 赤城高原ホスピタル ]

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