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リンク先の判決文、興味深く読みました。
妥当な事実認定だろうなと感じるとともに、報道された内容に微妙なずれがあることを感じ、ヤレヤレという気分にもなりました。

しかしこれ、検察は控訴審で危険運転致死傷罪の成立を認めさせられますかね。
非常に見通しは暗いんじゃないかなあ。

ご紹介の判決全文PDFで拝読致しました。
結果として、今の私には異論の余地を見つけることができませんでした。

余談ですが、この裁判長が高知白バイ隊員死亡事故裁判を裁いてくれたらあのように紛糾しないのではないかという「たられば」の感想も抱きました。

「こりゃ〜、検察が二審でひっくり返すのは厳しいなぁ」
これが判決文を読んだ素直な感想です。

『第3 危険運転致死傷罪の成否についての当裁判所の判断 1 総論』の冒頭において、刑法208条の2第1項の適用解釈は印象的です。裁判官は同項前段での「飲酒・薬物での正常な運転が困難な場合」のみを検討しています。このブログでも「前段後段の合わせ技適用論」が見受けられましたが、こうした合わせ技については全く検討さておらず、前段と後段で別の犯罪とする「春霞説」で貫かれています。検察官も同じ法解釈で起訴したようです。

あと、『6』での事故直後の呼気検査や現場検証で、丑警察官が酒気帯び運転と判断して鑑識カードを作成したくだりも印象的です。これでは酒酔い酩酊状態と認定するには無理があると感じます。

マスコミは3人の幼児の死という、悲惨な結果だけ見てバイアスの係った報道していたようです。報道記事では取り上げられなかった事実を、裁判では丁寧に検討している(当然のことですが)ことに、安堵を覚えました。

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