エントリ

ろーやーずくらぶ経由東京新聞の社説です。
日弁連新会長 改革後退は許されない
 
 以前は東京新聞の特報をかなり高く評価していたときもあるんですが、この社説を見るとあまり読み気が起きなくなりました。

 いろいろ無知、無理解、誤解がありますが、極めつけはろーやずくらぶのエントリタイトルにもなっている

「生存競争が激化し、人権擁護に目が届かなくなる」−こんな声も聞こえるが、余裕があるからするのでは人権活動と呼ぶには値しない。

 この部分でしょうね。

 この社説を書いた人間に「人権活動」の定義を聞いてみたい。
 何かの修行みたいなものと勘違いしてないかな。
 じゃあ、あんた何か人権活動してんの?

参考ブログエントリ
小倉弁護士のla_causette
 東京新聞の論説委員は、自らの号令によって、どれだけの数の弁護士が、人権活動のために人生を捧げると予想しているのでしょうか。

PINE’s page
すごいね、東京新聞も頑張るね。

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コメント(32)

確かに「お前に言われたかない」と言いたくなる文章ですね。
ただ他の部分はどうでしょう?
地方で弁護士の数は足りているのでしょうか(単に配置が悪いだけ?)。裁判官や検察官は足りているのでしょうか(これは政治家や役人が考えることで弁護士に質問することではないかも知れません)。
お怒りになる気持ちはわかりますが、門外漢から見ると筆がすべったという印象です。他の部分は社説として問題視するような内容ではないと思いますがいかがでしょうか。

>Toshiさん

 弁護士の人権活動というのは、主として社会的弱者に対する法的支援だと考えています。
 そして、社会的弱者というのは経済的弱者とほぼ重なります。
 つまり人権活動はただ働きになるリスクを負っている場合が多いのです。
 弁護士の人権活動の充実は経営基盤の安定を前提にするといっても過言ではないと思います。

 また弁護士大幅増員に対する反対の理由の大きなものとして、弁護士の質の維持があります。

 なお、地方の弁護士不足の問題ですが、人数的にはそれほど増やさなくても計算上は対応可能だと思いますが、頭数を増やしただけでは地方の弁護士不足の解消に繋がらないという問題もあります。

 環境整備をしないままに弁護士を増やすと、質の偏在が生じる心配を感じます。

連投失礼します。
上記の様に書いたのは、どうしても弁護士の方々の怒りが理解できなかったからです。安易な一般化は危険かもしれませんが私のような(普段法律を縁遠く感じていて重大な事故や事件のときだけ判決に釘付けになる素人)人たちは、この社説に案外深く同意するのではと思ったからです。

>上記の様に書いたのは、どうしても弁護士の方々の怒りが理解できなかったからです。

 ちょっとうまく説明できないんですけど
 この社説は、弁護士を人間として見下しているように読めます。
 小市民的利己主義者め、と言わんばかりです。

 その一方で人権活動を自分勝手な思い込みで美化して弁護士に清貧を求めているようです。

 つまるところ、現状認識をしようともせずに自分を高みにおいて感情論をぶちまけているだけ、という感じです。

 思いつくままに書いているみたいで一貫性が感じられません。

モトケンさんがこの社説に感じているものはおそらく、
多くの医者が2000年頃からの新聞の論説に感じているものと同質なもの。

>No.5 立木 志摩夫さん

 そのとおりだと思います。
 医療側からこのようなコメントがあるであろうことをほぼ確実なものとして予見しておりました(^^;

>No.3 Toshiさん

私も門外漢ですが、この記事には共感しません。
「法テラス・国選弁護報酬アップ」の方が最優先されるべき話に見えます。人数増やしても生活できないのであれば、従事したいなんて人が出てくる訳ないですし、「私選」「国選」での報酬相違により、弁護活動モチベーションが変わってしまうほうが問題だと思います。

また、このような状態で増やせば、弁護士の「質」に危惧を抱きたくなります。

「人」が、聖人や神様じゃない「人」に自己犠牲を強要しているようにみえるのも、記事全体の違和感に繋がっています。


「弁護士資格を得たら、必ず弁護士として暮らしていけるよう参入規制すべきだ」とも聞こえる増員反対論に共感する一般国民は少ないだろう。

これには何か根拠があるのでしょうか?(アンケート結果?)

お金をかければかけるほど充実した弁護ができる、とは思いませんが、もっとお金があればもっと充実した弁護がしてあげられるのに…という場面もあるのではないかという気がします。

>モトケン様
言われてみると
”「安定した生活をしたい」という多くの弁護士の本音が噴出したようだ
”要するに都会で恵まれた生活ができる仕事が減った
と軽べつするような文章があります。
今回初めて気がついたのですが、私はどうも弁護士というのはパリッとしたスーツを着た知的エリート(金持ち)というイメージを持っていたようです。漫画やドラマ等の影響でしょうか、このブログを読み始めて随分たちますがいや先入観というのは恐ろしい。この社説の筆者もそんなイメージを持っているのではないでしょうか。
過去、医師にもそういったイメージがあったように思います。

No.7の追記です。

但し、一般人の理解度からいったら、『一般的に難関と思われている司法試験を通ってきた弁護士達は、増やすと「権威」が落ちるため反対している』との邪推はありえますね。

>No.8
自己レス
語弊がありそうなので、補足させて頂きます。
No.8は、弁護人が手弁当で弁護する場合を前提にしています。

この社会は一部の個人の使命感・職業倫理に甘えていることで成り立っているのですか?恐ろしい話ですね。この社説を書いた人は自分を「安全地帯」において発言するという、典型的な「マスコミ病」にかかっているとしか思えません。「お前ら、文句言わずに働け!」って言っているだけ、ということに気がついていないようですね。

「自分が嫌な事を人に強制するな!」という人として基本中の基本すらわきまえてない糞が多いですねえマスゴミって。まあ弁護士にも、おのれは東京のど真ん中に事務所構えてるクセして、医師の僻地勤務強制を叫ぶ輩がいますが…w。

No.1 Toshiさん

地方で弁護士の数は足りているのでしょうか
私はいわゆる都会から地方に出た口ですが, 「増えて都会で食えなくなっから行く。」という議論は,地方と地方に行く弁護士を心の底から馬鹿にした議論だと思います。

なぜ,地方に弁護士が行かなかったのか,そしてなぜ最近地方に行く弁護士が増えたのか,マスコミには真剣に考えていただきたいと思います。

東京新聞様

国民待望の司法改革
弁護士が身近になることを期待する国民

私は待望してません。
身近になることを期待してる知人もいません。
裁判員制度のことなら反対です。
司法改革というのが、激務と仄聞する検事や裁判官の仕事量を適正にするということなら賛成ですが、どうも記事のニュアンスは違うようですし、勝手に括らないで下さい。


弁護士増員は司法改革の要であり、職域拡大は自らの努力と才覚にもかかっている

食うために救急車の後ろを追っかけろってことですか?
本気で勘弁して下さい。


「安定した生活をしたい」
「生存競争が激化し、人権擁護に目が届かなくなる」

昔から言いますよね、衣食足りて礼節を知るとか、貧すれば鈍するとか。
つまり、これは当たり前のことで、何でも食えてからの話です。
人間は神様じゃないので、医師だろうと弁護士だろうと、凄く苦労して勉強した結果が、生活が苦しい職業では、更にボランティア(乃至、それ程に報酬の低い仕事)までしようって気にはならないのが普通でしょう。
新聞記者なら、それが出来るというなら尊敬しますが、私には出来ません。
だから弁護士の方々にも、そんな無茶を要求するつもりはありません。


増員に急ブレーキをかけるなら、弁護士会の信頼は失墜し、司法改革が頓挫しかねない。それは国民にとって不幸であり、避けなければならない。

こんな社説書いてるようじゃ、東京新聞の信頼の方が失墜すると思いますが。
少なくとも、司法改革とやらが頓挫しても、私はちっとも不幸じゃありません。勿論、弁護士会への信頼が失墜したりもしません。当然だろうなーと思うだけです。

No.15 猫医者さま
>新聞記者なら、それが出来るというなら尊敬しますが、私には出来ません。
「再販制度」や「記者クラブ」といった規制に守られている彼らにそんな事ができる、とは私は思いません。

東京新聞の社説は「医は仁術」の幼稚なバリエーションですね。

要するに、彼らは「美談」が聞きたいだけなんですよ。
生活苦にもめげず、自らを(あるいは妻子の生活すらも)犠牲にして、社会的に弱いもののためにご奉仕する「美しい人の話」に感動し陶酔したい。ただそれだけ。

同じ文章に、「記者」「新聞社」「入社試験」などの単語を代入してみた場合に、その文章の「ご立派な精神性」が机上の空論ではなく社説として世に問う意味あるものになるのか、身近にいる具体的な同僚・後輩・同業他社記者の顔を思い浮かべながら検討してみたら宜しいのではないかと思います。

・・・食うや食わずでも社会的弱者のためにペンを握り不正を糾弾し続ける記者。ああ、なんて胸打つ姿だろう。子供の給食費すら払えなくなっても、修学旅行代の積み立てもできなくなっても「社会正義のため」と、子供に歯を食いしばることを強要し自らの信ずる「人権」のためにまい進なさるのでありましょう。
やがて一家が餓死するとしても、その死すらも美しい。キグチコヘイに匹敵します。「トウキョウシンブンキシャハ シンデモ ペンヲ ハナシマセンデシタ」。紅涙を誘いますね(笑)。

イヤミは兎も角として、誰かの「善意」に寄りかかることでしか機能しないシステムなど、欠陥もいいところです。「業」として成り立たない(=生活が成り立たない)ところに、人は集まらない。
その単純明快な事実を、この論説委員はどうして理解できないのか、ものすごーーく不思議です。

PINEさんのブログ紹介を追記しました。

仕事にありつけない弁護士が増えれば(現にそうです)、
従来、あまりお金にならない事件も引き受け手が増えます。
(なるべく手をかけずにやれば、そこそこの収益があるかもしれません)

でも、まったくお金にならない仕事を引き受ける余裕は、無くなります。
従来よりも引き受け手は確実に減ります。

>No.17 惰眠さん

全くもって、納得、同感、同意!

・・・食うや食わずでも社会的弱者のためにペンを握り不正を糾弾し続ける記者。ああ、なんて胸打つ姿だろう。子供の給食費すら払えなくなっても、修学旅行代の積み立てもできなくなっても「社会正義のため」と、子供に歯を食いしばることを強要し自らの信ずる「人権」のためにまい進なさるのでありましょう。 やがて一家が餓死するとしても、その死すらも美しい。キグチコヘイに匹敵します。「トウキョウシンブンキシャハ シンデモ ペンヲ ハナシマセンデシタ」。紅涙を誘いますね(笑)。

いつもながら見識の高さを滲ませる、秀逸なウィットの利いた文才には脱帽です。
明日からどこかの新聞社説を代わりに書きませんか?

私も底抜けに同感(笑)。
大体弁護士の仕事は全ての訴訟の中に依頼者の人権の正当性を主張するというものであって、職業そのものが常に人権だけを扱う仕事である。人権派弁護士など、例によって勉強不足のマスゴミが作り出したデタラメ日本語にすぎない。
そのデタラメを基にして弁護士の仕事を論じようなど、いかにも愚か者の言いそうなことで実に笑止千万である。
駄文を垂れ流すことしかできない三流新聞社記者など、おととい来るべきでつな(爆)。

いかんいかん、持病の発作が出ちまったようでつ(キッキモイ病だったかな)爆

>>No.21アンカー付け忘れました。
>>No.17 惰眠さん
>>No.20 法務業の末席さん
に底抜け同感,のコメントです。

「新聞社の論説委員複数が同じようなことを言う時、後ろに財界の影が見える」というのは私の業界では定説になりつつあります。
さて、弁護士増員は財界にとってどんなプラスがあるのでしょうか?基本的なところですが、何が考えられるのでしょうか?それとも財界の意向とは無関係なんでしょうか?

No.23 元ライダー(開医)さん

「件数・業務量は多いけど、内容としては比較的定型的な法律業務」に、弁護士を安く使いたいというのはあると思います。

増員論者の筆頭がオリックスの宮内氏ですから、弁護士を鵜飼いの鵜の如く使い倒して、債権回収の効率を上げたかったのではないかと・・・・。

モトケンさん、私の品が無いブログを紹介していただき、どうもです。
落合弁護士のブログは冷静かつ的確な分析がされています。

私は、Toshiさんのような方に、「もっともだ。」と思われるのなら、仕方ないと思うんです。
でも、新聞社に言われると、無性に腹が立つのです。
『「高み」にいるのは、どっちじゃい!』と思うわけです。

弁護士は、弁護士であり続けるために、毎月5〜10万円程度の弁護士会費を支払う必要があります(地方に行くと会員が少ないので会費が高くなる傾向があります。)。
弁護士会は強制加入であり、会費滞納は懲戒事由です。
どうしても、売り上げをあげなくては、資格の維持すらできないのです。

No.24の(ただいま謹慎中)さん、
>「件数・業務量は多いけど、内容としては比較的定型的な法律業務」に、弁護士を安く使いたいというのはあると思います。

こういう仕事は、最近は従業員にやらせてしまう企業が多いです。
消費者金融やクレジット会社が原告となる裁判も、簡易裁判所であれば営業所長や従業員が出廷していますし、強制執行なども従業員がやっています。
私に債権回収をよく依頼してきた会社は、債権をサービサー(債権回収会社)に売るようにしたため、依頼が全くなくなりました。

すべてとは思いませんが、一部に、次の記事の問題性に通底した部分も少なからず存在するような気がします。精神科医という職業と個人的な問題の兼ね合いあたり、違和感を覚える人が大半のような気がしますし、問題性が鮮明に浮き彫りになったように感じました。
 精神科医ということは、専門家で心のお医者さんみたいですが、すでに病的状態にあるような。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/123053

 日本的には、「衣食足りて礼節を知る」というようですが、原典ではないかと思われる中国の菅仲の言葉は、「倉廩実ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る」となっており、後者がはるかに現実的なように感じます。
 もともと弁護士というのは、中世ヨーロッパの貴族というか有力者の価値観と言うのかスタイルから始ったと本で読んだことがあります。いってみれば、絵本か童話の世界が比較的長く続き、そこから抜け出せない意識改革の出来ない人も少なくないのかもしれません。
 おなじ、中世ヨーロッパのマキャベリの「君主論」には、その戒めのようなことも書いてありましたが。
 また、貴族道徳と批判されるニーチェは、次のように著作に書いています。全然有名ではないと思いますが。
 「あなたがたは、あなた方の子どもたちの国を愛さなければならない。あなた方の子どもたちへの愛、これをあなた方の貴族の資格とするがいい。わたしは、あなた方の帆に命ずる、その国を探せ、探せと!」
 なんか橋下知事の所信表明のようなものに通じる点を感じますが、ご存知なのかどうか。ニーチェなど口にすれば、変人扱いされるのがオチかもしれませんが。それだけ不都合でもあったようですが、ヨーロッパは、のちにナチスの台頭などで、大きな代償を払うことになったという世界史的な、流れもあるようで。ニーチェは死後に都合よく利用されたと言われていますが。
 自己満足型利己主義者、貴族的病人の弊害は除去してもらいたいものです。

いままで、でていない方向からの意見として、紹介します。

 いままでの弁護士の公益活動に対する評価、当事者の意見だから正しくないとの評価方法等、私の意見と一致しない部分も多いですが、共感するところもあります。

弁護士独立開業マーケティング
http://bengoshidokuritsu.sblo.jp/

No.28 L.A.LAWさん
私も前から読んでいます。
 確かに賛同しがたい意見もありますが、面白いですね。こういうブログも弁護士の本音ブログとして続けて頂きたいものです。
 新進気鋭の若手弁護士の、既存の(好条件にあぐらをかいてきた) 弁護士に対する怒りと軽蔑を感じます。
 私も若いときは確かにそういう気持ちを抱いたことがありました。

 確かに昔からひどいことをしている高齢の弁護士もいました(弁護士が増えてそういう方が淘汰されたかというと?です)。
 
 しかし、今の事態は異常だと思います。

 この方のブログに「老いたヒトデ」という高見順の詩が引用されていますが、(まだ若い)鬼ヒトデが珊瑚を食い荒らすなんてことが起こりうる事態だと思います。
 

No.28 L.A.LAWさん

私も読んでいますね。
確かに首をかしげたくなる記述も散見されますが,とにかく執行部と法務省を批判していればいいと思っているブログよりは読めますね(ここじゃないですよ。まぁ,私も反執行部反法務省なんですが。)。

ただ,そのブログの人,私選の刑事弁護と顧問契約を主な収入源としていくみたいですが,危ない人達にひっかからないか心配です。

No.30 ぷり(駆け出し弁護士)さん
>ただ,そのブログの人,私選の刑事弁護と顧問契約を主な収入源としていくみたいですが,危ない人達にひっかからないか心配です。

  ブログを読むと、先輩から注意を受けて気をつけておられるようですよ。
 
 最近は、暴力団のフロント企業も企業内弁護士を募集していると聞きました。そういうところの弁護士ニーズはたくさんあるでしょうね。
 これからは、そっちの方面の需要も「掘り起こされる」のではないでしょうか。
 第二、第三の田中森一氏のような方が出現されるかもしれません。

2/17朝日新聞の社説でも同様の内容を載せていましたが、私のカミさんは趣旨についてコロッと同意してました。
→私からフォローしましたが・・・
朝日新聞の社説が狡猾なのは、弁護士の年間平均所得を書いていて、法テラス、国選弁護人の報酬、条件を意図的に記述していないところです。
→「並はずれた高収入は望めなくとも」という記述で、一般感覚の報酬と見られるようになっている
東京新聞のほうは、一般人でも少々違和感がありましたが、朝日新聞はその部分を除去しているのと発行部数の相違から、より影響が高いように思えます。

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