エントリ

「胸が大きくてくぐれない」 タレントに逆転無罪判決(asahi.com 2008年03月03日18時36分)

 知人宅マンション入り口付近でもみあいとなり、木製ドアを壊したなどとして06年11月に逮捕、起訴された。弁護人によるとドア中央の穴は横24.4センチ、縦72センチ。一審は「激情している精神状況を考えればくぐり抜けることは可能」とし、懲役1年2カ月執行猶予3年を言い渡した。

 人の体というのはかなり柔軟性がありますし、特に本件で問題になっているのは女性の胸ですから穴の形状によっては絶対的に不可能かどうかは断言できませんが、それにしても

女性タレントに逆転無罪=器物損壊、再現実験決め手−東京高裁(時事ドットコム)

 判決によると、穴の横幅は24センチだったが、小桜さんは胸の厚さ29センチ、胸囲101センチだった。小桜さんが当時着ていたダウンジャケットやシャツに傷は付いていなかった。

 ここはどうにも説明がつかないのではないでしょうか。

 おまけに

 控訴審では、一審で却下された模型を使った再現実験を実施。検察側も「くぐり抜けは可能」とした実験結果を証拠提出していたが、担当したのは胸板約21センチの男性警察官だった。

 誰ですか、こんな間抜けな再現実験をして、さらにそれを法廷に出すようなバカなまねをしたのは。

 捜査段階でご本人による再現実験をするという発想はなかったんですかね。

| コメント(50) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

コメント(50)

通り抜けたと判断した地裁判決の方が怖いですが・・・・・。

「頭さえ通れば、体も通る」

数多くの動物と泥棒さんには、常識だと思っていたんですが。
一部の裁判所は別みたいですねえ・・・・ (ー_ー!

>No.1 酔うぞさん

 同意。
 私がヤメ判弁護士ならまずそこに突っ込んだと思います。
 
>No.2 MultiSyncさん

>「頭さえ通れば、体も通る」

 たしかに猫はそういわれてますね。
 最近の肥満猫はどうだかわかりませんが。

「激情している精神状況を考えれば」→「くぐりぬけることは可能」

 一審の裁判官のこの論理の運びがさっぱりわかりません。穴抜けというものはそれなりに関節の動かし方などを考えてやらないと、もがくばかりでくぐり抜けられません。

 たまたま暴れていて通ることもあるかもしれませんが、いずれにせよ激情していたことからくぐり抜けられることを積極的に推論できるとは思えません。

 常習窃盗犯をたくさん見てる裁判官は誰でも簡単に穴抜けできると勘違いするんでしょうか?

 被害者の証言を信用したから起訴したのでしょう。信用するに足る事情があったのかもしれません。
 
 もう一枚蹴飛ばして幅を50センチにしておれば、再現実験にならずに、有罪になっていたかもしれませんね。

ところで。
ドアに穴が有れば手を突っ込んでノブを開ける事は、猿でもやりそうです。

記事からは全く解らないですが、何も潜り抜けなくても良さそうなものだが?

被害者が「開いた穴から入ってきた」って証言しているのに、穴に手を突っ込んでノブを開けたことにするわけにはいかんでしょうが。

被害者が「開いた穴から入ってきた」って証言している

リンク先からは「ドアを蹴破って入った」で、ワザワザその穴から入ったんですか?
やたらに拘った書きようから、それが争点になったらしいと想像は出来ますが、それを確定した記事は何処に有りますか?教えて。

No.8 MultiSyncさん

毎日が男性と目撃住人の証言として書いているようです
http://mainichi.jp/photo/news/20080304k0000m040079000c.html

>No.9 ろくろくびさん

をを!有難うございます、大分様子が解ります。

穴は換気用格子の一部でかなり足元寄り、下の方な感じで、「そこから入った」の主張はかなりな強引さ。

これじゃあ、目撃者も含めて適当な事を喋っている、の疑いは強いですね。
エントリータイトルが良いところを突いている、と思えてきました(笑)

http://d.hatena.ne.jp/terai-s/20061102

日本人女性でバスト100cm以上の人は5000人に1人だそうです。
つまり、0.02%の偶然がなければ、この女性は、無実の罪により犯罪者の汚名を着せられるところでした。

ところで、日本の刑事裁判において、有罪率は99.8%、でしたっけ。

「日本の検察官は極めて優秀であり、立証可能な事案のみ立件しているから」なんだそうですね。

No.2 MultiSyncさま

>「頭さえ通れば、体も通る」

でも猫は「ヒゲ」をセンサー代わりに使う、って聞いたことがありますよ。
「ヒゲがあたるような穴を猫は通らない」って。

戸を潜り抜けた云々の下りで、ふと袴田事件を連想しました。

つうか、
>木製ドアを壊したなどとして06年11月に逮捕、起訴された。・・・くぐり抜けることは可能」とし、懲役1年2カ月執行猶予3年を言い渡した。

これで起訴、懲役?そもそも一審の内容そのものがわたしにゃ訳ワカメでつ(笑)。

ニュースではドアを壊して器物損壊罪に問われているようなのですが、ドアを壊すことと壊れた穴を通れないこととの間に、何の関係あるのかさっぱり分かりません…

>No.15 ワナビーさん

 事実関係としては、穴を通れるかどうかと被告人が器物損壊を行ったかどうかはたしかに別問題ですが、要するに、目撃者供述の全体の信用性が問題になったものと思われます。
 つまり、被告人が穴を通ったという証言が信用できなくなると、被告人が壊したという証言も信用できなくなる、という感じかと。

>No.15 ワナビーさん
目撃証言の信用性の問題だと思います。

公判の実際の内容が分からないので推測になりますが、恐らく小桜氏の「犯行」を「裏づけ」た証言では『小桜氏がドアを蹴破って、その穴から室内に進入するのを見た』云々の内容だったのではないでしょうか。

そうすると、実際には穴から室内に入ることができなかった以上、本当に見ていたことを証言したのかが疑わしくなり、「穴から入る」に先立って行われた「ドアを蹴破る」行為についても、その証言の信用性が疑わしくなるということなのでしょう。

仮に証言が「蹴破ったあと、その穴から室内に入り込もうとしていたが、体がつっかえて入れずにもがいていた」だったとしたならば、有罪判決が維持された可能性があると思います。

すみません、モトケンさんと被ってしまいました。

ここで一つ疑問に感じたのは、捜査当局は物証は整えなかったのかと言う点です。
壊れたドアの部材からゲソ痕や被告人の汗、ストッキングの繊維片がでていたなら、蹴破ったかどうかはともかく、少なくとも蹴飛ばしたことは裏付けられると思うんですが。

もしかして、蹴ったことまでは認めたうえで、蹴破ったとまでは立証されていないって判決なのかな。

つうか、ドアを蹴破ったくらいで起訴されるものなんですか?検察はなんの目的(罪名)で懲役刑を求刑したのかわかりません。
なおかつどういう審理をすれば裁判官が執行猶予付き有罪判決が出せるんだろう。
一審の判決文みればわかるんでしょうかね(笑)。

私も、単に否認ってだけじゃここまで行かないような気がしてました。
よっぽど捜査に非協力的だったとか、警察官や検事の調べに罵詈雑言わめきたてたとか、取調室で泣き喚いて暴れたとか、よくよく心象が悪かったんじゃないのかなー、なんて私は想像してますが(笑)。
起訴状と冒陳が分かれば、その辺の見極めはある程度つくような気がします。
尤も、無罪判決の出た事件ですので(今後検察が上告する可能性もゼロじゃないですが)個人的にはあまり詮索するのも・・・って思ってます。

>>No.20 惰眠さん
わたしはもっと悲惨な(笑)事の可能性を考えてます。

この事件を担当した検察官がぼんくら(笑)で0.02%の確率で生じる起訴を行い、なおかつ一審の裁判官が悲惨な偶然の一致で(笑)やぶ裁判官だったため、一般人には理解不能wな有罪判決してしまった。

周防監督がアメリカで試写して爆笑された「それでもボクはやってない」の有罪率99.8%を誇る(笑)我が国の刑事裁判と似たような話なのかも知れないなーっと(爆)。
まー、一審判決文読んで見ないとほんとのところどうなのかはわかりませんですけどね(笑)。

ネット上で本件に関連する事項を若干見てみたのですが、一言で言うと「すべてがうさん臭い」ですね。
まず女性タレント側と男性側との間に、事件前から男女関係や金銭関係を含むかなり多くのトラブルが存在していたようです。
一部では、女性タレントが男性(元所属事務所の関係者との事らしい)にストーカー的な嫌がらせ行為をしていたとも、男性側が女性タレントの中傷を繰り返していたとも言われていますが…
で、女性タレントは事件現場において、駆け付けた警察官に現行犯逮捕されているようなのですが、逮捕罪名が当初から「器物損壊」ではなかった可能性もあります。
事件直後に発売された某写真週刊誌には、「居合わせた女性に対する傷害容疑で逮捕」と掲載されたようですが、一方では女性タレント側は、男性から暴行を受けたと主張しています。
しかし、逮捕後どちらの件も立件される事なく、何故か女性タレントは器物損壊罪で起訴されています。
警察署にいると、被害者、被疑者ともに腹に一物を抱えていて、捜査過程でトラブルが予想される事案にたまに遭遇しますが、そんな事案の場合は事件そのものが存在しないとか、被害者側に著しい落ち度がある等の事態になる事が往々にしてあるので、捜査そのものが慎重になり、状況が悪くなればすぐに手を引けるように検事と相談するのが普通だと思っていました。
ところが本件では検事がやる気を出したのか、そのまま起訴してしまい、しかも、裁判官も何を思ったのか、一審判決は罰金刑ではなく、執行猶予付きとは言え懲役刑が下されています。
もしかしたら、報道されていない何か特段の事情があるのかもしれません。
ところで、事件とは関係ないのですが、この女性タレントは、逮捕前に公開されていたプロフィールでは、十歳も年齢を若く言っていたんですね。
芸能界ではそんなことは日常茶飯事だと言われればそれまでですが、三十五過ぎで巨乳「アイドル」って凄味がありますよねぇ。

 参考ブログ

 霞っ子クラブの裁判傍聴記

 一審の被告人質問のときの様子みたいです。

>No.23 モトケンさん
懲役刑の判決出したくなる気持ちが分かりました(笑)

いややっぱし判決文見ないと(笑)

いくら状況証拠が有罪を示唆していても、一片の物理的事実を重視した裁判官は立派です。一審のように、科学的事実なんぞ適当にこじつけておしまいにする裁判例が結構見られるような気がします。

普通のサラリーマンによる裁判傍聴日記
http://saiban1919.blog115.fc2.com/blog-entry-114.html
http://saiban1919.blog115.fc2.com/blog-entry-136.html

これを見てると「そりゃ無罪になるわな」って感じですね

>記憶がちょっぴり”あやふや

支離滅裂の見本でも、なんと優しい表現!

それにしてもこの事件、証人を含めて当事者全員が信頼感ゼロです。

被告だけ見て居たら有罪にしたくなりそうでもありますが、感熱紙(出先)さんのレスの様に、さっさと手を引けばよかったのに・・・

裁判に挙げた事が間違いだったのね(笑)

これは私の疑問なんですが、
裁判所と言うのは
「相手の証言から決してありえない」
ような事案を検察の求刑通りに懲役刑にしてしまうものなんですか?
その罪状で罰金刑があるような事案で・・・・。

しかも、一審の判決が上級審で真っ向から否定されるようなことを
やらかすものなのでしょうか?

もしそうなら日本の司法はますます
信用ならないと言わざるを得ないのですが。

>No.29 どうだろうさん

 控訴審判決が出てみれば、一審で無罪になっているべき事案かなと思いますが(というか起訴すべき事案だったかも疑問ですが)

>信用ならないと言わざるを得ないのですが。

 誤った一審判決が控訴審で是正されたと見れば、そう捨てたものではないんではないでしょうか。
 刑事司法手続というものは、検事も裁判官も誤る可能性がある、ということを織り込んでますから。

>No.30 モトケンさん

私自身は、この事案が略式相当だとは
実は思っております。

ただし、それ以上に
「量刑を検察官や裁判所の感情で
 決められるのは勘弁してほしい」
と言うのも本音です。

起訴便宜主義と言うのは理解できますが
上級審(もしくは優秀な弁護人)の手にかかると
「明らかに無罪にせざるを得ない」事案を
平気で下級審で懲役刑にしてしまう現況には
どこか問題があるのではないでしょうか?
(念のために言いますが「罰金刑」があるにもかかわらずです)

今の裁判官や検察官って
何か「落としどころ」を探る力がかけてないか?
と思えて仕方ない今日この頃です。

 弁護士があまりにも異常なので、検察が国民に覚醒を促しているのかもしれない、とも感じました。それこそ、実質的な国策というものかとも思えます。

>No.32 廣野秀樹さん

まず大前提の確認で

,海譴蓮∋笋No.29・31に対する反論ですか?

⊂綉,もしそのとおりなら
 「検察が国民に覚醒」を促さざるを得ないほどの
 「弁護士があまりにも異常」とはどの事案をさしてますか?

ここからは個人的な意見ですが
標記のような無茶な事案で「検察が国民に覚醒」させざるをえないなら
そんな「検察」は不要ですね。

「頭のいい馬鹿」ほどたちの悪いものはないと言うのは
歴史の必然ですから。

>No.32 廣野秀樹さん

極めて自意識過剰な質問をしてしまったことをお詫びいたします。

>,海譴蓮∋笋No.29・31に対する反論ですか?

ああ、恥ずかしい。本当に申し訳ございません。

>モトケン先生、惰眠さん
有難うございました。おかげさまでその理由が分かりました。
ただ、上の傍聴ブログが本当だとすれば、
「巨乳は通れないのだから証人のいっていることは嘘だ!」
というものではなく、およそ証人が言ったこと全てが普通に怪しいみたいですね。巨乳が決め手というのはある意味誤報なのでしょうか?

No.31
1 略式は、被疑者が自白し(少なくとも自認して)刑罰に服すことが前提であり、書面で承諾する必要がありますので、否認で応じないなら略式起訴は有り得ない。
 仮に公判請求しても罰金求刑なら分かる、とコメントの趣旨を理解します。

2 有罪で罰金にすると、次に執行が待っているが(仮に将来確定しても不納付で労役場留置まで行く可能性あり)、懲役刑で執行猶予にすると実際にはそのまま変化なし。
 つまり、落とし所を執行猶予と考えた可能性がないでもない、その感覚はともかくとして、穿った見方ですが。

>>No.36 psq法曹さん
>落とし所を執行猶予と考えた

なるほど。さすがにスゴイ。
私のような素人には思いもつかぬ落としどころです。

でもすごいとは思うけど、こんなん裁判員にはほとんど判断不能じゃないでしょうか?

>No.34 どうだろうさん

 すいません、まったく読んでいなかったです。コメントで目にしたのは、「霞っ子」のところだけでした。
 覚醒の必要な人が、少なく見て8割を越えるとなれば、どうかな、とも思いますね。
 いずれ、具体的問題をご紹介しますので、よければ、そのときもう一度考えて見てください。
 また、問題意識をお持ちの分でも、ずいぶんご立派でしっかりした方だと思います。本当に。
 コメントを読ませていただきましたが、違和感は感じません。
 ただ、実際に経験してみると、見方も色々出てきます。

No.37
また裁判員ですか?
まず裁判員対象事件ではありません。

もし裁判員対象事件で有罪を前提にするなら、裁判官がいますから、裁判員が法的にはどういうのが可能かと裁判官に聞けば、親切に教えてくれますので、その中から選べばよい。
そうやって聞けるのは、陪審制度ではなく、裁判員制度だからできることです。

>>No.39 psq法曹さん
>また裁判員ですか?

いえいえ、検事と判事の間の腹芸みたいな起訴と判決の整合性がわかりにくい刑事裁判をちょっと揶揄っただけでつよ(笑)。

それにこんな判決の出し方裁判員は思いつかないから裁判官に質問しないでしょ(笑)。

No.40
そもそも「可能性」を指摘しただけですけどね。
色々な見かたはできる・・・と。

そもそも裁判官がそう考えていたなら、罰金がよいと考える裁判員に対して、そう考える理由を説明するでしょう。
よって裁判員も知ることができ、それがよいのかどうかを議論・判断できるわけです。
その過程に意味があると思っていますが。

↑念のため。
仮に裁判員対象事件であったなら、そして有罪を前提としたなら、という話です。
その前に、裁判員の無罪意見が多数になるなら、もちろん無罪です。

>No.27 AT.さん
読みました。
「ただでさえ気性の荒い」という裁判官の被告人評で笑っちゃいましたが、No.22 感熱紙(出先)さんのコメントが正鵠を射ているように思いました。
当事者に対しては失礼な物言いになりますが、正直なところ警察も検察も裁判所も、コンナレンチュウに振り回されてお気の毒でしたと心底同情致します。

というか、こんな筋の悪そうな案件に、何で最後まで手を引かずに付き合っちゃったんでしょうね。やっぱり、被告人(当時)を「もっと長い間見ていたい」とか思ったんでしょうか(笑)。

 万能でないことを問題を読み取る能力を試し、問題性を伝えたかったのかもしれません。法律用語に、心裡留保があるように。裁判員制度も差し迫っていることですし。

 裁判官や検察官に、理想の水戸黄門像でも投影している人が、未だに多すぎるような気もします。
 神は死んだと、神々が自ら宣言しているように思えるのですが。法律面はプロとして、事実面としては、すべてお見通しのはずがない、という感じで。
 自分にだけ都合のよい、間抜けな神様を追い求めて。

> No.43 惰眠さん
>というか、こんな筋の悪そうな案件に、何で最後まで手を引かずに付き合っちゃったんでしょうね。
それがこの事件の一番の謎です(笑)。
よっぽど検事の気に障ることを言ったのか、それとも検事に胸の大きな女性への恨みがあったのか・・・
私だったら途中で検事に泣きついて、1回目の勾留満期の前に起訴猶予あたりで何とかして欲しいとお願いしてしまいそうです。

裁判で真相が明らかにされるというのは本当だったんですね。

「年齢が。。。。あれ?」「実年齢でちゅねっ」。実年齢の小桜さんは1969年生まれの38歳だ。しかし、79年生まれを標榜していたのだ。「ある番組から生まれたキャラ」の設定で年齢を変えたようだが、その前は「実年齢で活動してましたっ。」
http://www.j-cast.com/2008/03/06017505.html

No.39 psq法曹さん

「裁判官に聞けば、親切に教えてくれます」というのはブラックユーモアと理解してもよろしいのでしょうか。

No.40でぼつでおk(医)さんが 「検事と判事の間の腹芸」と表現されたように、判検交流を象徴とする「検事と判事の阿吽の呼吸」が幾多の冤罪を生んできたのであり、そのような暗黒裁判へのアンチテーゼとして裁判員裁判が導入されるのだから、どのような局面であっても、裁判官が裁判員に何か教示するのは例外中の例外と理解するべきでしょう。

そもそも、「有罪になる場合の法的に可能な選択肢」については弁護人が説明するので、裁判所からそれを攻撃する方向のバイアスがかかった「教示」がなされるのを許すべきではありません。

もしこれを無批判に許せば、「法律上は執行猶予も一応可能だけれども、常識的に見てありえない。」などと不当な説明がされたり、または、責任能力が争われる事案で、医療観察法(これ自体悪法ですが)による処理をあえて秘匿して、「心神喪失にしたら無罪です。この人がすぐ社会に出るけどいいのですか。」という不当な誘導がなされることはすぐに予見できます。

>No.48 倶利伽羅(弁護士)さん

>「裁判官に聞けば、親切に教えてくれます」というのはブラックユーモアと理解してもよろしいのでしょうか。

 私は単純に、裁判官が処断刑(宣告可能な刑の範囲)の説明をしてくれる、と理解しましたが。

>どのような局面であっても、裁判官が裁判員に何か教示するのは例外中の例外と理解するべきでしょう。

 これは実質的に見て、裁判官と裁判員との評議の否定ですね。
 裁判員制度反対論と理解できます。

>・・・予見できます。

 これは重要なご指摘ですね。
 別にエントリを立てさせていただきます。

倶利伽羅(くりから)
というのは、石川県と富山県の県境だったと思います。もしかして、金沢の弁護士さんかなと。

 歴史的には確か、木曽義仲が牛に松明をつけて放ち敵に大混乱を与えたことで、知られていたような気もします。
 ちなみに、この牛と火を使った戦術、中国の斉の宰相、晏嬰(晏子)の時代にもあった話のようです。晏子はあまり有名でないと思われますが、儒教の孔子とほぼ同年代に活躍した人物のようです。
 割と有名なこの故事、英雄のオリジナルアイデアのようですが、中国の歴史書を参考にしていたのかもしれません。秀吉の功績にも似たようなものがあるそうです。

 倶利伽藍の説明で余計なことを書いてしまいましたが、いずれにせよ、パンチの聞いたご意見をおぶつけなさる弁護士さん、と感じました。

法律相談へ

ブログタイムズ

このエントリのコメント