エントリ

国会議員横ヤリの「靖国」試写会に80人 偏向指摘も(asahi.com 2008年03月12日23時16分 ウェブ魚拓

 2時間の試写終了後、報道陣に囲まれた稲田議員は「助成金にふさわしい政治的に中立な作品かどうかという一点で見た」としたうえで、「靖国神社が、侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージを感じた」と語った。

 予想通りでしたね。

 これに対して

 ただ、試写を見た自民党の島村宜伸衆院議員は「一貫したストーリーを見せるというよりは、様々な場面をつなげた映画。自虐的な歴史観に観客を無理やり引っ張り込むものではなかった」とした。また、民主党の横光克彦衆院議員は「戦争の悲惨さを考えさせる映画だが、むしろ靖国賛美6割、批判4割という印象を受けた」と話した。

 こういう意見もあるのでありまして、

 色眼鏡をかけた稲田議員が、この映画に色ガラスを被せようとしてるんじゃないかな、と危惧します。

>「政治的に中立な作品かどうかという一点で見た」

 政治的中立性というのはどういう意味なんでしょうね。
 「反対しないということは賛成だ。」という解釈が常にありえますからね。
 政治的色彩が皆無の映画なんていうのは、あり得ないんじゃないですか。
 どんな映画だって政治的解釈が可能です。
 そしてそれを色眼鏡で見れば、どんな恣意的解釈も可能です。
 稲田議員は健忘症ですか。

 このエントリは「文化庁を通じて試写を要求」の続報です。

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コメント(21)

とりあえず、問題の映画の試写に行った映画関係者の方の感想が有りました。
御参考までに。

http://blog.livedoor.jp/n_tko/archives/50911762.html

前のエントリでもコメントしましたが、作者の自己主張をフィルムに凝集したものが映画じゃないかと思ってます。主張があるからこそ芸術であり文化なんでしょ。防犯カメラのビデオ画像じゃあるまいし、主張の無い単なる記録画像であればそれは芸術とは呼べないでしょう。

政治的色彩が皆無の映画なんていうのは、あり得ないんじゃないですか。 どんな映画だって政治的解釈が可能です。
エントリでのモトケンさんコメント、まったくの同意!
政治的に中立な作品
稲田議員がOKを出せる映画というのは、無味乾燥の見てもつまらない映画でしょうね。 逆に言えば、稲田議員のお好みに合わなかった映画は、作者の思いがスクリーンから感じ取れる、見て面白い(?)映画、見る価値のある映画、ということでしょうか。

いずれにせよ、彼女が騒げば騒ぐほど、結果として公開後にこの映画を見に行く人は増えるでしょう。私も見てみたくなりました。


ただ気になるのは次の選挙での稲田議員の得票です。靖国だ、正しい歴史だ、という議員活動で福井の有権者が満足しているのだろうか。この方の地元での評判は良く知らないが、地元密着の政治活動より歴史問題にばかり目を向けていると、地元の有権者は見放すんじゃなかろうか。

確かこの稲田議員、2005年の郵政総選挙で、郵政民営化で造反した松宮勲元自民党議員への刺客として、時の武部勤陣頭幹事長−安倍真三官房副長官のコンビがリクルートしてきた候補者であったと思う。後ろ盾の両者が政治的なパワーを失った以上、いくら生まれは福井県とはいえ、実質的には大阪から落下傘降下してきた稲田議員にとって、次の選挙は正念場でしょう。

法務業の末席さんへ

靖国だ、正しい歴史だ、という議員活動で福井の有権者が満足しているのだろうか。この方の地元での評判は良く知らないが、地元密着の政治活動より歴史問題にばかり目を向けていると、地元の有権者は見放すんじゃなかろうか。

おっしゃりたいことはよくわかりますが、なお、念のため。

国会議員は、「全国民」の代表ですよ。
「地元密着の政治活動」をしていないことを理由に見放すのであれば、
「地元の有権者」のほうに問題があると思います。

利益誘導型選挙の結果が、日本の現状にあらわれています。

>No.2 法務業の末席さん

まったく同感です。映画は監督が伝えたいもの映像にするもので、そこには個人の主張がつまっていて当然です。それを「政治的に中立な作品」かどうか事前に見せろなんて、全くのナンセンス(表現ふるっ><;)です。
尤もらしく、助成金に相応しいかなどと言っていますが、議員特権を使ってのあからさまな検閲行為にしか見えません。
次の選挙での「靖国賛美派」からの得票を期待しているのか、それとも前回選挙で世話になったことへのお礼なのか知りませんが、国会議員が口を挟む問題ではないと思います。

>No.3 どららさま

私の言わんとする「地元密着の政治活動」とは、地元の選挙民が国政に何を求めているのか、国会議員たるものは有権者の政治的ニーズに無関心ではいけない、という意味です。

地元密着=利益誘導型の利権構造=悪
このような短絡的な理解をされたのでしたら、投稿者として不本意です。

あらら。島村さんまでこんな発言してるんですか。稲田代議士には随分と残念な展開になっちゃいましたね。

きっと、彼女はこんな筋書きを予定してたと思うんですよ。
「あの映画は『靖国神社が、侵略戦争に国民を駆り立てる装置だったというイデオロギー的メッセージ』が込められた偏向的な内容だ。幸いにしてまだ一般公開されてないから皆さんはご存じないだろうが、実際に見たワタシが言うのだから間違いない
んで、『実際に見た上で批判している』稲田コメントの尻馬に乗る「実際には見てないひとたち」がウワーっと炎上して「文化庁ケシカラン、映画会社ケシカラン」と騒ぎ出す、みたいな。

それはそれとして「助成金にふさわしい政治的に中立な作品」だなんて、このオバサン、そもそも助成(補助)の趣旨が理解できてないようですね。
ふさわしいかふさわしくないかで言うならば「我が国の映画芸術の水準向上の直接的な牽引力となることが期待される意欲的な企画作品」、「新人監督やシナリオ作家を起用した映画製作」、「地域の活性化に資する映画」のいずれかに該当しているかいないかという一点で見なきゃ意味ないでしょーに。(映画芸術についての素養がない人にゃ出来ない相談だと思うけど)

ま、こういう人がいてもいいですけどね。現代のジョゼフ・マッカーシーにでもなりたいのかな(笑)。

法務業の末席さんへ

「地元の」以外には
異論はありませんよ。

誤解を招きかねない表現だったので
「念のため」申し上げました。

こちらの投稿が「短絡的」だとすれば、
あなたの反論も「短絡的」です。

どうか、お気を悪くされませんように。

>政治的に中立な作品かどうかという一点で見た

全くもって、検閲の意図があったということが、ありありのご発言で。
モトケン先生をはじめとする皆様が仰るとおり、政治的中立性ってどこで判断するのだろう?
予想できたご趣旨とはいえ、このような国会議員がいらっしゃるんですから、日本の民主主義は・・・・・。しかしそのような議員ばかりではないとは信じたいので、国会議員の皆様、頑張ってください。

稲田議員の考え方は私には怖さを感じます。

(すみません。他のエントリと同じコメントをこちらへも書かせてください。)

映画の話題から、ちょっと、ずれてしまうのですが。

この稲田議員が自身のホームページであげている「尊敬する人」という欄には、唯一人「西郷隆盛」とあるのです。

この議員にとって、戊辰戦争や西南戦争の敗者たちが「靖国」から排除されている理由が、どう理解されているのか、不思議でなりません。

単に無知なのか?それとも深遠な考察があるのか?どちらでしょう。

>No.9 natunohi69さん

「尊敬する人物(西郷隆盛)が排除されている靖国神社をなぜ正当化するのか」という話であれば以下の通りだと思います。

靖国神社境内にある鎮霊社は
『靖国神社に祀られざる嘉永六年以降の日本及び諸外国の戦歿者の御霊を祀る』
ために建立されましたから、これをもって「祀られている」と解釈しているならば別に不自然ではないと考えます。

実際のところ西郷隆盛が靖国神社に祀られてるかは、解釈が複数あり結論出てないと思います。
→「祀られてない」とするほうが一般的ですが・・・

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また、「国家に対する逆賊(西郷隆盛)」=「反日」
という話で矛盾であるとするならば、若干違うのではないかと感じます。
現在の反日は、一般的には俗に言う「特定アジア」の利益を優先し国益を損なう行為と見てます。西南戦争でその当時の体制に反逆し負けましたが、「日本を想っての行為」と看做していれば「反日」とは相違すると言えそうです。

>西南戦争でその当時の体制に反逆し負けましたが、「日本を想っての行為」と看做していれば「反日」とは相違すると言えそうです。

ということであれば、「連合赤軍」粛清において、「反米愛国」をかかげて、殺人を行った、永田以下の「日本」共産党「革命左派」も「反日」では無いというわけですね。
私は、永田が大嫌いですが。

ある種の方々からすれば、『それでもボクはやってない』なんてそれこそ「自虐的」な「反日映画」ですよね(笑)。これでもかこれでもかと「日本叩き」に精を出してます。これほど「日本」を叩きまくる作品なんてほとんどないでしょう。社会的、政治的な題材を扱うことがほとんどない最近の日本映画では異例ですよね。周防監督は「日本」が嫌いで嫌いでしょうがないんでしょうね。


というか『三丁目の夕日』なんかも「自虐的反日映画」ですよね。「現代日本が憎くてたまらない」という怨念で満たされた映画です。


っておバカなコメントすみませんが、この手の文脈で「反日」とか「自虐的」とか「政治的中立」とかそういう語彙を目にすると呆れてバカ言いたくなります。


カツビンさん


>現在の反日は、一般的には俗に言う「特定アジア」の利益を優先し国益を損なう行為と見てます。


稲田さんなんか典型的な「反日」になりますね(笑)。「南京事件なかった!運動」頑張ってますが、日本の歴史学者たちや日本政府の認識・政策に反するのはもちろんのこと、目立てば目立つほど日本の国益損ねるのは明らかですし、中国政府の「(一部の)日本人の歴史認識はこんなにひどいんです」みたいな国際的宣伝(があるとすれば)にどんどん利用してくださいと言ってるようなもんですし。


>「日本を想っての行為」と看做していれば「反日」とは相違すると言えそうです。


だから、私は稲田さんについてもベタに「反日」とは言わないんですよね。私から見て稲田さんがどんなに「反日的」でも、稲田さんなりに「日本を想って」いるのでしょうし。


でも、稲田さんみたいに同胞の日本人を平気で「反日」「売国奴」呼ばわりする方々って嫌いな他人の内心は勝手に解釈しますよね。「日本を想っての行為」だろうとなんだろうと「わたしの嫌なもの」は「反日」にしちゃうんですよね、稲田さん系の方々って。

>No.11 natunohi69さん

最初に断っておきますが、私は稲田議員の思想を別に支持はしているわけではありません。
ただ、普通に自民党という保守系の党で、タカ派と目される人であればこのような考え方していても不思議ではないと言っているだけです。

もし先のコメントが「右派」の思想を糾弾しようという意図があるならば、全くスジが違うと感じます。

今回の件は、「表現の自由」を侵害する意味で当然批判される行為ですが、思想自体を糾弾する話ではないと考えます。
※思想自体を糾弾したいのであれば、小会議室か場外乱闘で行ったほうが良いと想います。

ちなみに「連合赤軍」が反日か否かは私は分からないですが、当然に保守派の人から見ると考え方は相容れないですよね。
はっきり言って連合赤軍出して何を問いたいのか解りません。「反日ならば当然尊敬すべきだ」という意見なんですか?

前のコメント訂正
×:反日ならば当然尊敬すべきだ
○:愛国ならば当然尊敬すべきだ

>No.12 青烏賊さん

別に私は反日とかそんな事を議論したいわけではありません。
単純な問いと勘違いし、右系の思想としてそのように解釈するだろうと御節介をやいただけです。
結果的に釣られたわけですが・・・

西郷隆盛は、靖国神社本殿に祭神(英霊)として、祀られてはいない。

英霊として祀られるのは、天皇側の立場で命を捧げた戦没者のみ。だから、霊璽簿(れいじぼ)に西郷の名は無い。

鎮霊社は、リベラル色が強いとされる筑波藤麿第五代宮司によって、1965年に境内片隅に建てられた小さな社。1853年以降の国内(本殿に祀られなかった者)と国外の戦争犠牲者全てを祀っている。(写真は、はてなダイアリーを参照) 故に、西郷隆盛もイラクで戦死した米兵も入ってくる。(註1)

しかし靖国神社は、鎮霊社祭神を「奉慰」の対象とし、本殿祭神を「奉慰顕彰」の対象として峻別している。

なので、「西郷隆盛は靖国に祀られていない」としても、あながち間違いとは言えない。ちなみに、西郷隆盛が鎮霊社に祀られているというロジックをもって、靖国に祀られているとするならば、イラクで戦死した米兵も靖国に祀られていると言える。(註2)

したがって、鎮霊社の問題を含めた上で、No.9 natunohi69さんの問題意識を言い換えると、「尊敬する人物(西郷隆盛)を差別的とも思える格下の取り扱いにしている靖国神社を、なぜ正当化するのか」という表現になるかもしれません。


(註1)(註2)
思いっきり断言しちゃってますが、イラクで戦死した米兵が含まれてくるのか正直あやふやです。ネットで検索した限りだと、含まれてくると思われます。誰か知っていたら、教えて下さい。

カツビンさん

>右系の思想としてそのように解釈するだろうと御節介をやいただけです

そうだと8割方思いましたので大丈夫です。私の方もカツビンさんに議論をふっかけるとかではなく、カツビンさんの表現を「稲田さん叩き」にちょうどいいなと思い利用させてもらっただけですので、誤解させてしまったのならすみません。

>お〜い紅茶さん
>したがって、鎮霊社の問題を含めた上で、No.9 natunohi69さんの問題意識を言い換えると、「尊敬する人物(西郷隆盛)を差別的とも思える格下の取り扱いにしている靖国神社を、なぜ正当化するのか」という表現になるかもしれません。


鎮霊社を含め、詳しい説明をありがとうございます。その問題を含めて、私にとっては、この『靖国』が、日本国内の戦死者を差別しながら、そのことが右にとっても左にとってもあまり大きな問題にならずにいきなり対アジア、あるいは、対全日本国民の問題として議論されてしまうことに不快感を覚えるのです。

(カツビンさん、連合赤軍事件は私がリアルタイムで内戦だと感じた事例を挙げただけで他意はありません。)

ようするに、『靖国』はこの国の内戦の死者をどう扱ってきたのか、
ということです。
ちなみに私の祖母の大伯父は坂下門でテロリスト側で闘死したためにえこひいきされて、昭和6年に46柱かだけ祀られた、『靖国』のなかの『元宮』に祀られています。この46人だかは、格上とみなされ逆差別されているのでしょうか。困ったもんです。なんとかしなきゃ。

カツビンさん、別にあなたが使っているとは思いませんがあなたが紹介してくれた「特定アジア」という品のない言葉は誰が使いだしたのでしょう。「特殊部落」というレッキとした差別用語を思い出させますね。そんな下品な言葉、保守であれ革新であれ右であれ左であれ、ちゃんとした思想家やジャーナリストが使っているんでしょうか?

>No.17 natunohi69さん

カツビンさん、別にあなたが使っているとは思いませんがあなたが紹介してくれた「特定アジア」という品のない言葉は誰が使いだしたのでしょう。 (略) そんな下品な言葉、保守であれ革新であれ右であれ左であれ、ちゃんとした思想家やジャーナリストが使っているんでしょうか?
知っていると思いますが、「2ちゃんねる」で使いだされました。ネット上の「保守系」思想の持ち主に多く使われてます。

※私は2ちゃんねる創生期からの読者です
※Wikipediaにも載っているので読んでみてください

ジャーナリスト等使われているかは、
「宝島MOOK本」や保守系オピニオン誌の「正論」「Will」「Voice」等に寄稿している評論家・ジャーナリストは普通に使ってます。
まぁ使っているのは保守系に偏ってますね。

各国を総じて一般化して論じる時に便利なようですが、裏の意味を考えると確かに下品ですな。

ある意味「ネット右翼」も同じような感じですか・・・

>No.18 カツビンさん
お願いです、ああいう連中を「保守」のくくりに入れないでください・・・

>No.19 惰眠さん

あぁ、すみません。でもどうやって表現したらよいのか・・・・

そうですねえ・・・エセ同和に倣って「エセ右翼」ってどうでしょうか(笑)
行動様式も随分そっくりのようですし。

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