エントリ

国立がんセンターで麻酔医退職相次ぐ 手術も制限(asahi.com 2008年04月03日11時49分)

 中央病院によると、退職医師の多くは、給与など待遇の良い医療機関に転籍した。中央病院医師は国家公務員で、30代の中堅で年収700万〜800万円ほど。1千万円を超えることの多い民間病院と比べて低く、より良い待遇を求めたとみられる。また、関係者によると、技術を向上したいという麻酔医らの要望に、中央病院の手術内容では応えられないという不満も出ていたという。
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コメント(42)

ドロッポ内科医です。自分の経験からの想像をふくめてコメントします。

>中央病院によると、退職医師の多くは、給与など待遇の良い医療機関に転籍した。

この「待遇」に関して、やはり偏見というか見識不足を感じますね。

給与も大事ですが、
>関係者によると、技術を向上したいという麻酔医らの要望に、中央病院の手術内容では応えられないという不満も出ていたという。
こちらの「待遇」の問題がより大きかったのだと想像します。

確か、昨年国立循環器センターの麻酔科医大量辞職があったときも、同じニュアンスの報道がなされて、全く同様の感想を抱いたことを思い出します。彼らも、循環器外科手術の麻酔に専従させられることを良しとせず去っていったと記憶しております。

しかし、今回のニュースの「中央病院によると、」という書き出しは、まるで『俺たち記者が言ってるんじゃない、病院がそういってるんだから信憑性高いよ。』という印象を与えようとしているように感じてしまいます。

私は医師ではないので、同じ立場で意見を言える立場ではありませんが、それなりに医療界の中にいて、医師ともそれなりに交流がある立場で考えるには、No.1 PCFM♂さんの考え方に基本的には合意です。
私の考えを加させて頂くと、責任と権限、責任と報酬、業務内容と求めるレベルのギャップなどが生じたということでしょうか。単に報酬の高いところを求めて退職したとは思えません。
まあ、中央病院側がこういうコメントを出し、国公立の医師の待遇が改善されるのであれば、それなりに効果があることだと思いますが。

No.2事務方の星さま

追加コメントありがとうございます。
まぁ、確かに
>中央病院医師は国家公務員で、30代の中堅で年収700万〜800万円ほど。1千万円を超えることの多い民間病院と比べて低く、
と、具体的な給与が記事になったことは評価すべきでしょうか。
『医者はこんなレベルの給与で日夜働いているのか!?』と議論になってくれればいいのですが、、、。
『こんなにもらっているのか!』とはならないと思うのですけどもね
(^_^;)

No.3 PCFM♂さん

>『こんなにもらっているのか!』とはならないと思うのですけどもね

そう思っている人、残念ながらいまだに居ると思いますよ。
一か月の勤務時間とか一時間単価とか合わせて記事にすれば少しは伝わるかもしれませんが・・・

>>関係者によると、技術を向上したいという麻酔医らの要
>望に、中央病院の手術内容では応えられないという不満も
>出ていたという。
>こちらの「待遇」の問題がより大きかったのだと想像し
>ます。

もうひとつ,麻酔科の場合には外科医との関係というのもあるでしょう.
うちみたいに麻酔科医のスタッフの年齢が執刀医の年齢を上回っているところでは麻酔科医の立場は比較的強いですが,外科医よりも麻酔科医の方が若い場合には力関係から問題が生じることもあります.(もちろん外科医によるんですが.)年配の外科医で自分でもある程度麻酔ができると思っている場合には麻酔科医を見下していることも多いのです.

大量に麻酔科医が辞めるのは,それなりにいくつもの理由があるということだと思います.給料は理由のうちの一つでしかないでしょう.院長が,その辺りのことを理解していないと麻酔科医が再び集まることはないでしょうね.

給与の額面から言えば、普通のサラリーマンに取っては700万円〜800万円と言うのは夢のまた夢でしょうね。

持っている責任・技能・能力、そして仕事量が違うからでもあるでしょうが、そのような事を無視すれば、800万円程度は高給取りに分類されるように思います。

がんセンター中央病院は、たしかにがん治療では有名な病院なの
ですが、麻酔科として魅力的な病院ではないのです。外科医が手術
の腕を学ぶ場所としてはいいところなので、がんセンターの給与でも
外科医は勉強の意味で集まってきます(勉強の意味があればほぼ
無給に近くても集まってくる医師がいるのが医療の世界です)。

一般にはあまり知られていないことですが、がんセンターではリスク
が大きい患者さん(腎不全があるとか心筋梗塞が最近あったなど、
がん以外の合併症があるという意味)の手術を行っていません。そう
した患者さんは大学病院に紹介してしまいます。私の勤務先にも
「合併症があるためがんセンターでは対処できない」と紹介されてく
るくらいです。

麻酔科として勉強できる場所とは、そうしたリスクがある患者さんの
手術や、心臓手術が学べる場所です。がんセンターではそうした手
術は行っていないので若手が勉強に行く意味はありません。勉強の
ではなく仕事の場所として見た場合には、給料が安すぎますし、仕
事も忙しくて魅力的な職場ではないということです。

>>No.6 しまさん

出た出た。

そのうち平均寿命でも下がらなければ、判んないんだろうなぁ。
この手合いは。

>No.8 うわっさん

 しまさんは、「この手合いは。」と言うべき人ではありませんよ。

 絶対的な金額ベースでは高給取りに分類されるとおっしゃっているだけです。
 それについては私も同意です。

 しまさんは、医師が不当に高給を取っていると言っている訳ではありません。

 「持っている責任・技能・能力、そして仕事量が違うからでもあるでしょうが、そのような事を無視すれば、」という留保がちゃんとついてるでしょ。

 世の中には無視する人がけっこういるので、医師が高給取りだと思う人が多いと思いますが、そのような世の中に関する状況認識と投稿者自身の意見は別です。

医療崩壊は医者が守銭奴であるからだ!
したがってすべての責任は医者にある!
・・・・省の政策は決して間違ってない!

そもそも金の問題に矮小化することが敵の手の内なのに、見事に乗ってしまってますな。

No.3での私の見識不足で混乱を来してしまったようで申し訳ありません。

>そもそも金の問題に矮小化することが敵の手の内なのに、見事に乗ってしまってますな。

その通りですね。ちゃんと裏を取ってから発言しないといけませんね。反省です。

ごく簡単に計算してみますと、
年収800万として、毎日12時間勤務(夜間も含む;医師の『当直』は事実上『夜間勤務』です。)するとすると(勤務医にとってはあながちおおげさな勤務条件ではありません。)、
8000000/365x12=時給1826円 と出ました。

どうでしょうか、プライベートライフを犠牲にして訴訟・失職・犯罪者に転落のリスクを抱えてこのお値段?!
マ○ドよりちょっといいかな?というくらいになってしまうと思うのですが。医師もスマイル0円ですが。

単純に金額だけ出てくると『医師は恵まれてる、もっと働け!』という論調を後押ししてしまいそうですね。

皆さんの御意見を総合すると、どうもこの記事が私が期待するように一般の方々に受け取られる可能性は低いと言うことでしょうか。

このエントリでご紹介のありました記事が、あたかも金銭に係わる部分を殊更取り上げて強調しまっているように思えます。
という印象を私が思っていたところに(内心は違うだろう、むしろ意外と安くないかなと思っていた)、医師の方々からのコメントを拝見し納得しております。
使命感や正義感というものは、到底お金とは比較できないものだと思います。また、お金に左右されずに行動することがどうしても他者からは賛美されがちです・・・。職業には貴賤はないとも思いますが、私の考えとしては、世の職種の中で「先生」と呼ぶに値する職業(私の幼少の時は先生は学校の先生とお医者さんくらいの認識でした)に於いてはなるべく高給取りであっていただきたいと思います。特に人間の最大の資本は健康な身体だと思います、それに直接に携わって居られる医師の方々は当然のごとく最高の高額所得者であるべき、いつまでもそうなっててほしいと思います。我々のサラリーマンのレベルでも、自分から給料を上げてくれとか、年収はこれぐらいほしいとか到底言えるもんでもないし、報酬というのは他が評価しそれに見合った報酬だと思いますが。
ただ、闇雲に人件費が増大しても個人負担の医療費に跳ね返り、それもまた救われなくなってしまう人が増えてきてしまうんでしょうか・・・
う〜ん、理想と現実は・・・・・。

No.12 Oさん

コメントありがとうございます。
つっこませていただくと、
>私の考えとしては、世の職種の中で「先生」と呼ぶに値す
>る職業(私の幼少の時は先生は学校の先生とお医者さんく
>らいの認識でした)に於いてはなるべく高給取りであって
>いただきたいと思います。特に人間の最大の資本は健康な
>身体だと思います、

この部分ですが、今は医師自体の健康が問題になってるから医療崩壊が起きてるわけでして、
『身を粉にして働いているお医者さんには高給で報いなければ』というOさんの論点はやっぱり現場の医師のニーズとずれてるわけです。

多くの医師は、待遇改善といわれた時に、
今の就労環境はそのままで給与が上がることと、
給与はそのままだけど十分な休養が取れるようになることと、
どちらかを選べといわれたら、後者を選択するでしょう。実際今医師達が行政やマスメディアに向けて意見を発している真意はそちらにあるわけです。
にもかかわらず、マスゴミは・・・というのが、No.10 うらぶれ内科さんのご発言というわけで。

No.13 PCFM♂さま
肝心なところを突っ込んでいただきましてありがとうございます。

>この部分ですが、今は医師自体の健康が問題になってるから医療崩壊が起きてるわけでして、(中略)
給与はそのままだけど十分な休養が取れるようになることと、
どちらかを選べといわれたら、後者を選択するでしょう。

この部分抜きでは、確かに仰る通りで、言い訳がましいのですが、そこら辺も医療崩壊については肝心で、解ってはいましたが、上記引用後半部のような選択するというような趣旨でのコメントのつもりではなく、細かく言えば、通常の勤務状況、週休2日で、1日8時間くらいの勤務であっても、NO12で語りました待遇であってほしいということでした。
さらに、突っ込めば、その上で超過勤務においては割り増し計算分を含んで加算してもいいのでは。
飛躍しすぎるお気楽な暴論かもしれませんが、国民が納得すれば、医師数確保のためにも、医療費の個人負担増を防ぐためにも、医師の待遇(特に報酬部分)へ助成金を出していただきたいくらいです。
健康は個人の自己管理によるところが大きいとも思いますので、そこら辺も個人個人が忘れてはならないと思いますが、あんまり政治的な部分を語っても色々な方々からお叱りを受けそうですが・・・。
(ひとりごと・・・道路を一生懸命作るよりよっぽどいいのに・・・)

Oさん、自らご追加のコメントをしていただきありがとうございます。
ついでですので、さらにつっこませて頂きます。
いぢめてるわけじゃなくて、Oさんなら議論に感情的にならずについてきていただけそうですので悪しからず。
日頃一般市民の方々にいいたいと思っていることを発言させてもらえるチャンスと考え敢えて追加させて頂きます。

>健康は個人の自己管理によるところが大きいとも思いますので、そこら辺も個人個人が忘れてはならないと思いますが、

国民の健康を考える時に、医療だけで全てが解決するわけではないですよね。
病院は病気が発病した時に対処する施設ですが、「健康」ということを全体的に考えると。「病気の予防」がより大事だったりするわけです。その点では、病院はあまりできることがなくて、むしろ保健所活動や上下水道整備といった公衆衛生対策が大事です。もっというと、タバコ対策・食事対策(今ではメタボ・塩分制限など、戦前はむしろ食糧配給が課題だったりしたわけです)・出産育児補償などといった多分に政治的な領域が重要になってきます。ここまでくると、国民の健康を向上させるということは、個々の国民が幸せになるという観点から、国全体の力を保つことが出来るか?という正に政治的課題に観点が変わってきます。

>あんまり政治的な部分を語っても色々な方々からお叱りを受けそうですが・・・。

というわけで、究極的には、国にとって国民の健康とは国力そのものということになるはずです。

経済至上主義が入り込みすぎて経済的弱者に厳しいと批判が多いアメリカの医療制度ですが、この点では徹底していて、ある医療行為・ある治療薬の効果を検証するために徹底的に資本が投入され、その結果が徹底的に現場に反映されるシステムが出来上がっています。もちろんそこに入り込んで甘い汁を吸おうとしている製薬企業がいたりしますが、このようなシステムが機能していること自体は、医療の科学性・医療資源分配の合理性を担保するためには素晴らしいことだと思います。

翻って我が国はどうか。そういったシステムは皆無と言っていいでしょう。
新薬の知見がなかなか進まない。日本発の臨床試験が出てこないので、いつまでたっても海外のデータ・薬剤に頼り切り。
治療行為の有効性が検証されないしそもそも比較する基礎的データがないから、医療資源の有効な分配を検証したくてもできない。だから厚労省が、政府が、製薬会社も動かない。

我が国の医療保健の問題はもはや政治的システムレベルの問題なのです。

なぜそうなったのでしょうか?もちろん現場の医師が声を上げてこなかったという責は免れないでしょう。
しかし、上記の通り、そもそも医療が国家存亡にとって大きな問題であるのならば、民主主義国家である我が国では、
主権者である国民1人1人にも責任があるのではないでしょうか?
終戦直後、劣悪だった衛生環境から人々を守るために創設されたはずの国民皆保険にあぐらをかいて、「水と空気と医療はタダで手に入る」と錯覚してしまった国民に、「兼ねさえあれば何でも手に入る、生命さえも」とばかりに生命への畏怖と尊敬を忘れてしまったモンスターたちに責任がないとは言わせません。

今、医療崩壊が進行する中で、自分たちに不利益が降りかかる番だと知ったなら、(我々医師も含めて)国民が訴えるべきは国家です。
そして、どんな医療が国民にとってこの国にとって望ましいのか?国の冨をどれだけ医療保健に振り分けるべきなのか?そのために他の部門への冨の分配を減らしても良いのか?
こういうことを自分の問題として自ら考えることが必要です。

私達は、現状に流されて余りにも物事をヒトに任せすぎた。考える知恵さえ失ってしまったように見えます。このままでは残念ながら日本の医療は、とりあえず国民のための医療は崩壊するでしょう。その後には、アメリカ型の資本参入が始まった正に「金の切れ目が命の切れ目」医療が展開されるでしょう。

・・・なんか暑苦しくなりました。すいません。要は、「受益者の患者さんになるあなた達が立ち上がらないと既定路線を進むだけだよ、あんたらハイエナ共の餌になっちゃうよ、どうすんの?」と言いたいのです。

>Oさんなら議論に感情的にならずについてきていただけそうですので悪しからず。

素人ですので、議論などと、とてもおこがましい事で、間違えた部分があればご遠慮なく指摘していただきたいですし、またPCFM♂さまの貴重なご意見を拝見させていただきありがとうございます。
アメリカの医療については、感覚的にしか感じておりませんでしたが、少なくとも日本よりは研究・開発が活発だな〜と思ってはおりましたし、研究を真剣に志す人にとっては魅力のある環境が日本よりは整っているんだろうなとも思っていました。
日本の優秀な頭脳・技術が海外へなるべく流出せずに国内で発揮されて行くように、仰るように国民一人一人が人任せではなく、真剣に考えて行かないと国力が本当の意味で付かないと思います。

>究極的には、国にとって国民の健康とは国力そのものということになるはずです

仰る通りで、私も先のコメントをしているときもおぼろげながら、そんな事を感じていました。

PCFM♂さん
循環器病センターから全員撤退したのは麻酔科医ではなく、集中治療医です。ICUの専従医がすっぽり抜けました。
給料が更に悪く、もっと勤労条件の悪い仕事のきつい所に転職した人がほとんどなので、そういうことが理由でないのは明白です。

「やりがい」「理想」「自己向上」「プロとしてのプライド」 そういうものを、特に条件の悪いところで働く勤務医は、心の支えとしているのだと思います。給与があまり少ないとプロ野球選手と同じで心が萎えますが、ある意味、お金は二の次です。

PCFM♂さんのおっしゃる通り、日本の医療システムは未熟すぎます。
高速道路1kmあたりの建設費が約50億円ということなので、20km分だけでもそれを医療のほうに振り分けたら、「メタボ対策」とかいった小手先だけではない、根本的な医療システム構築ができる可能性があるのですけどね。日本の国が出す科学研究費は全部合わせて年間2000億円弱で高速道路30分程度もない。私は高速道路を誘致したいとしている地方の人間ですが、高速道路より地方の人にも優しい医療システムのほうが欲しいです。

>No.17 Campusさん

小生の謝った情報を訂正頂きありがとうございます。

>日本の医療システムは未熟すぎます。
『未熟』、この言葉に尽きますね。

医療崩壊についていろいろ調べていくと、医療システムのみならず我が国の行政がいかに幼稚(「長寿医療制度」への言い換え指示なんか幼稚の極みですよね、政治家として、、)なしくみで動いているのか、、、と惨憺たる気持になります。
医療システムに始まって我が国の在り方という根本的なところから考えていかないといけなくなって、ある意味自分の勉強にはなってますが。

多くの国民にもこうして自分の問題から自分の国のあるべき姿を考えてほしいなと、そういう態度が遍く国民にあれば、もっとましな解決方法が模索できるのにと嘆息せずにはいられません、、、。

医師がもっと金に汚ければ、むしろ今の惨状はあり得なかったのでは、と私は思いますです。

>給与の額面から言えば、普通のサラリーマンに取っては700万円〜800万円と言うのは夢のまた夢でしょうね。

持っている責任・技能・能力、そして仕事量が違うからでもあるでしょうが、そのような事を無視すれば、800万円程度は高給取りに分類されるように思います。

しまさんがただ悪意を持って記事を書かれるような方ではないとはずっと読んでおりますので存じていますが、ただこの文については私もいただけない、と感じました。というか「夢のまた夢」とまでいうほどかな〜…なんかこの表現ひっかかる人の気持ちはわかるな…と思います。

>持っている責任・技能・能力、そして仕事量が違うからでもあるでしょうが、そのような事を無視すれば
この記事においてここを無視して年収を語ることについての意義がわからないので、当方の読解力がないことをお詫びするとともに、できればその真意をお伺いしたいところです

試しに統計資料(信憑性は分かりませんが)を見てサラリーマン一般の平均年収を見たところ、05年で四百数十万円となっていました。
そうすると、一般論として年収7−800万円は「高額所得者」と見做されると私は思います。

そうした中、業務内容や勤務実態を一切斟酌せずに「民間病院なら年収1千万超、中央病院は約7〜800万」と言うようなことを書き、かつ「よりよい『待遇』を求めて転籍」と書けば、一般的な受け止めはいかほどなものかと。

と言うか、この記事を書いた記者のホンネ(またはこういう記事を書かせた上司のホンネ)が透けて見える気がします。
つまり「この麻酔医どもは、世間的に見れば十分高給をもらっているにも拘らず、もっと金が欲しいからと地域医療を見捨てて私利私欲に走った」と、読者に思わせたいわけですな。
ただそういう書き方一方だと反撃にあったときに返す言葉がないんで、一文「技術向上の要求が満たされない」という「不満出ていた」という、弱い表現の談話を加えてアリバイ作りをしている。

やや手口があからさまですが、新聞記事の作文技術のお手本ですね。
「事実」だけを伝えている筈なのに、これだけニュアンスを出せるんですから。

>No.21 惰眠さん の仰るとおり

つまり「この麻酔医どもは、世間的に見れば十分高給をもらっているにも拘らず、もっと金が欲しいからと地域医療を見捨てて私利私欲に走った」と、読者に思わせたいわけですな。

ということなのでしょう。
私は病院で医師と一緒に仕事をしていますが、医師の専門性や働きを見ていると報酬が高いとは思いません。また、余り世間の方はご存じないかも知れませんが、医師になるための学費がどれだけかかっているか。こういうことをいうと反発を受ける恐れがありますが、医療系の教育は書籍一つにしても、とってもお金がかかるものです。

30歳代で年収が1千万を超える、マスコミ(特にTV局)や大手銀行の行員はどうなのでしょう。彼らが更なる報酬アップのために転職したところでニュースにもならないですよね。それだけ世間に影響力があるとことで、妬み・嫉みの対象となるのでしょうか。

以前に、み○ほ銀行の支店長と何度が話をしたことがあります。酒席でですが、「うちの銀行は他の銀行や他の業種から給与がよく高いっていれます。確かに30過ぎで1千万超えるのもいますからね。でも、その分いい大学出ているのが多いから当然なんですよ。」と話していました。社会に貢献しているからとか利益を出しているからではなく、優秀な大学を出ている人が多いから高いんだそうです。そういった業種との比較もしてほしいものです。(少し主旨と離れたコメントになりましたが・・)

マスコミの人も銀行の人も、医師ほどの特殊技能保持者じゃありませんし、その職種に従事している人数から考えても職の性質からしても「何か・誰かを見捨てる」って感じにはならないですから・・・

なお余談ですが、テレビの現場仕事をやっている友人に拠ると給料は「時給換算すればファーストフードのバイト以下」だそうです。
拘束時間が極端に長く、休出しても代休が取れないので時間外賃金の比率が非常に高いとのこと。
配置転換で現場から事務方に異動した従業員の中には、税引き後の月給の額がヒトケタ万円に限りなく近くなった例なんかもあると聞きました。その人、年末調整で戻ってくるまではタケノコ生活だったそうです。

余談にだけ反応しますが、テレビの仕事とファーストフードの仕事を比べると、後者のほうは立派な実業であっても前者は明らかに虚業(笑)ですから、私としてはテレビ屋のタケノコ生活など全然同情に値しないですね(笑)。

>KKさん

この記事においてここを無視して年収を語ることについての意義がわからないので、

この記事では、医師の給与の背景が書かれていないので、読み手としてはその部分を無視せざるを得ません。背景を知らない状態では、絶対額にしか注目しないと思いますので、敢えて書き込ませて頂きました。


>惰眠さん

と言うか、この記事を書いた記者のホンネ(またはこういう記事を書かせた上司のホンネ)が透けて見える気がします。

マスコミの意見なのか、がんセンターの記者会見でこの話が出たのかで話が大きく違って来ますよね。後者の場合、記者としては伝えなければならないし、前者であれば伝えるべきではないと思います。


>事務方の星さん

30歳代で年収が1千万を超える、マスコミ(特にTV局)や大手銀行の行員

平均年収がしばしば報告されますが、平均値だけでなく中央値も併記してほしいなと思います。

>>No.24は>>No.23.惰眠さんへのコメントです、すいません付け忘れました。

もうひとつ書き忘れましたが、テレビの現場仕事が虚業であるというのは日本のテレビ局に限定して述べております。いわゆるジャーナリズム無き第4権力についての特異的評価(笑)です。

>No.24 ぼつでおk(医)さん
ご感想としては分かりますし、私も『業』としてのマスコミに対しては批判的スタンスでいることが多いのですが、特に何かの問題を起こしたわけでもない個々人を嘲弄するようなコメントには同意いたしかねます。

>No.25 しまさん

マスコミの意見なのか、がんセンターの記者会見でこの話が出たのかで話が大きく違って来ますよね。後者の場合、記者としては伝えなければならないし、前者であれば伝えるべきではないと思います

私は前者だと思っています。
情報としては、会見や取材の過程で記者が知ることになったことがらなのかもしれませんが、それを記事ような文脈の中で記事のような書き方をしたことには、記者の「作為」が働いていると感じます。
仮に中央病院がオフィシャルに述べたのだとしても、「辞められて困った側」の言い分を基調にした、このような書き方をする必然性は乏しいと思います。
まぁ、同じような労働条件ならばせめて対価くらいは潤沢なほうに流れるだろうな、という読み方も可能だとは思いますけども。

>>No.27 惰眠さん
>特に何かの問題を起こしたわけでもない個々人を嘲弄するようなコメントには同意いたしかねます。

そうですね。職業に貴賎はありませんし生活のために身体を張って働くのは誰しも同じことですから、先の不規則発言は撤回してお詫び致します。
お友達がいいお仕事を積み重ねなさってテレビ業界をリードする業界人になられることを願っております。

3月号のJAMA(臨床系の世界的に有名な医学雑誌です)に、
Potential Penalties for Health Care Professionals Who Refuse to
Work During a Pandemicという論文がのっていました。
SARSとかの感染症が猛威をふるった時に、自分の命や自分の家族の命(当然家族にも危険が及びます)を省みずに、病院で働き続けることを医療関係者にどこまで強制できるか といった話です。

今の日本の現状(患者サイドや一般の人の医療関係者に対する態度、訴訟の嵐)では、悪いけど、自分や家族の命を危険にさらしてまで、そのような状況で、人々につくす気にならないかもしれないです。

年に800万の給料が高いですか?公共の病院に勤務している医師は、まさに、そういう時に活躍する医師です。都合に応じて店じまいができる病院とは違います。本当に困った時に助けを求める病院の医師が医師の中で最も低い報酬レベルになっている日本の現状は間違っていると思います。

診療報酬も開業医に有利にできています。医師会が開業医でできているのでしょうがないですが。勤務医は忙しく疲弊しているので、労働組合を作り活動をする時間的余裕がないのも、悪循環となっています。

以前話題になっていた大阪府の公務員給料の平均が700−800万ということと比べても、麻酔科医の報酬が800万というのは残念です。公務員は退職金がたんまりありますが、医師の退職金はないようなものです(勤務医であれば理由はご存知と思います)。

麻酔科医は「命を預かっているプロフェッショナル」という意識の高い人が多いです。プロ野球のフリーエージェントと同じように、フリーで活動するのも可能な職種です。800万はフリーの麻酔科医が月曜から金曜まで普通に働けば(緊急、夜間はなし)、3,4ヶ月で楽に稼げると思います。

色々書きましたが、まだがんセンターに残っている麻酔科医がいるのが不思議なくらいです。プロ野球選手が球団を変わるのと同じように、自分の技術を必要とし、適切に評価してくれる病院に変わるのは当然ではないでしょうか。

医療関係者の皆様の御意見、そうでない皆様の御意見、いずれも大変参考になっております。ありがとうございます。

ただ、医師の待遇が数字としての給与の議論に流れがちになることには、やはり違和感を禁じざるを得ません。

特に医療従事者でない方々のコメントを拝見すると、医療現場がどんなことをしているか想像が難しい人達は数字で判断せざるを得ないんだろうな、と強く感じます。

しかし、最近まで総合病院勤務医をしていた私には Campusさんの
>「やりがい」「理想」「自己向上」「プロとしてのプライド」 そういうものを、特に条件の悪いところで働く勤務医は、心の支えとしているのだと思います。(No.17)
>「麻酔科医は「命を預かっているプロフェッショナル」という意識の高い人が多いです。」(No.29)
というコメントに強く共感を覚えます。

プロフェッショナルとしての仕事への評価が一番のエネルギーになるのです。ちやほやして欲しいのではありません、「ヒトの役に立っている」という実感が得たいのです。
それが我が国の医療システム・社会のシステム、社会風潮全体に感じられない。
だから崩壊しているのです、医療者のこころが。単なる医療システムの破綻という問題ではない。

書いていてイライラしてきます。こんなことは、本来プロフェッショナルの側から訴えることではないのではないですか?!

人々を、社会をサポートできる特殊な技能を努力して身につけ、それを社会に還元することを喜びとするプロフェッショナルに対して、
社会が尊敬を持ってその仕事をサポートする・社会資本としてのプロフェッショナルを養成しその技量を伝えていくためのシステムを社会への貢献の対価として経済的にバックアップする。

成熟した社会ならば、そのような相互に利益があるようなシステムがあってしかるべきでしょう。今の我が国の医療制度は、プロフェッショナルのプライドにおんぶに抱っこしているどころかそれにつけこんで搾取するシステムでしかありません。
それをいよいよ自分たちが困る状況になってから「声を上げてこなかった医師達も悪い」とは・・・・
子供が非行に走った時に「ちゃんと教育しなかった学校が悪い」と言っているモンスターペアレントとまさしく同じではないですか!

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昨日、ジャイアンツの上原浩治投手がシーズンオフ後に大リーグ入りを目指すことを表明しました。
清武球団代表のコメントを読んで、なんだか上原選手の気持ちがとても良く分かるような気がしました。

>一方、エースの流出に危機感を募らせる巨人は慰留する意向。清武球団代表は「(FA権取得まで)10年間よく我慢したと思う。敬意を表したい」と話したうえで「日本の野球界を守るため、巨人に残ってくれと彼に話をしたい。全力で引き留める」と話した。

「日本の野球界を守るため」?
元代表の守銭奴(ナベ○ネとか言いましたっけ?)に球団経営のため好き放題な人事をされ(営利企業ですから当たり前ですが、それにしても露骨でしょう)、「選手は球団の商品だ」とばかりの待遇を受けてスポーツマンとしてのプライドを無視されてきた球団代表の口からそんなことがよく言えたもんです。

上原選手の場合は、「札束で頬を叩かれている」感じかも知れませんが、プロフェッショナルのプライドを守ってくれなかった球団から、正式な権利を手にして淡々と出ていく、という姿が(思い入れ過ぎかも知れませんが)見えてきます。
その姿は、それこそ国立循環器センターを去ったICU専属医たちの姿に重なってしまいます。

FA導入後に有力選手が海外に流出し、それを止められない日本のプロ野球の姿は、正に今の日本の医療の姿です。
FAというシステムが悪いのではありません。・・・・

No.30 PCFM♂さん
「声を上げてこなかった医師達も悪い」とは・・・・

専門馬鹿に仕向けられていた面があるとはいえ、少なくとも戦ってはこなかった。この点は10年ドロッポさんが正しいとおもいます。少なくとも金銭闘争でもやっておれば今日の惨状は免れえたかもしません。タラレバですけど。

>No.21 惰眠さん
>「この麻酔医どもは、世間的に見れば十分高給をもらっているにも拘らず、もっと金が欲しいからと地域医療を見捨てて私利私欲に走った」
仮にそうだとしても、それの何が悪いんでしょうかねw?
No.29 Campusさん、
基本的には激しく同意なのですが、
>診療報酬も開業医に有利にできています。
ここはちょっと引っ掛かりますねw。開業医が恵まれているのではなく、勤務医がオワットルだけです。
No.30 PCFM♂さん
>「声を上げてこなかった医師達も悪い」とは・・・・
私は最近、正直言って、マス○ミやモンスターペイシェントや官僚や政治屋ドモよりまだがんセンターに残っている麻酔科医のような醜い奴隷医どもの方にイラつきつつあります。前者は「敵」ですが後者は…無能な味方は敵より始末が悪いとはよく言ったものです。

>No.31 うらぶれ内科さん
>No.32 10年前にドロッポしました。さん

私のスタンスについて誤解されているようなので念のため。

私もドロッポ医ですので、No.32 10年前にドロッポしました。さんのコメント
>>診療報酬も開業医に有利にできています。
>ここはちょっと引っ掛かりますねw

>醜い奴隷医どもの方にイラつきつつあります。

この辺の見解は全面同意ですよ。

ただ、
>>No.21 惰眠さん
>「この麻酔医どもは、世間的に見れば十分高給をもらっているにも拘らず、もっと金が欲しいからと地域医療を見捨てて私利私欲に走った」
仮にそうだとしても、それの何が悪いんでしょうかねw?

惰眠様は、報道が一般人にはこう伝わるだろうな、と指摘されているだけで、御本人がそう思っているわけじゃないですよね。
この反応には、10年前にドロッポしました。さん が奴隷医と逆のベクトルに振り切れすぎているように感じます。

今の世間の見方では、10年前にドロッポしました。さん のような意見をまともにぶつけても、それこそマスコミ・行政の思う壺にしか世論は動かないでしょう。

奴隷医たちの「現状を精一杯頑張る」アプローチも、10年前にドロッポしました。さん、うらぶれ内科さんたちの「医師も商売(この表現に別に悪意はありません、念のため。この側面が無いと続けられませんから。)、賃金闘争だ」アプローチも、この医療崩壊に対しては有効なカウンターパンチにはならないということでは同じでしょう。

その先の議論をしてほしいな、と思うのです。
「医療崩壊が規定路線であることは分かった、医師の取ってきた態度も、社会保障削減方針の政治方針も、皆保険に甘えて世界最高レベルの保健衛生環境を作ってきたシステムを自ら破壊している国民も、みんなアホなのはよく分かった。
じゃぁ、崩壊した後にどんな世界を作りたい?そのためには今どうすべきか?」ということを議論しませんか?

青臭いといわれそうですがね。

もちろん、システムはどうなっても良いから、自分が生き残る方法はどっちかを模索する、というのもありですけどね。

No.33 PCFM♂さん、
>惰眠様は、報道が一般人にはこう伝わるだろうな、と指摘されているだけで、御本人がそう思っているわけじゃないですよね。

すいません書き方が悪くて。私もそのように思っております。惰眠さんのコメントをお借りして、「マス○ミに愚○ドモ!それの何が悪い!?」と言いたかっただけです。

>今の世間の見方では、10年前にドロッポしました。さん のような意見をまともにぶつけても、それこそマスコミ・行政の思う壺にしか世論は動かないでしょう。

別にそれでカマワンのでは?某掲示板某コテハン様の受け売りで恐縮なのですが、一般大衆の機嫌を取る必要なんて微塵もありません。むしろ刺激して怒らせるぐらいがちょうどいいのです。そのほうが医療崩壊が進んで、早く片が着いて望むところではないでしょうか。
あと、非常に感銘を受けたコピペを貼っておきます↓

ずれまくってるな…お前らこの期に及んで、まだいい医者でいたいのか?
患者との信頼関係など、もう元には戻らないし
それがあったかどうかも今となっては疑わしい
まぁ、その話はいい…悪役で結構じゃないか…本当に黒く染まれよ

そして金を掴め!年収3000万、4000万…もっと釣り上げろ
本来、医師免許にはそれだけの価値がある
赤ひげ、医は仁術…そんな幻想に騙されるな
人生を大きく変えことができるのは金だけ…それが真実だ

愚民どもは本当は俺たちが怖いのだ、命を握られているのだから…当然だ
署名集め、的外れな批判…所詮、口だけ…実効力のあることを何もできはしない
辞めるという医師を強制的に引き止めることも出来ないし、代わりの医師を連れてくることも出来ない
目を覚ませ!医師は圧倒的な強者なのだ

わざわざ国が医療崩壊させてくれてるんだ
医局の強制力も崩れた…自由に動いていいんだぜ?
今は医師不足、超高齢化社会…団塊世代が老人になっていくこの20年は空前の売り手市場
…いわば医師限定バブル!

愚民どもの下らない煽りに真剣にレスする必要はない
待遇の悪い職場からは黙って去れ
我々は勝てる集団だ
個々が貴重な医師免許を持てるだけの優れた力を持っているのだから

>じゃぁ、崩壊した後にどんな世界を作りたい?そのためには今どうすべきか?

この国の医療にとって最悪の未来だけは避ける、これにつきると思います。最悪の未来とは、アメリカのような、まともな医療を受けるためには家を売る世界、ではありません。家を売ってもまともな医療が受けられない世界。先進国ではおそらく例がない地獄です。私の考えではこのままではそうなります。伝承が絶え、それだけの技術をもった医師がいなくなるからです。技術の遺伝子「ミーム」はホンモノと違って一人でも残れば再生は不可能ではありませんが伝承者は多いにこしたことはありませんが、産科はおそらく手遅れでしょう…。
「逃散」。これしかありません。皮肉な事に「醜い奴隷」程逃げる義務があります。「ミーム」の温存のため、それと、一刻も早く現在の医療を崩壊させ、再生を開始し、伝承を可能とする環境を整えるためです。すなわち、醜い奴隷どもは二重の意味で裏切り者なのです。
麻酔科はおそらく大丈夫です。勇気ある先達が、既に環境を整えましたから激務でも後継者はいるでしょう。他科にも是非、続いてほしいと思います。

>10年前にドロッポしました。さん

コメントNo.34
>>じゃぁ、崩壊した後にどんな世界を作りたい?そのためには今どう
>すべきか?

>この国の医療にとって最悪の未来だけは避ける、これにつきると思
>います。最悪の未来とは、アメリカのような、まともな医療を受けるた
>めには家を売る世界、ではありません。家を売ってもまともな医療が
>受けられない世界。先進国ではおそらく例がない地獄です。私の考
>えではこのままではそうなります。伝承が絶え、それだけの技術をも
>った医師がいなくなるからです。

今すぐ医療崩壊が進みきってしまったら、残された荒野には自然に新しい伝承を紡ぎ直し出せる環境が生えてくると思いますか?
崩壊、といっても、わが国の医療システムそのものが文字どおりチャラになるわけではないでしょ?その時その時で我々が動く医療システムがあるはずでしょう。そのなかで伝承システムが構築されなければあなたのもくろみは絵に描いた餅なのでは?

その時にこそ、医師が全体として新しい環境作りに関われなければ、この国のハイエナたちは本当に医療現場を市場化してしまいますよ。
経済至上主義者にとっては、わが国の医療技術伝承が途絶えようが、国民の健康が損なわれようがそんなことは問題ではないでしょう。

その新しいシステム作りに医師がどこまで関われるか、という事が問題なんであって。
小泉某のように「とにかく既存システムの破壊だ!」で後がうまくいくわけ無いと思いますが?

No.35 PCFM♂さん
苛立ちはよく分かるんですけどね。私ははるかに冷めてます。

>この国のハイエナたちは本当に医療現場を市場化してしまいますよ。

残念ながら、これが国民の選択だったわけです。ハイエナに食い荒らされるのは、被医療側であるにもかかわらず。

崩壊後の世界に医師はどうかかわるか?医師はそんなに困ることはありません。ハイエナの一員になればいいだけです。なりきれない医師は生き残れないでしょうね。

>No.36 うらぶれ内科さん

う〜ん、噛み合いませんね。最後に一言。

私は、うらぶれ内科さんや10年前にドロッポしましたさんとは、状況認識も状況(政治や国民など)へのある種の諦観も共通しているんですよ。お二人の言われることには一つ一つ禿同です。

ただ、違うのは、

>残念ながら、これが国民の選択だったわけです。ハイエナに食い荒らされるのは、被医療側であるにもかかわらず。
>医師はそんなに困ることはありません。ハイエナの一員になればいいだけです。

私は、医師も国民の1人であり、ハイエナの餌として狙われる側になると確信していることです。
けしてハイエナ=経済界そしてそれと癒着している行政
と同じ立場に立てる事はないと思っています。ハイエナに良いように利用されて最後に食われる、といったところがせいぜいかと。
私はそうなりたくない、というだけです。

>私は、医師も国民の1人であり、ハイエナの餌として狙われる側になると確信していることです。

決定的な違いは,ある程度まで自分で身内には医療が施せるし,できなければ友人や先輩後輩などにお願いすることができる点です.

日本の医療現場は、やっとまともになりつつあるなあと見ています。
研修医がお金を貰いながら研修をすること、医局に縛られないこと、よりよい就労環境を自ら求めること、当然じゃないですか。
自分の専門外に手を出さず、自分の能力をわきまえ、救急を断ることも当然です。なのに、今まで、当然のことを自らの力で「先見の目をもって」変えることができなかった。

事故、事件、訴訟問題が起こって、外から無理やり変えさせられた形になりました。当然のことが行なわれるまでに多数の人身御供が必要だった。

システムに矛盾が多いことは明白なのですが、その矛盾の裏には利権がからみます。そして、矛盾のある利権を主張する人の声のほうが大きい。すぐ「弱者」を盾にいいわけをするし。大多数の利益になる変革を、ほんの一握りの少数派の弱者を例に出して、変革を訴えるものを慈悲心のない自分勝手なやつ扱いにします。でも、実は、超強者の利益、名誉、権利を守るためなのですが。

それと、システムが変わると、多かれ少なかれ、みんなに痛みが走る可能性があります。なーなーで楽をしている部分を、ぴしっとされると困るかもしれない(私も実は困ります)。マンパワーが増える前にシステムが変わると仕事量は増えそうです。DPCは1つの例かもしれません。でも、ほっといても痛みの強い今はシステムが変わる良いチャンスだと私はみています。

PCFM♂さん、医師も国民の一人ですよね。ハイエナの餌として狙われる側でありますが、多分総合病院の戦力は、今やモンスターペアレントと同じ世代になってきています。
簡単には食われませんよ。
がんセンターに数人残って彼等が困ることが分かっていても、「わるいけど、やってられんわ」 と言って出て行くことができる。良くも悪くもそういう世代です。ハイエナも餌の一部のくせに自覚していないマス○ミも、情に訴えて責める作戦は、今までのように効かないと思ったほうがいい。

医療システムに興味を持ち、更に、その興味を追求できる時間的余裕のある医師は少ないと思いますが、たまたま、それができる立場にある場合は、自覚を持って行動をするべきだ思います。
自分の場合は、自分の周りの小さいところから始めています。PCFM♂さんも同志ですね(勝手に同志にしてしまってすみません)。。

No.35 PCFM♂さん 、
おそらく目指すところは同じだと思うのですが…、
>今すぐ医療崩壊が進みきってしまったら、残された荒野には自然に新しい伝承を紡ぎ直し出せる環境が生えてくると思いますか?

生えてくる、と思います。なぜなら、どんなに高額でも需要は必ずあるからです。すくなくともこのままずるずると有能な医師が磨り潰されていくのを座視するよりは再生の可能性は高いでしょう。

>そのなかで伝承システムが構築されなければあなたのもくろみは絵に描いた餅なのでは?

もくろんでる、とゆーか、「その方がマシ」と、意見表明してるだけです。で、この方法論は世論だの司法だの政治だのを変える、という絵空事と違い個々の医師が自覚するだけで今すぐにでも実現可能です。

>その新しいシステム作りに医師がどこまで関われるか、という事が問題なんであって。

待遇の悪い職場からは黙って去る。報酬を吊り上げる、というか正当な額を要求する。これで充分です。あとはハイエナどもがやってくれるでしょう。そう!上原選手を見習えばいいのです。まあ野球の場合は、医療と違って客は衛星中継で大リーグを見ればいいから日本野球の再生とかには繋がらないでしょうが(私は野球はまったく知らんのですが)。

No.39 Campusさん
>日本の医療現場は、やっとまともになりつつあるなあと見ています。
>ハイエナも餌の一部のくせに自覚していないマス○ミも、情に訴えて責める作戦は、今までのように効かないと思ったほうがいい。

同感です。胸のすくような思いです。「患者の為なら自己犠牲は当然」なんつー空証文同様の呪縛が解けた医師達はそう簡単には喰えませんよww。本来かなり狡猾な生き物なんだから。

>待遇の悪い職場からは黙って去る。報酬を吊り上げる、というか正当な額を要求する。これで充分です。

それと,まっとうな勤務時間しか働かないことでしょうね.
このくらいやればあからさまに医師が足らないのが解るようになるでしょう.QQ者は病院の前に数珠つなぎ.これまで助けられた患者さんも残念ながら助からなくなる.
こんな状況にはしたくないですが,国民の理解が頂けないようでは止むを得ないかもと思ってしまいます.昨今の惨状をみていると...

No.37で「最後に一言」と言った手前出てきにくいですが、お声をかけていただけるようなのでもう少ししゃべります。

代表してNo.40 10年前にドロッポしました。さんにお返事します。

>生えてくる、と思います。なぜなら、どんなに高額でも需要は必ずあるからです。
>待遇の悪い職場からは黙って去る。報酬を吊り上げる、というか正当な額を要求する。

このあたりのご発言は、国民皆保険制度の完全崩壊・私的医療保険の完全自由化が前提で話されてますよね?
今の制度のように政府が医療経営者の財布の紐を握って縛ってる状態では、我々にとって適正な報酬を病院経営者が得ようとしても難しいですよね。
今でも、経営者は大病院であれ地域のクリニックであれ、何とかしたいんだけど診療報酬が少なすぎてどうしようもできないわけですから。
奴隷医を啓蒙して行動を促すことは必要ですが、根本的なお金の問題はまずは医療経営者にとって健全でないといけないのではないでしょうか?
そういう経済的な側面は政治的な議論に入っていかないと介入できないと思うのです。確かに達成は困難かもしれませんが、声を上げとかないと。

10年前にドロッポしました。さんやNo.36 うらぶれ内科さん、 No.38 Level3さんたちのご発言は、その点についてあまりにもニヒリスティックで、逆にあまりにもoptimisticに感じられてならないのです。

いくら医師たちが現場から立ち去ってもその後に今の国民保健制度と似たようなものができてしまうのでは、同じような光景が待っているのでは、まぁ今よりはましかもしれませんが、、、、、どうでしょうかね?
それが私たちがめざすハードルの高さですか?

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