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行政翻弄、駕籠巡り右往左往 奈良の新名物、猿沢池1周できず(産経ニュース)

 ひっかかったのはこの記事の2ページ目の奈良県の対応なんですが

 市は「一つの話題づくりとして、観光客に奈良をアピールできていいのでは」(観光課)と歓迎ムード。対して県は「奈良公園内は多くの人で込みあうため、安全面から好ましくない」(ならの魅力創造課)とし、通行許可についても「現段階では保留せざるをえない」と難色を示す。

 (ならの魅力創造課)というネーミングはブラックジョークなのかなという疑問は横に置いておきまして、

 「安全面から好ましくない」と言っているわけですが、他方で

 県は「アイデア自体は非常に面白いが、奈良公園内にあることを考えると難しい。ただ、今後利用者の声が大きくなれば、検討もあり得る」としている。

 と言っています。

 揚げ足取り的に突っ込みますと

 安全に問題はあるが、利用者の声が大きくなれば安全を無視して認めることもありうる、と読めなくもないのではなかろうかと思わないでもないわけです。

 ここで横に置いたものをまた取り上げますと、仮にも「創造」という名前を付けているならば、もっと前向きかつ柔軟な発想がなきゃいけないんじゃないでしょうか。

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コメント(12)

なんでも横においてあると喰い付く習性(笑)だもんで、そこだけに行っちゃいますけど、奈良の魅力は歴史や伝統風土からおのずと生まれるもんであって、お役所がちょいちょいと「創造」するもんじゃなかろうて思っちゃいました(笑)。

>(ならの魅力創造課)というネーミングはブラックジョークなのかなという疑問

これメチャウケました。ひらがなの「なら」も含めて(爆)

>安全に問題はあるが、利用者の声が大きくなれば安全を無視して認めることもありうる、と読めなくもないのではなかろうかと思わないでもないわけです。

それはかなり穿っているのではないかと思うのですが(^^;
奈良公園に人が多いといっても、正月の明治神宮とか、平安神宮のように、人、人、人で歩くのが精一杯という状況ではないでしょうから、事故が起こらないようにするため警備の人を増やすとか、安全なルートを整備するとかすればいいわけです。現状はそうした措置がないので、人出が多い休日など観光客とのトラブルの危険がないわけではないということで、保留してるんじゃないかと思いますが。

許可する限りは、公園の管理者として、そうした事故防止措置を取る責任が生じます。(何せ、植込みで怪我しても訴えられる世の中ですから)

ただ、そうしたことが金を使わずにできるはずもなく、税金を使う限りは単なる思いつきでやっていては世間の批判を浴びるご時世ですから、一定の利用者ニーズがないと予算を突っ込めないということではないかと思います。

県側のそうした慎重さも取りようによっては、「もっと前向きかつ柔軟な発想がなきゃいけない」と批判されるんだなあと、ある意味感心してしまいました。

その点、市は特段の予算もかかりませんし、トラブルには何ら責任がない立場ですので、一見前向きな、裏を返せばお気楽なことをいってるだけのようにも受け取れましたが。

私もじじい様のご見解に近い立場です。

記事では公園管理者である奈良県が悪く書かれているように読み取れますし、読まれた方は概ねモトケン先生のご見解に近い意見を抱かれるのだろうと思います。
しかしながら、事故に限らず他の観光客や近隣住民との間で何か問題が発生した場合、袋だたきに遭うのは許可した行政です。決して、許可を求めて行政に具申したり行政を批判した立場の方たちではありません。
安全管理や周辺との調整を万全にするには、ヒト・モノ・カネが要りますが事前に予算が計上されていない事態に対して、担当課は無力です。
予算がないことを理由にしたら議会を巻き込んで苦情がくると思われます。「予算を決めるのは議会なのに担当課に苦情を言われても困ります。予算確保は議会(や財政担当者)に陳情して欲しいのですけれど」というのが本音の部分でないでしょうか。
予算をやりくりして許可したら、その分削られた予算が使われるはずだった関係の辺りから議会も巻き込んで苦情がくると思われます。「どうしろと仰いますの?」というのが本音ではないでしょうか。
許可するのも、許可しないのも、批判されるのが容易に想定できるのなら、行政が防衛的発想で守りに入るのは十分に理解できる心情かと思います。

行政が何か新しいことを行ったときに、結果が想定された状況と異なった場合に、その事を「見込み違い」とか「責任を果たせ」と激しく攻撃する風潮がある限りやむを得ない部分があるのだろうと思います。
新しいことを行うのは試行するのと同じなので、結果が想定された状況と異なってもある程度許容される風潮が、つまり行政が試行錯誤することがある程度は許容される風潮がないと難しいだろうなと思います。
この記事の見出しからして、「どうせ何やっても叩かれるならやらない方がまし」的な防衛的対処への意欲を駆り立てる方向に作用している気がします。(是非は別としての事です。)

そのような守りに入ることしかできない部署に「なんとか創造課」なんていう名前はつけないほうがいいんじゃないかな、と思ったりするわけです。

 かなり好意的に見れば「安全面での問題がないような運用方法を提案してきたら認めるかもしれないよ」と読めるかも。しかし、ならの魅力創造課という名前から想像すると規制する側の部署ではなく、管理部署と提案者の間に入ってうまく運用する方法を創造するのが仕事じゃないの?とか思うわけですが…

奈良県の公式HP内で当該の「ならの魅力創造課」様についての情報を探してみました。
外野の無責任な感想としては、設置者の意図する目的と外野が課の名称から感じる担当職務の内容に、ちょっとズレが生じるような課の名称の付け方ではないだろうかと感じました。
そのような訳で、No.1 ぼつでおk(医)様 と No.4 モトケン先生(投稿No順で失礼します。)のご見解に賛成票を投じさせて頂きたく存じます。

No.5 無印粗品様のお考えについては私も同様に感じます。とは申しながら、これまた外野の勝手な想像ですが行政組織の中において直接何等かの権限を持っている部署に比べて、何等かの調整を主任務として期待される部署の発言力は弱いのだろうなとも感じます。名と実が合致するような形で、組織内における周辺事情が整理されていれば問題ないのでしょうけれど。H19年12月時点の設置条例・設置規則に名称が無いところをみると、まだ歴史の浅い課のように感じますし。

>No.2 じじい 様の意見に同意です。

>「安全面から好ましくない」と言っているわけですが、

駕籠巡りについては面白いとは思うのですが、観光客でこみあった道で通せんぼ状態になるなどの状態が想定されますし、「そういう個々の問題をどうする」のかを考えるのは業者側であって行政ではないので。
ここはこの記事からはなんとも言えないところですが、業者側が「こういうことで安全を確保できる」という十分納得できる形で県を説得できなかった、ともとれるのかとも。

もし上のような対策がすっきり説明されなかったのであれば、保留という選択肢は「事なかれ主義」と批判するようなことでもないと感じますが。

 でも、何故奈良公園を管理しているセクションに聞かないんでしょう?
 自分に権限がなければ、誰も「やってもいい」とは言えないと思うんですが。

 自分で自分のエントリの腰を思いっきり折っちゃいますけど

 奈良に駕籠かきというのはマッチするのでしょうか?

>奈良に駕籠かきというのはマッチするのでしょうか?

やっぱり、牛車じゃないでしょうか(^^)

No.9 モトケン先生
爆笑してしまいました。
そのような違和感を私はずっと抱きながらこのレスを読んでいたものですから・・。
しかし、難しい話は横に置いといて、奈良の雰囲気は好きです。

>奈良に駕籠かきというのはマッチするのでしょうか?
 
 マッチしません。人力車も営業してますがマッチしているとは思えません。そもそも観光客が人力車に似合う格好をしていません。
 
 マッチしませんが駕籠はあってもいいと思います。楽しむ人がいて、それで生計が楽になる人がいればそれでいいのでは? 猿沢池の道路は人と車で一杯ですが、駕籠が渋滞を引き起こすとも思えません。横に広がってぞろぞろ歩く観光客の方が問題でしょう。

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