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【総連事件初公判(10)】捜査批判「検事は机を叩き、罵声『一生刑務所から出られないぞ』」(産経ニュース)

 緒方重威被告人側の冒頭陳述なんですが

 「(担当検事が)突如、机を平手で激しく何度もたたき、身を乗り出して拳固を握りしめ、『一生刑務所から出られないぞ。特捜の逮捕は起訴を意味する。甘えるな』などと罵声(ばせい)を浴びせ続けた」

 「検事は自らパソコンを操作して勝手に作成した供述調書の文案を示して署名を求めた。内容虚偽だったが、もはや抵抗できずに署名した」

 こういう主張は、それ自体としては珍しくないものなのですが、問題は被告人が広島高検検事長まで務めた弁護士であるということです。
 被告人の冒頭陳述どおりのやりとりがあったとしてもですが、
 
 大先輩に対して『一生刑務所から出られないぞ。特捜の逮捕は起訴を意味する。甘えるな』などと嘘っぱちの罵声を浴びせる特捜検事も特捜検事ですが、それによって元大検事(含む皮肉)の被告人が内容虚偽の自白調書に「抵抗できずに署名した」と言われてモナーと思うわけです。

 自白調書に署名したのならそれなりのもっと合理的な理由があったんじゃないのかな〜とも思うわけです。

 ともかく公判は始まりましたので、しばらく産経ニュースを注視ですね。

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コメント(11)

 漫画のような検察官がいるものですが、意図的な演出と思われます。金沢地方検察庁も電話で、私のことを「ひのもと さんですか?」とわざとらしく聴き直していました。ものすごく低姿勢でわざとらしかったです。

 一昔前と違っているとすれば、検察内部では、すでに226事件のような革命でも達成しているのかもしれません。
 「混濁の世に我立てば、義憤に燃えて血潮湧く」という気概の職員も少なくないのかもしれません。
 マスコミに報道されることなど先刻承知の上でしょう。

 孫のような後輩職員に脅されて認証官という大官歴任者がビビったと言われても、同じ公務員としてトホホとしか言えません。
 元大官検事で現弁護士なら「不利益事実の承認」という被疑者調書の証拠能力や判例は熟知しているでしょうから。

案外、肩書きが取れて、ただの人になっただけって感じもするが。

>No.3 YO!!さん

 なるほど、その視点が抜けてました。
 猿も木から落ちればタダのヒトとも言いますね。

私なんか、特捜の人って考えられないような取調べをするのだなと驚きました。
最近、冤罪関係の報道が続いてますから、そう思う人も多いのではと、思います。

ところで、これで、弁護側の主張が通れば、取調べの可視化が一気に進むなんて事はないでしょうかね。

仮に本当だとしたら自白は証拠にならんのでしょうが、それにしてもちょっと情けない気が。弁護人として被疑者に対して虚偽自白しないようにアドバイスする機会もあるでしょうに。

上手く言葉に出来ませんが、制度を熟知した人物が「署名に抵抗できない」って述べるのは明確な制度批判だと思うのですが。
これを認めてしまうと、「調書と署名」というものは今後全ての刑事裁判において、何の信憑性も持たない物となってしまうのではないでしょうか?

私個人としては「署名の重要性しらねーわけねーだろ、職歴的に考えて」と一蹴したくなるような話です。

自白調書に署名しとかないと保釈して貰えないからとか・・。
まさか、ですけどね。(^^;

むかーしむかし、ふとした縁で酒飲みながら雑談した捜査2課のキャリアの偉い人によると、むかしの刑事ドラマで目にした(というか、エントリーにある検事がしたとされるような)被疑者を威迫する取調べって、実は1課事件じゃまずやらないそうです。
被疑者も、ことと次第によっては自分の生命にも関わる供述をすることになるわけで、こういう調べをすると却って頑なになるとか。

逆に、そういう調べをやるのは2課だそうです。
特に功なり名を遂げた社会的地位の高い人物ほど傾向として威迫や名誉感情の毀損に弱く、かつ一気に完オチまで持っていけるのだとか。2課事件だと命まではとられないということもあるかも知れないですが。その代わり、法廷で緒方重威被告人がやったような「しっぺ返し」を受けることもままあるとの話でした。

ウソかホントかは知りませんけども、そんなことを聞いたことがあります。

えっへん!さらみのお父さんは北朝鮮工作員なのよ。

やってもいない殺人を自白してしまう人もいるわけで。高検検事長とはいっても、一線での捜査の経験はあまりなさそうだし、毎日、大声で怒鳴られたら、鬱状態になるかも。つまり、まっとうな精神状態ではないということも当然あり得るわけで。だから、検察庁は全面可視化に抵抗しているのがミエミエ。

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