エントリ

傍聴券求め1134人=「遺族が望む判決を」−長崎市長射殺判決公判

 これは時事通信配信のヤフーニュースの見出しです。
 判決主文はまもなく報道されると思いますが、私がこのニュースに反応したのは「遺族が望む判決を」という見出しについてです。

 この見出しは、刑事裁判は遺族の応報感情(報復感情)をみたすためにある、という認識が前提になっているように思われます。
 この裁判の情状の核心部分が遺族の感情とは別のところにあるにもかかわらずです。

 何も考えていない見出しだと思います。

| コメント(20) このエントリーを含むはてなブックマーク  (Top)

コメント(20)

確かに、遺族は被告に極刑を求める陳述をしたと報道されていますが、その遺族ではなく、いわゆる市民の一人の意見をもって「見出し」にするということに、マスコミの怖さを感じます。
取材した記者、この記事の掲載を認めたデスクら関係者は、殺人に対して日本人全てが報復感情が強く、極刑を望んでいる。だからそれを代弁してやっているんだという驕りようのようなものを感じます。

別スレの話題ではありませんが、裁判は「仇討ち」なのでしょうね、この見出しをつけた方々にとっては。

これは主としてYahooニュースの構成の問題であろうと感じます。
念のため、配信元の時事通信社のニュースサイトを確認したのですが、時事としては、この記事は雑感サイド原稿の位置づけで加盟各社に流している感じです。

つまり裁判本線の取材原稿は原稿としてあった上で「一方、傍聴に訪れた長崎市民は」という、いわば「添え物」にあたるのがこの記事だということです。

本来この記事は一本立ちできない、雰囲気だけを伝える原稿なのですが、yahooのニュースサイトの「紙面」の並びだと、これが一本立ちしてしまう。
時事の配信で紙面を作る、ペーパーベースの地方紙では、まず記事見出しには裁判本線の原稿を持ってきて、この記事のような原稿は小見出しでベタに近い扱いになるはずです。

尤も、実際に見出し引用されたのと同趣旨の発言をした傍聴者がいたのだとしても、この事件裁判の着眼点は「死刑にするか、しないか」ではないはずなので、この見出しを取った記者(おそらくライター本人ではなくデスクの人でしょう)の認識は、相当ずれていると思わずにはいられないのでありますが。

見出しって明らかに扇情的効果がありますね。電突の「煽り」認定は難しいけど、「見出し」が煽り効果を狙っているのは本来の存在意義から見ても当然ですけど(笑)。新聞社の「主観」がもっとも端的に現れるところでもあります。社説以上に(笑)。

言論の自由や政治的な問題が取り沙汰されるなら理解できますが、この事件で遺族の処罰感情を真っ先に挙げる感性は、一般人としても驚きです。
この見出しをつけた記者の感性に、一体何が起こっているのでしょうか。
やはり、光市事件や被害者参加制度、裁判員制度に対する、趣旨を取り違えた理解を想像せずにはいられません。

こうした現象は当面続くのではないでしょうか。

検察庁や日弁連は、愉快なキャラクター達の家族設定を考える時間と予算を、ネットを含めたマスコミへの啓蒙対策に費やすべきに思えます。

今までROMでしたが、初コメントです。

ご存じのように死刑判決がでましたが、ニュースのコメント欄等に「要人が殺されたから一人でも死刑なんだろ。一般人が一人殺されても死刑にしろよ。」といった要旨のコメントを多々見つけ、愕然としています。

「民主主義を根底から揺るがす犯行」という言葉(報道が判決文から引用したと思われる)の意味を、どう捉えているのでしょうか。

正直頭痛が痛いです。w

自己レス追加します。
>>No.4
>新聞社の「主観」がもっとも端的に現れるところでもあります。

「品格」も如実に現れていると思います(笑)。

記事の見出しだけを拝見して先ず「へ?」という感想でした。
この事件は、そもそも一個人に対する殺人事件ではなく、政治への冒涜も絡む殺人事件だという認識でしたので・・・。
様々な殺人の被害者遺族の処罰感情は理解できない訳ではありませんが、このケースの場合、普通とは(語弊があるかもしれませんが)大分性質の異なる判決なんではないでしょうか。

ちょっと関係ないかもしれませんが、乱暴に言わしてもらえば、何処かの国のように、大きな影の力(?)で、度々大統領やその候補者が暗殺されるようになっては困ると思います。(最近、ご婦人も謝罪してたような・・)

やはり見出しというのはインパクトがあります。「見出し」勝負の東スポなら、もう既に市民権(?)を得ているので何でもアリなんだと思いますが、まともにニュースを扱うところにはその影響を考えて欲しいものです。

武器を持つ権利を憲法修正2条によって保障(?)されているかの国では、頻繁に投票より銃弾が選挙の結果を決めることがありますね。
もちろん、わが国でも政治テロに倒れた政治家は大勢います。
逆説的な言い方かも知れませんが、テロの危険を感じながらも自分が正しいと思うことを堂々と主張する政治家にはある種の緊張感があって、すばらしい!と思うことがあります。浅沼さんもそうでした。ケネディ兄弟もキング牧師も(この方の、自分の暗殺を予感したような暗殺前夜の演説には恐ろしいほどの迫力がありました)。
(誤解のないように書き添えますが、テロを賛美しているのではありません。政治家の勇気を称えております)
もちろん、何事も無いのが一番なのですが、「事なかれ」主義に走る政治家や官僚、ジャーナリストが多いのは嘆かわしい、と思うことがあります。(中には、「やばい」ネタを追いかけていて亡くなった新聞記者さんもいらっしゃることを、彼らの名誉のために申し添えておきます)

No.10 通行人1さん

ちょうど最近、ヒラリー・クリントンが大統領候補指名選から撤退しない理由を問われ、ロバート・ケネディ候補が1968年6月に暗殺された事件を挙げてしまい、大ひんしゅくを買っていますね。

No.11 無印粗品さま

そうなんです。ロバートが撃たれたのが1968年6月5日の午前0時を少し回った頃。カリフォルニアの予備選挙に勝って、党大会の大統領候補指名をほぼ確実にしたときでした。
JFKの暗殺をかろうじて覚えている最後の世代の一人として、彼の暗殺事件は本当にショックでした。

ヒラリーもひどいけど、マケインもオバマ暗殺をネタにしたきわどいジョークを飛ばして顰蹙を買いましたね。
余談です。アメリカ大統領ははあきらめない人間がふさわしい!と言っているヒラリーですが、ジョンソンもニクソンも現ブッシュも、あきらめが悪くって泥沼にはまっているように思います(^^;

 判決要旨が報じられましたので紹介しました。
 判決内容についてコメントされる方はそちらにお願いします。

 「長崎市長射殺事件死刑判決要旨

今晩のニュースでは、ご遺族の長女がインタビューに応じていましたが、「遺族が望む判決が下りました」と明確におっしゃっていましたね。

今後、「遺族感情をくみ取った判決」が増えるのでしょうか。また、今回が、選挙中の現職市長だから、死刑になったのであって、一般の人が殺されても死刑にはならないのでしょうかね。素人には、基準がわかりかねます。

>何も考えていない見出しだと思います。

こちらのブログで私なりに刑事裁判というものを、大雑把に理解していることとして、

1・国家が犯した罪に対して適性に裁く。

2・国家が犯罪被害者(若しくは被害者遺族)に成り代わり
  適正に裁く。

の二通りに分けて考えたとき、当然、1の方だということで理解することができるようになったのですが、もし上記引用部のようにこの記事を書いた人が何も考えなかったのであれば、多少救える所はありますが(?やっぱり無いかな)、刑事裁判の本質を熟知している上で書いてあるとすれば、裁判員制度を来年に控えたこの時期に書くという、何というか、被害者遺族の気持ちをもっと量刑に反映させたい意図があり、確信的に敢えてその方向性へ持って行こうとするミスリードを引き起こそうとしているのか?という風に勘繰って考えてしまいました。短絡的に書いたとは思いますが・・・。
どちらにしても、マスコミの方には本質を外す事がないように、裁判員制度を見据えた記事を書いていただきたいです。

>No.15 自己レス
1・2共に、おかしな表現になってしまってます。

訂正後は
1・国家が、ある人物が犯した罪に対して適正に裁く。
2・国家が、ある人物が犯した罪を犯罪被害者(若しくは被害者遺族)に成り代わり、適正に裁く。


マスコミだって商売でやっている以上、読者に合わせた記事を書くのは当然。この記事がどうと言うものでも無いような気がします。

ただ、妹バラバラ事件の武藤被告を傍聴した記者が、遺族から妹に対する非難があって加害者には同情的であった、というような話をしていました。
遺族の報復感情がもし無かったら、罪を減刑するのか。。
社会は彼を受け入れられるのか。
結局感情を優先されても困るわけで、まず第一に社会の秩序を守ることを前提とし、その上で遺族の報復感情も汲み取ってほしい。

民主党の大統領候補選でオバマ候補勝利宣言。クリントン陣営は副大統領候補にヒラリーを選ぶように交渉中とのこと。

前回の発言の後では、ロバートの次はJFKか?と皮肉られるのは避けられないかも。

ヒラリー・クリントン副大統領だって?
彼女は次の事例のどれに続くのだろうか?

ハリー・トルーマン第34代副大統領
  → 1945年4月12日、F・D・ルーズベルト大統領病死により昇格

リンドン・ジョンソン第37代副大統領
  → 1963年11月22日、ケネディ大統領暗殺により昇格

スピーロ・アグニュー第39代副大統領
  → 1973年10月10日、過去の収賄罪で副大統領を辞任

ジェラルド・フォード第40代副大統領
  → 1974年8月9日、ニクソン大統領辞任により昇格

ジョージ・H・W・ブッシュ第43代副大統領 (父ブッシュ)
  → 副大統領を二期務め、1988年の大統領選に出馬して当選

No.19 法務業の末席さま

ワルノリさせていただきます。

第10代 タイラー大統領 在任:1841年4月4日 – 1845年3月4日
第9代ハリソン大統領の死亡により初の「昇格」大統領となる。
当時は憲法に「昇格」規定がなく、「代行」か「昇格」かで、もめた。ちなみにハリソンは在任1ヶ月(寒い日に、長い就任演説をしたのが原因で風邪を引き、肺炎で死亡)とアメリカ大統領在任最短記録ホルダー(ただし、就任式が日曜日なのを嫌って翌日に延ばした大統領がおり、そのために1日だけ代行したという人が一人います)
なお、1967年の憲法修正25条で大統領が免職・死亡・辞任した際は副大統領が大統領になる、と定められました。また、副大統領職が欠員になった際は、大統領の指名→両院の過半数の承認、で副大統領を決めることができるようになりました。(それまでは、副大統領が大統領になった場合、副大統領は空位だった) この規定が最初に適用されたのがアグニュー辞任の時のフォード(当時 下院議員)で、彼はニクソン辞任で大統領になったとき、下院の選挙に勝っただけで(大統領選挙を経ずに)大統領になった唯一の人、と話題になりました。それ以後、(副大統領候補としても)大統領選挙を経ずに大統領になった人はいません。

第13代フィルモア大統領 在任:1850年7月9日 – 1853年3月4日
第12代テイラー大統領の病死により「昇格」

第17代ジョンソン大統領 在任:1865年4月15日-1869年3月4日
ご存知第16代リンカーン大統領の暗殺による「昇格」

第21代アーサー大統領 在任:1881年9月20日 – 1885年3月4日
第20代ガーフィールド大統領の暗殺による「昇格」

第26代セオドア・ルーズベルト大統領 在任:1901年9月14日-1909年3月4日
第25代マッキンレー大統領の暗殺による「昇格」

第30代クーリッジ大統領 在任:1923年8月3日-1929年3月4日
第29代ハーディング大統領の病死による「昇格」

ご紹介いただいた3人を含め大統領の死亡・辞職で「昇格」した副大統領は全部で9人います。
なお、ハリソン(1840年選出 41年病死)・リンカーン(1860年選出64年再選 65年暗殺)・ガーフィールド(1880年選出 81年暗殺)・マッキンレー(1896年選出1900年再選 01年暗殺)・ハーディング(1920年選出 23年病死)・FDR(1932年選出1940年再々々選 45年病死)・JFK(1960年選出 63年暗殺)がいわゆる「末尾0の年の大統領選挙で勝ち、生きてホワイトハウスを出られなかった人」です。任期中に亡くなった8人のうち7人までが「0の年の大統領」だったので「0の呪い」なんていわれたこともあります。この「呪い」は1980年選出のレーガンで「とけた」ようです(^^; が、レーガンは銃撃で負傷していますし、現ブッシュ(2000年「選出?」)はテレビを見ながら食べていたお菓子をのどに詰めて窒息しかけています。

法律相談へ

ブログタイムズ

このエントリのコメント