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 ボツネタ経由の無罪判決です。
 http://kanz.jp/hanrei/detail.html?idx=3605
 裁判所に、過失犯全般に対する慎重姿勢が強くなっているのかも知れません。

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この件と,高知で上告棄却になった白バイ事故とは非常によく似ているように思われるのですが...

この前、免許更新の際に受けた講習で聞いた話を思い出しました。
そのときの説明に準拠すると、交通事故裁判においては当事者双方の「落ち度」を斟酌するようになっているとのこと。
紹介された判例で言えば当事者Aが20キロの速度超過をし、その上さらに前方視界を得るために必要な前照灯を点灯していなかった(そのため被告人車両の発見が遅れ事故を回避できなかった)ことを大きく捉えているように見えます。

つまり過失犯について慎重になっているというよりも「被告人に落ち度はあったが、当事者Aに落ち度がなければ事故にまでは至らなかった」そして「当事者Aの落ち度までも被告人が予見して運転する義務はない」として、当事者相互の行為の関係性を重視しているように感じられます。

よく似た状況ですが、大きな違いが一つあります。

こちらの札幌高裁事件では、前審(1審)の段階で被害車輌Aが80劼覗行と、20劼梁度超過を争うことなく認めています。そして札幌高裁は被害車輌Aが20劵ーバーで走行していたことが、被告人の過失に影響するか否かの点について審理した結果、1審判決を破棄して過失無しとして無罪を言い渡した。すなわち事故状況の事実認定そのものは争点となっていません。

ところが高知白バイ事件では、基礎段階(1審)から白バイの走行は法定速度超過は無いとする検察側と、速度超過していたとする被告側との主張が相違しています。被告側は1審2審とも白バイが法定速度を超える高速で走行していたことが事故原因と主張しましたが、反対車線から近付いてきた同僚白バイの目撃証言などにより、衝突した白バイの速度違反は無かったとの検察側の起訴事実を覆せませんでした。

2つの裁判を比較すると、この国道直進側の速度超過に対する事実認定が違います。

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