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 記事の見出しは「学風か防犯か」と言って、京大の学風と防犯を対比させていますが、もっと本質的に、権力と国民、自由と安全、暴力犯罪への対応というような根本的な問題を提起していると思います。

 〈京都大出身で母校の教授も務めた竹内洋・関西大教授(教育社会学)の話〉 昔の大学の門にはオーラのようなものがあって、部外者が立ち入ることはほとんどなかった。しかし、今はセールスマンも遠慮なく教授室に押しかける時代。警察を入れずに大学の安全と自治を両立させたいなら、学生ボランティアで防犯組織をつくるぐらいの覚悟が必要だ

 犯罪というコントロールされない暴力に対応するためのコントロールされた暴力として警察組織があるわけですが、警察を排除して、警察に匹敵する有効性を有する代替措置を講じるとすれば、それは必然的にある程度以上の暴力的能力を持たざるを得ないと思われます。
 そうしないと二次被害が生じます。

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コメント(7)

京大生は、現実から目を背けているなぁ、という感想を持ちます。
自由な校風がどうあれ、部外者の手による犯罪が増えているということは否応なしの現実。その対策について、あれもイヤ、これもイヤと言っているだけでは何も解決しないんでしょう。
また警察とは確執があるようですが、このような雰囲気があると、いざ犯罪が起こっても警察は捜査しにくいでしょうね。
このままでは京大キャンパス内がどんどん無法地帯になっていくと思われますが、学生側はどう考えているのでしょう。個人的には、一般人の立ち入りを制限する必要があるかと思います(自由な校風は一般人の立ち入りがなかったからこそ成り立っていたと思われますし)。

竹内教授の談話のような、自警団的組織はさすがに無理があるでしょう。その理由はモトケンさんのコメント通りだと思います。

思想信条の自由、学問の独立(国家権力の排除・・懐かしい)という言葉にとらわれすぎて、今の警察と昔の特高を混同しているように思われます。「(社会に対して)開かれた学校」という言葉を勘違いして「昼間は不審者も出入り自由」にしていたを小学校があったことを思い出しました。

bgさん

>このままでは京大キャンパス内がどんどん無法地帯になって>いくと思われます。

 論理の飛躍のしすぎです。私は京大構内によく行きますが、犯罪被害にあったことなど一度もありません。無法地帯になっていくと感じたことも一度もありません。99%の京大生がそう言うでしょうね。
 
 むしろ私は、警察に拒否反応を持たない大学生・大学より、拒否反応を持つ大学生・大学の方が健全だと思いますよ。

 京大構内を歩いている人が無法地帯になっていくと感じたり、犯罪被害に遭う人が珍しくなくなってしまったら、もう手遅れだと思います。
 犯罪発生件数が増えているのであれば、対策を講じないと増え続けると考えたほうがいいのではないでしょうか。

 ところで、

 むしろ私は、警察に拒否反応を持たない大学生・大学より、拒否反応を持つ大学生・大学の方が健全だと思いますよ。

 なぜ、拒否反応を持つ大学生・大学の方が健全だと思われるのでしょうか?

 拒否反応の内容にもよると思いますけど、大学の自治という観点からはそう思うのが当然とは思いますが、大学の自治が健全に機能しているかどうかも問題になると思いますよ。

>>モトケンさん

 記事に「事件が起きない限り、警察官の立ち入りも認めないのも京大の特徴」とあります。
 事件が起きたときに、現場検証などで警察の立ち入りを認めることはたぶん異論は出ないと思います。事件が起きる以前の、防犯のために警察を構内に入れることが必要かどうか、と言う点が論点です。
 
 防犯目的での警察の立ち入りを認めなくても、ある程度防犯対策はできるでしょう。ただし、なんらかのコストがかかりますが。ガードマンを雇うとか、学生有志による見回りとか。
 
>大学の自治が健全に機能しているかどうかも問題になると思いますよ。

 全くその通りで、今後どうなるかですね。たぶん、京大の校風からいって、防犯目的だとしても警察の立ち入りは学生(とある程度の教職員)が反対すると思います。
 考えすぎと言われるかもしれませんが、警察の立ち入りがあると、社会問題を考えるサークルの活動も心理的にしづらくなりそうです。なるべく大学・学生だけで防犯ができればいいなと思います。
 


 
 

>京大は創立以来、「自由の学風」を校是に掲げる。権力からの独立や自治を重んじる言葉だが、こうした学生の自主性を尊重する運営

防犯というものが「校是」と対比して考えることができるものなのか?どうも良く理解できません。

>本質的に、権力と国民、自由と安全、暴力犯罪への対応というような根本的な問題を提起していると思います。

モトケン先生の本文書きの方が、解ります。

大学生ともなれば、親から独立し学業に励めば宜しいかとは思いますが(仕送り等の援助はしますよ)、
親としては、なるべく安心して「自由の学風」に基づき、学業に専念できる環境で学んでほしいと思います。(まあ家の息子の場合、10年程先の話ですし、京大行けるほどにならないかもしれませんが、笑)
生徒自身も「明日はわが身かも・・」という状態になってしまっては手遅れでしょうし、本来の目的(学業)とはかけ離れた所で、色んな面で消耗してもどんなもんでしょうか。

警察の立ち入りがあると、社会問題を考えるサークルの活動も心理的にしづらくなりそうです。
このあたりの考え方は、記事中の「監視カメラを設置することに否定的」な部分と関連があるのでしょうか。 監視カメラがあると、同様にサークル活動しにくいとか。 監視カメラそのものがイヤなのか、警察が設置を求めているからイヤなのか…

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