エントリ

 「悪いことは聞きたくありません!
 novtan別館から

 なんのことを書いているのかよくわからないエントリなんだけど、ときどきたぶんアレのことなんだろうな、という(モトケンにとっては)思わせぶりなエントリが多くて、いつも面白く読ませてもらっているnovtan別館ですが、今回紹介したのはかなりわかりやすいです。

現代社会に足りないのは人智が及ばないことに対する諦めの気持ちなんだろうとずっと思っているわけなんだけど、それでもその及ばざるものを少しでも改善しようとしている人には恨みをぶつけるどころか感謝しなければならないことの方が多いと思うんだよね。(強調部分モトケン)

 主として自然科学分野においてとても楽観している人が多いと思うのですが、
 この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される、とか
 もっとすごいのは
 科学(通常は科学技術のことなんでしょうけど)の進歩によって、全人類は幸福になれる、とか

 真理や真実を追究する営みは尊いけど、自分は真実に到達していないという自覚、真実に到達することはできないという事実の直視は、司法の世界においても不可欠だと思います。


関連エントリ追記
 「死ぬこともある」と説明すべきか(NATROMの日記)

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コメント(12)

 世の中には知らない方が幸せということも多いかと。ときに真実は残酷な告知をしますから…。
 ♪どうせ騙すなら〜最後の最後まで騙して(以下略

「事実の直視」は「事実を受け入れる」と言い換えるのもよいですかね。
なんだか、仏教の教えの八正道っぽいような議論ですね。

初めて書きこみさせていただきます。

「この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される」

本当にそんな人が、自然科学分野に多いのでしょうか?

「モノで出来たこの世の事を調べるには、科学が最善の方法だ」
という主張の持ち主は多数いるので、それを見誤ったのでは?

>「この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される」

>本当にそんな人が、自然科学分野に多いのでしょうか?

いえいえ、そういう意味では無いと思いますよ。
自然科学分野に疎い人が「この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される」と誤解する、しかもそういう人は多数いるってことじゃないでしょうか?

医療なんかもそうなんじゃないかと思います。
子どもの頃、私は病気の原因と治療法がどんどん解明されて行き、医師は失業するんじゃないかと思ってましたもん。
6歳上の兄の主張もこれからは予防医学の時代だ、病気になってから治すんじゃなくてならないようにするんだって言ってましたし。

ところがこの世にたっくさんある病気のうち原因がはっきりしているものは少数で、さらにそのうちの少数が治療法まで判っているもの。
医学が進むと今まで知られていなかった病気が見つかって行く。
さらに感染症なんて怖いものじゃなくなると思っていたのが、耐性菌はでて来るは未知のウイルスは流行るはで感染症恐るべしになっちゃうし。

それでもテレビなんかでは最先端の治療法や再生医療なんかが紹介されるので、おおお!これで治るんだ〜って思っちゃうんですよね。
うちの母が小さな脳梗塞を起こしたので、リハビリがんばれっていうのにもっと簡単にすぱ〜っと治せないか、テレビで見たんだがって言うんですよね。
損なわれた神経細胞を再生医療でどうにかしろって。

大きな期待と厳しい現実。
医療が進んで医者があまるはずが、進むほどに仕事は増えて医師不足、医療費も不足。

どうしましょうね?

「この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される」

 というよりも、「この世の全ての現象を説明できるようにするのが科学の目的だ」という感じかなぁ。現在の科学だけで全ての事象を説明することは不可能ですが、分からないことを分からないままに放置せず、理解しようとすることが科学そのものだと思います。

「この世の全ての謎は、いずれ科学の進歩によって全て解明される(ことを目指すべきである)」
であれば賛成出来ます。私も楽観しているのでしょうね。

 ただ、新しく謎が解明されると更にその先が見えてくるので、いつの時代においても全ての謎が解明された状態にはならないのではないかと思います。また、既に分かったつもりでいた事が新しい現象によってひっくり返されて、じつは分かっていなかったということになる場合もあります。

 分かったつもりになってしまえばその先の進歩はありません。いわゆる科学万能主義と言われるているのは、“現代科学”万能主義である場合が多く、それでは偏狭な思想に凝り固まってしまいます。

 また、科学は万能になる可能性を秘めているとしても、それを使用するのが人間である限り、人間の限界ってものがあるように思います。「科学が万能なら世界中から戦争を無くしてみろ!」とか。あ、人間を科学の力で絶滅させれば戦争は無くなるのかな…

no human,no war

それじゃターミネーターですがな。

一言で言えば、科学は方法論なんですよ。自然界の全ての事象がその対象、還元主義と経験主義と懐疑主義がその基盤、人類全ての脳みそがそれを実装している場です。これを押さえさえすれば、所謂科学万能主義には陥りません。

研究できるのは有限の人類で、研究期間も有限なのですから、科学によって解き明かせるものは高々可算個でしかありません。

一方、メタな論議として、科学の有効性を科学的に証明することができるかというのがありますが、これはできるんです。科学とそれを応用した技術が世界中でこれだけ役立っているという事実から。

森羅万象を超弦理論ですべて説明してしまおうとしている現代物理学は明らかに科学万能主義を志向しております。思想として確かにこういうものがあるのは事実です。見果てぬ夢であるとは思いますが・・・

 医学なんかやっていると知識や技術の限界が通常作業のちょっと上にあったりして、すぐに人知が及ばない広大な分野があることを悟らされます。科学を極めた人であっても、その先が無限に続いていることを感じていると思いますよ。

 人知が及ばないことの方がこの世に多いのだと言うことを教えるのは教育でしょうか、マスコミでしょうか。

単なる不幸な人も、勝手に加害者を仕立てあげて、被害者となることで、強引に同情を引きつけようとしている事例が目に余る。

科学を嫌っているのは、客観的な評価を受けないといけない自称”被害者”に多いと思うのだけれど、どうだろうか?

自称”被害者”に仕立てられた他称”加害者”こそ、公的に声のあげられない本当の被害者だと思う。

昔、外来で人の落着きがない患者がやってきたが、自分を被害者のような立場に置くや否や、態度が傲慢になり、傍若無人。

この手の人たちにとっては、自分に有利なものだけが真実で、不利なものの存在は全く認めない。

先日行われた先端加速器科学技術シンポジウムに参加してきました。


ジュネーブ郊外のCERN(欧州合同原子核研究機構)で建設が進められてきたLHC(巨大加速器)の稼働を伝えるニュースが先月の紙面を賑わせたのはご存知の方も多いことと思います。そこで発生したブラックホールが地球を飲み込むという噂や運転停止を求める市民団体からの訴訟が起きたことなど,新聞一面に掲載されるだけの話題性を持っていたことは確かでしょう。


「なぜ物質には重さがあるのか」 社会的多数の関心からおよそかけ離れたこのような問題意識を物理学者は継続的に持ち続ける少数者だと思います。シンポジウム会場では,技術の医学への応用可能性が述べられることはあっても,「科学の進歩によって、全人類は幸福になれる」という意味に類する宗教的発言を聴くことはありませんでしたし,少なくとも私は,救世主を詐称する科学者を知りません。ですから,まず,物理学者が完成を目指す「宇宙の仕組みの説明書」への驚きがたいせつなのであって,おおげさな物言いが「すごい」のではない。それに「自分は真実に到達していないという自覚」を欠く研究は語義矛盾です。


CERNで採集された莫大な実験データは,日本を含む複数国が協同して分散処理する体制をCERNは敷いています。この制度理念と,史上最大の素粒子実験施設がスイスとフランスの国境をまたぐ地理的含意が,純度として,まさに学術上の彼岸に達するが故に,時間比例的に上昇する技術カーヴを道徳カーヴに関連づければ何かを語りうると人は思うのではないでしょうか。ここは標準理論の理解を促す手引きを期待する場ではないでしょう。しかし,そうではないにしても,科学者はもともと人智の及ぶことのない「自然」に向き合っているのであって,その姿勢を根本から冒涜視し,宇宙,理論への関心を低下させかねない言説を公にする事が道徳カーヴを押し上げる効用を持つ価値であるかのように語られる現況は黙視したくありません。


私は頻繁にここを訪れます。素人が法律を学ぶのに,これほど好適なサイトはないと思っています。出来ることなら批判などせず,ただ感謝を申し上げたい。ですから,毎回読ませていただいているお礼と,挺身を厭わぬモトケンさんへの敬意を内容とし,異なる意見を加えてCERN経由で書き込みます。ウェブサイトはCERNで生まれたからです。最後に,モトケンさんは光が脱出できないブラックホールとか見えない物質って一体何だろうって思いませんか?と見えない字で書き込みますので無視してください。いつもありがとうございます。

すべての謎を解明することを望む科学者はほとんどいません。すべての謎が解明されてしまったら、研究することがなくなって、科学者は失業してしまいます。自分の失業を望む訳ないじゃないですか。

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